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世の流れ 9 道中
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「そんな変な顔するなって」
リュートが笑う。
「どうしてこうなっちまったんだよ」
ファトストは心底、困惑した顔で答える。
「お前は昔からそういうヤツだろ。色々なことに巻き込まれる」
「昔から巻き込むのは、いつもお前の役目だ。俺とリュゼーは渋々それに付き合うだけだ」
ファトストは馬の上から、動物の皮でできた鎧を着て意気揚々と歩くリュートに向かって声を荒げる。
「今回はその役目を自分で引き当てただけだろ」
「うるさい」
「人というのは、直ぐには変わらないものだな」
「うるさい、うるさい」
「しっかり頼むぜ」
「うるさい、うるさい、うるさい」
ファトストは顔を顰めて首を振る。ケタケタと笑うリュートを見て何か投げられる物がないか体中を探すが、動きやすくするために布を繋ぎ合わせただけの質素な衣服には何も無い。
「どうしてこうなっちまったんだよ」
ファトストは独り呟いてから、頭を掻きむしる。
「どうしてこうなっちまったって、街を守るミツヤ様に名を聞かれたんだろ?」
「そうだよ」
「それだよ」
「そうだけどさ」
「喜ばしいことじゃないか」
「そうなんだけどさ」
「だったら何が気に入らないんだよ」
「何回も言ってるだろうがよ。俺だけ置いてかれたんだよ」
全てを言い終わる前に、リュートは声を出して笑う。
その顔がなんとも憎たらしい。
「お前よお、さっきから何が面白いんだよ」
「これぞファトストって感じだよな」
「それって、どういう意味だ?」
今にも喧嘩が始まりそうな剣幕でファトストは訊ねる。
「置いてかれたんだろ?」
それを意に介せず、リュートは問い返す。
「そうだよ」
口を尖らせてファトストは答える。
再びリュートは、声を出して笑う。
「何なんだよ、こいつ」
ファトストは大きな溜め息を吐く。
「お前たち、こんな状況でよくそんな言い合いをしていられるな。これから戦闘が始まるかもしれないんだぞ」
硬い鎧に身を包んだ男が、馬上から二人に話し掛ける。
「あっビードさん、今だけです。その時になったら、気持ちを切り替えます」
リュートは人懐っこい笑顔を浮かべる。
「慣れてるお前なら分かるが、幼馴染のそいつはこういった経験が無いんだろ? 笑っているのが理解できん」
「ファトストのことですか? 感性が人とは違うというか、こいつはこういうヤツなんです。これでも大分、緊張してると思いますよ」
言い当てられてしまったら、何も言い返せない。
ファトストは睨め付けるようにリュートを見下ろす。
「そうは見えんがなぁ……」
ビードはゆっくりとそう言いながらファトストを眺める。そのまま、「どう思う?」と、周りに意見を求める。
「見えませんね」
ビードの横で馬に乗る男が答える。
「初めてとのことで危惧していましたが、要らぬ心配でしたな」
同じく馬に乗る別の男が、ファトストを見ながら感心しつつ意見を述べる。この場にいるファトスト以外の人物は、全てホロイ家の者たちだ。そんな、隊を組む面々は、成人前の若者たちの戯れ合いに頬を緩ませる。
「お前はキタシフ様の部下ではないのであろう?」
ビードがファトストに尋ねる。
ファトストはリュートを睨み付けたまま、「そうです」と答える。
「それならば、このような配置になることもあるだろう」
ビードの横にいる男が話に加わる。「部隊の規模的に、あちらとこちらではそれほど変わりがない。幼馴染のリュートもこっちにいるのに、何がそんなに嫌なのだ?」
「そうですよね、バーシップさん」
ファトストが話し始める前に、リュートが口を開く。
「こいつがいるから嫌なんです。こいつといると、いつも嫌なことが起こるんです」
ファトストも負けじと、リュートから出てくる次の言葉を遮るように答える。
「俺がいるのが嫌だって言うなら、キタシフ様たちの先発隊の方が良かったのかよ?」
「そうだよ」
「アンアーバに行くだけだぞ?」
「そっちの方が安全だろ。俺はまだ死にたくない」
「そんな大袈裟な」
リュートは笑う。「俺たちは、新たに発見した敵の隠れ家に攻め込むだけだぜ。この任務で命を落としたら、どれだけ運がないんだよ」
それを聞いたファトストは、大きな溜め息を吐く。
「俺は風でも軍人でもない。首長のそばについて仕事を手伝っている、ただの善良な民草だ。剣を毎日振っているお前とは、根本的なところから違うんだよ」
風と呼ばれる人たちの強さは、前の捕り物で直に見ているため身に染みて理解している。そんな人たちと一緒にされては困る。
それとともに、ホロイ家というか、軍の人たちはすごい。何がすごいかというと、情報収集能力の高さだ。
リルリル様が賊討伐のお手伝いをホロイ家に打診したところ、荷を先方に届けしだい合流させていただく、との返事をもらった。これは別に特別なことではない。賊の被害に困り果てた街や村を、通りすがりの風が助けることはよくある。俺の生まれ育ったアモンデ村でも、似たようなことは多々あった。そういった出来事との違いは、人のかけ方だろう。
ホロイ家が街に戻り、いざ合流という運びになるとすでに賊は丸裸にされていた。それとともに賊の数に合わせて増員もされており、その上、あらかたの作戦も決められていた。
「ここまでくると、キタシフ様の方には追い付かないだろうな。こっちが嫌なら、残るはエジート様の方しかないぞ?」
リュートは意味ありげに笑いながら尋ねる。
「ばか言うなよ。俺なんかがそっちについて行ったら、確実にあの世行きだよ。そんなことしたら、『まだこっちに来るんじゃない』ってオソ爺に叱られちゃうよ」
ファトストは眉尻を下げて答える。
「俺だったら喜ん——」
「お前と一緒にするなって言ってるだろ!」
ファトストは声を荒げる。
くそ。リュートだけならまだしも、他のホロイ家の人たちも声を出して笑っている。
「笑わないでください! こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんです」
再び声を荒げるファトストに対し、「心配するな。危険のないように配慮はする」と、宥めるようにビードが声を掛ける。
「心配するなと言われましても、賊はトンポン国からの流れ者なんですよね?」
他国の者など信用できない。この国に縁もゆかりもないのなら、無茶をするに決まっている。
「そうだな」
「賊に扮した帝国兵も混じっていると聞きました」
「それについては間違いないだろう」
それを聞いたファトストは眉根を強く寄せ、目と口をきつく閉じる。あたかも顔の中心に、それぞれの部位が集まっているように見える。
「そんな顔をするな」
口調では心配しているが、ビードの顔は笑っている。
「何で俺が選ばれたんですか?」
「エジート様に気に入られたからだろ」
まだ笑みが残っている顔で、ビードは答える。
「それだけですか?」
「それ以外にあるのか?」
当たり前のことを聞くやつだと、ビードは質問を質問で返す。
「そんなぁ……」
風と呼ばれる人たちにこちらの常識など通じないらしい。本当にそんなことで決められたとしたら、たまったもんじゃない。
何としてでも生き延びてやる。
ファトストは心の中で、そう強く誓う。
リュートが笑う。
「どうしてこうなっちまったんだよ」
ファトストは心底、困惑した顔で答える。
「お前は昔からそういうヤツだろ。色々なことに巻き込まれる」
「昔から巻き込むのは、いつもお前の役目だ。俺とリュゼーは渋々それに付き合うだけだ」
ファトストは馬の上から、動物の皮でできた鎧を着て意気揚々と歩くリュートに向かって声を荒げる。
「今回はその役目を自分で引き当てただけだろ」
「うるさい」
「人というのは、直ぐには変わらないものだな」
「うるさい、うるさい」
「しっかり頼むぜ」
「うるさい、うるさい、うるさい」
ファトストは顔を顰めて首を振る。ケタケタと笑うリュートを見て何か投げられる物がないか体中を探すが、動きやすくするために布を繋ぎ合わせただけの質素な衣服には何も無い。
「どうしてこうなっちまったんだよ」
ファトストは独り呟いてから、頭を掻きむしる。
「どうしてこうなっちまったって、街を守るミツヤ様に名を聞かれたんだろ?」
「そうだよ」
「それだよ」
「そうだけどさ」
「喜ばしいことじゃないか」
「そうなんだけどさ」
「だったら何が気に入らないんだよ」
「何回も言ってるだろうがよ。俺だけ置いてかれたんだよ」
全てを言い終わる前に、リュートは声を出して笑う。
その顔がなんとも憎たらしい。
「お前よお、さっきから何が面白いんだよ」
「これぞファトストって感じだよな」
「それって、どういう意味だ?」
今にも喧嘩が始まりそうな剣幕でファトストは訊ねる。
「置いてかれたんだろ?」
それを意に介せず、リュートは問い返す。
「そうだよ」
口を尖らせてファトストは答える。
再びリュートは、声を出して笑う。
「何なんだよ、こいつ」
ファトストは大きな溜め息を吐く。
「お前たち、こんな状況でよくそんな言い合いをしていられるな。これから戦闘が始まるかもしれないんだぞ」
硬い鎧に身を包んだ男が、馬上から二人に話し掛ける。
「あっビードさん、今だけです。その時になったら、気持ちを切り替えます」
リュートは人懐っこい笑顔を浮かべる。
「慣れてるお前なら分かるが、幼馴染のそいつはこういった経験が無いんだろ? 笑っているのが理解できん」
「ファトストのことですか? 感性が人とは違うというか、こいつはこういうヤツなんです。これでも大分、緊張してると思いますよ」
言い当てられてしまったら、何も言い返せない。
ファトストは睨め付けるようにリュートを見下ろす。
「そうは見えんがなぁ……」
ビードはゆっくりとそう言いながらファトストを眺める。そのまま、「どう思う?」と、周りに意見を求める。
「見えませんね」
ビードの横で馬に乗る男が答える。
「初めてとのことで危惧していましたが、要らぬ心配でしたな」
同じく馬に乗る別の男が、ファトストを見ながら感心しつつ意見を述べる。この場にいるファトスト以外の人物は、全てホロイ家の者たちだ。そんな、隊を組む面々は、成人前の若者たちの戯れ合いに頬を緩ませる。
「お前はキタシフ様の部下ではないのであろう?」
ビードがファトストに尋ねる。
ファトストはリュートを睨み付けたまま、「そうです」と答える。
「それならば、このような配置になることもあるだろう」
ビードの横にいる男が話に加わる。「部隊の規模的に、あちらとこちらではそれほど変わりがない。幼馴染のリュートもこっちにいるのに、何がそんなに嫌なのだ?」
「そうですよね、バーシップさん」
ファトストが話し始める前に、リュートが口を開く。
「こいつがいるから嫌なんです。こいつといると、いつも嫌なことが起こるんです」
ファトストも負けじと、リュートから出てくる次の言葉を遮るように答える。
「俺がいるのが嫌だって言うなら、キタシフ様たちの先発隊の方が良かったのかよ?」
「そうだよ」
「アンアーバに行くだけだぞ?」
「そっちの方が安全だろ。俺はまだ死にたくない」
「そんな大袈裟な」
リュートは笑う。「俺たちは、新たに発見した敵の隠れ家に攻め込むだけだぜ。この任務で命を落としたら、どれだけ運がないんだよ」
それを聞いたファトストは、大きな溜め息を吐く。
「俺は風でも軍人でもない。首長のそばについて仕事を手伝っている、ただの善良な民草だ。剣を毎日振っているお前とは、根本的なところから違うんだよ」
風と呼ばれる人たちの強さは、前の捕り物で直に見ているため身に染みて理解している。そんな人たちと一緒にされては困る。
それとともに、ホロイ家というか、軍の人たちはすごい。何がすごいかというと、情報収集能力の高さだ。
リルリル様が賊討伐のお手伝いをホロイ家に打診したところ、荷を先方に届けしだい合流させていただく、との返事をもらった。これは別に特別なことではない。賊の被害に困り果てた街や村を、通りすがりの風が助けることはよくある。俺の生まれ育ったアモンデ村でも、似たようなことは多々あった。そういった出来事との違いは、人のかけ方だろう。
ホロイ家が街に戻り、いざ合流という運びになるとすでに賊は丸裸にされていた。それとともに賊の数に合わせて増員もされており、その上、あらかたの作戦も決められていた。
「ここまでくると、キタシフ様の方には追い付かないだろうな。こっちが嫌なら、残るはエジート様の方しかないぞ?」
リュートは意味ありげに笑いながら尋ねる。
「ばか言うなよ。俺なんかがそっちについて行ったら、確実にあの世行きだよ。そんなことしたら、『まだこっちに来るんじゃない』ってオソ爺に叱られちゃうよ」
ファトストは眉尻を下げて答える。
「俺だったら喜ん——」
「お前と一緒にするなって言ってるだろ!」
ファトストは声を荒げる。
くそ。リュートだけならまだしも、他のホロイ家の人たちも声を出して笑っている。
「笑わないでください! こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんです」
再び声を荒げるファトストに対し、「心配するな。危険のないように配慮はする」と、宥めるようにビードが声を掛ける。
「心配するなと言われましても、賊はトンポン国からの流れ者なんですよね?」
他国の者など信用できない。この国に縁もゆかりもないのなら、無茶をするに決まっている。
「そうだな」
「賊に扮した帝国兵も混じっていると聞きました」
「それについては間違いないだろう」
それを聞いたファトストは眉根を強く寄せ、目と口をきつく閉じる。あたかも顔の中心に、それぞれの部位が集まっているように見える。
「そんな顔をするな」
口調では心配しているが、ビードの顔は笑っている。
「何で俺が選ばれたんですか?」
「エジート様に気に入られたからだろ」
まだ笑みが残っている顔で、ビードは答える。
「それだけですか?」
「それ以外にあるのか?」
当たり前のことを聞くやつだと、ビードは質問を質問で返す。
「そんなぁ……」
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