6 / 7
第一章 至福の島と七つの欠片
第4話 ゴットフリーとBW
しおりを挟む
「こ、こんな馬鹿なことがあってたまるか!」
衛士隊たちが騒然と声をあげる中、ココはぽかんと、小山の上に立つ少年を見つめて続けていた。
ゴットフリーとの戦いで色を変えた黒剣といい、次々と異変が起こり続ける。
頭に浮かぶのは悪い予感だけだった。その時、
「……危ないっ! 逃げろっ」
誰かが叫んだ。
ジャンの足元で土の一角が崩れはじめていた。
真上にあった大岩がこちらに向かって落ちてくる!
だがココは、驚きと恐怖で足がすくんでしまった。
体が動かない。頭の中が真っ白になった。
――その瞬間の落下直前、誰かが強い力でココの腕を引き寄せた。
ほんの一拍、時間が揺り戻る。まるで時間そのものが、“数秒だけ巻き戻された”かのように。
そのわずかな隙に、ココを引き倒し、黒衣の男が岩の影へと倒れ込んだ。
次の瞬間、大岩が轟音とともに落下した。砂煙が上がり、衛士隊たちの悲鳴が響く。
「隊長が……潰された!」
しかし、ゴットフリーは岩の直撃を免れていた。
時間が“巻き戻った”一瞬のズレの間に、岩の外に転がり出ていたのだ。ただし意識は完全に途切れ、身体は糸の切れた人形のように動かなかった。
不吉な静寂だけが辺りに漂う。
「隊長!」
衛士隊たちが血相を変えてゴットフリーの傍に駆け寄り、倒れたままの上官を見て顔を青くした。
「これは拙い。こんなことがリリア様の耳に入ったら、大変なことになるぞ……」
最悪の事態。
――止める間もなく、隊長が大岩の下にいってしまった……なんて、そんな言い訳が、島主のリリア様に通用するはずがない。
それに、今、隊長が欠けてしまったら、ガルフ衛士隊は、どうなってしまうんだ?
一方、強く引っ張られた拍子に、地面に強く腕を打ちつけたココは、痛みに顔をゆがめながら身を起こした。
もしかしたら、腕が折れたかもしれない……。
だかココは、目前の大岩と、倒れたゴットフリーに目をやって腑に落ちぬ顔をした。
「まさか、私の腕を引いたのって……あいつ? 嘘っ、ゴットフリーが私を助けるわけなんかない」
その場に居合わせた者たちは、なすべき事が見つからず、大岩のまわりに立ち尽くしている。
その時、新たな異変が土くれの中から湧き上がった。山から落ちてきた大量の瓦礫が、急に地面を横へと移動し始めたのだ。
「な、何だ……っ」
瓦礫——そう見えた黒い集団。だが、それは、
「こ、これは鼠か! 何でこんなに沢山!」
黒い川のように、おびただしい野鼠が、地面から溢れ出してくる。
「うわあっ、こいつら、体に食いついてきやがる!」」
衛士隊たちの叫び声と野鼠の奇声が入り乱れ、辺りは騒然となった。
逃げようにも、体に張り付いてくる鼠の群れが邪魔になって、身動きがとれない。
「誰か助けてくれっ」
「痛っ……ああっ!!」
……その時、
風の向きが急速に海の方向に変わった。
どうしようもなく澱んでいた空気が、すっと清涼に澄み渡る。
周りを見渡す衛士隊を取り囲むように、突然の静寂が広がった。
遠くからかすかに響いてきた音色。
波の音が聞こえる……。
この場に居合わせた者は、一瞬、夢の中にいるように我を忘れた。
声であって声でない不思議な音が、海の方から流れてくるのだ。
小波のような、または美しい金管の音のような
歌が聞こえる……
どこまでも、広がっていく清涼な空間、一片の濁りもない世界。
心なしか、空気までが海の色に染まったように蒼く思えた。
そして、再び静寂が訪れた時、
「一体、何がどうなったんだ。さっぱり、わからない」
あのおびただしい数の野鼠は、潮が引くように姿を消していた。
* * *
「ずいぶん騒がしいですね……衛士隊長は気絶しているだけですよ」
「BW!」
そう声をあげた衛士隊たちの前に、すらりと背の高い男が立っていた。
切れ長の目で薄く笑う。風変わりな緑の髪がさらりとかかり、端正な顔立ちを更にひきたてている。
「やれやれ、無駄な事に労力を使うのは嫌なんですがね……」
苦々しげにそういうと、BWは山の上のジャンに目をやった。
「随分ハジけてましたが、あの子も疲れたみたいですね」
その言葉通り、ジャンは唐突にできあがった山の上で、力つきたように倒れていた。
BWは横たえたゴットフリーに目をやると、体をかがめて、足元に落ちていた黒い帽子を拾いあげた。
陽光が背負われたゴットフリーの髪を紅く染めていた。
そう、この男の髪は陽光にさらされると黒から紅に色を変える。
――なぜ、この紅を隠そうとするんですかね。みんな、知っている事じゃありませんか。どんなに悪あがきをしても、定められた運命は変えれない……。
軽く笑いながら、手にした帽子をゴットフリーの髪の上にそっとのせる。
BWは落ち着かない様子のタルクに向かって言った。
「あなたは、衛士隊長を抱えて、さっさとゴットパレスへ帰りなさい」
「でも……」
「後の始末は私に任せて行くんだ!」
もの静かな表情とは裏腹な強い口調。
タルクはその迫力に押され、そそくさとゴットフリーを抱え上げた。
「そういえば、スカーの姿が見えませんね。また、うまく逃げられましたか。まったく、これだけの人数がいながら情けのない話だ」
BWをタルクは苦々しく、睨めつける。
「ちっ、偉そうに……みんな、ゴッドパレスへ帰るぞ!」
どうも、この参謀野郎は苦手だ。
苦虫を噛み潰したような表情のタルクに率いられ、衛士隊たちは、ゴットフリーを抱えてその場を去っていった。
BWは小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら、その背を見送る。
「さてと……」
唖然と座り込むココの傍に片膝をつき、BWはそっと彼女の腕に触れた。
「怪我をしたようですが、大丈夫ですか」
「こんなに腫れてるのに、痛くないわけないじゃん……でも、なんでBWがここにいるのよ」
「……そこは色々とね。それよりも、後できちんと手当てをしないとね。でも、少しは痛むでしょうが、宿営地で好き勝手をしていた分の……まあ、身からでた錆ですよ」
ココはBWの言葉をぷいと無視して、眼前にできた山を見上げた。
「やっぱり、これって、信じらんない……」
そして、その頂上を指差して言った。
「BW、あの上の子、下ろせる?」
一瞬、顔をしかめると、BWはため息をついた。
「それは、数十倍も骨がおれる仕事です。まぁ、隊長がさっき見せた“力”と比べれば……大したことではありませんがね」
衛士隊たちが騒然と声をあげる中、ココはぽかんと、小山の上に立つ少年を見つめて続けていた。
ゴットフリーとの戦いで色を変えた黒剣といい、次々と異変が起こり続ける。
頭に浮かぶのは悪い予感だけだった。その時、
「……危ないっ! 逃げろっ」
誰かが叫んだ。
ジャンの足元で土の一角が崩れはじめていた。
真上にあった大岩がこちらに向かって落ちてくる!
だがココは、驚きと恐怖で足がすくんでしまった。
体が動かない。頭の中が真っ白になった。
――その瞬間の落下直前、誰かが強い力でココの腕を引き寄せた。
ほんの一拍、時間が揺り戻る。まるで時間そのものが、“数秒だけ巻き戻された”かのように。
そのわずかな隙に、ココを引き倒し、黒衣の男が岩の影へと倒れ込んだ。
次の瞬間、大岩が轟音とともに落下した。砂煙が上がり、衛士隊たちの悲鳴が響く。
「隊長が……潰された!」
しかし、ゴットフリーは岩の直撃を免れていた。
時間が“巻き戻った”一瞬のズレの間に、岩の外に転がり出ていたのだ。ただし意識は完全に途切れ、身体は糸の切れた人形のように動かなかった。
不吉な静寂だけが辺りに漂う。
「隊長!」
衛士隊たちが血相を変えてゴットフリーの傍に駆け寄り、倒れたままの上官を見て顔を青くした。
「これは拙い。こんなことがリリア様の耳に入ったら、大変なことになるぞ……」
最悪の事態。
――止める間もなく、隊長が大岩の下にいってしまった……なんて、そんな言い訳が、島主のリリア様に通用するはずがない。
それに、今、隊長が欠けてしまったら、ガルフ衛士隊は、どうなってしまうんだ?
一方、強く引っ張られた拍子に、地面に強く腕を打ちつけたココは、痛みに顔をゆがめながら身を起こした。
もしかしたら、腕が折れたかもしれない……。
だかココは、目前の大岩と、倒れたゴットフリーに目をやって腑に落ちぬ顔をした。
「まさか、私の腕を引いたのって……あいつ? 嘘っ、ゴットフリーが私を助けるわけなんかない」
その場に居合わせた者たちは、なすべき事が見つからず、大岩のまわりに立ち尽くしている。
その時、新たな異変が土くれの中から湧き上がった。山から落ちてきた大量の瓦礫が、急に地面を横へと移動し始めたのだ。
「な、何だ……っ」
瓦礫——そう見えた黒い集団。だが、それは、
「こ、これは鼠か! 何でこんなに沢山!」
黒い川のように、おびただしい野鼠が、地面から溢れ出してくる。
「うわあっ、こいつら、体に食いついてきやがる!」」
衛士隊たちの叫び声と野鼠の奇声が入り乱れ、辺りは騒然となった。
逃げようにも、体に張り付いてくる鼠の群れが邪魔になって、身動きがとれない。
「誰か助けてくれっ」
「痛っ……ああっ!!」
……その時、
風の向きが急速に海の方向に変わった。
どうしようもなく澱んでいた空気が、すっと清涼に澄み渡る。
周りを見渡す衛士隊を取り囲むように、突然の静寂が広がった。
遠くからかすかに響いてきた音色。
波の音が聞こえる……。
この場に居合わせた者は、一瞬、夢の中にいるように我を忘れた。
声であって声でない不思議な音が、海の方から流れてくるのだ。
小波のような、または美しい金管の音のような
歌が聞こえる……
どこまでも、広がっていく清涼な空間、一片の濁りもない世界。
心なしか、空気までが海の色に染まったように蒼く思えた。
そして、再び静寂が訪れた時、
「一体、何がどうなったんだ。さっぱり、わからない」
あのおびただしい数の野鼠は、潮が引くように姿を消していた。
* * *
「ずいぶん騒がしいですね……衛士隊長は気絶しているだけですよ」
「BW!」
そう声をあげた衛士隊たちの前に、すらりと背の高い男が立っていた。
切れ長の目で薄く笑う。風変わりな緑の髪がさらりとかかり、端正な顔立ちを更にひきたてている。
「やれやれ、無駄な事に労力を使うのは嫌なんですがね……」
苦々しげにそういうと、BWは山の上のジャンに目をやった。
「随分ハジけてましたが、あの子も疲れたみたいですね」
その言葉通り、ジャンは唐突にできあがった山の上で、力つきたように倒れていた。
BWは横たえたゴットフリーに目をやると、体をかがめて、足元に落ちていた黒い帽子を拾いあげた。
陽光が背負われたゴットフリーの髪を紅く染めていた。
そう、この男の髪は陽光にさらされると黒から紅に色を変える。
――なぜ、この紅を隠そうとするんですかね。みんな、知っている事じゃありませんか。どんなに悪あがきをしても、定められた運命は変えれない……。
軽く笑いながら、手にした帽子をゴットフリーの髪の上にそっとのせる。
BWは落ち着かない様子のタルクに向かって言った。
「あなたは、衛士隊長を抱えて、さっさとゴットパレスへ帰りなさい」
「でも……」
「後の始末は私に任せて行くんだ!」
もの静かな表情とは裏腹な強い口調。
タルクはその迫力に押され、そそくさとゴットフリーを抱え上げた。
「そういえば、スカーの姿が見えませんね。また、うまく逃げられましたか。まったく、これだけの人数がいながら情けのない話だ」
BWをタルクは苦々しく、睨めつける。
「ちっ、偉そうに……みんな、ゴッドパレスへ帰るぞ!」
どうも、この参謀野郎は苦手だ。
苦虫を噛み潰したような表情のタルクに率いられ、衛士隊たちは、ゴットフリーを抱えてその場を去っていった。
BWは小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら、その背を見送る。
「さてと……」
唖然と座り込むココの傍に片膝をつき、BWはそっと彼女の腕に触れた。
「怪我をしたようですが、大丈夫ですか」
「こんなに腫れてるのに、痛くないわけないじゃん……でも、なんでBWがここにいるのよ」
「……そこは色々とね。それよりも、後できちんと手当てをしないとね。でも、少しは痛むでしょうが、宿営地で好き勝手をしていた分の……まあ、身からでた錆ですよ」
ココはBWの言葉をぷいと無視して、眼前にできた山を見上げた。
「やっぱり、これって、信じらんない……」
そして、その頂上を指差して言った。
「BW、あの上の子、下ろせる?」
一瞬、顔をしかめると、BWはため息をついた。
「それは、数十倍も骨がおれる仕事です。まぁ、隊長がさっき見せた“力”と比べれば……大したことではありませんがね」
0
あなたにおすすめの小説
短編)どうぞ、勝手に滅んでください。
黑野羊
恋愛
二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。
あらすじ)
大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。
政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。
けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。
やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。
ーーー
※カクヨム、なろうにも掲載しています
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
最強転生悪役令嬢は人生を謳歌したい!~今更SSクラスに戻れと言われても『もう遅い!』Cクラスで最強を目指します!~【改稿版】
てんてんどんどん
ファンタジー
ベビーベッドの上からこんにちは。
私はセレスティア・ラル・シャンデール(0歳)。聖王国のお姫様。
私はなぜかRPGの裏ボス令嬢に転生したようです。
何故それを思い出したかというと、ごくごくとミルクを飲んでいるときに、兄(4歳)のアレスが、「僕も飲みたいー!」と哺乳瓶を取り上げてしまい、「何してくれるんじゃワレ!??」と怒った途端――私は闇の女神の力が覚醒しました。
闇の女神の力も、転生した記憶も。
本来なら、愛する家族が目の前で魔族に惨殺され、愛した国民たちが目の前で魔族に食われていく様に泣き崩れ見ながら、魔王に復讐を誓ったその途端目覚める力を、私はミルクを取られた途端に目覚めさせてしまったのです。
とりあえず、0歳は何も出来なくて暇なのでちょっと魔王を倒して来ようと思います。デコピンで。
--これは最強裏ボスに転生した脳筋主人公が最弱クラスで最強を目指す勘違いTueee物語--
※最強裏ボス転生令嬢は友情を謳歌したい!の改稿版です(5万文字から10万文字にふえています)
※27話あたりからが新規です
※作中で主人公最強、たぶん神様も敵わない(でも陰キャ)
※超ご都合主義。深く考えたらきっと負け
※主人公はそこまで考えてないのに周囲が勝手に深読みして有能に祀り上げられる勘違いもの。
※副題が完結した時点で物語は終了します。俺たちの戦いはこれからだ!
※他Webサイトにも投稿しております。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる