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鴆
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小屋の側の湖の木の側に見慣れない鳥がいる。鳥の周りは腐り落ち、異臭を放っている。鳥のそばを飛ぶ虫は鳥に近づく前に命を落としていく。
「あれは近づけないなあ、どうしようかなあ」
鳥は僕を見ている、どうやら逃す気はお互いに無いようだ。
「うーん、あの鳥の血も綺麗だろうなあ」
僕は山姥を殺した事で、興奮していた。山姥の出刃庖丁を鳥に向けて投げつける。
僕が思った以上に力が出て驚いてしまった。
鳥の首を刈り取った出刃庖丁は遥か彼方へ消えて行った。
「この毒が有れば、もっと沢山の妖を殺せる」
笑いが止まらなかった、妖を殺すたびに強くなる身体に加えて鳥の毒が手に入ったのだ。
「もっと、もっと、もっとだ」
僕は歩き続ける、妖の血に塗れた道を。
「あれは近づけないなあ、どうしようかなあ」
鳥は僕を見ている、どうやら逃す気はお互いに無いようだ。
「うーん、あの鳥の血も綺麗だろうなあ」
僕は山姥を殺した事で、興奮していた。山姥の出刃庖丁を鳥に向けて投げつける。
僕が思った以上に力が出て驚いてしまった。
鳥の首を刈り取った出刃庖丁は遥か彼方へ消えて行った。
「この毒が有れば、もっと沢山の妖を殺せる」
笑いが止まらなかった、妖を殺すたびに強くなる身体に加えて鳥の毒が手に入ったのだ。
「もっと、もっと、もっとだ」
僕は歩き続ける、妖の血に塗れた道を。
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