86 / 148
本編前のエピソード
雲の行き先 24 外交と商い 下
しおりを挟む
風で運ばれた雲により、月の光は遮られている。暗闇に覆われたデポネルへと続く道を、所々に設置された篝火が照らす。先を行く馬車が、暗がりから現れては消えていった。
その先にはエルメウス家が拠点とする、都市マルセールに引けを取らない街並みが夜だというのに視認できる。
「不用心だとは思わないか?」
何台かの馬車が目に入ったが、いずれも護衛の姿は無かった。当然、この馬車にも護衛はついていない。
「急な出来事と、馬車の操縦にばかり気を取られていて大切なことを疎かにしていました」
月夜とはいえ、余程のことが無い限り夜間に荷を運ぶことはしない。賊の襲撃を回避する他に、視界が悪ければそれに伴って危険が増すからだ。
「気にするな。こちらとしても、何も対応をしていないわけではない」
ドロフは夜鳥の鳴き真似をする。すると、暗闇から鳴き声が返ってくる。それも一つや二つではない。一小隊とはいわないまでも、それなりの人数が暗闇に潜んでいると思われる。
「まあ、あいつらは、賊と直接やり合うというよりは、警戒や情報を収集するために散らばっているのだがな。それに、この辺りには己の身を危険に晒してまで荷を襲うような物好きはいない。そんなことをせずとも、生きてはいけるのだからな」
夜風によりサラサラと葉が擦れる音が聞こえ、麦穂の香りが運ばれてくる。ドルリート王の功績もあるだろうが、それを絶やさずに畑を耕し続けた民の営みが垣間見れる。
先ほどの言葉の意味は、飢えることがなければ賊になる者も少なくなる、ということだろう。しかし、エルドレとリチレーヌの違いを知れば知るほど、心の内に別の感情が湧いてくる。
人を集め、人を育て、人を使って発展していったエルメウス家とは違い、ヘヒュニという人物、ひいてはデポネルという都市は、立地に恵まれ、世の情勢により偶々発展したとしか思えない。
篝火の横を馬車が通過する。燃え盛る炎により他より気温が高く、夏夜の暑さと相まって体が熱くなる。
リュゼーは幼き頃の出来事を思い出す。
東方の大国が、削り取られた領地を奪い返そうと、エルドレと同盟を結んでいる都市国家に戦争を仕掛けてきた。救援を要請されたエルドレは、当然のこととして軍を派遣する。敵国の規模からして、大規模な争いには発展しないだろうと思われていたが、隣接する都市の反乱によりエルドレは窮地に立たされた。どうにか防衛には成功したが、エルドレと都市国家は多大な損害を受けた。反乱を起こした都市は帰順を示していた国家の一部であったが、敵国の侵略が成功すればその地域一帯を治める盟主にすると唆されての愚行だった。
その戦にて命を落とした兵の中に、同郷出身の者が数名いた。遺体のない葬儀にて「名誉ある戦死だと聞いています。息子を誇りに思います」と、力無く悲しみに暮れた顔で語っていた、兄を失った友人の、母が流した涙が脳裏に浮かぶ。
「エルドレのことを、『番犬』とは良い表現でしたね。これだけ平和なら、国防について興味がなくなるのも理解できる気がします」
己の身体が熱を帯びてきているのは篝火のせいだと、何度も自分に言い聞かせる。
「そうだな、平和とはいいものだな」
お面でも見ているような表情の乏しいドロフの顔から察するに、この言葉を額面通りに受け取ることはできない。少なからず、同じ様な感情を抱いていると思われる。
このままではいけない。これ以上、ヘヒュニに対して負の感情を抱いてしまっては、思っていることが表に出てしまう。
「私に求められているのは、先ほどの会と同じような役目なのでしょうか?」
リュゼーはドロフから視線を外し、抑揚無く問いかける。
「そうだ」
その一言で、一縷の望みが絶たれてしまう。
分かっていたことだが、自分に求められているのは、ヘヒュニの気を良くさせるための愚者を演じることだ。
「分かりました」
本家が決めた任務だから諦めるしかない。しかし、会と今現在では心持ちが全然違う。
「何だ? 不服か?」
「いえ、任務を与えられて嬉しく思います」
葉が擦れる音が聞こえるほど静かで、真っ直ぐの一本道。鞭も手綱も操っていないのに、馬が怯えた声でいななく。
ドロフは呆れたように鼻を鳴らす。
「簡単な役割で良かったな」
「はい」
文言で表せば冷たくリュゼーを下に見ている言葉だが、明らかにドロフが苛ついているのが分かる。
「まあ、お前が納得するならば、それで良しとするか」
返答を待つようにドロフは間を空ける。しかしリュゼーは何も答えない。
「くだらんなぁ」
苛立ちを隠さず、ドロフは何に対してなのか明確に示すことなく、言葉を漏らす。
「活躍する場を自ら手放してしまうなど、俺からしたら愚かな事をするものだと思ってしまうがな」
ドロフは再び間を空けるが、リュゼーは口を開かない。
「まあ当然か。馬車を操縦させてくれと言われた時に少しは期待してみたものの、蓋を開けてみれば己のことしか考えていなかったのだからな」
それでも尚、リュゼーは口を紡ぐ。
「流石は本家だ。この程度の男だと分かっていたのだろう」
「いえ。違います」
「ほう、何が違うのだ?」
リュゼーは再び口を閉じる。
ドロフはリュゼーの顔を見つめ、ふんっと呆れたように鼻で笑う。
「何が違うのかと問えば答えることをせず、こともあろうに不満を顔に浮かべる。良い身分だな」
「申し訳ありません」
「謝るだけか? 今、この話は愚者を演じる訓練でも、お前の胆力を鍛えるものでもないことは承知しているな?」
「はい、理解しています」
「それでもその態度か?」
リュゼーは歯を食い縛る。
それを見たドロフの舌打ちが聞こえる。
「まあ、商いの基本がなっていないやつにとっては、この状況を打開するのは難しい事なのであろうな」
「何も言い訳はできません。自分の荷を確認するだけで精一杯となり、他の荷については確認しませんでした」
どんな品物があるのか分からなければ、そもそも、商談など出来ない。会話の途中で品物の話が出たらそのまま現物を見せて質などを確認してもらえるし、それとはなしに、品物へ話を誘導できたりもする。必要ならば知識の深い者を紹介できる。何を用意しているのか分からなければ、それすらも出来ない。
「手柄を立てられそうな場面なのに、それを手放した言い訳がそれか。少しは変わってきたと思っていたが、俺の思い違いだったか」
リュゼーは再び口を紡ぐ。
「ところで、お前には師がいたな。その師ならこんな場面でなんと説いて聞かせるのだ?」
「どんなに些細な情報でも手に入れておけ。一つひとつが微々たるものでも解決への糸口に繋がる。そのために必要なことは、品や人に興味を持て。だと思います」
「そうだな。物資を運ぶための地形や人の流れ、品物の過不足など、数多くの情報を手にいれることでエルメウス家は繁栄をした。それでお前は何をやった?」
「帳簿と荷に相違が無いかを確認し、馬車の準備をしました」
「それだけか。俺はその場にいなかったから分からぬが、出発まで時間がなかったのだな」
「いえ。他の馬車には何が積まれているか、見たことのない品物については尋ねる時間はありました」
「お前というは、本当に恩知らずなやつだな。全てとは言わんが、荷についての知識があれば、お前に愚者を演じさせることは失策だったと本家に思わせることもできたし、別の方策を立てられたかもしれないのにな。馬車を操縦するだけで満足してしまったやつには、丁度良い役割かもしれんな」
馬車を操縦できるということに浮ついていた自分が、今となっては恥ずかしい。
「大変申し訳ありません」
「何、謝る必要などない。ただ、その師というのが気の毒でならないだけだ。俺に弟子がいたらの話になってしまうが、本家がその弟子にそんな役目を与えたらと考えたら、腸が煮えくり返ってしまうがな」
「至らず申し訳ございません」
「何、気にするな。俺のことではない。しかし、その師というのも難儀だな。愚者を演じるためだけに、弟子を導かなければならぬのだからな。心中察するに有り余るな。それにもし俺だったら、そんな愚策を受け入れてしまうような弟子など、顔も見たくないと思ってしまうだけだ」
リュゼーは唇を強く噛み締める。
「よろしいですか?」
その言葉にドロフはリュゼーへ顔を向ける。
その先にはエルメウス家が拠点とする、都市マルセールに引けを取らない街並みが夜だというのに視認できる。
「不用心だとは思わないか?」
何台かの馬車が目に入ったが、いずれも護衛の姿は無かった。当然、この馬車にも護衛はついていない。
「急な出来事と、馬車の操縦にばかり気を取られていて大切なことを疎かにしていました」
月夜とはいえ、余程のことが無い限り夜間に荷を運ぶことはしない。賊の襲撃を回避する他に、視界が悪ければそれに伴って危険が増すからだ。
「気にするな。こちらとしても、何も対応をしていないわけではない」
ドロフは夜鳥の鳴き真似をする。すると、暗闇から鳴き声が返ってくる。それも一つや二つではない。一小隊とはいわないまでも、それなりの人数が暗闇に潜んでいると思われる。
「まあ、あいつらは、賊と直接やり合うというよりは、警戒や情報を収集するために散らばっているのだがな。それに、この辺りには己の身を危険に晒してまで荷を襲うような物好きはいない。そんなことをせずとも、生きてはいけるのだからな」
夜風によりサラサラと葉が擦れる音が聞こえ、麦穂の香りが運ばれてくる。ドルリート王の功績もあるだろうが、それを絶やさずに畑を耕し続けた民の営みが垣間見れる。
先ほどの言葉の意味は、飢えることがなければ賊になる者も少なくなる、ということだろう。しかし、エルドレとリチレーヌの違いを知れば知るほど、心の内に別の感情が湧いてくる。
人を集め、人を育て、人を使って発展していったエルメウス家とは違い、ヘヒュニという人物、ひいてはデポネルという都市は、立地に恵まれ、世の情勢により偶々発展したとしか思えない。
篝火の横を馬車が通過する。燃え盛る炎により他より気温が高く、夏夜の暑さと相まって体が熱くなる。
リュゼーは幼き頃の出来事を思い出す。
東方の大国が、削り取られた領地を奪い返そうと、エルドレと同盟を結んでいる都市国家に戦争を仕掛けてきた。救援を要請されたエルドレは、当然のこととして軍を派遣する。敵国の規模からして、大規模な争いには発展しないだろうと思われていたが、隣接する都市の反乱によりエルドレは窮地に立たされた。どうにか防衛には成功したが、エルドレと都市国家は多大な損害を受けた。反乱を起こした都市は帰順を示していた国家の一部であったが、敵国の侵略が成功すればその地域一帯を治める盟主にすると唆されての愚行だった。
その戦にて命を落とした兵の中に、同郷出身の者が数名いた。遺体のない葬儀にて「名誉ある戦死だと聞いています。息子を誇りに思います」と、力無く悲しみに暮れた顔で語っていた、兄を失った友人の、母が流した涙が脳裏に浮かぶ。
「エルドレのことを、『番犬』とは良い表現でしたね。これだけ平和なら、国防について興味がなくなるのも理解できる気がします」
己の身体が熱を帯びてきているのは篝火のせいだと、何度も自分に言い聞かせる。
「そうだな、平和とはいいものだな」
お面でも見ているような表情の乏しいドロフの顔から察するに、この言葉を額面通りに受け取ることはできない。少なからず、同じ様な感情を抱いていると思われる。
このままではいけない。これ以上、ヘヒュニに対して負の感情を抱いてしまっては、思っていることが表に出てしまう。
「私に求められているのは、先ほどの会と同じような役目なのでしょうか?」
リュゼーはドロフから視線を外し、抑揚無く問いかける。
「そうだ」
その一言で、一縷の望みが絶たれてしまう。
分かっていたことだが、自分に求められているのは、ヘヒュニの気を良くさせるための愚者を演じることだ。
「分かりました」
本家が決めた任務だから諦めるしかない。しかし、会と今現在では心持ちが全然違う。
「何だ? 不服か?」
「いえ、任務を与えられて嬉しく思います」
葉が擦れる音が聞こえるほど静かで、真っ直ぐの一本道。鞭も手綱も操っていないのに、馬が怯えた声でいななく。
ドロフは呆れたように鼻を鳴らす。
「簡単な役割で良かったな」
「はい」
文言で表せば冷たくリュゼーを下に見ている言葉だが、明らかにドロフが苛ついているのが分かる。
「まあ、お前が納得するならば、それで良しとするか」
返答を待つようにドロフは間を空ける。しかしリュゼーは何も答えない。
「くだらんなぁ」
苛立ちを隠さず、ドロフは何に対してなのか明確に示すことなく、言葉を漏らす。
「活躍する場を自ら手放してしまうなど、俺からしたら愚かな事をするものだと思ってしまうがな」
ドロフは再び間を空けるが、リュゼーは口を開かない。
「まあ当然か。馬車を操縦させてくれと言われた時に少しは期待してみたものの、蓋を開けてみれば己のことしか考えていなかったのだからな」
それでも尚、リュゼーは口を紡ぐ。
「流石は本家だ。この程度の男だと分かっていたのだろう」
「いえ。違います」
「ほう、何が違うのだ?」
リュゼーは再び口を閉じる。
ドロフはリュゼーの顔を見つめ、ふんっと呆れたように鼻で笑う。
「何が違うのかと問えば答えることをせず、こともあろうに不満を顔に浮かべる。良い身分だな」
「申し訳ありません」
「謝るだけか? 今、この話は愚者を演じる訓練でも、お前の胆力を鍛えるものでもないことは承知しているな?」
「はい、理解しています」
「それでもその態度か?」
リュゼーは歯を食い縛る。
それを見たドロフの舌打ちが聞こえる。
「まあ、商いの基本がなっていないやつにとっては、この状況を打開するのは難しい事なのであろうな」
「何も言い訳はできません。自分の荷を確認するだけで精一杯となり、他の荷については確認しませんでした」
どんな品物があるのか分からなければ、そもそも、商談など出来ない。会話の途中で品物の話が出たらそのまま現物を見せて質などを確認してもらえるし、それとはなしに、品物へ話を誘導できたりもする。必要ならば知識の深い者を紹介できる。何を用意しているのか分からなければ、それすらも出来ない。
「手柄を立てられそうな場面なのに、それを手放した言い訳がそれか。少しは変わってきたと思っていたが、俺の思い違いだったか」
リュゼーは再び口を紡ぐ。
「ところで、お前には師がいたな。その師ならこんな場面でなんと説いて聞かせるのだ?」
「どんなに些細な情報でも手に入れておけ。一つひとつが微々たるものでも解決への糸口に繋がる。そのために必要なことは、品や人に興味を持て。だと思います」
「そうだな。物資を運ぶための地形や人の流れ、品物の過不足など、数多くの情報を手にいれることでエルメウス家は繁栄をした。それでお前は何をやった?」
「帳簿と荷に相違が無いかを確認し、馬車の準備をしました」
「それだけか。俺はその場にいなかったから分からぬが、出発まで時間がなかったのだな」
「いえ。他の馬車には何が積まれているか、見たことのない品物については尋ねる時間はありました」
「お前というは、本当に恩知らずなやつだな。全てとは言わんが、荷についての知識があれば、お前に愚者を演じさせることは失策だったと本家に思わせることもできたし、別の方策を立てられたかもしれないのにな。馬車を操縦するだけで満足してしまったやつには、丁度良い役割かもしれんな」
馬車を操縦できるということに浮ついていた自分が、今となっては恥ずかしい。
「大変申し訳ありません」
「何、謝る必要などない。ただ、その師というのが気の毒でならないだけだ。俺に弟子がいたらの話になってしまうが、本家がその弟子にそんな役目を与えたらと考えたら、腸が煮えくり返ってしまうがな」
「至らず申し訳ございません」
「何、気にするな。俺のことではない。しかし、その師というのも難儀だな。愚者を演じるためだけに、弟子を導かなければならぬのだからな。心中察するに有り余るな。それにもし俺だったら、そんな愚策を受け入れてしまうような弟子など、顔も見たくないと思ってしまうだけだ」
リュゼーは唇を強く噛み締める。
「よろしいですか?」
その言葉にドロフはリュゼーへ顔を向ける。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる