幻影の讃美歌

ごさまる

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第一章

〜覚悟という呪縛〜

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「!?い、い、一体何なのっ?二頭のドラゴンは、どこに消えたわけっ!?ってあなたたち誰よ!?」

優が大声で問いただす、すると

「大声でうるさいぞ・・せっかくのワインが、まずくなる・・」

ダミアンが、珍しく叱責した。それを見ていたルシファーが

「ダミアン飲みすぎだぞ、フゥ・・仕方ない・・俺から説明しよう・・、優、よく聞け、見ての通りハデスと、ミーミルだ。二頭のドラゴンに間違いない。我々四柱は、三形態と言って姿を変えることが出来る・・今話せるのは、それだけだ・・。」

ルシファーのぶっきらぼうな説明に、

「って、納得しなきゃいけない訳でしょ!今話せるのは、それだけだって、何なのっ!次から次と、本当に頭がパニックだよ!もうっ」

それを見ていたダミアンは、一人大笑いである。

「♪ルシファーは、昔からそうだ、仕方ないのだ♪優諦めちゃいな♪アハッ♪それは、そうと、相変わらずドラゴンの姿からは想像できないのぉ♪ハデスにミーミル♪」

「ありがたきお言葉・・ルシファー様のおかげです♪」

ハデスとミーミルは静かにそう言うと、優しく微笑んだ。

「なんてイケメンなんでしょう・・爽やかで魅惑的な香りさえ漂うわぁ♪」

突然現れた、人の形をしたハデスとミーミルにみとれ優は一人現実逃避していると、

「・・貴様・・先程とは、随分態度が違うな?まったく呆れたヤツめ・・」

ルシファーの小言に思わずダミアンが食らいついた、

「♪アハッ♪ルシファー!?もしかして・・焼きもちやいてんのっ!?♪アハッ♪ルシファーってやっぱり楽しい~♪変なやつ~♪アハッ♪」

すると!ルシファーの背後から黒煙が舞い上がりメラメラと立ち込めると

「!いい加減にしろ!!いくらダミアンと言えども悪ふざけは、許さんぞ!!」

「♪♪は~い♪ごめんね!ルシファー、アハッ♪すぐ、怒るんだから♪だから楽しい♪」

「!!いい加減止めぬか!ダミアン!」******


小言の言い合いに、かれこれ二時間ばかり時が過ぎた頃・・一番冷静なミーミルが口を開いた。

「ダミアン様・・ルシファー様、そろそろ議題に入っては、いかがでしょうか・・?このままでは、ただの宴会となってしまいます・・。」


その通りである。ミーミル・・偉い。

「♪そじゃのっ♪ミーミルの言うとおり♪いい加減ルシファーも聞くのじゃっ♪アハッ♪」

ミーミルの言葉に、一同姿勢をあらため椅子に腰かけると、ダミアンがさっそく議題に入った。

「久しぶりに四柱に集まってもらったのは・・少々手荒くはなるが「悪」の狩り方についての提案だ。」

ダミアンがそこまで話すと

「?狩り方は今まで通りで、何か問題でもあるのか?」

ルシファーの問いかけにダミアンが答える。

「・・数が多すぎる・・。一匹づつ喰らっていると、最後の一匹の時には・・間に合わんかも知れん。仮に間に合わなかった場合、ルシファー・・!?その意味がわかるな!?・・」

ガラッガラガラ

そこまで話すとルシファーは、静かに席をたち、天をあおぐように顔を上げた。

すると・・

「・・その覚悟は出来ている・・。」









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