断罪のフローレンシア~チート能力をつかって異世界で好き勝手裁判を・・・~

コーン

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第1章

第七話 断罪のフローレンシア

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アール、デルフィの死刑執行は異例の早さで執行された。フローレンシア殺害計画が街中、いや国中に知れ渡り、貴族としての体裁を取り繕うには、ニーズ家、アパラシア家は犠牲を払う必要があったのだ。また両一家はこれからも肩身の狭い思いをしていくのだろう。
いや、他の貴族の思惑から、スケープゴートになったという認識が正しいか。


フローレンシアの両親が2年前に死んでから、貴族が刑罰を受けるといった事態はなく、このコロシアムを思わせるような裁判所兼刑場はもっぱら街の住民の裁きの場になっていた。街中の人々が湧いていた。不平、不満が抑圧されていたのがよく分かる。


アール、デルフィは最期まで、「信じられない」といった顔で刑場での最期を迎えた。この国には【目には目を、歯には歯を】といった、ハンムラビ法典に近い法がある。


両名の受ける刑は【毒紅茶】 フローレンシアに向けた特大の悪意が自分に跳ね返ってきたことについて、2人はどんな気持ちであろうか。
2人には自分から紅茶を飲む権利を与えた。貴族なら潔く、高潔に、気高く死ぬのが誇らしいのでは・・・・と しかし、刑を執行人に囁かれると、二人は最後まで抵抗、執行人に無理やり毒を飲まされ、泡を吹きながら、のたうちまわりながら死んだ・・・


私の前の魂の「フローレンシア」ならどうしたろうか。2人を許しただろうか。こんな罰を与えなかっただろうか・・・と思いを馳せた。私は二人の罪が注がれるのを、まるでサーカスのショーを見るかのように、待ち望んでいた映画の続編をみるかのような目で爛々と見つめていたのに。


私はただ、霊体になった身体で、空っぽになった身体を譲り受けた、毒の効かない身体になった、テレパシーで国中にあのニーズ邸でのデルフィとのやりとりを送った。それだけだ。ある程度の筋書きはあったが、状況が揃うとなるようになるものだ。


私は二人が罰を受ける姿を間近で見届けたあと、ゆっくりと翻り、刑場の中心、裁決を言い渡す自分の椅子に歩幅をすすめる。もうこの二人の罪は終わった。次の裁判が控えている。どんな罪状か、どんな悪意か、どんな被害者が・・・・。

この日より、没落寸前であった貴族 ロウ家は再び司法を取り戻す。国民はこの日のフローレンシアの行動、冷酷さ、佇まい、に尊敬と畏怖の念を込め、こう呼んだ。



【断罪のフローレンシア】と
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