悲恋?甘い恋?叶わぬ恋?貴方は何が好き?

卯月終

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私なんていなければ

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「ずっと側に入れなくてごめんね」
そんな声が聞こえた気がして、私は目を開く。
真紅の血液が流れ、辺りにも飛び散る始末。
「や、だ、いや、嘘だって言ってよ。私がいなかったら良かったの? 私なんていなければ」
「だめ、だよ。君はいき、て……」
今すぐに治療すればーー
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