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本編 20.04 - 21.03
夢#200823/580
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夢を見た。全く判然としない夢だ。私は何を売っているかも知らない、内装の控えめな店で雑用をしていた。多分、気にならないほど特異なことではないのだろう。男女比は1:1といったところだろうか。あまり人の多くない店だ。何故か一人だけピンヒールを履き、カツカツと音を立てる女性と、私より後に店に転がり込んだ(おそらく2週間ほど前から)飄々とした男性の2人が登場した。名前は知らない。順にA、Bとしておこう。
私は、つい数時間前に掃除したきれいな床を、モップで拭き上げながら、店内とスタッフルームとをウロチョロしていた。数人の客と接客する店員が何人か、カウンターを挟んで座っている。居心地が悪かったのか、私はすごすごとスタッフフルームに戻り、Bと鉢合わせた。
「どうした?」
「いいや、ちょっとね」
と言葉を交わしたきり他に何も言わず、時間が流れる。程なくしてAが入ってきて、何かのスプレーを全身に吹き付けた。
「何ですか? それ」
「蚊除けだよ。ちょっとコンビニ行こうと思って」
「あ、俺行きますよ。スプレー借りていいですか?」
衣服の上からかけるタイプだ。まず足にと、下からかけた刹那、どこからか入り込んだヒトスジシマカが二匹、左足に止まった。ついで一匹、誘われるように止まり、パッケージに「蚊除け」ではなく「蚊寄せ」と描いてあると気がついたところで目が覚めた。
よくわからない夢だった。
私は、つい数時間前に掃除したきれいな床を、モップで拭き上げながら、店内とスタッフルームとをウロチョロしていた。数人の客と接客する店員が何人か、カウンターを挟んで座っている。居心地が悪かったのか、私はすごすごとスタッフフルームに戻り、Bと鉢合わせた。
「どうした?」
「いいや、ちょっとね」
と言葉を交わしたきり他に何も言わず、時間が流れる。程なくしてAが入ってきて、何かのスプレーを全身に吹き付けた。
「何ですか? それ」
「蚊除けだよ。ちょっとコンビニ行こうと思って」
「あ、俺行きますよ。スプレー借りていいですか?」
衣服の上からかけるタイプだ。まず足にと、下からかけた刹那、どこからか入り込んだヒトスジシマカが二匹、左足に止まった。ついで一匹、誘われるように止まり、パッケージに「蚊除け」ではなく「蚊寄せ」と描いてあると気がついたところで目が覚めた。
よくわからない夢だった。
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