詠み人知らず、言わずと知れて。

恋を知る

初恋カタオモイ

例えばそう。

君が笑ってくれるから、
僕はここにいるんだと思うんだ。


僕に価値をくれた君に、
僕は感謝してる。

感謝してもしたりないくらい、
感謝してる。


でも、それだけじゃないんだ。


君は誰よりも特別で、
誰よりも大事にしたい人。


当たり前の君との日々がもどかしくて、
愛しくて、

堪えきれないくらいの
この想いを伝えたいんだ。


僕が感じた“初恋”は、

辛くて、切なくて、
なんて美しいんだろう。


君は恋をしている。

僕じゃない別の誰かに。

僕はそれを心の底から
応援出来る自信がないよ。


僕の“初恋”は君なんだから。


僕の気持ちを知ったら、
君を困らせてしまうかもしれない。

君はもう僕に
笑ってくれなくなるかもしれない。

そう思うと、伝える勇気も出ない。


気持ちばかりが先走って、
肝心なところは止まったまま。


“初恋は叶わない”ってよく言うけれど、
ある意味当たっているような気もする。


僕は君を諦めなければならないのかな？

君の恋を応援しないといけないのかな？

君に恋い焦がれるこの熱を、
僕はどう冷ましたらいい？


冷まそうと思えば思うほど、
消したくない。


大事な“初恋”であって、
大事な“片思い”だ。


この気持ちを忘れないようにしよう。


目が合うだけで高鳴る鼓動も、
触れるだけで熱くなる肌も、

全部が、君に片思いしている
大事な僕の感情だから____________。




“初恋”は辛く、儚く、そして美しい____。



そんな“恋”をする人が、
僕は誰よりも美しいと思う。