断罪のフローレンシア~チート能力をつかって異世界で好き勝手裁判を・・・~

コーン

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第1章

第八話 エピローグ

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ここは町外れの深い森の奥・・・そこには女性2人と男1人の姿があった。


「あら まだ死んでなかったの?」
フローレンシアはあっけらかんとした態度で言葉を投げかけた。目の前には男女2人の姿があった。


「貴様!!・・・いや・・・・やめておこう・・・・もうそなたに歯向かう気力も気持ちもない・・・」
男は更にフローレンシアに向かって疑問を投げかけた。
「しかし・・なぜだ?なぜ私達を生かすのだ・・私達はそなたを・・・」
自分の罪を言葉にすることのおぞましさ、男は口をつむぐ。そうだ・・・私は・・・


「その気持ちがあれば、もういいかなって思っただけよ。」
フローレンシアはこの男女2人の気持ちの変化を刑執行までに十分感じ取った。もう罰は十分受けた。社会的にも、戸籍上でも・・・すでに彼らは死んだのだ。それに・・・
「面白いお芝居もみせてもらったしね!」


男女二人は赤面し下を向いたする。男はすぐにこちらを向いて反論した。
「あの場で!執行人から!あんなことを言われるなど!誰が思うか!」

そう。あの大興奮の刑場で執行人は2人にこう囁いた。
「毒ははいっていない。できるだけ激しく抵抗し、最後に飲め」
2人は見事にその役割を遂行したのだ。あれは見事だったわ・・・笑


2人にはこの森を抜け、隣の国に移住するよう命じた。2人で慎ましく暮らし、情報を流してもらう条件付きで・・・


さっきから女のほうが全く言葉を発しない。こちらを見ない。まぁなぜかは分かっている。こちらに合わせる顔がないのだ。自分の発した言葉の数々を思い出すたびに彼女は自分の醜さと向き合うことになる。権力が彼女をあそこまで変えてしまったのか。素直な子だった故か。
心の中は謝罪の言葉で埋め尽くされ、息が詰まりそうだ。


「それでは私達は行かせてもらう。言えた口ではないが、十分に気をつけてくれ。」
男は女の肩に手を回し、促す。


「わかったわ」
彼からは事件の経緯を細やかに聞いた。これから忙しくなりそうだわ。
おっと!最後に伝えておきましょうか。私から離れようとする1人の女に声をかける。


「デルフィ!!」
私の声にビクッと肩を震わせる。ゆっくりとこちらを振り返る。


私は真剣な顔で、伝える。
「今のアナタはとっても素敵よ。その気持ちを忘れないでその男と添い遂げなさい。」
罪の意識からの開放からの安堵か、咽び泣く彼女の肩を抱いて、男女は深い森の奥へ消えていった。
一応ばれないように護衛もつけたから死ぬことはないだろう。


「さて・・家に帰ろう・・」
私は森の出口に停めておいた馬車までゆっくり歩を進めた。








「おかえりなさい!!フローレンシア様!!」
自宅に戻ると私を迎える1人の侍女が迎えてくれた。

「ただいま フローレンシア 調子はいかが?」


2章へつづく。
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