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第二章
I hate you so much. -大っ嫌い-
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痛い。
痛いはずなのに痛くない?
腕の感覚が無くなりそうな。
足が痺れてきた。
爪先立ちなんて普段しないから…。
「離して!!」
そう言いながら必死に足掻く。が、ビクともしない。
掴まれた左手はうまく動かせない。
右手だけでは敵わない。
足を使うわけにはいかないし。
「離してっ。」
目を見て、いや、睨みつけて。
一瞬の隙も見せたらだめだ。
身体の力が抜けていく。
身体に力が入らない。
どうしたら……。
「へっ?」
急に腕の痛みが引いた。
何が起きたのかと疑問をいだくより前に、
「痛っ。」
下半身に軽い痛みを感じる。
上から見下ろす視線。
先程とは違い自分の意志で動かすことができる腕。
離してくれたの??
というか落とされた!?
な、ん、で……
「やっぱり弱いな。」
何が?
「何するの!!」
「別に。」
そう言いながらも近づいてくる。
後ろに下がらなきゃ。
逃げなきゃ。
正面を向いたまま下がろうと
力の入らない身体を頑張って動かす。
当然だが私の方が遅い。
少しずつ距離を詰められる。
このままじゃ捕まる!!
早く早く早く…
「きゃっ。」
倒れていた椅子の脚に引っかかる。
このままじゃ…
ギュッと目を瞑る。
「あれっ?」
痛みはない。
代わりにふわふわしたような
地に足がついていないような不思議な感じがする。
恐る恐る目を開ける。
目の前には……。
「セフィさん?」
何で私、セフィさんに抱えられてるの?
さっきまでの行動は何?
「軽いな。」
距離を取りたいのに。
身体に力が入らない………
「何で?」
上から手が伸びてくる。
反射的に身を縮める。
ポンポンと頭を撫でられた。
意味が分からない。
「悪かったな。」
…。
「悪いと思うならしないでください!
後、私の質問に答えて。」
「反応が気になったから。」
そんな理由で…。
「おろして。」
「だが、」
「いいから早く。」
床に下ろしてくれた。良かった。
「腕、冷やしとけ。
赤くなってる。」
他人事みたいに言わないでほしい。
「部屋に案内しよ」
「バカッ!!大っ嫌い!」
近づいてきたセフィさんを思い切り突き飛ばす。
あっ。やっちゃった。
「だ、旦那様!?」
目があう。怖い。恐い。どうしよう。
気づいたら部屋の外にいた。
中から聞こえる話し声が扉の方に近づいてくる。
早く逃げないと。
でも、どうしよう。
どこに逃げたらいい。
来た道を戻れば玄関には行けるけど……
鍵、閉まってるよね…
「リーア、悪いがここは頼む。
俺はフェアを探しにいく。」
ど、どうしよう…。
「フェアー、いるかー?」
「…」
息一つもらさないように口を塞ぐ。
「まさか、玄関から外に!?」
痛いはずなのに痛くない?
腕の感覚が無くなりそうな。
足が痺れてきた。
爪先立ちなんて普段しないから…。
「離して!!」
そう言いながら必死に足掻く。が、ビクともしない。
掴まれた左手はうまく動かせない。
右手だけでは敵わない。
足を使うわけにはいかないし。
「離してっ。」
目を見て、いや、睨みつけて。
一瞬の隙も見せたらだめだ。
身体の力が抜けていく。
身体に力が入らない。
どうしたら……。
「へっ?」
急に腕の痛みが引いた。
何が起きたのかと疑問をいだくより前に、
「痛っ。」
下半身に軽い痛みを感じる。
上から見下ろす視線。
先程とは違い自分の意志で動かすことができる腕。
離してくれたの??
というか落とされた!?
な、ん、で……
「やっぱり弱いな。」
何が?
「何するの!!」
「別に。」
そう言いながらも近づいてくる。
後ろに下がらなきゃ。
逃げなきゃ。
正面を向いたまま下がろうと
力の入らない身体を頑張って動かす。
当然だが私の方が遅い。
少しずつ距離を詰められる。
このままじゃ捕まる!!
早く早く早く…
「きゃっ。」
倒れていた椅子の脚に引っかかる。
このままじゃ…
ギュッと目を瞑る。
「あれっ?」
痛みはない。
代わりにふわふわしたような
地に足がついていないような不思議な感じがする。
恐る恐る目を開ける。
目の前には……。
「セフィさん?」
何で私、セフィさんに抱えられてるの?
さっきまでの行動は何?
「軽いな。」
距離を取りたいのに。
身体に力が入らない………
「何で?」
上から手が伸びてくる。
反射的に身を縮める。
ポンポンと頭を撫でられた。
意味が分からない。
「悪かったな。」
…。
「悪いと思うならしないでください!
後、私の質問に答えて。」
「反応が気になったから。」
そんな理由で…。
「おろして。」
「だが、」
「いいから早く。」
床に下ろしてくれた。良かった。
「腕、冷やしとけ。
赤くなってる。」
他人事みたいに言わないでほしい。
「部屋に案内しよ」
「バカッ!!大っ嫌い!」
近づいてきたセフィさんを思い切り突き飛ばす。
あっ。やっちゃった。
「だ、旦那様!?」
目があう。怖い。恐い。どうしよう。
気づいたら部屋の外にいた。
中から聞こえる話し声が扉の方に近づいてくる。
早く逃げないと。
でも、どうしよう。
どこに逃げたらいい。
来た道を戻れば玄関には行けるけど……
鍵、閉まってるよね…
「リーア、悪いがここは頼む。
俺はフェアを探しにいく。」
ど、どうしよう…。
「フェアー、いるかー?」
「…」
息一つもらさないように口を塞ぐ。
「まさか、玄関から外に!?」
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