いつまでもここにいて 改訂版

ゆまは なお

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「少しだけ待ってろ」
 リュカは碧馬を抱き上げ、背中に乗せるとすごい速さで走りだした。 
 碧馬は必死にしがみついた。何度も乗せてもらっているが、いつもリュカは碧馬が落ちないように気を使ってくれていたから、こんなふうに疾走するのは初めてだった。
 触れ合った体が熱くて心臓がドクドク鳴って、碧馬はもう何がどうなっているかわからない。振り落とされないように腕を回してしっかり抱きついているだけだ。
 今まで感じたことのない体の熱さ。でもただ単に熱を出したのとは違う、体の奥からのうずくようなむず痒さに碧馬は首を打ち振った。
「体が熱いよ、リュカ……」
「わかっている」
「俺、なんか、変だ……」
「大丈夫だ、どこも変じゃない」
「本当に?」
 リュカに触れた腕から細胞が崩れて溶けてしまいそうな感じがする。
「体、とけそう」
「家まで待ってくれ」
 呟きには苦しそうな返事があった。
 リュカの甘い香りに包まれて意識が朦朧とする。

 碧馬がはっと意識を取り戻した時にはベッドの上で全裸になって、リュカに体中を愛撫されていた。
 大きな手が荒々しく体をたどるのにものすごく興奮する。
 口付けられて、舌を舐めあうと気持ちがよくて目眩がした。
 乳首を舐められて、息が上がる。ぞくぞくと電流のような快感が背筋をかけあがり、そのままちゅうと吸いあげられて高い声が出た。
「あ、あっ…、やあっ。それ、いや……っ」
 体が融けそうな快感がさざ波のように次々にやって来て碧馬を翻弄する。完全に勃起した性器を包み込まれると思わず腰が揺れた。
 痛いくらいに勃ちあがったものを擦られて、初めて他人の手で与えられる快感に碧馬は翻弄される。
 リュカに両手を回して、必死にしがみついた。
 自分がどうなるのかわからない。
 経験のない体の熱さも快感の深さも未知の反応も怖かった。
 それなのに体は与えられる快楽を貪ろうとする。

 背中を撫でおろしたリュカの手が尾てい骨をたどってその奥にまで伸ばされた。そっと触れた指はなぜかぬるりとしている。
「よかった、ちゃんと濡れているな」
 そう言われて、自分のそこが濡れているのだと自覚した。
「え、なに、なんで?」
 驚いているうちに、するりと指が入って来た。
 奥まで探られて碧馬はいやいやと首を振る。
「嫌だ、なに、これ……」
「おかしなことじゃない。Ωはこうなる」
 戸惑う碧馬をなだめながら、リュカの指がさらに奥を暴こうとする。
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