幻影の讃美歌

ごさまる

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第四章

〜9つの魂を司るベリアル⑤〜

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「!!ウォオオオオオオオっ!!!っ!!!っ!!」

怒り狂った形相を高く持ち上げ、両拳を力強く握り、髪の毛は逆立ち、凄まじい雄叫びを上げ、メリメリ・・と音を立てセイラの姿が変わってゆく。

グゥグゥグゥググ・・メリメリメリ・・

身体中、漆黒の様に真っ黒な毛に覆われ、鋭い爪が生えた両手足。
長く伸びた尾は、怒りを表すかのごとく逆立ち、裂けた口には、刃物の様に鋭い牙。
目は血のように赤く、額には三日月模様が浮かんでいる。

その姿は、巨大なオオカミである。

「!!ウォオオオオォォ・・ガルルルルゥ・・一匹残らず出てこいよ・・?」

《・・・・・・・・》

あれ程激しく暴れ、ルシファーに次々と飛びかかり魔素を奪っていた謎の《相手》が、ルシファーへの攻撃を止め、音を消し去り動きを止めた。

ドサッっ!!!っ!!!

魔素を奪われ、横たわるルシファー。

「ハァハァハァハァ・・くそっ・・ち、力が入らぬ・・」

「ガルルルルゥ・・ルシファー様・・っ!!!」

セイラは直ぐ様、横たわるルシファーの元へ。

「♪・・くそっ!!!セイラの第二形態変化も暴走寸前・・それに加え・・ルシファーまで・・くそっ!!!
やむおえんっ!!!ハデスッ!!ミーミルッ!!!我々も、参戦するっ!!!
お~に続けっっ!!!!!!」

シュッバッ!!!!!

「ハッっ!!!ダミアン様っ!!!」

「了解ですっ!!!!!」

シュッバッ!!!

シュッバ!!!!!っ!!!

ダミアンとハデス、ミーミルは、共にルシファーの側へ飛び出すと、横たわるルシファーを囲み、守るように互いに背を向けた。

「ガルルルルゥ・・いつまでも隠れられると思うなよ・・?」

第二形態へと変体したセイラは、嗅覚・視覚・聴覚共に変体前とは比べ物にならない程、優れている。

!! グワシャッッ!!!!!!

セイラの鋭い爪が、真っ暗な空間を切り裂いた。

すると・・

《ケッッ!!!見つかったっ!!》

ドドドドドドドドっ!!!っ!!!っ!!!

中から物凄い数の小さな《何者》かが、勢いよく飛び出し口々にこう叫んだ。

《コイツッ!!ギリギリの魔素なクセに生意気な奴っ!!》

《へぇ~んだっ!!!どうせ後数分したら、完全に魔素切れだぜっ!!!》

《ふぅ~んだっ!!!我々を怒らせた罰だよっ!》

《先に、横たわっている生意気な奴の、目ん玉!!頂こうよっ!!!》

《ズルいっ!!!目玉は、私のっ!!!!!》

《オレも食いたいっ!!!勝手に決めんなよっ!!!》

《ならっ!!皆で、いっせいに噛ろうっっ!!!ケンカしたくないしね~っ!!!》

《なんなら、コイツら全員食べちゃおうよっ!!?》

《い~けど・・?黒猫に後で、ドヤされるよ?》

《平気だよっ!!知らんぷりしてればさっ!!!》

《バレない、バレないっ!!!》

《アハハっ!!!全滅したって言えばいいねっ!!》

《そっかっ!!!》

《それっ!!!いい考えっ!!!》

《全滅~っ!!!》

《全滅っ!!!全滅っ!!!》

《全滅っ!!!全滅っ!!!》

《全滅っ!!!たら~全滅っ!!!》
















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