36 / 48
19 相談
しおりを挟む
アルヴェールの提案は、ジョアンナにとって素晴らしいものだ。
婚約となれば、この上なくありがたい話だ。そうでなくとも、保護してもらいながらブティックの仕事ができれば、ジョアンナも安心して行える。しかしそれはアルヴェールに大きな迷惑がかかり、不名誉を与えるものだった。
「お嬢様? 大丈夫ですか?」
「ああ、ええ。大丈夫よ。ごめんなさい、マリアン。それで、私がいないことに気づかれたのね」
「申し訳ありません。扉の前の警備も仕事をしなくなっていたんですけれど、急に奥様がやってきて」
クリスティーンの怪我が思わしくなく、苛立ちげにやってきたらしい。罵りたかっただけなのではと思う。そうであろう、マリアンは口ごもってうつむいた。
「あなたに迷惑をかけてしまったわね」
「そんなことありません! 奥様が来る前まではいたと嘘をついても気づかれていませんでしたし。ただ、旦那様にも知られて、さっさと探せと」
「今さらね」
あれから何日、何ヶ月経っていると思っているのだ。それまでジョアンナが屋敷にいないことに、両親は気づかなかった。食事はマリアンが運び、その食事を食べていたとはいえ、閉じ込めておいて気にもしない。部屋にいろと命じておきながら、誰も彼も忘れていたのではないだろうか。
「クリスティーン様も、すごいんですよ。物を投げたりとか、怒鳴り声が聞こえたりとか。部屋から離れていても聞こえるんです。あの男をまだ信じているみたいで、ずっと呼んでいるらしいですよ」
クリスティーンもレオハルトに騙されていたとは思わなかったのだろう。今でもまだ信じているのだ。
見舞いどころか手紙一つよこさないのだから、騙されたと気づいて当然なのに。もしかしたら、わかっていても理解したくないのかもしれない。
「私は彼を愛していなかったし、決められた結婚だから仕方ないと思っていたわ。婚約が決まった時、私は何も感じなかった。いいとも悪いとも思わなかったし、そんなものなのだと漠然と考えていたから。それは彼も嫌だったのかもしれない。クリスティーンが魅力的に見えるのは当然だわ。でも、婚約破棄になって別の方と婚約するとは思いもしなかった。きっと彼にも大きな罰が与えられるわ」
レオハルトは落馬して怪我をしたとエスターは言っていた。もう小さな罰が与えられているのかもしれない。
「そうですよ! クリスティーン様も罰を受けてあんなことになったんです! 私たちはもうあの部屋には近づきません。お嬢様があそこにいないことに安堵しています。ただ、お屋敷にいないと知られてしまったので、もしかしたら捜索が出るかもしれません。孤児院などに行くときなど、どうか、お気をつけください」
父親が思いつく場所など、孤児院だけだろう。そこにジョアンナを探しにきてもおかしくない。だがブティックで働いているなど、誰が思うだろうか。父親も母親も、ジョアンナが裁縫を得意としていることすら覚えていなそうだ。
気をつけるのは孤児院だけだ。それ以外に両親がどうジョアンナを探すというのだろう。
「ここにいることなど、知る由もないでしょう」
「私も、誰かにつけられないように確認していますから」
「ありがとう、マリアン。もうお父様の道具にされるのはうんざりよ」
マリアンも屋敷にはいづらいだろう。まだお金が集まっていないため、マリアンを引き取ることが難しい。
もしも、ギルメット家に行くことになれば。
「お嬢様? どうされました? お顔が赤く」
「いえ、なんでもないのよ!」
声高になって、マリアンがじっとりと見つめてくる。馬鹿なことを妄想したせいで、急に恥ずかしくなってしまった。婚約すれば、マリアンを連れて行けるのではなどと、利益を考えるような想像をするとは。
「ずっと気になってたんです。そのブレスレット、どうなさったんですか?」
マリアンがめざとい。とっさにブレスレットに触れると、マリアンが疑いを深めた。
「どこの、どなたにお会いしたんですか!?」
「ど、どうしてそう思うの!?」
「だって、お嬢様は装飾品をしませんもん。普段そういったものをされないのに、どうしてブレスレットなんてしてるんだろうって、ずっと気になってたんです!」
「普段だって装飾品はつけるでしょう? ネックレスやブレスレットをつける時だってあるわ」
「作業をされる時は絶対につけません。このブティックに来るのに、ブレスレットを持って行ったりしてませんし!」
断言されて、頭を抱えたくなる。マリアンはいつもジョアンナの側にいたのだから、それくらい知っていると胸を張った。
「どなたか好きな方ができたんですね!」
「す、好きな方というか」
「きゃあ、どなたからもらったんですか!? あまり高価そうではなさそうですから、職人の方とか? お嬢様がどんな方をお選びするか、私が口を出すことではないですけれど、お嬢様をお守りできる方でないと許しませんよ? さあ、教えてください。どなたからもらったブレスレットですか??」
にじり寄られて、ジョアンナは観念した。アルヴェールや加護の話をすると、マリアンが目を見開く。
「ギルメット家の、ご長男の!? ジョアンナ様、大物を釣りすぎでは?」
「言葉がすぎるわよ、マリアン」
「すみません。でも、あのギルメット家? 婚約の申し込みまでされているんですか!? じゃあ、受けないと! お嬢様がこの状況だとわかっていながらのお話なんですよね!?」
「それは、そうなのだけれど。加護のこともあるでしょう? そういったことも含めて、気になされているのだと思うの。危険があるとおっしゃられて」
「疑ってらっしゃるんですか? その力をほしがってるって」
「まさか、そんなことはないわ!」
「なら、いいじゃないですか。お嬢様のことを思って、屋敷に来てほしいと言っているなら、迷う必要なんてないと思いますけど。お嬢様の好みではないのなら話は別ですが」
「好みだなんて、そんな、おこがましいわ」
「なに言ってるんですか。旦那様がとやかくいうことはないんですから、お嬢様が決めていいんですよ。断っても旦那様の預かり知らぬ話ですし」
「私が、決めていい……」
「そうですよ。当然ですよ。お嬢様が決められるんです。自分の意思で」
婚約相手を、自分で決める。不思議な話だ。ジョアンナはどこか人ごとのように思えた。今までなにもかも父親が決めてきた。それに反対する気力もない。その昔、小さな頃には意見を口にしたことがあった。そういう時は大抵母親が口を出し、なかったことにされる。父親の意に沿わなければ、父親から叱咤される。意見など通ったこともない。自分の否応なしに決まり、決まったことにクリスティーンから文句を言われることも多かった。
なにを言っても自分は責められる。だったら、黙っていればいい。言うだけ無駄だ。はい、と返事をし、頷いていればいい。たとえクリスティーンや母親に文句を言われても、父親が決めたのだから覆らない。
ずっとそうやって決められてきた。
「いいんですよ、お嬢様が決めて。自分で考えて、自分で決断するんです。誰も邪魔したりしません」
マリアンの言葉が胸に突き刺さるようだった。
初めての決断は、家出だった。すべてを捨てる旅立ちだった。
これからも、その決断をしていいのだと、マリアンが言ってくれる。
「迷惑なんて考えなくていいんですよ。ギルメット様がよいとおっしゃっているのならば、お嬢様はその胸を借りればいいんです。それら含めて、お嬢様に来てくれとおっしゃっているのでしょう? あ、もちろん、私は賛成ですけどね! どっかの誰かと違って、女性の噂がない、憧れの若手貴族って噂ですもの」
「マリアンったら」
マリアンはとぼけるように笑う。けれど、とても温かい言葉だ。マリアンの言葉を聞いて、肩の荷が降りるような気がした。
「好き、なんですか?」
問われて胸が熱くなってくる。真っ赤になっているであろうジョアンナに、マリアンは嬉しそうに微笑んだ。
「好き、なんだわ。きっと。もう貴族ではないからと言い聞かせていたの。惹かれてはいけないと。けれど、ずっと前から惹かれていたのね」
「お嬢様には幸せになってほしいです」
幸せになっていいのだろうか。なれるのだろうか。
「なれますよ。だから、ちゃんとお嬢様は自分のことを考えて、答えを出すといいですよ」
「マリアン。ありがとう」
心から礼を言いたい。マリアンがいなければ、もっと苦しんでいたことだろう。
どうか、マリアンも幸せになれますように。その呟きに、マリアンは朗らかな笑みを見せた。
婚約となれば、この上なくありがたい話だ。そうでなくとも、保護してもらいながらブティックの仕事ができれば、ジョアンナも安心して行える。しかしそれはアルヴェールに大きな迷惑がかかり、不名誉を与えるものだった。
「お嬢様? 大丈夫ですか?」
「ああ、ええ。大丈夫よ。ごめんなさい、マリアン。それで、私がいないことに気づかれたのね」
「申し訳ありません。扉の前の警備も仕事をしなくなっていたんですけれど、急に奥様がやってきて」
クリスティーンの怪我が思わしくなく、苛立ちげにやってきたらしい。罵りたかっただけなのではと思う。そうであろう、マリアンは口ごもってうつむいた。
「あなたに迷惑をかけてしまったわね」
「そんなことありません! 奥様が来る前まではいたと嘘をついても気づかれていませんでしたし。ただ、旦那様にも知られて、さっさと探せと」
「今さらね」
あれから何日、何ヶ月経っていると思っているのだ。それまでジョアンナが屋敷にいないことに、両親は気づかなかった。食事はマリアンが運び、その食事を食べていたとはいえ、閉じ込めておいて気にもしない。部屋にいろと命じておきながら、誰も彼も忘れていたのではないだろうか。
「クリスティーン様も、すごいんですよ。物を投げたりとか、怒鳴り声が聞こえたりとか。部屋から離れていても聞こえるんです。あの男をまだ信じているみたいで、ずっと呼んでいるらしいですよ」
クリスティーンもレオハルトに騙されていたとは思わなかったのだろう。今でもまだ信じているのだ。
見舞いどころか手紙一つよこさないのだから、騙されたと気づいて当然なのに。もしかしたら、わかっていても理解したくないのかもしれない。
「私は彼を愛していなかったし、決められた結婚だから仕方ないと思っていたわ。婚約が決まった時、私は何も感じなかった。いいとも悪いとも思わなかったし、そんなものなのだと漠然と考えていたから。それは彼も嫌だったのかもしれない。クリスティーンが魅力的に見えるのは当然だわ。でも、婚約破棄になって別の方と婚約するとは思いもしなかった。きっと彼にも大きな罰が与えられるわ」
レオハルトは落馬して怪我をしたとエスターは言っていた。もう小さな罰が与えられているのかもしれない。
「そうですよ! クリスティーン様も罰を受けてあんなことになったんです! 私たちはもうあの部屋には近づきません。お嬢様があそこにいないことに安堵しています。ただ、お屋敷にいないと知られてしまったので、もしかしたら捜索が出るかもしれません。孤児院などに行くときなど、どうか、お気をつけください」
父親が思いつく場所など、孤児院だけだろう。そこにジョアンナを探しにきてもおかしくない。だがブティックで働いているなど、誰が思うだろうか。父親も母親も、ジョアンナが裁縫を得意としていることすら覚えていなそうだ。
気をつけるのは孤児院だけだ。それ以外に両親がどうジョアンナを探すというのだろう。
「ここにいることなど、知る由もないでしょう」
「私も、誰かにつけられないように確認していますから」
「ありがとう、マリアン。もうお父様の道具にされるのはうんざりよ」
マリアンも屋敷にはいづらいだろう。まだお金が集まっていないため、マリアンを引き取ることが難しい。
もしも、ギルメット家に行くことになれば。
「お嬢様? どうされました? お顔が赤く」
「いえ、なんでもないのよ!」
声高になって、マリアンがじっとりと見つめてくる。馬鹿なことを妄想したせいで、急に恥ずかしくなってしまった。婚約すれば、マリアンを連れて行けるのではなどと、利益を考えるような想像をするとは。
「ずっと気になってたんです。そのブレスレット、どうなさったんですか?」
マリアンがめざとい。とっさにブレスレットに触れると、マリアンが疑いを深めた。
「どこの、どなたにお会いしたんですか!?」
「ど、どうしてそう思うの!?」
「だって、お嬢様は装飾品をしませんもん。普段そういったものをされないのに、どうしてブレスレットなんてしてるんだろうって、ずっと気になってたんです!」
「普段だって装飾品はつけるでしょう? ネックレスやブレスレットをつける時だってあるわ」
「作業をされる時は絶対につけません。このブティックに来るのに、ブレスレットを持って行ったりしてませんし!」
断言されて、頭を抱えたくなる。マリアンはいつもジョアンナの側にいたのだから、それくらい知っていると胸を張った。
「どなたか好きな方ができたんですね!」
「す、好きな方というか」
「きゃあ、どなたからもらったんですか!? あまり高価そうではなさそうですから、職人の方とか? お嬢様がどんな方をお選びするか、私が口を出すことではないですけれど、お嬢様をお守りできる方でないと許しませんよ? さあ、教えてください。どなたからもらったブレスレットですか??」
にじり寄られて、ジョアンナは観念した。アルヴェールや加護の話をすると、マリアンが目を見開く。
「ギルメット家の、ご長男の!? ジョアンナ様、大物を釣りすぎでは?」
「言葉がすぎるわよ、マリアン」
「すみません。でも、あのギルメット家? 婚約の申し込みまでされているんですか!? じゃあ、受けないと! お嬢様がこの状況だとわかっていながらのお話なんですよね!?」
「それは、そうなのだけれど。加護のこともあるでしょう? そういったことも含めて、気になされているのだと思うの。危険があるとおっしゃられて」
「疑ってらっしゃるんですか? その力をほしがってるって」
「まさか、そんなことはないわ!」
「なら、いいじゃないですか。お嬢様のことを思って、屋敷に来てほしいと言っているなら、迷う必要なんてないと思いますけど。お嬢様の好みではないのなら話は別ですが」
「好みだなんて、そんな、おこがましいわ」
「なに言ってるんですか。旦那様がとやかくいうことはないんですから、お嬢様が決めていいんですよ。断っても旦那様の預かり知らぬ話ですし」
「私が、決めていい……」
「そうですよ。当然ですよ。お嬢様が決められるんです。自分の意思で」
婚約相手を、自分で決める。不思議な話だ。ジョアンナはどこか人ごとのように思えた。今までなにもかも父親が決めてきた。それに反対する気力もない。その昔、小さな頃には意見を口にしたことがあった。そういう時は大抵母親が口を出し、なかったことにされる。父親の意に沿わなければ、父親から叱咤される。意見など通ったこともない。自分の否応なしに決まり、決まったことにクリスティーンから文句を言われることも多かった。
なにを言っても自分は責められる。だったら、黙っていればいい。言うだけ無駄だ。はい、と返事をし、頷いていればいい。たとえクリスティーンや母親に文句を言われても、父親が決めたのだから覆らない。
ずっとそうやって決められてきた。
「いいんですよ、お嬢様が決めて。自分で考えて、自分で決断するんです。誰も邪魔したりしません」
マリアンの言葉が胸に突き刺さるようだった。
初めての決断は、家出だった。すべてを捨てる旅立ちだった。
これからも、その決断をしていいのだと、マリアンが言ってくれる。
「迷惑なんて考えなくていいんですよ。ギルメット様がよいとおっしゃっているのならば、お嬢様はその胸を借りればいいんです。それら含めて、お嬢様に来てくれとおっしゃっているのでしょう? あ、もちろん、私は賛成ですけどね! どっかの誰かと違って、女性の噂がない、憧れの若手貴族って噂ですもの」
「マリアンったら」
マリアンはとぼけるように笑う。けれど、とても温かい言葉だ。マリアンの言葉を聞いて、肩の荷が降りるような気がした。
「好き、なんですか?」
問われて胸が熱くなってくる。真っ赤になっているであろうジョアンナに、マリアンは嬉しそうに微笑んだ。
「好き、なんだわ。きっと。もう貴族ではないからと言い聞かせていたの。惹かれてはいけないと。けれど、ずっと前から惹かれていたのね」
「お嬢様には幸せになってほしいです」
幸せになっていいのだろうか。なれるのだろうか。
「なれますよ。だから、ちゃんとお嬢様は自分のことを考えて、答えを出すといいですよ」
「マリアン。ありがとう」
心から礼を言いたい。マリアンがいなければ、もっと苦しんでいたことだろう。
どうか、マリアンも幸せになれますように。その呟きに、マリアンは朗らかな笑みを見せた。
109
あなたにおすすめの小説
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
完結 貴族生活を棄てたら王子が追って来てメンドクサイ。
音爽(ネソウ)
恋愛
王子の婚約者になってから様々な嫌がらせを受けるようになった侯爵令嬢。
王子は助けてくれないし、母親と妹まで嫉妬を向ける始末。
貴族社会が嫌になった彼女は家出を決行した。
だが、有能がゆえに王子妃に選ばれた彼女は追われることに……
孤島送りになった聖女は、新生活を楽しみます
天宮有
恋愛
聖女の私ミレッサは、アールド国を聖女の力で平和にしていた。
それなのに国王は、平和なのは私が人々を生贄に力をつけているからと罪を捏造する。
公爵令嬢リノスを新しい聖女にしたいようで、私は孤島送りとなってしまう。
島から出られない呪いを受けてから、転移魔法で私は孤島に飛ばさていた。
その後――孤島で新しい生活を楽しんでいると、アールド国の惨状を知る。
私の罪が捏造だと判明して国王は苦しんでいるようだけど、戻る気はなかった。
【完結】 私を忌み嫌って義妹を贔屓したいのなら、家を出て行くのでお好きにしてください
ゆうき
恋愛
苦しむ民を救う使命を持つ、国のお抱えの聖女でありながら、悪魔の子と呼ばれて忌み嫌われている者が持つ、赤い目を持っているせいで、民に恐れられ、陰口を叩かれ、家族には忌み嫌われて劣悪な環境に置かれている少女、サーシャはある日、義妹が屋敷にやってきたことをきっかけに、聖女の座と婚約者を義妹に奪われてしまった。
義父は義妹を贔屓し、なにを言っても聞き入れてもらえない。これでは聖女としての使命も、幼い頃にとある男の子と交わした誓いも果たせない……そう思ったサーシャは、誰にも言わずに外の世界に飛び出した。
外の世界に出てから間もなく、サーシャも知っている、とある家からの捜索願が出されていたことを知ったサーシャは、急いでその家に向かうと、その家のご子息様に迎えられた。
彼とは何度か社交界で顔を合わせていたが、なぜかサーシャにだけは冷たかった。なのに、出会うなりサーシャのことを抱きしめて、衝撃の一言を口にする。
「おお、サーシャ! 我が愛しの人よ!」
――これは一人の少女が、溺愛されながらも、聖女の使命と大切な人との誓いを果たすために奮闘しながら、愛を育む物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿されています⭐︎
強い祝福が原因だった
棗
恋愛
大魔法使いと呼ばれる父と前公爵夫人である母の不貞により生まれた令嬢エイレーネー。
父を憎む義父や義父に同調する使用人達から冷遇されながらも、エイレーネーにしか姿が見えないうさぎのイヴのお陰で孤独にはならずに済んでいた。
大魔法使いを王国に留めておきたい王家の思惑により、王弟を父に持つソレイユ公爵家の公子ラウルと婚約関係にある。しかし、彼が愛情に満ち、優しく笑い合うのは義父の娘ガブリエルで。
愛される未来がないのなら、全てを捨てて実父の許へ行くと決意した。
※「殿下が好きなのは私だった」と同じ世界観となりますが此方の話を読まなくても大丈夫です。
※なろうさんにも公開しています。
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。10~15話前後の短編五編+番外編のお話です。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非!
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。 ※R7.10/13お気に入り登録700を超えておりました(泣)多大なる感謝を込めて一話お届けいたします。 *らがまふぃん活動三周年周年記念として、R7.10/30に一話お届けいたします。楽しく活動させていただき、ありがとうございます。 ※R7.12/8お気に入り登録800超えです!ありがとうございます(泣)一話書いてみましたので、ぜひ!
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」と言われたので別れたのですが、呪われた上に子供まで出来てて一大事です!?
綾織季蝶
恋愛
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」そう告げられたのは孤児から魔法省の自然管理科の大臣にまで上り詰めたカナリア・スタインベック。
相手はとある貴族のご令嬢。
確かに公爵の彼とは釣り合うだろう、そう諦めきった心で承諾してしまう。
別れる際に大臣も辞め、実家の誰も寄り付かない禁断の森に身を潜めたが…。
何故か呪われた上に子供まで出来てしまった事が発覚して…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる