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ようこそ
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「ようこそ、はーちゃん。我が研究室へよくぞまいった。」
「さあ、今宵も共に知を探究しようじゃないか。」
「おー、今日もキマってるねー。まーちゃん。で、今日は何すんのさ。」
「フッフッフ、よくぞ聞いてくれた。今宵のテーマはドゥルルルルルル………、」
「おおー、セルフエコー入りました。」
「ばん!人類の、誕生です!」
「………人類の誕生?」
「そう、人類の誕生。なぜこのことがテーマに上がったか、わかるかい?はーちゃん。」
「んー、そうだねー、まーちゃんは気まぐれだからなー。昨日のテレビでやってたとか?」
「ん、なかなか悪くないね。その解の導き方はとても合理的だ。」
「そうなの?ありがと。」
「ただ、違う。答えは雰囲気だ。理由などもとよりないのだよ。虚数解なのだよ、はーちゃん。」
「じゃあなんで聞いたんよ。」
「その質問こそが無意味なのだ。我思う、故に問いありなのだ。」
「今日のまーちゃん2歩先に進んでるねー。ついてけないや。」
「ふっ、心配するな。なら私が3歩下がればいい。さすれば追いつけよう。」
「追い越されちゃうけどねー、それだと。語呂だけで3歩って言ったでしょ。より訳わかんなくなってるよ。」
「失敬。私としたことが、算数もできないなんて。知を探究するどころか知を失ってしまっていた。……とは。」
「どうでもいいけどさ、疲れないの?そのキャラ。」
「………?キャラとはなんぞ、疲れけり。なんだが。」
「疲れてんじゃん。それだと。まあいいけどさ、今日はそのキャラ通すのね。」
「うん。今日はね。まだ飽きてないから。飽きたらやめる。」
「そーなんだ。」
「ああ、それでえーと、今日のお題私なんて言ってたっけ。」
「人類の誕生でしょ。なんで私が覚えてんのさ。」
「ごめん、ごめん、別な話してたら忘れちゃった。で、人類の誕生についてはーちゃんなんか知識ある?」
「そんなすぐに忘れるかな。まーちゃんから振ったんだよ。」
「うーん、人類の誕生ねー、あんまし詳しくは無いかな。」
「そうだよね、私も知識ない。なんとなくで出したお題だけど、話し広がるかなーなんて思ってたけど難しかったね。」
「うん。」
「わたし突っ込まないよ。」
「ん?なにを?」
「飽きるの早!って」
「それ突っ込んでんじゃん。でもね、はーちゃん、正解なんだよ。突っ込まなくて。」
「どーいうこと?」
「わたしは、飽きたらと言った。つまり"あ"来たらっことなんだよ。あ、はもうすでに来てます。」
「おー、そういうことかー、1個だけ言っていい?」
「んー、なんでもいいよ」
「すごくしょーもない。」
「それは私も思った。けど、止められなかった、口を。」
「………、話を、戻すね…。最初の人類の名前なんだけどさ。」
「えっ、はーちゃん知ってるの?」
「うん。授業で習ったの思い出した。」
「えっ習ってたっけ?」
「はーちゃん世界史とってないからねー。習ってないかも。」
「世界史ってそんなかっこいい事習うんだー、すごいなあ。」
「で、その人の名前が確か、アウストラロピテクスって言うんだけど。」
「ええっ!ハウスダスト辛タロス?!なんだその名前!」
「………わざと?」
「いや、ガチ。」
「………。」
「………まじでガチ。」
「この話はまた明日にしようか。まーちゃん。」
「そうだね。」
「さあ、今宵も共に知を探究しようじゃないか。」
「おー、今日もキマってるねー。まーちゃん。で、今日は何すんのさ。」
「フッフッフ、よくぞ聞いてくれた。今宵のテーマはドゥルルルルルル………、」
「おおー、セルフエコー入りました。」
「ばん!人類の、誕生です!」
「………人類の誕生?」
「そう、人類の誕生。なぜこのことがテーマに上がったか、わかるかい?はーちゃん。」
「んー、そうだねー、まーちゃんは気まぐれだからなー。昨日のテレビでやってたとか?」
「ん、なかなか悪くないね。その解の導き方はとても合理的だ。」
「そうなの?ありがと。」
「ただ、違う。答えは雰囲気だ。理由などもとよりないのだよ。虚数解なのだよ、はーちゃん。」
「じゃあなんで聞いたんよ。」
「その質問こそが無意味なのだ。我思う、故に問いありなのだ。」
「今日のまーちゃん2歩先に進んでるねー。ついてけないや。」
「ふっ、心配するな。なら私が3歩下がればいい。さすれば追いつけよう。」
「追い越されちゃうけどねー、それだと。語呂だけで3歩って言ったでしょ。より訳わかんなくなってるよ。」
「失敬。私としたことが、算数もできないなんて。知を探究するどころか知を失ってしまっていた。……とは。」
「どうでもいいけどさ、疲れないの?そのキャラ。」
「………?キャラとはなんぞ、疲れけり。なんだが。」
「疲れてんじゃん。それだと。まあいいけどさ、今日はそのキャラ通すのね。」
「うん。今日はね。まだ飽きてないから。飽きたらやめる。」
「そーなんだ。」
「ああ、それでえーと、今日のお題私なんて言ってたっけ。」
「人類の誕生でしょ。なんで私が覚えてんのさ。」
「ごめん、ごめん、別な話してたら忘れちゃった。で、人類の誕生についてはーちゃんなんか知識ある?」
「そんなすぐに忘れるかな。まーちゃんから振ったんだよ。」
「うーん、人類の誕生ねー、あんまし詳しくは無いかな。」
「そうだよね、私も知識ない。なんとなくで出したお題だけど、話し広がるかなーなんて思ってたけど難しかったね。」
「うん。」
「わたし突っ込まないよ。」
「ん?なにを?」
「飽きるの早!って」
「それ突っ込んでんじゃん。でもね、はーちゃん、正解なんだよ。突っ込まなくて。」
「どーいうこと?」
「わたしは、飽きたらと言った。つまり"あ"来たらっことなんだよ。あ、はもうすでに来てます。」
「おー、そういうことかー、1個だけ言っていい?」
「んー、なんでもいいよ」
「すごくしょーもない。」
「それは私も思った。けど、止められなかった、口を。」
「………、話を、戻すね…。最初の人類の名前なんだけどさ。」
「えっ、はーちゃん知ってるの?」
「うん。授業で習ったの思い出した。」
「えっ習ってたっけ?」
「はーちゃん世界史とってないからねー。習ってないかも。」
「世界史ってそんなかっこいい事習うんだー、すごいなあ。」
「で、その人の名前が確か、アウストラロピテクスって言うんだけど。」
「ええっ!ハウスダスト辛タロス?!なんだその名前!」
「………わざと?」
「いや、ガチ。」
「………。」
「………まじでガチ。」
「この話はまた明日にしようか。まーちゃん。」
「そうだね。」
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