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4話「職業適性検査!」
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しばらく街の中を歩き、ギルドを目指していると、エアがこんなことを言い出した。
「ねえ、みんなはどんな職業になると思う?」
「そんなん調べりゃわかるんじゃねえの?」
「もう、わかってないわね。予想するのが楽しいんじゃない」
そんなもんか……
「私は魔法使いかな……というか、魔法使いがいいです!」
早希が少し興奮した様子で言う。
天使かな?
「早希たんは天使が似合ってると思うよ?」
「何言ってるんですか?」
おっと取り乱した。続けて続けて。
「へえ、なんでなの?」
「やっぱり異世界といえば魔法だと思うんです! こう、強くてかっこいい魔法をばーっと使えたらそれはきっと楽しいだろうなって!」
「いいじゃない! あたしもきっとサキは魔法使いになれると思うわ!」
「はい! とっても楽しみです!」
女ふたりの微笑ましい会話は続き、次はエアの職業の話になった。
「エアさんはどんな職業がいいですか?」
「んー、あたしは女神だからね……プリースト、かしら! 怪我した人をすぐ回復魔法で治しちゃうわよ!」
エアはポーズをとり、アホそうなどや顔を披露した。
まあでも適役か。
女神だし回復魔法とか得意だろう。女神っぽくないけど。
というかこの世界、蘇生魔法とかあんのかな?
「兄さんはどんな職業がいいですか?」
「ん? そうだな、俺は……パラディンとかがいいな! こう、剣でモンスターをばっさばっさと倒して早希たんのことを守ってやるぜ!」
「兄さん……!」
「早希……!」
「この兄妹は……ホラ、いちゃいちゃしてないで行くわよ」
「い、いちゃいちゃなんかしていません!」
エアにジト目で咎(とが)められた俺たちは、そのままギルドへと歩いて行った。
◆
「ここがギルドか……」
大きな酒場に着いた俺たちは、そのまま中へ入った。
酒場の中は、酒場らしくあたりにテーブルや椅子が並び、大勢の人々が飲めや騒げやとばかりににぎわっていた。
奥の方には、酒場のカウンターとは別に、ギルド専用のカウンターのような場所があり、その周りにはクエストを受けにきた冒険者でごった返していた。
まずは冒険者登録をしないといけないって聞いたけど……
「これから私たちの冒険が始まるんですね……!」
「はやく冒険者登録をしましょ!」
テンションが上がった様子のふたりを見たチンピラ風の冒険者のひとりが、立ち上がり、こちらに声をかけてくる。
「よう、あんたら冒険者登録に来たのかい? やめときな、あんたらのような貧弱なナリじゃすぐモンスターに食われて終わりだぜ」
なるほど。初心者への洗礼ってやつか……ニクい演出をしてくれるじゃないの!
「俺たちは魔王を倒す為に冒険者になるんだ。心配しなくとも自分のケツは自分で拭くさ」
それを聞いた冒険者は大きく笑い、
「だったらもう話す事はねえ、期待してるぜ、ゴールドルーキーさんよ!」
そう言って自分の机に戻って行った。
よし! モチベーションも上がったところでいよいよ冒険者登録だ!
「行こうぜ、早希、エア!」
「はい、兄さん!」
「腕が鳴るわね!」
そうしてギルドカウンターの前へと進んだ俺は、カウンターのお姉さんへこう告げた。
「あの、冒険者登録をしたいんですが!」
その言葉に、周りにいた冒険者たちが一斉に俺たちへと注目する。
カウンターのお姉さんはこちらを向き、
「あ、はい、では申し訳ありませんが、整理券をあちらで受け取って頂いて順番どおりに来て下さいね」
そういって整理券配布をしているお姉さんのところへ俺たちを促した。
順番があったのかよ……! は、恥ずかしい……!
つーか周りの注目って、「順番守れよ……」って視線だったのかよ!
顔を真っ赤にした俺たち三人は、お姉さんから整理券を貰い、少し離れたところで座って待っている事にした……
◆
「次、243番の方、カウンターまでお願いしまーす」
「あ、私ですね。行ってきます」
カウンターのお姉さんに呼ばれた早希は、整理券を持ってカウンターへ向かって行った。
「あの、冒険者登録をしたいんですが……」
「はい、わかりました。それでは、この紙に名前と年齢、性別を書いて下さいね。住所は結構です」
「は、はい。……できました。」
「拝見します。……ナルミ・サキさん。16歳、女性ですね。それでは冒険者登録をしますので、こちらの石盤に手をかざして下さい」
ゴクリ。生唾を飲み込む音が聞こえたような気がした。
早希は緊張を隠しきれないようで、手をかすかに震わせながらおそるおそる石盤に手をかざした。
すると、石盤が光って象形文字のようなものが浮かび上がり、早希の足元に魔方陣が現れ、魔方早希の足元から頭上へとゆっくりと上昇しはじめた。
「あ、あの」
「大丈夫ですよ。貴女のステータスを確認しているだけです。害はありませんよ」
「は、はい……」
不安がった早希の言葉に、カウンターのお姉さんはやさしく言葉をかけた。
それでも早希は何やら違和感がある様子で、魔方陣が頭上まで上昇しきるまで目をぎゅっと閉じながら終わりを待っていた。
魔方陣が頭上まで上昇しきると、石盤の光と文字はゆっくりと消え、カードのようなものが石盤上に生成された。
あの石盤は、真法具のようなものなんだろうか?
「……はい、終わりましたよ。 カードを確認しますので少々お待ち下さい。」
「はい……」
「筋力は平均値ですね……え? す、すごい! 知力と魔力値がとてつもなく高いですよ! 運は普通ですね。体力値がほぼ最低なので前衛職は無理ですが、魔法使い系の最上級職であるハイウィザードになることが出来ますよ!」
「ほ、本当ですか! では、職業はハイウィザードでお願いします!」
「かしこまりました! ようこそ、冒険者の世界へ! 我々は貴女を歓迎致します!」
おお……! 最上級職のハイウィザードか!
さっすが早希たん、やっぱりチートに選んで正解だったぜ! こ、このことを見越して呼んだんだよ? 本当だよ?
脳内で誰かに弁明をしていると、周りに祝福されながら早希がこちらへ帰ってきた。
「ありがとうございます、ありがとうございます! あ、兄さん! 私最上級職のハイウィザードになれました!」
早希が嬉しそうに俺に冒険者カードを見せて来た。
「よっしゃ! さすが早希だ! 褒めてやる!」
「えへ、えへへへ……はっ! あ、頭を撫でないで下さい! 皆が見ています!」
俺に頭を撫でられた早希は、だらしなく顔を緩ませた後、周りの視線に気付き、慌てて俺の手を跳ね除けた。
可愛すぎるだろ。サブ職業に天使とか入ってんじゃねえの?
「では次、244番の方ー!」
「いよいよあたしの出番ね!サキ、ソウタ、見てなさい!」
番号を呼ばれたエアが堂々とカウンターへ向かっていく。
あいつは女神だし、ステータスは調べるまでもなく高そうだ。
エアは名前、年齢、性別を書くと、その紙をお姉さんに渡した。
「エアさん、年齢は……不詳、ですか。まあ大丈夫でしょう。性別は女性ですね。では、この石板に手をかざして下さい!」
先ほどの早希のステータス確認の影響だろうか、カウンターのお姉さんは少しハイテンションでそう言った。
つーか年齢不詳ってなんだ? 後で問い詰めてやろう。
そうこう言ってるうちに、エアのカード作成も終わり、ステータス確認となった。
「す、すごいです!!」
カウンターのお姉さんは、それはもう大変なものを見てしまったとばかりに叫んだ。
「筋力、体力は平均値ですが、魔力値が先ほどの方を大きく上回っています! ……あ、ち、知力は平均よりも少し下ですが、……あ、運も平均よりも少し下ですね……で、ですが!貴女ならば魔法使い以外ならなんにでもなることが出来ます! プリーストならば最上級職も可能です! どうされますか?」
「ふふん、そうね! あたしはやっぱりプリーストの最上級職……ハイプリーストがいいわ!」
「かしこまりました! ようこそ、冒険者の世界へ! 貴女に幸福あらんことを!」
ハイウィザードとハイプリーストが立て続けに産まれたことで、場はさらに盛り上がりを見せた。
いつの間にか酒を飲んでいた冒険者たちも集まっており、野次馬と化していた。
「それでは! お次は245番の方! どうぞ!」
そして、ついに俺の番がやってきた。
「ふっ」
すっと立ち上がった俺は、その場にいた人々の注目を一斉に浴びた。
この流れなら……いける!!
「早希。パラディンになってくるぜ!」
「兄さん! ご武運を!」
ウオオオオ!!
俺の発言に場はさらに盛り上がりを見せた。
これはもうパラディン確定だろ!
「貴方は、先ほどの方々のパーティメンバーの方ですね! では早速、お名前、年齢、性別をお願いします!」
「よっ、とっ、はっと! さあ、お姉さん、どうぞ!」
「確認します! ナルミ・ソウタさん、18歳、男性ですね! それでは、石板に手をかざして下さい!」
「わかりました! ほっ!」
掛け声とともに石板へ手をかざす。
石板が光り始め、俺は魔法陣に包まれた。
石板の光も先程より強く感じる気がする……
これなら! いける!!
「カードが出ました! 確認致します!!」
あー、これは手応えあったわ。
これから異世界での俺無双が! 始まる!
「……あれ?」
お姉さんから疑問の声が上がった。
「ねえ、みんなはどんな職業になると思う?」
「そんなん調べりゃわかるんじゃねえの?」
「もう、わかってないわね。予想するのが楽しいんじゃない」
そんなもんか……
「私は魔法使いかな……というか、魔法使いがいいです!」
早希が少し興奮した様子で言う。
天使かな?
「早希たんは天使が似合ってると思うよ?」
「何言ってるんですか?」
おっと取り乱した。続けて続けて。
「へえ、なんでなの?」
「やっぱり異世界といえば魔法だと思うんです! こう、強くてかっこいい魔法をばーっと使えたらそれはきっと楽しいだろうなって!」
「いいじゃない! あたしもきっとサキは魔法使いになれると思うわ!」
「はい! とっても楽しみです!」
女ふたりの微笑ましい会話は続き、次はエアの職業の話になった。
「エアさんはどんな職業がいいですか?」
「んー、あたしは女神だからね……プリースト、かしら! 怪我した人をすぐ回復魔法で治しちゃうわよ!」
エアはポーズをとり、アホそうなどや顔を披露した。
まあでも適役か。
女神だし回復魔法とか得意だろう。女神っぽくないけど。
というかこの世界、蘇生魔法とかあんのかな?
「兄さんはどんな職業がいいですか?」
「ん? そうだな、俺は……パラディンとかがいいな! こう、剣でモンスターをばっさばっさと倒して早希たんのことを守ってやるぜ!」
「兄さん……!」
「早希……!」
「この兄妹は……ホラ、いちゃいちゃしてないで行くわよ」
「い、いちゃいちゃなんかしていません!」
エアにジト目で咎(とが)められた俺たちは、そのままギルドへと歩いて行った。
◆
「ここがギルドか……」
大きな酒場に着いた俺たちは、そのまま中へ入った。
酒場の中は、酒場らしくあたりにテーブルや椅子が並び、大勢の人々が飲めや騒げやとばかりににぎわっていた。
奥の方には、酒場のカウンターとは別に、ギルド専用のカウンターのような場所があり、その周りにはクエストを受けにきた冒険者でごった返していた。
まずは冒険者登録をしないといけないって聞いたけど……
「これから私たちの冒険が始まるんですね……!」
「はやく冒険者登録をしましょ!」
テンションが上がった様子のふたりを見たチンピラ風の冒険者のひとりが、立ち上がり、こちらに声をかけてくる。
「よう、あんたら冒険者登録に来たのかい? やめときな、あんたらのような貧弱なナリじゃすぐモンスターに食われて終わりだぜ」
なるほど。初心者への洗礼ってやつか……ニクい演出をしてくれるじゃないの!
「俺たちは魔王を倒す為に冒険者になるんだ。心配しなくとも自分のケツは自分で拭くさ」
それを聞いた冒険者は大きく笑い、
「だったらもう話す事はねえ、期待してるぜ、ゴールドルーキーさんよ!」
そう言って自分の机に戻って行った。
よし! モチベーションも上がったところでいよいよ冒険者登録だ!
「行こうぜ、早希、エア!」
「はい、兄さん!」
「腕が鳴るわね!」
そうしてギルドカウンターの前へと進んだ俺は、カウンターのお姉さんへこう告げた。
「あの、冒険者登録をしたいんですが!」
その言葉に、周りにいた冒険者たちが一斉に俺たちへと注目する。
カウンターのお姉さんはこちらを向き、
「あ、はい、では申し訳ありませんが、整理券をあちらで受け取って頂いて順番どおりに来て下さいね」
そういって整理券配布をしているお姉さんのところへ俺たちを促した。
順番があったのかよ……! は、恥ずかしい……!
つーか周りの注目って、「順番守れよ……」って視線だったのかよ!
顔を真っ赤にした俺たち三人は、お姉さんから整理券を貰い、少し離れたところで座って待っている事にした……
◆
「次、243番の方、カウンターまでお願いしまーす」
「あ、私ですね。行ってきます」
カウンターのお姉さんに呼ばれた早希は、整理券を持ってカウンターへ向かって行った。
「あの、冒険者登録をしたいんですが……」
「はい、わかりました。それでは、この紙に名前と年齢、性別を書いて下さいね。住所は結構です」
「は、はい。……できました。」
「拝見します。……ナルミ・サキさん。16歳、女性ですね。それでは冒険者登録をしますので、こちらの石盤に手をかざして下さい」
ゴクリ。生唾を飲み込む音が聞こえたような気がした。
早希は緊張を隠しきれないようで、手をかすかに震わせながらおそるおそる石盤に手をかざした。
すると、石盤が光って象形文字のようなものが浮かび上がり、早希の足元に魔方陣が現れ、魔方早希の足元から頭上へとゆっくりと上昇しはじめた。
「あ、あの」
「大丈夫ですよ。貴女のステータスを確認しているだけです。害はありませんよ」
「は、はい……」
不安がった早希の言葉に、カウンターのお姉さんはやさしく言葉をかけた。
それでも早希は何やら違和感がある様子で、魔方陣が頭上まで上昇しきるまで目をぎゅっと閉じながら終わりを待っていた。
魔方陣が頭上まで上昇しきると、石盤の光と文字はゆっくりと消え、カードのようなものが石盤上に生成された。
あの石盤は、真法具のようなものなんだろうか?
「……はい、終わりましたよ。 カードを確認しますので少々お待ち下さい。」
「はい……」
「筋力は平均値ですね……え? す、すごい! 知力と魔力値がとてつもなく高いですよ! 運は普通ですね。体力値がほぼ最低なので前衛職は無理ですが、魔法使い系の最上級職であるハイウィザードになることが出来ますよ!」
「ほ、本当ですか! では、職業はハイウィザードでお願いします!」
「かしこまりました! ようこそ、冒険者の世界へ! 我々は貴女を歓迎致します!」
おお……! 最上級職のハイウィザードか!
さっすが早希たん、やっぱりチートに選んで正解だったぜ! こ、このことを見越して呼んだんだよ? 本当だよ?
脳内で誰かに弁明をしていると、周りに祝福されながら早希がこちらへ帰ってきた。
「ありがとうございます、ありがとうございます! あ、兄さん! 私最上級職のハイウィザードになれました!」
早希が嬉しそうに俺に冒険者カードを見せて来た。
「よっしゃ! さすが早希だ! 褒めてやる!」
「えへ、えへへへ……はっ! あ、頭を撫でないで下さい! 皆が見ています!」
俺に頭を撫でられた早希は、だらしなく顔を緩ませた後、周りの視線に気付き、慌てて俺の手を跳ね除けた。
可愛すぎるだろ。サブ職業に天使とか入ってんじゃねえの?
「では次、244番の方ー!」
「いよいよあたしの出番ね!サキ、ソウタ、見てなさい!」
番号を呼ばれたエアが堂々とカウンターへ向かっていく。
あいつは女神だし、ステータスは調べるまでもなく高そうだ。
エアは名前、年齢、性別を書くと、その紙をお姉さんに渡した。
「エアさん、年齢は……不詳、ですか。まあ大丈夫でしょう。性別は女性ですね。では、この石板に手をかざして下さい!」
先ほどの早希のステータス確認の影響だろうか、カウンターのお姉さんは少しハイテンションでそう言った。
つーか年齢不詳ってなんだ? 後で問い詰めてやろう。
そうこう言ってるうちに、エアのカード作成も終わり、ステータス確認となった。
「す、すごいです!!」
カウンターのお姉さんは、それはもう大変なものを見てしまったとばかりに叫んだ。
「筋力、体力は平均値ですが、魔力値が先ほどの方を大きく上回っています! ……あ、ち、知力は平均よりも少し下ですが、……あ、運も平均よりも少し下ですね……で、ですが!貴女ならば魔法使い以外ならなんにでもなることが出来ます! プリーストならば最上級職も可能です! どうされますか?」
「ふふん、そうね! あたしはやっぱりプリーストの最上級職……ハイプリーストがいいわ!」
「かしこまりました! ようこそ、冒険者の世界へ! 貴女に幸福あらんことを!」
ハイウィザードとハイプリーストが立て続けに産まれたことで、場はさらに盛り上がりを見せた。
いつの間にか酒を飲んでいた冒険者たちも集まっており、野次馬と化していた。
「それでは! お次は245番の方! どうぞ!」
そして、ついに俺の番がやってきた。
「ふっ」
すっと立ち上がった俺は、その場にいた人々の注目を一斉に浴びた。
この流れなら……いける!!
「早希。パラディンになってくるぜ!」
「兄さん! ご武運を!」
ウオオオオ!!
俺の発言に場はさらに盛り上がりを見せた。
これはもうパラディン確定だろ!
「貴方は、先ほどの方々のパーティメンバーの方ですね! では早速、お名前、年齢、性別をお願いします!」
「よっ、とっ、はっと! さあ、お姉さん、どうぞ!」
「確認します! ナルミ・ソウタさん、18歳、男性ですね! それでは、石板に手をかざして下さい!」
「わかりました! ほっ!」
掛け声とともに石板へ手をかざす。
石板が光り始め、俺は魔法陣に包まれた。
石板の光も先程より強く感じる気がする……
これなら! いける!!
「カードが出ました! 確認致します!!」
あー、これは手応えあったわ。
これから異世界での俺無双が! 始まる!
「……あれ?」
お姉さんから疑問の声が上がった。
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