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第三章〜サードフィル〜
第五十四話「マリウス・シールズ、検分す」
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「スタンプ卿」
「はっ」
「アレスの大使が着くのは、明日の日暮れであったな?」
「その通りであります、閣下」
「ふむ、それでは最後の検分を取り行おう」
明日、我が城に拝金主義者の子豚が来訪予定だ。アレス商国からの使者によれば、此度の大使は、十三大尽会、第十三席次のカシーム・ボンクだそうだ。この大陸最大の奴隷商人、アレスに訪問した際に一度話すことがあったな。実に小さな男で、欲にまみれ、肥太った豚野郎だった。
その時は、これ見よがしに様々な種族の見目麗しい女奴隷を紹介されたな。私は奴隷が嫌いだ。ランバーグ王国では、奴隷を禁じられている。人間の国家としては、珍しい部類に入るだろう。だが、この国は奴隷を開放したからこそ、強国へとなり得たのだ。
まぁ、それは良いとして、奴の執着の深さは異常だ。アーネット卿に調べさせた所、あの豚は商売敵のリサーチに一切の妥協を許さない。戦争でも、商売でも情報は命だと言うことを知っているのだ。
なまじ賢い豚というのは、屠殺に苦労する。もし、私があいつの歓待に手を抜けば、それを口実に主導権を握られかねないからだ。
だから、こうしてスタンプ卿に手配させた、あの豚の目に映る--使用人、装飾品、料理、酒、生活用品、--その全てを私自ら検分しなければならないのだ。
「貴様らが、アレスの大使を直接、世話する者たちか?」
「「「左様です、閣下」」」
城のエントランスにて並んでいる、メイド十名と執事が二名。どれも顔見知りばかりであった。普段は、私の身の回りの世話をしている者たちで、彼らは一度王宮へ派遣し、三年ほど研修を積ませた事のある、この国における最上級の使用人と言える者たちである。
「うむ、貴様らであれば、何も案じることはないであろう。気負え、とは言わんが決して気を抜くな」
「「「御意」」」
彼らは、優雅に使用人としての一礼を見せてくれた。しかし、あの豚のことだ。地味な使用人は奴の趣向に合わないだろう。
「スタンプ卿」
「はっ」
「我が領内の裁縫師共に、言い値で構わん。使用人服全てを一新させよ。もっと、エレガントに仕立て上げるのだ」
「し、しかし、明日までにとなりますと……。領内全ての紡績業が停止し、多大な損害を職人が被る事になりますが……」
スタンプの冷や汗は一筋に留まった。私は、自分でもスタンプに無理難題を言っている自覚はある。そして、それが可能か不可能かを見極める術も知っている。それは、奴の汗のかき具合を見れば一目瞭然だった。
「何度も言わせるな、金に糸目をつけるな。良いな?」
「はっ、すぐに取り掛からせます」
よし、次だ。私はそのまま、あの豚が宿泊する客室へと赴こうとした。しかし、ふと私は足を止める。スタンプの唾を飲み込む音がした。
「スタンプ卿」
「はっ」
「この絵画は、誰の作だ?」
「その絵画は、この城が王宮だった頃の王であられた第四代国王陛下、『ブリジストン・フォン・ランバーグ』様の肖像画であります。作家は、当時の巨匠ポップコーン様だったかと」
「ふむ、ポップコーンは確かに巨匠だが、今の時代にそぐはぬな。騎士団を動かし、貴族街の貴族および、商人の家宅捜査を執行し、芸術品を全て召し取るのだ。ここがこの国最大の貿易都市であった事を感謝できる品が出てくるだろう」
「か、閣下、そのような事を敢行すれば、商人はもちろんの事、貴族からの非難も避けられませんぞ!?」
「ふむ」
スタンプ卿の顔を盗み見るに、冷や汗は二筋、まだ行けるな。
「国の一大事だと言ってやれ、それと芸術品は必ず返却してやるとな。協力しなければ、国王陛下の名の下に、縛り首にしてやる。これを機に、不届き者の隠し財産を徴収し、この街の予算が増えるぞ! ハハハハハッ」
「か、かしこまりました。その様に、騎士団には即刻出動を命じます。それと、税務部にも同様に」
よし、この貿易港を有する我が領は多くの富が集まってくる。となれば、脱税が横行しているのもまた然り。これまでは、目を瞑っていたが、国が瀕している今こそ、吐き出してもらわんとな? クククッ。
さて、ここがあの豚が生活する豚小屋か。この城で一番良い客室だ。壁材には、翡翠の大理石が使用されていて、シャンデリアに使われた水晶石は、ウラヌス山脈からとれる最上級のアガペーが拵えてある。
その透明度は、水をも差し置きアガペーを介して、神界を覗き見ることができるほどだと言う。私に言わせれば、透明すぎて、もはやアンティークとしての存在感すらない空虚な贅沢だ。
そのほかの調度品、生活魔法具、全て最上の物が取り揃えられていた。
「スタンプ卿」
「……はっ」
「さすがだ。私が何か付け加える必要もないだろう」
「こ、光栄であります。閣下」
ふっ、合格を言い渡した時の方が冷や汗をかいているな。さすが、我が右腕だ。浮かれている時ほど、勘繰らねばならぬのが貴族社会だ。
「しかし、だな」
「……」
「スタンプ卿?」
「は、はっ」
「匂いが良くないな」
「に、匂いでございますか?」
「そうだ、この城は海が目先にあり、どうしても潮風に乗って磯の匂いがしてしまう」
「はい、それは致し方ないことかと」
「そこが甘いと言うのだ。あの大使は、人間ではない。金の奴隷だ。金を使い実現できる事に手を抜けば、奴に口実を与えてしまう。ランバーグは、アレスを舐めているのか、とな?」
「は、はぁ……」
「故に、今すぐ我が領地に咲いている。花という花を集めさせよ。そしてこの部屋を、花で埋め尽くすのだ。もちろん、花瓶にも気を使い、浴槽には果実も浮かべよ」
「御意」
冷や汗はかかず、か……。たかが、花だがされど花だ。自己嫌悪の塊である豚に、似つかわしくない花束を贈れば、少しは己の醜悪さが紛れるだろう。飾られた花は気の毒だが、奴の醜悪な臭気を吸って、一日と持たずに枯れ果てるであろうな。
「ハハハハハッ、鼻が曲がるとはこの事よ」
「か、閣下?」
戸惑うスタンプを捨て置き、晩餐の間へと赴いた。大理石の食卓に並べられた、食器、調度品、全てを手に取りながら確認していく。磨き抜かれた、銀製のフォークとナイフには、宝石が嵌め込まれ、金細工が施されている。
その他の器も一流の職人によって制作されたものばかりだ。こう言ったものを揃えるときに、最も大事な事は調和が取れているかということ。
部屋に使われている碧材が醸し出す雰囲気、それに溶け込むような家具、装飾品、そして食器達。全てのものを最高級の素材で作るのではなく、調和によって最高の空間を演出する。それが本当の贅沢と教養といえよう。
「スタンプ卿」
「はい! 閣下」
そろそろ限界か。スタンプの奴、気張りすぎて、肩肘張った敬礼をし始めたな。もちろん、冷や汗も止まっていない様子だ。
「そう構えるな」
「……」
「私は以前から、今回の会談は食卓の上でと言っていたであろう? それを此処にきて、とやかく注文はつけないさ。これだけはこれまで、私も再三確認していたことだからな」
「ほっ、左様ですな」
「さて、一息入れて執務室で一杯どうだ?」
「閣下の奢りならば、是非もありません」
「ふふっ、こいつめ」
私とスタンプは、執務室へと戻った。既に陽も傾き、太陽が海に沈む頃合いだ。真っ赤な陽光が、私の執務室を染め上げる中で、アガペー製のデカンタから、美しい細工が施されたグラスへとウイスキーを注ぐ。アガペー製のデカンタは、ウイスキーの色がよく見える。酒を入れる器としては、実に有能だ。
二つのグラスを両手に持ち、私の机の前で待機している初老のスタンプへとグラスを手渡し、そして各々席につく。
「恐れ入ります、閣下」
「良い、貴様は私が童の頃からシールズ家に仕えてきた功臣だ。これくらいの事はするさ」
「閣下が、シールズ家に婿入りされた時がなつかしゅうございますな」
「やめんか、貴族の慣習といえど互いに望まぬ結婚だった」
「……」
王族として、侯爵家を継いでから既に十余年、私も今年で三十一だ。子供にも恵まれず、妻には先立たれ、大戦のおかげで後妻も取らずにここまで来たが、この一件が終わり次第世継ぎを作らねばな。
うかうかしていたら、あのファウスティーナに先を越されかねない。ははっ、私も歳をとるわけだな。
「そういえば、ショウゴは明後日城に来るのか?」
「はっ、会談に合わせて招致しているのでその様になるかと」
「カシームの事だ。既に、ウオッカの情報は得ているであろうな」
「左様かと」
「ふふふっ、これまでウイスキーの存在を陛下にさえ知らせずに、ここまで秘匿した甲斐があったな。あの豚が一体どんな泣きっ面を見せるか、実に楽しみだ」
「閣下の先見の明には、脱帽でございます」
私は座りながらテラスへと体を向けて、夕陽を存分に我が身へと当てた。
「くくくっ、今日も我らが海は美しく、仕事終わりの酒が美味い」
「それは、何よりの幸せでございますな」
カシーム、この舌戦で沈むのは貴様の方だぞ? 私は気持ち分、手に持ったグラスを夕陽に向かって掲げた。
「はっ」
「アレスの大使が着くのは、明日の日暮れであったな?」
「その通りであります、閣下」
「ふむ、それでは最後の検分を取り行おう」
明日、我が城に拝金主義者の子豚が来訪予定だ。アレス商国からの使者によれば、此度の大使は、十三大尽会、第十三席次のカシーム・ボンクだそうだ。この大陸最大の奴隷商人、アレスに訪問した際に一度話すことがあったな。実に小さな男で、欲にまみれ、肥太った豚野郎だった。
その時は、これ見よがしに様々な種族の見目麗しい女奴隷を紹介されたな。私は奴隷が嫌いだ。ランバーグ王国では、奴隷を禁じられている。人間の国家としては、珍しい部類に入るだろう。だが、この国は奴隷を開放したからこそ、強国へとなり得たのだ。
まぁ、それは良いとして、奴の執着の深さは異常だ。アーネット卿に調べさせた所、あの豚は商売敵のリサーチに一切の妥協を許さない。戦争でも、商売でも情報は命だと言うことを知っているのだ。
なまじ賢い豚というのは、屠殺に苦労する。もし、私があいつの歓待に手を抜けば、それを口実に主導権を握られかねないからだ。
だから、こうしてスタンプ卿に手配させた、あの豚の目に映る--使用人、装飾品、料理、酒、生活用品、--その全てを私自ら検分しなければならないのだ。
「貴様らが、アレスの大使を直接、世話する者たちか?」
「「「左様です、閣下」」」
城のエントランスにて並んでいる、メイド十名と執事が二名。どれも顔見知りばかりであった。普段は、私の身の回りの世話をしている者たちで、彼らは一度王宮へ派遣し、三年ほど研修を積ませた事のある、この国における最上級の使用人と言える者たちである。
「うむ、貴様らであれば、何も案じることはないであろう。気負え、とは言わんが決して気を抜くな」
「「「御意」」」
彼らは、優雅に使用人としての一礼を見せてくれた。しかし、あの豚のことだ。地味な使用人は奴の趣向に合わないだろう。
「スタンプ卿」
「はっ」
「我が領内の裁縫師共に、言い値で構わん。使用人服全てを一新させよ。もっと、エレガントに仕立て上げるのだ」
「し、しかし、明日までにとなりますと……。領内全ての紡績業が停止し、多大な損害を職人が被る事になりますが……」
スタンプの冷や汗は一筋に留まった。私は、自分でもスタンプに無理難題を言っている自覚はある。そして、それが可能か不可能かを見極める術も知っている。それは、奴の汗のかき具合を見れば一目瞭然だった。
「何度も言わせるな、金に糸目をつけるな。良いな?」
「はっ、すぐに取り掛からせます」
よし、次だ。私はそのまま、あの豚が宿泊する客室へと赴こうとした。しかし、ふと私は足を止める。スタンプの唾を飲み込む音がした。
「スタンプ卿」
「はっ」
「この絵画は、誰の作だ?」
「その絵画は、この城が王宮だった頃の王であられた第四代国王陛下、『ブリジストン・フォン・ランバーグ』様の肖像画であります。作家は、当時の巨匠ポップコーン様だったかと」
「ふむ、ポップコーンは確かに巨匠だが、今の時代にそぐはぬな。騎士団を動かし、貴族街の貴族および、商人の家宅捜査を執行し、芸術品を全て召し取るのだ。ここがこの国最大の貿易都市であった事を感謝できる品が出てくるだろう」
「か、閣下、そのような事を敢行すれば、商人はもちろんの事、貴族からの非難も避けられませんぞ!?」
「ふむ」
スタンプ卿の顔を盗み見るに、冷や汗は二筋、まだ行けるな。
「国の一大事だと言ってやれ、それと芸術品は必ず返却してやるとな。協力しなければ、国王陛下の名の下に、縛り首にしてやる。これを機に、不届き者の隠し財産を徴収し、この街の予算が増えるぞ! ハハハハハッ」
「か、かしこまりました。その様に、騎士団には即刻出動を命じます。それと、税務部にも同様に」
よし、この貿易港を有する我が領は多くの富が集まってくる。となれば、脱税が横行しているのもまた然り。これまでは、目を瞑っていたが、国が瀕している今こそ、吐き出してもらわんとな? クククッ。
さて、ここがあの豚が生活する豚小屋か。この城で一番良い客室だ。壁材には、翡翠の大理石が使用されていて、シャンデリアに使われた水晶石は、ウラヌス山脈からとれる最上級のアガペーが拵えてある。
その透明度は、水をも差し置きアガペーを介して、神界を覗き見ることができるほどだと言う。私に言わせれば、透明すぎて、もはやアンティークとしての存在感すらない空虚な贅沢だ。
そのほかの調度品、生活魔法具、全て最上の物が取り揃えられていた。
「スタンプ卿」
「……はっ」
「さすがだ。私が何か付け加える必要もないだろう」
「こ、光栄であります。閣下」
ふっ、合格を言い渡した時の方が冷や汗をかいているな。さすが、我が右腕だ。浮かれている時ほど、勘繰らねばならぬのが貴族社会だ。
「しかし、だな」
「……」
「スタンプ卿?」
「は、はっ」
「匂いが良くないな」
「に、匂いでございますか?」
「そうだ、この城は海が目先にあり、どうしても潮風に乗って磯の匂いがしてしまう」
「はい、それは致し方ないことかと」
「そこが甘いと言うのだ。あの大使は、人間ではない。金の奴隷だ。金を使い実現できる事に手を抜けば、奴に口実を与えてしまう。ランバーグは、アレスを舐めているのか、とな?」
「は、はぁ……」
「故に、今すぐ我が領地に咲いている。花という花を集めさせよ。そしてこの部屋を、花で埋め尽くすのだ。もちろん、花瓶にも気を使い、浴槽には果実も浮かべよ」
「御意」
冷や汗はかかず、か……。たかが、花だがされど花だ。自己嫌悪の塊である豚に、似つかわしくない花束を贈れば、少しは己の醜悪さが紛れるだろう。飾られた花は気の毒だが、奴の醜悪な臭気を吸って、一日と持たずに枯れ果てるであろうな。
「ハハハハハッ、鼻が曲がるとはこの事よ」
「か、閣下?」
戸惑うスタンプを捨て置き、晩餐の間へと赴いた。大理石の食卓に並べられた、食器、調度品、全てを手に取りながら確認していく。磨き抜かれた、銀製のフォークとナイフには、宝石が嵌め込まれ、金細工が施されている。
その他の器も一流の職人によって制作されたものばかりだ。こう言ったものを揃えるときに、最も大事な事は調和が取れているかということ。
部屋に使われている碧材が醸し出す雰囲気、それに溶け込むような家具、装飾品、そして食器達。全てのものを最高級の素材で作るのではなく、調和によって最高の空間を演出する。それが本当の贅沢と教養といえよう。
「スタンプ卿」
「はい! 閣下」
そろそろ限界か。スタンプの奴、気張りすぎて、肩肘張った敬礼をし始めたな。もちろん、冷や汗も止まっていない様子だ。
「そう構えるな」
「……」
「私は以前から、今回の会談は食卓の上でと言っていたであろう? それを此処にきて、とやかく注文はつけないさ。これだけはこれまで、私も再三確認していたことだからな」
「ほっ、左様ですな」
「さて、一息入れて執務室で一杯どうだ?」
「閣下の奢りならば、是非もありません」
「ふふっ、こいつめ」
私とスタンプは、執務室へと戻った。既に陽も傾き、太陽が海に沈む頃合いだ。真っ赤な陽光が、私の執務室を染め上げる中で、アガペー製のデカンタから、美しい細工が施されたグラスへとウイスキーを注ぐ。アガペー製のデカンタは、ウイスキーの色がよく見える。酒を入れる器としては、実に有能だ。
二つのグラスを両手に持ち、私の机の前で待機している初老のスタンプへとグラスを手渡し、そして各々席につく。
「恐れ入ります、閣下」
「良い、貴様は私が童の頃からシールズ家に仕えてきた功臣だ。これくらいの事はするさ」
「閣下が、シールズ家に婿入りされた時がなつかしゅうございますな」
「やめんか、貴族の慣習といえど互いに望まぬ結婚だった」
「……」
王族として、侯爵家を継いでから既に十余年、私も今年で三十一だ。子供にも恵まれず、妻には先立たれ、大戦のおかげで後妻も取らずにここまで来たが、この一件が終わり次第世継ぎを作らねばな。
うかうかしていたら、あのファウスティーナに先を越されかねない。ははっ、私も歳をとるわけだな。
「そういえば、ショウゴは明後日城に来るのか?」
「はっ、会談に合わせて招致しているのでその様になるかと」
「カシームの事だ。既に、ウオッカの情報は得ているであろうな」
「左様かと」
「ふふふっ、これまでウイスキーの存在を陛下にさえ知らせずに、ここまで秘匿した甲斐があったな。あの豚が一体どんな泣きっ面を見せるか、実に楽しみだ」
「閣下の先見の明には、脱帽でございます」
私は座りながらテラスへと体を向けて、夕陽を存分に我が身へと当てた。
「くくくっ、今日も我らが海は美しく、仕事終わりの酒が美味い」
「それは、何よりの幸せでございますな」
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