34 / 118
第一章
〜休日〜
しおりを挟む
「ただいま~♪」
玄関を開けて自宅に入る、「お帰りなさい!」ゆなが元気よく迎えてくれた。
「あらっ、先に帰っていたのね?早く部活終わったの?」
「うん!中間テストが控えてるからね!テスト期間中は、部活も休みだし♪ちょっと嬉しいかなっ」
「じゃあ♪明日から、部活休みだし早く帰って来るのね!早めに夕食の準備して母さん待ってるねっ」
「うん!了解♪」
なにげない一日が、こんなに幸せに感じるだろうかと優は一人思った。
一通り家の片付けや、夕食がすみリビングで二人くつろいでいた。
ふいに、ゆながたずねる。
「母さん、最近仕事はどう?皆と上手くいってる?」
「・・う~ん、まあまあかな?大人は皆・・難しくって・・!面倒くさいわねっ!」
「ふ~ん、そっか!体調だけは崩さないでね♪」
「大丈夫、大丈夫っ!体力だけは自信あるしっ!」
「そろそろ寝よっか?」
「そうだねっ!」
二人で寝室に向かい電気を消して就寝。
「あっ、ゆな・・明日の夕食の後・・母さん少し出掛けるから。心配しないでね!」
そう・・タイムリミットは夕食まで・・人間界が一時的に停止して、ゆなの記憶にも残らなくても、なんとなく言っておきたかったのだ。
「随分、遅い時間から出掛けるんだね、大丈夫?気をつけてよね、おやすみなさい」
「うん、大丈夫・・おやすみなさい、ゆな」
*** ~翌日~ ***
「おはよう♪朝ごはん食べよっ♪」
二人で朝ごはんを食べながら、普段通りの会話を楽しみ、ゆなを学校へ見送る。
「いってらっしゃい!気をつけてね!」
「いってきま~すっ」
ガチャン、玄関の扉をしめ、朝食の片付けを始めた。
すると目の前にルシファーがあらわれた。
「ち、ちょっと!な、なぜ出てきたの!?」
慌てる優をよそに、ルシファーが言った
「・・やはり寂しいか・・?」
「・・当たり前じゃないっ、寂しいに決まってるわ・・でも・・これからの戦いは、自分のために戦うの・・だって戦って勝たなきゃ、これから先、ゆなに胸はって頑張ってなんて言えないから・・」
カタンっと、食器をおくとキッチンにしゃがみこみ泣き始めた。
「わ、私がしっかりしなきゃ・・駄目なの!」
そう言うと・・肩を振るわせ泣きじゃくった。
「そう・・力むなよ・・皆がついている・・この俺様もな・・」
ルシファーが、そっと頭を撫でた。
「・・あ、ありがとう・・ルシファー」
優がそう言うと、ルシファーは優の中に消えていった。
「フゥ・・泣いてばかりじゃ「悪」に勝てないし!さっさと片付けて、久しぶりにナ@ト読むぞ♪」
***それから三時間後***
ガチャガチャガチャ!よしっ!完了!
ナ@ト♪ナ@トっと・・あった!6巻からだったなって、あれっ?ゆな・・友達に返してなかったんだ?
ん!・・なんかメモが書いてある。
なんだろう?
「母さんへ。 まだ読み終えてないみたいだから友達にしばらく借りました、ゆなより。」
「なんて優しい娘だ事♪ありがとう♪ゆな♪」
そう独り言すると、さっそくコーラとポテチをリビングのテーブルにセットすると、ソファーに寝そべり読み始めた。
***さらに三時間後***
「フゥ!やっと読み終えたああ♪何だかヤル気がみなぎるぅ!私って単純ね、てへへ。そろそろ夕食の準備しなきゃ!」
さっそく夕食の準備に取りかかった。
夕食のメニューは、
①カボチャの煮付け
②キャベツと豚肉の野菜炒め
③しめじと大根の卵とじお味噌汁
④白米
「うん!出来上がり」
キッチンの窓越しに、帰ってくるゆなの姿が見えた。
「お帰りなさ~い」
ガチャっと、玄関を開けて迎えた。
「ただいま♪」
お風呂と明日の準備を済ませて「頂きまーす」と共に今日一日の出来事で盛り上がった。
「そうだ、ゆな、ありがとね、ナ@ト!全部読み終えたよ♪」
「だって母さん読み終えてなかったから、友達に頼んだの!」
「ありがと♪ゆな♪また続き借りてきてね♪」
「ハイハイわかった」
****あっという間に夕食が終わり、ゆなもベッドに入った。
夕食の片付けも済ませ優は、ゆなの側へいくと頭を撫でながらこう言った、
「母さん、出掛けるから、ゆっくり休んでてね早く帰って来るから心配しないでね!」
「どうしたの?急に。大丈夫だよ!いって来てね」
そう言われると
「・・・・そろそろ時間だ・・」
ルシファーの声とともに気付けば召喚され、屋敷の大広間に移動していた・・。
涙があふれだし、しばらく動けなかったのだった。
玄関を開けて自宅に入る、「お帰りなさい!」ゆなが元気よく迎えてくれた。
「あらっ、先に帰っていたのね?早く部活終わったの?」
「うん!中間テストが控えてるからね!テスト期間中は、部活も休みだし♪ちょっと嬉しいかなっ」
「じゃあ♪明日から、部活休みだし早く帰って来るのね!早めに夕食の準備して母さん待ってるねっ」
「うん!了解♪」
なにげない一日が、こんなに幸せに感じるだろうかと優は一人思った。
一通り家の片付けや、夕食がすみリビングで二人くつろいでいた。
ふいに、ゆながたずねる。
「母さん、最近仕事はどう?皆と上手くいってる?」
「・・う~ん、まあまあかな?大人は皆・・難しくって・・!面倒くさいわねっ!」
「ふ~ん、そっか!体調だけは崩さないでね♪」
「大丈夫、大丈夫っ!体力だけは自信あるしっ!」
「そろそろ寝よっか?」
「そうだねっ!」
二人で寝室に向かい電気を消して就寝。
「あっ、ゆな・・明日の夕食の後・・母さん少し出掛けるから。心配しないでね!」
そう・・タイムリミットは夕食まで・・人間界が一時的に停止して、ゆなの記憶にも残らなくても、なんとなく言っておきたかったのだ。
「随分、遅い時間から出掛けるんだね、大丈夫?気をつけてよね、おやすみなさい」
「うん、大丈夫・・おやすみなさい、ゆな」
*** ~翌日~ ***
「おはよう♪朝ごはん食べよっ♪」
二人で朝ごはんを食べながら、普段通りの会話を楽しみ、ゆなを学校へ見送る。
「いってらっしゃい!気をつけてね!」
「いってきま~すっ」
ガチャン、玄関の扉をしめ、朝食の片付けを始めた。
すると目の前にルシファーがあらわれた。
「ち、ちょっと!な、なぜ出てきたの!?」
慌てる優をよそに、ルシファーが言った
「・・やはり寂しいか・・?」
「・・当たり前じゃないっ、寂しいに決まってるわ・・でも・・これからの戦いは、自分のために戦うの・・だって戦って勝たなきゃ、これから先、ゆなに胸はって頑張ってなんて言えないから・・」
カタンっと、食器をおくとキッチンにしゃがみこみ泣き始めた。
「わ、私がしっかりしなきゃ・・駄目なの!」
そう言うと・・肩を振るわせ泣きじゃくった。
「そう・・力むなよ・・皆がついている・・この俺様もな・・」
ルシファーが、そっと頭を撫でた。
「・・あ、ありがとう・・ルシファー」
優がそう言うと、ルシファーは優の中に消えていった。
「フゥ・・泣いてばかりじゃ「悪」に勝てないし!さっさと片付けて、久しぶりにナ@ト読むぞ♪」
***それから三時間後***
ガチャガチャガチャ!よしっ!完了!
ナ@ト♪ナ@トっと・・あった!6巻からだったなって、あれっ?ゆな・・友達に返してなかったんだ?
ん!・・なんかメモが書いてある。
なんだろう?
「母さんへ。 まだ読み終えてないみたいだから友達にしばらく借りました、ゆなより。」
「なんて優しい娘だ事♪ありがとう♪ゆな♪」
そう独り言すると、さっそくコーラとポテチをリビングのテーブルにセットすると、ソファーに寝そべり読み始めた。
***さらに三時間後***
「フゥ!やっと読み終えたああ♪何だかヤル気がみなぎるぅ!私って単純ね、てへへ。そろそろ夕食の準備しなきゃ!」
さっそく夕食の準備に取りかかった。
夕食のメニューは、
①カボチャの煮付け
②キャベツと豚肉の野菜炒め
③しめじと大根の卵とじお味噌汁
④白米
「うん!出来上がり」
キッチンの窓越しに、帰ってくるゆなの姿が見えた。
「お帰りなさ~い」
ガチャっと、玄関を開けて迎えた。
「ただいま♪」
お風呂と明日の準備を済ませて「頂きまーす」と共に今日一日の出来事で盛り上がった。
「そうだ、ゆな、ありがとね、ナ@ト!全部読み終えたよ♪」
「だって母さん読み終えてなかったから、友達に頼んだの!」
「ありがと♪ゆな♪また続き借りてきてね♪」
「ハイハイわかった」
****あっという間に夕食が終わり、ゆなもベッドに入った。
夕食の片付けも済ませ優は、ゆなの側へいくと頭を撫でながらこう言った、
「母さん、出掛けるから、ゆっくり休んでてね早く帰って来るから心配しないでね!」
「どうしたの?急に。大丈夫だよ!いって来てね」
そう言われると
「・・・・そろそろ時間だ・・」
ルシファーの声とともに気付けば召喚され、屋敷の大広間に移動していた・・。
涙があふれだし、しばらく動けなかったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる