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しおりを挟む「だめ、です。こんな……こと…」
涙をにじませて拒むラファエルに、にやにや笑った魔族は指を差し入れた。待ち構えていたそこが収縮して指を締めつけ、ラファエルはその快感にのけぞった。
「あ、ああ、だめ……っ、…ひどい……」
「何がひどいの?」
指を増やされ、敏感なところを擦られると、途端に腰からぞくぞくと震えてしまう。ラファエルは必死にそれに抗った。
「いけない、こと、です。あっ、や……赦され、ない、のに……」
「誰に赦されないって?」
浅ましく腰を振っていることを自覚しているラファエルは、神の名を口にできない。だが、そばで見ていたアシュタルトがついと顎に指をかけて目を合わせ、ひどく優しい声で嘲った。
「教会で祈りを捧げた神はお前を救ってくれたのか?」
意地悪な問いに顔をそらし、ラファエルは唇を噛みしめた。
そう、神が救ってくれないから、ラファエルは黒髪の魔族の手を取ってしまったのだ。後悔はいつもあるが、兄の回復だけが心の支えだ。
「どうでもいいじゃない。こんなに美しいのに、快楽を拒むのは無意味でしょ」
すっかり勃ちあがった先端に口づけられて、ラファエルはちいさな悲鳴を上げた。
「いやっ」
透明な雫がしたたりおち、ラファエルの腰が誘うように揺らめく。魔族はくすくす笑って、ぺろりとそれを舐めた。
まだ成熟しきっていない少年のそれはふるふると揺れて、たらりと蜜をこぼす。
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