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第一章 異世界到着!目指せ王都!
閑話3 ディスト、スクラムに到着する
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ディスト視点三日目です!
――――――――――
殺さないように手加減をしながら男たちを無効化したディストは、漸く地下への階段を降りていった。
無事だとわかっていながらマーリルが心配だという気持ちの方が強く、焦ってしまったのは少し格好悪かったかもしれない。
「マーリル無事か!」
「はい、ディストさん」
そんなディストの気持ちとは裏腹に暢気な返答があった。無事をこの目で確かめて安堵の息を吐き出したのも束の間、今度は押さえられないほどの怒りが込み上げてきた。
「おまっ、本当に!」
「え?」
余程恐ろしい顔をしていたのだろう。ディストの顔を見た瞬間マーリルの表情は轢き吊った。
他に色々、そう色々言ってやろうとしていたディストだったが、言い訳がましいことを考えているような暢気なマーリルの様子に言葉よりも先に眼力が飛んだ。思い切り睨みつけてやったのだ。
そんなディストを見て更に顔を引き攣らせるものだから今度こそ説教の一つでも言ってやろうと口を開きかけた時、マーリルを呼ぶ幼い声に中断されてしまった。マーリルがくるりとこちらに背中を向けたこともその理由だ。
そして気付く。マーリルが手に武器を持っていることを。
「てか、それなんだ?」
「ん?」
始めはそれが示すものがわかっていないようだったが、ディストが指をさすものだから四人の子供たちもそれに注目してしまいその瞬間ビクリ、とマーリルの肩が揺れた。
こちらを見ていないのにどんな表情をしているのか手に取るようにわかり、笑ってしまいそうになる。
しかし次に起きた出来事でそんな笑える心境も一瞬で凍りついてしまった。
どやどやと階上から人の立ち入る音が耳に入る。
(スタンの奴やっと来たようだな)
ディストは安堵の息を吐き出した。
マーリルからもほんのり気が抜けるような空気と、またも魔力の動きを感知する。
(本当に、こいつは……)
たぶんこれは『探索』だ。ディストが使っていた探査の元になった魔法である。
マーリルはそれはもう息をするように自然と魔法を使う。それがどれほど凄いことなのか、本人の意識が低すぎて呆れてしまうほどだ。
(いやそもそもオブサーを使っていた時も無意識だったな)
『見る』という魔力を込めて見たモノの本質を見抜く魔術があり、その上位互換に『観察』というこちらも魔力を込めて見る魔法がある。見ると観察の違いはやはり自由がきかないことだ。見るは始めに決めた対象のモノを魔力を通してみるのに対して、観察は魔力を常時消費しながら解除しない限りは際限なく見続けることが出来る。
遥か昔、まだ魔法使いが溢れていた時代。今のように魔術は存在せず、魔法を使うことが普通だった時代がある。何故今そこまで魔法使いが減ってしまったのか、本当の意味で知られていないがマーリルが使う魔法はそんな昔の魔法の使い方に似ている気がした。
自分の意志を魔力に乗せて、息をするように魔法を使う。
――――ああ、なんて……
危ないものを持っているんだ。
只でさえ衆目を集める容姿をしているのに、さらにそんな自分に無頓着ときたもんだ。それに加えて『古の魔法使い』なんぞ、誰もが手に入れたくて争いの種にしかならないではないか。
ディストがつらつらと思考し、徐々に遠い目になっていた時だった。
「ディストさん」
「あん?」
反射で答えたのはマーリルがいやに元気のいい声をあげたからだ。別に威嚇する意図はない。たぶん。
「後は任した!」
「は?」
マーリルはこちらに身体を向けると、左手を額に斜めにくっ付けた姿勢のままそれはもういい笑顔でそう宣った。
ディストが動けない状態でいると、マーリルは淡い光を発したかと思うと次の瞬間、消えた。
「は?…………」
まさかまさかまさかまさか。
ディストの頭の中は大混乱中である。何故ならあれは―――――
失われた魔法 。
古の昔に途絶えたとされる魔法を、マーリルは使っていた。
地下を発見して降りてきたスタンに声を掛けられるまで、ディストは固まったままだった。
その後見つけ出された子供達全員を保護し、更に子供達の身元を探るうちにやっかいな事実が判明した。一人に関しては顔を見て固まってしまったくらいだ。
本来ならこのまま王都まで引き返さなければならなかったのだが、護衛騎士が飛んできたためディストは本来の依頼を中断されることはなかったが。
朝が知らせるまでに東奔西走し最低限の義務を果たしたディストは、眠気をそっちのけでスクラムを目指したのだった。
依頼の途中だったことと、マーリルの後見人になっているだろうスクランズ侯爵に会うために。
▽
「スクランズ様、単刀直入に聞きます。マーリルは何者ですか?」
「なんだ、どうしたディスト。開口一番にそれとはお前らしくもない」
ディストが受けている依頼主は、サティアの国王だ。
そして、依頼先がこのスクランズ侯爵が治めるスクラムにある『魔の森』だった。
定期的に入るこの依頼は住み慣れたスクラムに帰郷するとともに、選ばれたものしか魔の森に立ち入ることが出来ない――湖以外は入ることは出来るが――ためにディストが請け負っているのだ。
魔の森に立ち入る前に既になれた足取りでスクランズ侯爵家にある執務室に入った途端、ディストは開口一番に当主であるジョイルに問い掛けたのだ。
ジョイルに指摘されて、初めて挨拶をしていないことに気付く。
(どんだけ焦ってんだ俺……)
心中穏やかではなかったが、ジョイルに言われたことがどれだけ不敬か知っているので謝罪してから改めて挨拶をした。
「失礼致しました。SXランク冒険者ディスト=フォルク=セキコウ。サティア国王様のご依頼により魔の森への立ち入りの許可を貰いたく参上致しました。スクランズが御当主ジョイル=ウォル=スクランズ様、ご許可を戴けますでしょうか」
右手の平を胸に添えて恭しく腰を折ったディストに、ジョイルの顔が轢き吊る。
「そこまでしなくてもいい。何があった」
はぁと思い切り溜め息を吐かれて、そう問い掛けられた。それに対してディストは遠い目になった。あまりにもあんまりなマーリルの様子をぶちまけてしまいたかった。
ただどこまで話せばいいのかわからず、ある程度の規格外さ――マジックボックスに始まり、身体強化などの魔法を使っていたこと――を話して相手の出方を伺ってみた。
「もうバレたのか……」
ジョイルも遠い目をした。どうやらこの辺は知っているらしい。
「他にあの子……あれは何かしていないのか」
「…………」
ディスト、図らずも無言の肯定である。
「わかった。言わなくていい。マヌアーサ様に話してくれるか?」
「……マーリルは本当に何者なんですか」
「私の口からは、な」
「わかりました。いってきます」
「ああ……頼む」
(苦労してんなぁ)
なんてディストは暢気に考えていたのだが、スチマの街で予感がしていたではないか。ディストとマーリルの縁は切れていない。やはり感じていた事は間違ってはいないようだ。この後すぐにマーリルに再会するだろう。
ディストがマークした探査は未だ繋がったまま―――――
――――誰かが守ってやらないと、あいつはすぐにお陀仏だよ。
そんな誰かの声が聞こえた気がした。
―――――――――――――
SXランク。それは互助組合を運営する教会が定めた最高峰の位である。
Sランクは自分が所属する国の中のみでその権力と強さを行使出来るのに対して、SXランクは互助組合がある国では全てにおいて通用する。
その分その位が与えられる者は当然義務も発生し、Sランク以上に厳しい査定が下される。
今この世界にいるSXランクは全部で三人。否、いつの時代も三人の過不足ない人数が定められている。
それは要するに三巴だ。
一人が義務を放棄したとき他の二人で止められるよういつの時代も三人のSXランクを置いている。拮抗する三つの力でこのSXランクというものは成り立っているのだ。
この三人においてはどの国からも強制はされない。厳密に言えばすることが出来ないのだ。その代わり対価を支払い他の冒険者と同じく依頼は可能である。
ディストは一番若いSXランク保持者である。それはある目的のためであり、認められて晴れてSXランクとなったのは昨年の話だった。
普段はSXランクはみなSランクとして生きている。その力の使い方を間違えると世界の敵として見なされかねないからだ。
他のSランク冒険者は勿論、一般人が正体を知ることはほとんどないと言っていいだろう。
知っている者は、国の上層部か過去にSXランク冒険者に関わった人間のみだ。ジョイルはここに分類される。
ディストはとある国の事情でこのスクラムにやって来た。それは後にストロバリヤ大国に行くための道程であり、ようやく第一歩が踏み出せたところだった。
そこに現れたマーリルはディストの未来を大いに変えてくれた。いい方向か悪い方向かは本人のみぞ知る。
ディスト=フォルク=セキコウ25歳。
元ウル保持者にして、『返上の儀』を終えたジャフルーン公国赤皇公爵家第四公子。
300年前国を閉鎖した張本人――初代ストロバリヤ大国の王配にして元狼族である赤皇族が末裔、赤皇公爵家が一人ブラストルト=ウルク=ストロバリヤ。
彼の者の血を、誰よりも色濃く受け継ぐものなり。
――――――――――
いろいろ知らない名前が出てきました。伏線回収出来るよう頑張ります。
次回は湖に行きます!
閲覧ありがとうございました!
――――――――――
殺さないように手加減をしながら男たちを無効化したディストは、漸く地下への階段を降りていった。
無事だとわかっていながらマーリルが心配だという気持ちの方が強く、焦ってしまったのは少し格好悪かったかもしれない。
「マーリル無事か!」
「はい、ディストさん」
そんなディストの気持ちとは裏腹に暢気な返答があった。無事をこの目で確かめて安堵の息を吐き出したのも束の間、今度は押さえられないほどの怒りが込み上げてきた。
「おまっ、本当に!」
「え?」
余程恐ろしい顔をしていたのだろう。ディストの顔を見た瞬間マーリルの表情は轢き吊った。
他に色々、そう色々言ってやろうとしていたディストだったが、言い訳がましいことを考えているような暢気なマーリルの様子に言葉よりも先に眼力が飛んだ。思い切り睨みつけてやったのだ。
そんなディストを見て更に顔を引き攣らせるものだから今度こそ説教の一つでも言ってやろうと口を開きかけた時、マーリルを呼ぶ幼い声に中断されてしまった。マーリルがくるりとこちらに背中を向けたこともその理由だ。
そして気付く。マーリルが手に武器を持っていることを。
「てか、それなんだ?」
「ん?」
始めはそれが示すものがわかっていないようだったが、ディストが指をさすものだから四人の子供たちもそれに注目してしまいその瞬間ビクリ、とマーリルの肩が揺れた。
こちらを見ていないのにどんな表情をしているのか手に取るようにわかり、笑ってしまいそうになる。
しかし次に起きた出来事でそんな笑える心境も一瞬で凍りついてしまった。
どやどやと階上から人の立ち入る音が耳に入る。
(スタンの奴やっと来たようだな)
ディストは安堵の息を吐き出した。
マーリルからもほんのり気が抜けるような空気と、またも魔力の動きを感知する。
(本当に、こいつは……)
たぶんこれは『探索』だ。ディストが使っていた探査の元になった魔法である。
マーリルはそれはもう息をするように自然と魔法を使う。それがどれほど凄いことなのか、本人の意識が低すぎて呆れてしまうほどだ。
(いやそもそもオブサーを使っていた時も無意識だったな)
『見る』という魔力を込めて見たモノの本質を見抜く魔術があり、その上位互換に『観察』というこちらも魔力を込めて見る魔法がある。見ると観察の違いはやはり自由がきかないことだ。見るは始めに決めた対象のモノを魔力を通してみるのに対して、観察は魔力を常時消費しながら解除しない限りは際限なく見続けることが出来る。
遥か昔、まだ魔法使いが溢れていた時代。今のように魔術は存在せず、魔法を使うことが普通だった時代がある。何故今そこまで魔法使いが減ってしまったのか、本当の意味で知られていないがマーリルが使う魔法はそんな昔の魔法の使い方に似ている気がした。
自分の意志を魔力に乗せて、息をするように魔法を使う。
――――ああ、なんて……
危ないものを持っているんだ。
只でさえ衆目を集める容姿をしているのに、さらにそんな自分に無頓着ときたもんだ。それに加えて『古の魔法使い』なんぞ、誰もが手に入れたくて争いの種にしかならないではないか。
ディストがつらつらと思考し、徐々に遠い目になっていた時だった。
「ディストさん」
「あん?」
反射で答えたのはマーリルがいやに元気のいい声をあげたからだ。別に威嚇する意図はない。たぶん。
「後は任した!」
「は?」
マーリルはこちらに身体を向けると、左手を額に斜めにくっ付けた姿勢のままそれはもういい笑顔でそう宣った。
ディストが動けない状態でいると、マーリルは淡い光を発したかと思うと次の瞬間、消えた。
「は?…………」
まさかまさかまさかまさか。
ディストの頭の中は大混乱中である。何故ならあれは―――――
失われた魔法 。
古の昔に途絶えたとされる魔法を、マーリルは使っていた。
地下を発見して降りてきたスタンに声を掛けられるまで、ディストは固まったままだった。
その後見つけ出された子供達全員を保護し、更に子供達の身元を探るうちにやっかいな事実が判明した。一人に関しては顔を見て固まってしまったくらいだ。
本来ならこのまま王都まで引き返さなければならなかったのだが、護衛騎士が飛んできたためディストは本来の依頼を中断されることはなかったが。
朝が知らせるまでに東奔西走し最低限の義務を果たしたディストは、眠気をそっちのけでスクラムを目指したのだった。
依頼の途中だったことと、マーリルの後見人になっているだろうスクランズ侯爵に会うために。
▽
「スクランズ様、単刀直入に聞きます。マーリルは何者ですか?」
「なんだ、どうしたディスト。開口一番にそれとはお前らしくもない」
ディストが受けている依頼主は、サティアの国王だ。
そして、依頼先がこのスクランズ侯爵が治めるスクラムにある『魔の森』だった。
定期的に入るこの依頼は住み慣れたスクラムに帰郷するとともに、選ばれたものしか魔の森に立ち入ることが出来ない――湖以外は入ることは出来るが――ためにディストが請け負っているのだ。
魔の森に立ち入る前に既になれた足取りでスクランズ侯爵家にある執務室に入った途端、ディストは開口一番に当主であるジョイルに問い掛けたのだ。
ジョイルに指摘されて、初めて挨拶をしていないことに気付く。
(どんだけ焦ってんだ俺……)
心中穏やかではなかったが、ジョイルに言われたことがどれだけ不敬か知っているので謝罪してから改めて挨拶をした。
「失礼致しました。SXランク冒険者ディスト=フォルク=セキコウ。サティア国王様のご依頼により魔の森への立ち入りの許可を貰いたく参上致しました。スクランズが御当主ジョイル=ウォル=スクランズ様、ご許可を戴けますでしょうか」
右手の平を胸に添えて恭しく腰を折ったディストに、ジョイルの顔が轢き吊る。
「そこまでしなくてもいい。何があった」
はぁと思い切り溜め息を吐かれて、そう問い掛けられた。それに対してディストは遠い目になった。あまりにもあんまりなマーリルの様子をぶちまけてしまいたかった。
ただどこまで話せばいいのかわからず、ある程度の規格外さ――マジックボックスに始まり、身体強化などの魔法を使っていたこと――を話して相手の出方を伺ってみた。
「もうバレたのか……」
ジョイルも遠い目をした。どうやらこの辺は知っているらしい。
「他にあの子……あれは何かしていないのか」
「…………」
ディスト、図らずも無言の肯定である。
「わかった。言わなくていい。マヌアーサ様に話してくれるか?」
「……マーリルは本当に何者なんですか」
「私の口からは、な」
「わかりました。いってきます」
「ああ……頼む」
(苦労してんなぁ)
なんてディストは暢気に考えていたのだが、スチマの街で予感がしていたではないか。ディストとマーリルの縁は切れていない。やはり感じていた事は間違ってはいないようだ。この後すぐにマーリルに再会するだろう。
ディストがマークした探査は未だ繋がったまま―――――
――――誰かが守ってやらないと、あいつはすぐにお陀仏だよ。
そんな誰かの声が聞こえた気がした。
―――――――――――――
SXランク。それは互助組合を運営する教会が定めた最高峰の位である。
Sランクは自分が所属する国の中のみでその権力と強さを行使出来るのに対して、SXランクは互助組合がある国では全てにおいて通用する。
その分その位が与えられる者は当然義務も発生し、Sランク以上に厳しい査定が下される。
今この世界にいるSXランクは全部で三人。否、いつの時代も三人の過不足ない人数が定められている。
それは要するに三巴だ。
一人が義務を放棄したとき他の二人で止められるよういつの時代も三人のSXランクを置いている。拮抗する三つの力でこのSXランクというものは成り立っているのだ。
この三人においてはどの国からも強制はされない。厳密に言えばすることが出来ないのだ。その代わり対価を支払い他の冒険者と同じく依頼は可能である。
ディストは一番若いSXランク保持者である。それはある目的のためであり、認められて晴れてSXランクとなったのは昨年の話だった。
普段はSXランクはみなSランクとして生きている。その力の使い方を間違えると世界の敵として見なされかねないからだ。
他のSランク冒険者は勿論、一般人が正体を知ることはほとんどないと言っていいだろう。
知っている者は、国の上層部か過去にSXランク冒険者に関わった人間のみだ。ジョイルはここに分類される。
ディストはとある国の事情でこのスクラムにやって来た。それは後にストロバリヤ大国に行くための道程であり、ようやく第一歩が踏み出せたところだった。
そこに現れたマーリルはディストの未来を大いに変えてくれた。いい方向か悪い方向かは本人のみぞ知る。
ディスト=フォルク=セキコウ25歳。
元ウル保持者にして、『返上の儀』を終えたジャフルーン公国赤皇公爵家第四公子。
300年前国を閉鎖した張本人――初代ストロバリヤ大国の王配にして元狼族である赤皇族が末裔、赤皇公爵家が一人ブラストルト=ウルク=ストロバリヤ。
彼の者の血を、誰よりも色濃く受け継ぐものなり。
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いろいろ知らない名前が出てきました。伏線回収出来るよう頑張ります。
次回は湖に行きます!
閲覧ありがとうございました!
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