群青雨色紫伝 ー東雲理音の異世界日記ー

MIRICO

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184 ー傷ー

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「随分と、傷が増えていますな…」
 前に頭の傷を診てくれたお爺ちゃん先生は、長い顎髭を撫でながらそう言った。

 前の傷は癒えていたが、腕やら足やらの傷に加え、擦り傷があちこちに残っているのにため息交じりだ。あまりに増え過ぎていて目を丸くしていた。
 ちなみに傷があちこちにあるため、背中もバレてしまった。これでフォーエンも知ってしまうだろうか。言わないでほしい。
 報告義務があるらしく、軽い笑いで返されてしまったが。

「足はまだ癒えていないようですし、しばらく安静になさった方がいい」
 まだ治っていないのに、走ったり蹴ったりした足が治るわけなかった。触診されて雄叫びを上げたので、お爺ちゃん先生は若干呆れ気味である。
 湿布薬を塗布されて、包帯を巻いてもらった。腕も若干痛むので、同じように包帯がされた。他の傷はもう癒えているので、特に治療はない。

 久しぶりの部屋には火鉢があり、長椅子のクッションが暖かな肌触りの布に変わっていた。
 季節が変わっていることに、何だか不思議な気持ちがする。
 安静にするために、再びレイセン宮で過ごすことになった。ヘキ卿へのお手伝いは止まったまま、のんびりぼうっとすることに専念する。
 外は雪が舞っていた。こちらはラカンの町ほど雪は降らないらしいが、話を聞いている限り、雪の多そうな地域のようだ。夏は暑かったが猛暑とまではいかないし、クーラーなしでも過ごせる暑さなので、もしかしたら冬はかなり寒いのかもしれない。

 ラカンの町の空は濁ってばかりで、晴れた夜空を見ることがなかった。ラカンの町は特に雪の多い場所だったからだと思っていたが、王都でも天気はあまり良くない。
「星、いつ見えるかな」
 こちらに戻ってきてからも空に星は見えなかった。星の位置を記して、前回描いた位置とどう違っているか観察したい。
 いつも同じ場所で星をカメラに収めていた。何がわかるでもないが、習慣みたいなものだ。暇に任せて星の位置を確認している。
 まあ、今はとても暇というわけではないのだが。

 戻ってきて体を安静にするということで、仕事に出ることができなくなった。そのため仕事に出て役立つためにも、今は字の練習をしている。
 それから、ツワから簡単な作法を学んでいるところだ。
 今までも簡単は作法は習っていたのだけれど、細かい所作まで教えられていなかった。

「リオン様。口を半開きにするのはおやめください」
「ほあいっ」
 窓の外を見上げていたら注意が飛んできた。今は文字練習中で習字を行なっていたのだが、その動作に指摘がなされる。
 小学校の習字の時間を思い出すなあ。とか思ってはいけない。正座で背筋を伸ばして行う程度ではなかった。こちらは着物である。筆を持つ前の袖のさばき方やら筆の持ち方から始まって、その間の紙を抑える指の向きや模写するための紙を見やるその顔の傾け方まで、細かく指示される。
 習字で左手の置き方は習ったことはあったかもしれないが、指先に神経注ぐまで学ばない。しかし、その仕草が致命的だと美しく見えないとかで、ツワから叱責が飛んでくるのだ。
 顔の傾け方の美しさって何じゃろな。

 まさか習字の練習しながら、そんな指摘されるとは思わなかった。
 お陰で模写しながら筆がぷるぷるする。ヘキ卿の所へ行ったら、この書き方しなければならないのか。きつい。
 今まで適当にやり過ぎていたので、さすがにまずいと思われたのだろう。そこは仕方なく受け入れるしかない。
 ツワの指摘を受け入れながら、習字に専念していると、にわかに女官の皆さんが動き始めた。女官たちが習字道具を片付け始める。
 フォーエンが来る合図みたいなものだ。
 とは言え、その動きが始まってからフォーエンがここに来るまで、少々タイムラグがあるのだが。

 皇帝陛下を迎えるには時間が必要なようだ。自分含め、眠る格好にしては若干派手めな衣装に着替えさせられて、長椅子に座ってフォーエンを待つ。
 王都に戻ってから、フォーエンには会っていなかった。

 自分を助けに来るためにハク大輔を身代わりに置いてきたとは言え、その分の仕事で忙しかっただろうし、旅の行き帰りだけで随分日数をとられている。
 こちらに戻ってきてから再び会うには時間がかかると思っていたが、思った通りフォーエンは日数をあけてきた。間違いなく忙しいのだと思う。
 会いたいと思っても会えないのは、こちらでも同じ。望んで会えるものではない。

 そうこうしていると、再びさわさわと人が動く音が耳に入り、フォーエンが到着したのがわかった。
 やっと現れたフォーエンはどこか疲れているか、若干顔色が悪い。
「外、寒かった?」
「ああ。雪がひどくなってきたな」
 フォーエンのところからここに来るまで、外廊下が多い。実際真冬の移動はきついと思う。厚めのコートのような白色の上着を脱いで、フォーエンはゆっくりと長椅子に座った。フォーエンと一緒に冷たい空気が入り込む。

「顔色悪いよ。寝てるの?」
「眠っている」
 本当か?寒さのせいで青ざめているのかもしれないが、疲れた雰囲気がある。疑いの眼を向けると、ぎゅっと鼻をつねってきた。
「ふにっ。手、冷たっっ!」
「今年は雪が降るのが早い。例年より寒くなるかもしれない」
 人の鼻をつねってきた割に、真面目な話だった。フォーエンの憂いに、理音も神妙にする。

 普段ならば、寒いのやだなあ。くらいの感想だが、レイシュンたちの話を鑑みると、冬が寒くなるのはあまりいいことではないのだろう。
「食物できにくかったとか?」
「そこまでではないが、備蓄を増やさなければ冬を越えるのに苦労する地域も出るかもしれない」

 備蓄量は増やしているそうだが、州によってはぎりぎりのところも出る可能性があるそうだ。
「今までは州だけで行なってきたが、それを州同士で補助していく制度を作る予定だった。だが、まだ制度を作れていない」

 こちらは王都と州の動きがばらばらだ。フォーエンはそれをしっかり国として動かす制度を作りたいらしい。むしろそんなばらばらならば、今まで国としてどうやってまとめていたのか、疑問だ。

「補助制度を作りたいってこと?でもそれ、税金だけじゃどうにもならないよね。国が備蓄増やして補助とかないの?」
「…ない。備蓄は各州に任せているからだ」
 ないのかよ。言いそうになったが、フォーエンはそれを問題視しているわけだ。これから手を付けるつもりだったのだろう。

「お前の国にはそんな制度があるのか?」
「えー?災害があればすぐに国から専門の人たちが助けに来てくれるし、物資が足りなかったら援助されるよ。私の国、災害多いから」
 毎年増えている災害に、自衛隊の皆様がすぐに向かってくれるのは、当たり前の光景である。ボランティアも出るし、援助を個人的に行うのも最近では普通なので、何かあったらお互い様の精神は増えていると思う。

 フォーエンは理解できないように、眉を寄せた。
「平民が平民に物を送るのか?」
「寄付する場所もあるからね。小銭でも集まれば大きなお金になるでしょ。最近小銭が出なくなったから募金箱とかには入れないけど、ポイント寄付とか自動的になってる…」
 言って、フォーエンがわからないことを口にしたと、言葉を途切らせた。勿論フォーエンは眉を寄せたままだ。

「寄付とかお手伝いとか、普通に世間で浸透してるってこと。国同士でもやるから、困ったらお互い様だよ」
 フォーエンはそれこそ理解できないと、眉を傾げた。国同士が助け合う意味がわからないそうだ。それもそうか。他国と争っているような世界情勢で、助け合うはずがない。

「補助制度を作るにしても、余裕がなきゃできないよね。余裕を作るには、農業ができやすい環境づくりをするとか、補助金出すとか、そんな感じ?」
「…そうだな。お前の言っていた、おんしつを作られれば、季節変わらず食物を作られるのだろうが」
 ここにはビニールがない。ビニールハウスは無理だ。大規模な温室など、それこそお金が大量に必要となる。現実的ではない。
「新しい品種つくる研究員とかいないの?」
「何だそれは」
 うむ。あるはずなかった。これは中々大変だ。今まで農民ありきで生きてきたようだ。

「新しい品種を南から得ることはあるが、研究してどうにかなるのか?」
「農業を長くやってて、別の品種を混ぜて新しい物作る人っていなかったの?病気に強い品種とか、寒さに強くするとか」
「…わからない」
 知らないだけなのか、本当にないのか。フォーエンは口を閉じた。まずそこから調べなければならないだろう。

「お前の知識は、私だけでは捌ききれぬな…」
「専門家とかいないの?」
「穀物を扱う職はある。だが、新種を得ても別の物にするという概念はない」
 それでは外国などから得てくるばかりなのかもしれない。それも勿論必要だが、その土地に合うものを作り出すという話は出ないようだ。行なっていても農民が各自行うのだろう。国主体で研究などは行なっていない。

「研究員をつくってもいいし、無理なら個々でやってもらって、報酬あげるとかすれば?著作権で使ってもらったらお金が入るとかする?でも、苗盗まれたら終わりか」
「ちょさくけん?」
「作った人に権利があって、利益の幾らか手元に入るの。権利に関する法律ないの?」
 著作権を制御するのは、この国では難しいかもしれない。民法なんて近来の話だろうし、古い時代どうやって権利問題をまとめたのか、全く知らない。
「建物とかの権利ないの?居住権とか、土地を所有する権利とか」
「土地の権利はあるが」
「居住権はそのまま住む権利なんだけど…」

 詳しく話せと言われると困る。理音は住むにも色々な権利があることを軽く話して納得してもらった。フォーエンには詳細な説明が必要なので、かじった程度の知識では納得させるほどの知識が足りないのが困る。
 しかし、権利に関しては助言になったようだ。考えるようにして視線を地面に落とすと、口を閉じた。
「この国は、州によって法に違いがある。まずは違いをならさなければ」
「何それ。同じ国なのに法律違うの??」
 いや、そんな国もあるが、大国だからなのだろうか。州の環境によってはその法律が当てはまらなくなるのかもしれない。
 フォーエンは統一を図りたいようだが、一朝一夕にはいかないのだろう。当然だ。

「じゃあ、まずは王都ってことかな。都会から発信して、地方に習ってもらう感じ?」
 情報共有に手紙か口頭しかない世界で、国を統一する苦労など、想像できない。話し合うにも遠いところから何日もかけて来なければならないのだし、時間は相当必要だろう。地方は後回しでいい気がする。

「とりあえず国で備蓄して補助するとか、何かと交換して地方に助けてもらうとかだよね。規律を作るのはおいおい?でもさっさとしないと、来年また起きても困るのか。そしたら、年間で工程考えて…」
「行うことは山積みだ。だが、尻の重い重鎮たちは足を引っ張りたがる。黙らせるだけで重労働だ」
 聞いているだけでうんざりがわかる。多くの変化を望まない者も多いだろう。それを動かさなければならないのだから、長い年月が必要だ。気が遠くなる。
 国を担うことの大変さが、フォーエンだけでまかなえるわけがない。協力者が多数必要だ。それを構築するだけで、体力が磨り減ってしまいそうだ。

「その話は、また別でしたい」
「うん?いいけど?」
 自分がわかることはできるだけ教えたい。わかることなどほんの僅かだが、力になれるなら惜しまず出すつもりだ。頷くと、フォーエンは立ち上がった。
 体調も悪そうだし、今日は早く眠りたいのだろう。隣の寝所に入るのについていって、ツワたち女官が下がるのを見送る。
 最近お布団の中を温めてくれていて、ほかほかなのだ。嬉しすぎる。

 いつも通り広いベッドに入り込んで、端っこを陣取った。
 王都に戻ってきてから、フォーエンがこの部屋に来るのは初めてだ。余計なことは考えないように、さっさとお布団に潜る。
 余計なことって、セイオウ院で起きた、突発的意味不明行動である。これは思い出してはいけない。正面向かって、どうかと思う。とも言えない。
 あの問題はスルーだ。思い出したらこちらが負けることがわかっている。
 さらっと、樹液を飲まないお前が悪い。って間違いなく言ってくるだろうから、言うだけ無駄で、思い出すべき案件ではないのだ。
 さあ、とっとと眠ろう。

 横になって丸くなると、突如、襟元が、ぎゅっとしまった。
「ぐえっ、な、何!?」
 眠ろうとしたら、フォーエンが着物の襟を掴んだ。先に眠るなと言いたいのか、襟を引っ張り続ける。
「いだだ。首しまる、しまる!」
「脱げ」
「はいっ!?」

 空耳か。いや違う。
 何を馬鹿なことを言っているのか。フォーエンは真顔で、理音の着物を引き剥がすかのように、理音の頭を抑えて着物を引っ張った。

 脱がすとかではない、引っ剥がすつもりだ。
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