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オージェ伯爵邸襲撃事件編
襲撃事件から始まる顛末1
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いつの間に寝てしまったんだろう。
気がついたら、広くて品のある知ってるような知らないような部屋で寝ていた。ふかふかのベッドは診療所にはない高級品で少し寝心地が悪い。
夢も見ないでゆっくりと眠れるのは珍しくて、普段の何倍もすっきりとした目覚め。最近にはないくらい寝過ぎたせいか、体がちょっとだるい。
ベッドの中でモゾモゾとしてみる。ワンピースがネグリジェになってた。パジャマじゃないのが落ち着かない。なんでネグリジェ。露出がないタイプだからいいけどさ。こんな可愛い服で寝るのがわけわかんない。ジャージが恋しい。
ごろごろと寝返りを打っていると、誰かが部屋に入ってくる。そちらに視線を向ければ、少し驚いたようなメイドさんと目が合った。メイドさんの制服を見て、ここがオージェ伯爵邸だと理解する。どうりで見覚えのある部屋なわけだ。ここは客間の一つだし。
ベッドの上で上体を起こせば、メイドさんが柔らかく微笑んでこちらに歩み寄ってくれる。
「お加減はいかがですか」
「え、と、大丈夫です」
「それは良かった。お嬢様は夜に少しお熱が出ておりましたから。朝になっても下がらないならもう一度お医者様をお呼びすることになっていたのです」
そっかー、熱が出てたのか。
こっちの世界に来てストレスで体調を崩すのがだんだんとデフォルトになってきたので、私はそっかぁと適当に受け流す、が。
受け流せないお言葉もありました。
お嬢様って何?
私まだオージェ伯爵家に養子には入ってなかったはずだよ?
「……あの、私どうしてここに? 診療所への連絡は? それにお嬢様って?」
「騎士団より事件のあらましをお聞きした旦那様とリオネル様の判断により、旦那様がお嬢様をお引き取りされました。マルスラン医師には連絡をいれてあります。詳細は後程、旦那様からお話があるかと」
後で伯爵から説明があるのか……ちょっとだけもやもやしながら、メイドさんに頷く。
昨日の記憶は野外で体の火照りを覚ましていたところで途切れている。たぶんその後、アンリが運んでくれたんだと思うけど……診療所に一旦運ばれたのか、それとも直接伯爵家に来たのかさっぱり分からない。メイドさんからの言い方からして直接伯爵家に来たっぽいけど。
そわそわとしていると、メイドさんが困ったように眉尻を下げた。
「落ち着かれませんか」
「え、ええと、はい……」
「お嬢様はここ一年……いいえ、二年ほど、お辛い目に会ってきたと伺っております。叔母が生きていれば、少なくとも避けられた出来事もあったのでしょうが」
メイドさんの訳ありのような言葉。なんだろう。彼女の叔母さんが生きていたら、何かあったのかな。
疑問符を飛ばしていれば、メイドさんがメイド服のスカートを少しだけ摘まんでお辞儀をする。
「申し遅れました。私、王都のお屋敷にお仕えしておりましたベルと申します。メイド長であったブリジットの姪でございます」
メイドさん───ううん、ベルさんの言葉に、私は目を見開く。
何か言葉を告げようとして、口を開くけれど音は出ないでかすれた吐息しか出なかった。
体が震える。
何を言えば良いのか分からなくて、何を言うのも怖くて、私は結局何も言えない。
かけるべき言葉は沢山ある。
でも、そのどれもが、私が口にするなどおこがましくて。
何も言えずに呼吸だけを繰り返していると、ベルさんが顔をあげた。
申し訳なさそうな、困った表情で微笑んでいた。
「……そんなお顔、なさらないでくださいませ。お仕えする主人にそんな顔をさせたなんて知られたら、叔母様に叱られてしまいます」
「でも、私、あの」
「過ぎたことです。叔母は子供に恵まれなかった人なので、お嬢様の事は我が子のように愛情を注いでいきたいと、生前母に送られてきた手紙に書かれておりました」
メイド長の厳しくも優しい表情や言葉の数々を思い出す。メイド長が幼い子を病で失ったこと、最初の二ヶ月ほど私が子供だと思っていたこと、私が大人だと分かっても時折子供のように、それこそ我が子のように接していたこと───そんなたった一年しかなかったなかったけど、色鮮やかな思い出が胸の中を駆け巡る。
メイド長はこんな異世界に来てしまった私を、一番最初に一人ぼっちから救いだしてくれた人。
返しきれないくらいの恩があって、いつか返そうと思っていたのに、あの日の夜、二度と帰らぬ人となってしまった人。
「……ベル、さん」
「はい」
「私の事、憎いですか」
「え?」
ベルさんが心底理解できないといったような顔で、私を見る。私は深く息を吐いて、震えてしまいそうな喉を、なだめた。
「メイド長じゃなくて、私なんかが生き残ってしまったこと……ううん、ベルさんだけじゃない、お屋敷の皆の家族の人たちは私の事、憎いのでは無いのでしょうか」
皆、皆、死んでしまった。大切な人達や、仲が良かった人達、その人のために涙を流すことのできる人達を残して、お屋敷の皆は私一人残して死んでしまった。
死ぬことは怖いけれど、同じくらい、一人だけ残るのは怖い。だって、生き残った後の視線があるから。
もし私が、お父さんやお母さんが仕事先でテロにあって死んでしまったと聞かされたら。唯一生き残ったのはお父さんやお母さんじゃないと知ったなら。
悲しいし、苦しいし、たぶん生き残った人を羨んで、いずれ憎むかもしれない。
だからきっと、目の前にいるベルさんだって。
ぐっとシーツを握り混む。大丈夫、どんな罵倒にだって耐えられる。何を言われたって、ベルさん達には私を責める権利がある。
目を臥せているとふんわりと風が動いた。
ぽん、と頭を撫でられる。
驚いて顔を上げれば、困った顔をしたベルさんが私の頭を優しく撫でていた。
「憎むとしたら、お屋敷を襲った者達です。叔母が娘のように愛したお嬢様をどうして恨むことができるでしょう。お嬢様もお辛い事を経験されたのですから、それを恨むなんて事をしませんわ」
「でも、私なんかよりメイド長のような人が生きていた方が」
「人の価値は、同じ人にはつけることはできないと、叔母はよく仰っていました。お嬢様が負い目を感じることはないのです。幸運だったことを喜びこそすれ、後ろめたく思う必要はございません」
ベルさんが優しく語りかけてくれる。
ぽろぽろと、胸のつかえが取れたかのように涙腺が決壊する。
だって、だって。
私はずっと後ろめたかった。こんな一人ぼっちの世界で私が生きている必要なんてないと思ったから。私の命が一つ残るより、誰かの大切な命が一つこの世界に残るべきだと思っていたから。
王都のお屋敷にお世話になれなかったのも同じ理由。こんな私が生き残ってしまって、お屋敷の皆の大切な誰かと顔を会わせたくなかったから。
王都のお屋敷に勤めているという、メイド長の妹家族、下男の幼なじみ、庭師の恋人。そういった人達に、会わせる顔がなかった。
でも、ベルさんの言葉を信じるなら、私は後ろめたく思う必要なんて全くなかったんだ。
わだかまっていたものの一つが溶けるように消えていく。
これでまた、私は一歩を踏み出せる。
小さな、小さな一歩。
それでも一年、二年をかけて、私は足を踏み出している。
どんなにくだらなくとも、これは私にとって大切で、大きな進歩。
私がこの世界で、「伊沢由佳」の存在を認めるための、大きな一歩になる。
アンリの気持ちを受け入れるだけじゃ、私はこの世界にいられない。いつかきっと後悔してしまう。
だからこそ、ベルさんのこの一言は私の中で大きな支えになってくれる。ここで生きてもいいんだと思わせてくれる。
私を拾ってくれたメイド長はもういない。
いなくなってどれほど彼女が私の心の支えになっていたのか気づかされた。
メイド長はさながら、この世界での私の母親のような人。
右も左も分からない私に、子供にするかのように色々を与えてくれた人。
でも今は、メイド長がいなくても、私にはアンリが、エリアが、イアン君が、マルスラン先生が、いる。旦那様だって、奥様だって、私の事を気にしてくれてる。
皆、皆家族のように優しく接してくれる。
アンリは私の家族になってくれると言った。
だから私はちょっとずつこの世界に歩み寄る。
嫌なことも、怖いこともあったけど、同じくらい良いこともあるんだと、自棄にならずにいられる。
私はとめどなく流れる涙をすくいながら笑った。
「本当に……本当にこの世界の人は、このお屋敷の人は、優しいですね」
「優しくなれるのは、お嬢様が健気で懸命な方だからですよ」
与えられた優しさを、私は忘れない。
メイド長が与えてくれた優しさを、温もりを、私は忘れない。
気がついたら、広くて品のある知ってるような知らないような部屋で寝ていた。ふかふかのベッドは診療所にはない高級品で少し寝心地が悪い。
夢も見ないでゆっくりと眠れるのは珍しくて、普段の何倍もすっきりとした目覚め。最近にはないくらい寝過ぎたせいか、体がちょっとだるい。
ベッドの中でモゾモゾとしてみる。ワンピースがネグリジェになってた。パジャマじゃないのが落ち着かない。なんでネグリジェ。露出がないタイプだからいいけどさ。こんな可愛い服で寝るのがわけわかんない。ジャージが恋しい。
ごろごろと寝返りを打っていると、誰かが部屋に入ってくる。そちらに視線を向ければ、少し驚いたようなメイドさんと目が合った。メイドさんの制服を見て、ここがオージェ伯爵邸だと理解する。どうりで見覚えのある部屋なわけだ。ここは客間の一つだし。
ベッドの上で上体を起こせば、メイドさんが柔らかく微笑んでこちらに歩み寄ってくれる。
「お加減はいかがですか」
「え、と、大丈夫です」
「それは良かった。お嬢様は夜に少しお熱が出ておりましたから。朝になっても下がらないならもう一度お医者様をお呼びすることになっていたのです」
そっかー、熱が出てたのか。
こっちの世界に来てストレスで体調を崩すのがだんだんとデフォルトになってきたので、私はそっかぁと適当に受け流す、が。
受け流せないお言葉もありました。
お嬢様って何?
私まだオージェ伯爵家に養子には入ってなかったはずだよ?
「……あの、私どうしてここに? 診療所への連絡は? それにお嬢様って?」
「騎士団より事件のあらましをお聞きした旦那様とリオネル様の判断により、旦那様がお嬢様をお引き取りされました。マルスラン医師には連絡をいれてあります。詳細は後程、旦那様からお話があるかと」
後で伯爵から説明があるのか……ちょっとだけもやもやしながら、メイドさんに頷く。
昨日の記憶は野外で体の火照りを覚ましていたところで途切れている。たぶんその後、アンリが運んでくれたんだと思うけど……診療所に一旦運ばれたのか、それとも直接伯爵家に来たのかさっぱり分からない。メイドさんからの言い方からして直接伯爵家に来たっぽいけど。
そわそわとしていると、メイドさんが困ったように眉尻を下げた。
「落ち着かれませんか」
「え、ええと、はい……」
「お嬢様はここ一年……いいえ、二年ほど、お辛い目に会ってきたと伺っております。叔母が生きていれば、少なくとも避けられた出来事もあったのでしょうが」
メイドさんの訳ありのような言葉。なんだろう。彼女の叔母さんが生きていたら、何かあったのかな。
疑問符を飛ばしていれば、メイドさんがメイド服のスカートを少しだけ摘まんでお辞儀をする。
「申し遅れました。私、王都のお屋敷にお仕えしておりましたベルと申します。メイド長であったブリジットの姪でございます」
メイドさん───ううん、ベルさんの言葉に、私は目を見開く。
何か言葉を告げようとして、口を開くけれど音は出ないでかすれた吐息しか出なかった。
体が震える。
何を言えば良いのか分からなくて、何を言うのも怖くて、私は結局何も言えない。
かけるべき言葉は沢山ある。
でも、そのどれもが、私が口にするなどおこがましくて。
何も言えずに呼吸だけを繰り返していると、ベルさんが顔をあげた。
申し訳なさそうな、困った表情で微笑んでいた。
「……そんなお顔、なさらないでくださいませ。お仕えする主人にそんな顔をさせたなんて知られたら、叔母様に叱られてしまいます」
「でも、私、あの」
「過ぎたことです。叔母は子供に恵まれなかった人なので、お嬢様の事は我が子のように愛情を注いでいきたいと、生前母に送られてきた手紙に書かれておりました」
メイド長の厳しくも優しい表情や言葉の数々を思い出す。メイド長が幼い子を病で失ったこと、最初の二ヶ月ほど私が子供だと思っていたこと、私が大人だと分かっても時折子供のように、それこそ我が子のように接していたこと───そんなたった一年しかなかったなかったけど、色鮮やかな思い出が胸の中を駆け巡る。
メイド長はこんな異世界に来てしまった私を、一番最初に一人ぼっちから救いだしてくれた人。
返しきれないくらいの恩があって、いつか返そうと思っていたのに、あの日の夜、二度と帰らぬ人となってしまった人。
「……ベル、さん」
「はい」
「私の事、憎いですか」
「え?」
ベルさんが心底理解できないといったような顔で、私を見る。私は深く息を吐いて、震えてしまいそうな喉を、なだめた。
「メイド長じゃなくて、私なんかが生き残ってしまったこと……ううん、ベルさんだけじゃない、お屋敷の皆の家族の人たちは私の事、憎いのでは無いのでしょうか」
皆、皆、死んでしまった。大切な人達や、仲が良かった人達、その人のために涙を流すことのできる人達を残して、お屋敷の皆は私一人残して死んでしまった。
死ぬことは怖いけれど、同じくらい、一人だけ残るのは怖い。だって、生き残った後の視線があるから。
もし私が、お父さんやお母さんが仕事先でテロにあって死んでしまったと聞かされたら。唯一生き残ったのはお父さんやお母さんじゃないと知ったなら。
悲しいし、苦しいし、たぶん生き残った人を羨んで、いずれ憎むかもしれない。
だからきっと、目の前にいるベルさんだって。
ぐっとシーツを握り混む。大丈夫、どんな罵倒にだって耐えられる。何を言われたって、ベルさん達には私を責める権利がある。
目を臥せているとふんわりと風が動いた。
ぽん、と頭を撫でられる。
驚いて顔を上げれば、困った顔をしたベルさんが私の頭を優しく撫でていた。
「憎むとしたら、お屋敷を襲った者達です。叔母が娘のように愛したお嬢様をどうして恨むことができるでしょう。お嬢様もお辛い事を経験されたのですから、それを恨むなんて事をしませんわ」
「でも、私なんかよりメイド長のような人が生きていた方が」
「人の価値は、同じ人にはつけることはできないと、叔母はよく仰っていました。お嬢様が負い目を感じることはないのです。幸運だったことを喜びこそすれ、後ろめたく思う必要はございません」
ベルさんが優しく語りかけてくれる。
ぽろぽろと、胸のつかえが取れたかのように涙腺が決壊する。
だって、だって。
私はずっと後ろめたかった。こんな一人ぼっちの世界で私が生きている必要なんてないと思ったから。私の命が一つ残るより、誰かの大切な命が一つこの世界に残るべきだと思っていたから。
王都のお屋敷にお世話になれなかったのも同じ理由。こんな私が生き残ってしまって、お屋敷の皆の大切な誰かと顔を会わせたくなかったから。
王都のお屋敷に勤めているという、メイド長の妹家族、下男の幼なじみ、庭師の恋人。そういった人達に、会わせる顔がなかった。
でも、ベルさんの言葉を信じるなら、私は後ろめたく思う必要なんて全くなかったんだ。
わだかまっていたものの一つが溶けるように消えていく。
これでまた、私は一歩を踏み出せる。
小さな、小さな一歩。
それでも一年、二年をかけて、私は足を踏み出している。
どんなにくだらなくとも、これは私にとって大切で、大きな進歩。
私がこの世界で、「伊沢由佳」の存在を認めるための、大きな一歩になる。
アンリの気持ちを受け入れるだけじゃ、私はこの世界にいられない。いつかきっと後悔してしまう。
だからこそ、ベルさんのこの一言は私の中で大きな支えになってくれる。ここで生きてもいいんだと思わせてくれる。
私を拾ってくれたメイド長はもういない。
いなくなってどれほど彼女が私の心の支えになっていたのか気づかされた。
メイド長はさながら、この世界での私の母親のような人。
右も左も分からない私に、子供にするかのように色々を与えてくれた人。
でも今は、メイド長がいなくても、私にはアンリが、エリアが、イアン君が、マルスラン先生が、いる。旦那様だって、奥様だって、私の事を気にしてくれてる。
皆、皆家族のように優しく接してくれる。
アンリは私の家族になってくれると言った。
だから私はちょっとずつこの世界に歩み寄る。
嫌なことも、怖いこともあったけど、同じくらい良いこともあるんだと、自棄にならずにいられる。
私はとめどなく流れる涙をすくいながら笑った。
「本当に……本当にこの世界の人は、このお屋敷の人は、優しいですね」
「優しくなれるのは、お嬢様が健気で懸命な方だからですよ」
与えられた優しさを、私は忘れない。
メイド長が与えてくれた優しさを、温もりを、私は忘れない。
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