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39 原因
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神殿に行って手に入れた地図を元に、原因を探りにくれば、一緒についてきてくれた騎士二人が顔を歪めた。
「ネズミが多いですね」
「下水処理場が近いからでしょう。衛生的ではないけれど」
細い道にネズミがたむろって、エヴリーヌたちに気づくと逃げていく。この前襲ってきた動物のような、呪いの形跡はないが、ところどころに漂う薄く黒い霧が気になった。
(呪いほど濃くはないけれど、あれが集まると良くないわね)
この辺りで病がはやりはじめた。それらしい雰囲気はある。花を一輪置いて、不浄を飛ばす。そこだけ空気が澄んだので、騎士二人が大きく息を吸った。
「原因はわかりそうですか?」
「なんとも言えないわねえ。散らばりすぎちゃって。だからこそ蔓延してるんでしょうけど」
病になりそうな不浄がありすぎて、どこから手を出していいかわからないほどだ。救護所を増やす余裕もないため、汚染されている区域を浄化する必要があるかもしれない。
道歩く人々が下を見てだるそうにしている。足元にあるモヤを蹴り付けて、遠くへ飛ばした。あれに気づいていないのは仕方ないが、蹴り付けられることによって周囲に散らばっていくのが気になる。
(はやり病によくあることだけれど、それにしても多いわね)
「あら、あなた、ねえ、救護所にいた女性じゃない?」
気だるそうに歩いている女性を見て、エヴリーヌは声をかけた。前に救護所で会った、重症だった女性だ。女性はエヴリーヌの顔を見て笑顔を向けたが、治療した時に比べて目の周りにくまがあり、体調が悪そうだった。すぐに癒しをかけて、花を一輪渡してやる。
「もしかしなくても、また体調が悪そうね」
「ありがとうございます、聖女様。あれからまた風邪を引いてしまって。前ほどひどくはないのですが。救護所に行けない人たちの治療をしてたら、うつってしまったみたいなんです」
「他にも患者さんは多いの?」
「これから、もう一件。あの、聖女様」
「いいわよ。一緒に行きましょう」
女性が言う前に、エヴリーヌが答えると、女性はパッと笑顔になった。
次に行く場所は、前にも言っていた占い師の家だ。癒しの力を持っているが、調子が悪いまま。救護所に行こうと誘ったが、それほどではないと断られたそうだ。エヴリーヌの花を救護所でもらい、占い師に渡したため、前よりは調子がいいようだが。
その占い師は、町の隅にある古い建物に住んでいた。あまり裕福ではない者が住む共同の建物で、長い建物に扉がいくつもあるものだ。
「アン? いる? 私よ」
ノックをすれば建物の中から返事がある。扉を開けたのは、二十代半ばくらいの女性だった。長い黒髪はしっかりと結ばれている。着ている服は薄汚れているが、ほつれもなく、しわもない。アンはエヴリーヌと後ろの騎士に気づくと、顔色を悪くして、さっとスカートを摘んで頭を下げた。その仕草が、平民と違った。
「せ、聖女様。このようなあばら屋に何用でしょうか」
「エヴリーヌ様があなたを癒してくださるのよ」
女性が言うと、アンは視線を左右に揺らした。歓迎している風はない。騎士たちも気になったか、お互いに横目で視線を合わせる。
「どこかで、お会いしたかしら?」
「いえ、私などが、エヴリーヌ様にお会いすることなど!」
「顔色が悪いわ。まずは癒しをかけましょう」
アンの顔色が病によるものなのか、癒せばわかる。顔色はすぐに良くなった。しかし、視線を合わせずに落ち着きなく頭を下げているだけだ。
「なにか都合の悪いことでもあるのか?」
「そ、そんなことは!」
騎士の一人が凄むと、アンは驚いて後退りする。
やけに怯えているような、居心地悪そうな顔をして、アンはうつむいた。エプロンを両手で握って、震えているようだった。騎士が凄むと、もう一度後退りする。
「アン。あなたは貴族なのでしょう? 家名はなんと言うの?」
「わ、私は、すでに、家を追い出されておりますので、ただのアンでございます」
「前の家名はなんと言う!」
「シーデンと申します!」
騎士が詰め寄ると、アンは泣きそうな顔で家名を口にした。
騎士が言うには男爵家で娘が一人いた。それを言われれば、アンは諦めたように、ポツポツと話し始めた。
アン・シーデン男爵令嬢。
聖女になれるほどの癒しの力を持っていたが、お金に困っていない男爵家で過ごしていた、普通の令嬢だった。オールソン侯爵家のメイドをクビになるまでは。
「オールソン侯爵って、ヘルナ・オールソンの?」
「さようでございます。ヘルナお嬢様のメイドをしておりました。私の癒しの力に気づかれたお嬢様が、魔法について教えてほしいと言われて、お嬢様と一緒に魔法を本で学んだのです。旦那様には内緒で」
「ヘルナ・オールソンは、魔法が使えるの?」
「大きな魔法は使えません。聖女様ほどの力はありませんので。ただ、とても興味を持たれて、簡単な魔法を楽しんでいらっしゃいました。けれど、その興味が、少しずつずれ始めて、旦那様にお叱りを受けたのです。それで、私はメイドをクビになりました」
「黒魔法を教えたってこと?」
アンはびくりと肩を上げる。おずおずと頷くが、黒魔法を学ぶことが悪いわけではない。癒しの魔法を学ぶ際には黒魔法も学ぶ。負の道理を学ぶ必要があるからだ。エヴリーヌも神殿で教えられ、その力を使うことができる。悪用しないために、基礎を学ぶのである。
けれど、ヘルナは黒魔法だけに興味を持った。そしてそれが父親のオールソン侯爵に気づかれて、メイドをクビになったのだ。
家に帰るにも、オールソン侯爵に目を付けられては男爵家では対抗できない。シーデン男爵はアンに戻ることを許さず、アンは泣く泣く男爵家を出ることになった。この家で一人、癒しの力で生計を立てているそうだ。
しかし、それだけならば、エヴリーヌや騎士を見て怯える必要はない。
「アン。この辺りで病がはやり出したのだけれど、その原因を知っているの?」
エヴリーヌの言葉に、騎士が剣を抜いた。女性が悲鳴を上げる。アンはぷるぷる震えると、足元から崩れるように座り込んだ。
「ネズミが多いですね」
「下水処理場が近いからでしょう。衛生的ではないけれど」
細い道にネズミがたむろって、エヴリーヌたちに気づくと逃げていく。この前襲ってきた動物のような、呪いの形跡はないが、ところどころに漂う薄く黒い霧が気になった。
(呪いほど濃くはないけれど、あれが集まると良くないわね)
この辺りで病がはやりはじめた。それらしい雰囲気はある。花を一輪置いて、不浄を飛ばす。そこだけ空気が澄んだので、騎士二人が大きく息を吸った。
「原因はわかりそうですか?」
「なんとも言えないわねえ。散らばりすぎちゃって。だからこそ蔓延してるんでしょうけど」
病になりそうな不浄がありすぎて、どこから手を出していいかわからないほどだ。救護所を増やす余裕もないため、汚染されている区域を浄化する必要があるかもしれない。
道歩く人々が下を見てだるそうにしている。足元にあるモヤを蹴り付けて、遠くへ飛ばした。あれに気づいていないのは仕方ないが、蹴り付けられることによって周囲に散らばっていくのが気になる。
(はやり病によくあることだけれど、それにしても多いわね)
「あら、あなた、ねえ、救護所にいた女性じゃない?」
気だるそうに歩いている女性を見て、エヴリーヌは声をかけた。前に救護所で会った、重症だった女性だ。女性はエヴリーヌの顔を見て笑顔を向けたが、治療した時に比べて目の周りにくまがあり、体調が悪そうだった。すぐに癒しをかけて、花を一輪渡してやる。
「もしかしなくても、また体調が悪そうね」
「ありがとうございます、聖女様。あれからまた風邪を引いてしまって。前ほどひどくはないのですが。救護所に行けない人たちの治療をしてたら、うつってしまったみたいなんです」
「他にも患者さんは多いの?」
「これから、もう一件。あの、聖女様」
「いいわよ。一緒に行きましょう」
女性が言う前に、エヴリーヌが答えると、女性はパッと笑顔になった。
次に行く場所は、前にも言っていた占い師の家だ。癒しの力を持っているが、調子が悪いまま。救護所に行こうと誘ったが、それほどではないと断られたそうだ。エヴリーヌの花を救護所でもらい、占い師に渡したため、前よりは調子がいいようだが。
その占い師は、町の隅にある古い建物に住んでいた。あまり裕福ではない者が住む共同の建物で、長い建物に扉がいくつもあるものだ。
「アン? いる? 私よ」
ノックをすれば建物の中から返事がある。扉を開けたのは、二十代半ばくらいの女性だった。長い黒髪はしっかりと結ばれている。着ている服は薄汚れているが、ほつれもなく、しわもない。アンはエヴリーヌと後ろの騎士に気づくと、顔色を悪くして、さっとスカートを摘んで頭を下げた。その仕草が、平民と違った。
「せ、聖女様。このようなあばら屋に何用でしょうか」
「エヴリーヌ様があなたを癒してくださるのよ」
女性が言うと、アンは視線を左右に揺らした。歓迎している風はない。騎士たちも気になったか、お互いに横目で視線を合わせる。
「どこかで、お会いしたかしら?」
「いえ、私などが、エヴリーヌ様にお会いすることなど!」
「顔色が悪いわ。まずは癒しをかけましょう」
アンの顔色が病によるものなのか、癒せばわかる。顔色はすぐに良くなった。しかし、視線を合わせずに落ち着きなく頭を下げているだけだ。
「なにか都合の悪いことでもあるのか?」
「そ、そんなことは!」
騎士の一人が凄むと、アンは驚いて後退りする。
やけに怯えているような、居心地悪そうな顔をして、アンはうつむいた。エプロンを両手で握って、震えているようだった。騎士が凄むと、もう一度後退りする。
「アン。あなたは貴族なのでしょう? 家名はなんと言うの?」
「わ、私は、すでに、家を追い出されておりますので、ただのアンでございます」
「前の家名はなんと言う!」
「シーデンと申します!」
騎士が詰め寄ると、アンは泣きそうな顔で家名を口にした。
騎士が言うには男爵家で娘が一人いた。それを言われれば、アンは諦めたように、ポツポツと話し始めた。
アン・シーデン男爵令嬢。
聖女になれるほどの癒しの力を持っていたが、お金に困っていない男爵家で過ごしていた、普通の令嬢だった。オールソン侯爵家のメイドをクビになるまでは。
「オールソン侯爵って、ヘルナ・オールソンの?」
「さようでございます。ヘルナお嬢様のメイドをしておりました。私の癒しの力に気づかれたお嬢様が、魔法について教えてほしいと言われて、お嬢様と一緒に魔法を本で学んだのです。旦那様には内緒で」
「ヘルナ・オールソンは、魔法が使えるの?」
「大きな魔法は使えません。聖女様ほどの力はありませんので。ただ、とても興味を持たれて、簡単な魔法を楽しんでいらっしゃいました。けれど、その興味が、少しずつずれ始めて、旦那様にお叱りを受けたのです。それで、私はメイドをクビになりました」
「黒魔法を教えたってこと?」
アンはびくりと肩を上げる。おずおずと頷くが、黒魔法を学ぶことが悪いわけではない。癒しの魔法を学ぶ際には黒魔法も学ぶ。負の道理を学ぶ必要があるからだ。エヴリーヌも神殿で教えられ、その力を使うことができる。悪用しないために、基礎を学ぶのである。
けれど、ヘルナは黒魔法だけに興味を持った。そしてそれが父親のオールソン侯爵に気づかれて、メイドをクビになったのだ。
家に帰るにも、オールソン侯爵に目を付けられては男爵家では対抗できない。シーデン男爵はアンに戻ることを許さず、アンは泣く泣く男爵家を出ることになった。この家で一人、癒しの力で生計を立てているそうだ。
しかし、それだけならば、エヴリーヌや騎士を見て怯える必要はない。
「アン。この辺りで病がはやり出したのだけれど、その原因を知っているの?」
エヴリーヌの言葉に、騎士が剣を抜いた。女性が悲鳴を上げる。アンはぷるぷる震えると、足元から崩れるように座り込んだ。
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