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第一章 キスはフルーツオレの味
第3話 新しい同居生活。始まる夏。
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朝、目覚めると卵が焼ける香ばしい匂いがキッチンから自室に漏れていた。
キッチンに行くと大辺が挨拶をしてきたので、俺も返す。
「あっ、そうだ。燐起こしに行ってくれる?」
「分かりました」
「でも……びっくりしちゃうかもね」
「びっくり?」
小首を傾げながら燐の部屋を開けるとびっくりしてしまう原因が分かった。
ベッドにはアニメキャラの抱き枕。壁にはタペストリー。棚にはこれまた高そうなフィギュア。
「これまた凄いな……」
目を覚ました燐。するとすぐにも飛び起きた。
「ちょっ、え、なに勝手に入ってきているんですか」
「ごめん。ごめん。はは」
「笑い事じゃないのに!」
「そうだな。笑い事じゃない。全員俺が寝取ってやろう。このF●Oの巨乳キャラなんて可愛すぎじゃないか! ちょっ、枕投げないでくれ」
「バカっ。アホんだら!」
顔を真っ赤にして怒る南を可愛いと思った。もっとからかってやろうかと思ったが辞めておく。
「で、朝飯出来てるってよ」
「ん、うん……。あの…………制服に着替えたいんだけど」
「ああ。ごめんごめん」
部屋から出てまたリビングに向かう。そこには綺麗に整えられた食事が並べられていた。だが、その光景を見ると思い出してしまう。燐が週に一回、手料理を振る舞ってくれることを。その料理は不細工だった。けれどとても嬉しかった。
食事を南と共に完食し、家を出て学校へと向かう山手線に向かう。
そのとき南は大分と顔が引き攣っていた。
「どうしたんだ?」
「いえ……なんでもない、です」
まさか、あのときのトラウマがあったりするのか。
「なあ、お前の高校の最寄り駅はどこだ?」
「どうして気になるんです?」
「いいから答えろ」
「池袋です」
「分かった。一緒に付いて行くわ」
彼女が明らかに驚いた。
「そ、そんな……木頭くんが遅刻しちゃいますよ!」
「なんとかなるさ」
俺ははにかんでやる。
すると南は顔を真っ赤にさせた。
キッチンに行くと大辺が挨拶をしてきたので、俺も返す。
「あっ、そうだ。燐起こしに行ってくれる?」
「分かりました」
「でも……びっくりしちゃうかもね」
「びっくり?」
小首を傾げながら燐の部屋を開けるとびっくりしてしまう原因が分かった。
ベッドにはアニメキャラの抱き枕。壁にはタペストリー。棚にはこれまた高そうなフィギュア。
「これまた凄いな……」
目を覚ました燐。するとすぐにも飛び起きた。
「ちょっ、え、なに勝手に入ってきているんですか」
「ごめん。ごめん。はは」
「笑い事じゃないのに!」
「そうだな。笑い事じゃない。全員俺が寝取ってやろう。このF●Oの巨乳キャラなんて可愛すぎじゃないか! ちょっ、枕投げないでくれ」
「バカっ。アホんだら!」
顔を真っ赤にして怒る南を可愛いと思った。もっとからかってやろうかと思ったが辞めておく。
「で、朝飯出来てるってよ」
「ん、うん……。あの…………制服に着替えたいんだけど」
「ああ。ごめんごめん」
部屋から出てまたリビングに向かう。そこには綺麗に整えられた食事が並べられていた。だが、その光景を見ると思い出してしまう。燐が週に一回、手料理を振る舞ってくれることを。その料理は不細工だった。けれどとても嬉しかった。
食事を南と共に完食し、家を出て学校へと向かう山手線に向かう。
そのとき南は大分と顔が引き攣っていた。
「どうしたんだ?」
「いえ……なんでもない、です」
まさか、あのときのトラウマがあったりするのか。
「なあ、お前の高校の最寄り駅はどこだ?」
「どうして気になるんです?」
「いいから答えろ」
「池袋です」
「分かった。一緒に付いて行くわ」
彼女が明らかに驚いた。
「そ、そんな……木頭くんが遅刻しちゃいますよ!」
「なんとかなるさ」
俺ははにかんでやる。
すると南は顔を真っ赤にさせた。
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