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第一章
【第5話】展示される恥辱・壁の向こうの蹂躙
教卓の上での凄惨な「決壊」が終わった後、私の意識はどこか遠い場所を漂っていました。
鼻をつくアンモニアの臭いと、冷たい風。そして、自分の太ももを伝い落ちる液体の、不快な温かさ。
かつて「鉄の女」と恐れられた経理部のチーフ、江利の面影は、もはや鏡を覗き込むまでもなく、粉々に砕け散っていました。
「……あ、あぁ……。ひっ、ひぐっ……」
私は自分の汚した教卓の天板に額を擦り付け、子供のように泣きじゃくっていました。
そんな私を、佐藤は容赦なく引きずり起こしました。
「さあ、江利さん。一休みしている暇はありませんよ。まだ『掃除』の途中なんですから」
「もう……もう帰して……。死んじゃう……っ、私が私じゃなくなっちゃう……っ」
「いいえ、これからですよ。あなたが『本当のあなた』に生まれ変わるのは」
佐藤は私の腕を掴み、ふらつく身体を強引に支えながら、教室の隅へと引きずっていきました。
床には、私の身体から滴り落ちた茶色いシミが、点々と汚い道標のように続いています。それは、私の26年間のプライドが引きずり出され、捨てられていく跡のようでした。
連れて行かれた先には、教室の壁際に不自然に立てかけられた、ベニヤ板製のパーティションがありました。
高さは1.5メートルほど。その中央には、大人の腰の高さに合わせて、直径30センチほどの無機質な**「丸い穴」**が開けられていました。
「向こう側へ回ってください。そして、手首をそこに」
壁の裏側には、手首を固定するための金属製のリングが備え付けられていました。
私は抵抗する気力さえ失い、言われるがままに腕を差し出しました。
ギチッ、ギチチッ。
プラスチック製の結束バンドが、私の細い手首に食い込みます。
両腕を頭上に吊るされるような格好になり、私は壁に胸を押し付けられる形で固定されました。
「……っ!? 佐藤君、何をするの……? 顔が……前が見えないわ!」
「見えなくていいんですよ。……さあ、足を広げて。その穴にお尻を突き出すんです」
佐藤の手が、私の腰を強引に後ろへと突き出させました。
私の汚れた下半身が、パーティションに開いた穴を通って、向こう側――照明が明るく焚かれた「展示エリア」へと押し出されました。
こちら側(顔側)は薄暗く、埃っぽい匂いしかしません。
ですが、壁の向こう側からは、男たちの下卑た笑い声と、強烈なストロボの光が穴を通して漏れてくるのです。
「おおっ、出てきたぞ!」「すごい汚れ方だ、期待通りだな!」
壁の向こう側から、会員たちの歓声が上がりました。
顔が見えないという事実は、本来なら救いであるはずでした。しかし、今の私にとっては、それは**「自分という人間が、単なるパーツとして解体された」**という絶望的な宣告に他なりませんでした。
「さあ、皆さん。このままでは汚くて撮影になりません。丁寧に『掃除』してあげてください」
佐藤の号令と共に、地獄が始まりました。
ギュッ、キュッ……。
ゴム手袋をはめる乾いた音が、壁の向こう側で幾重にも重なりました。
直後、私の敏感な肌に、冷たい感触が触れました。
「ひっ!? や、やめて! 触らないでぇ……っ!」
誰のものかも分からない手が、雑巾やスポンジを使い、私の汚れを拭き取り始めました。
それは決して、優しさのある手つきではありませんでした。
モノに付いた汚れを落とすような、無機質で、かつ好奇心に満ちた暴力的な接触。
「まだここが汚れてるぞ」「奥まで拭かないとな」
男たちの声がするたびに、指が、あるいは冷たいスポンジが、私の秘部の奥までこじ開け、蹂躙します。
「あぁっ! 痛い、乱暴にしないで……お願い……っ!」
壁に額を打ち付けながら私は叫びますが、壁の向こうの男たちにとって、それは快楽を増幅させるBGMに過ぎませんでした。
顔の見えない「展示物」となった私に、彼らは一滴の遠慮も持っていませんでした。
清掃という名の蹂躙がひと段落した頃、不気味な静寂が訪れました。
「よし、綺麗になったな」「次は『名札』をつけようじゃないか」
一人の会員が、カチリとキャップを外す音を立てました。
直後、私の太ももの付け根に、鋭く冷たい感触が走りました。
キュッ、キュキュッ……。
油性マジックのペン先が、私の肌を滑る感覚。
私は悲鳴を上げようとしましたが、喉が引き攣って声になりません。
見えない背後で、私の肉体に何かが「刻まれて」いる。
一箇所だけではありませんでした。お尻の膨らみ、太ももの裏、腰のあたり。
複数の男たちが、競い合うようにして私の身体に文字を書き込んでいく。
「な、何を書いているの……? やめて、消してぇ……っ!」
「いいじゃないですか、江利さん。あなたにぴったりの役職ですよ」
佐藤が壁の横から顔を出し、私の目の前に一台のタブレット端末を置きました。
そこには、壁の向こう側に設置されたカメラの、高画質なライブ映像が映し出されていました。
「……っ!! あ、あぁ……っ……」
画面の中に映っていたのは、かつて「鉄の女」と呼ばれた私の、あまりにも無惨な成れの果てでした。
穴から無様に突き出された白すぎるお尻。そこには、太い黒のマジックで、悍ましい言葉が書き殴られていました。
『お漏らしOL』
『だらしない肉便器』
『会員専用』
さらに、私の最も恥ずかしい部分を指し示すように、赤いペンで矢印まで描かれています。
それを数人の男たちが取り囲み、指差して笑い、至近距離からフラッシュを浴びせ続けている。
(あぁ……私は、もう……人間じゃないんだ……)
鏡を見るよりも残酷な形で、自分の「モノ」としての姿を突きつけられた瞬間、私の中で張り詰めていた最後の糸が、音を立てて千切れました。
涙も、怒りも、羞恥心さえも、その光景の前では意味をなしませんでした。
私の脳は、この過剰な屈辱を処理しきれず、自己防衛のために思考を停止させ始めました。
「……あ……ぅ……。私は……汚い……です……」
「そう、あなたは汚い。そして、僕たちのものです。……わかりますか?」
「……はい……。私は……モノ、です……。好きに……して……」
私はガクりと膝を折り、結束バンドで吊るされた腕だけで身体を支える格好になりました。
もう、抵抗する力は残っていませんでした。
壁の向こう側で男たちが私の身体を広げ、指を突き入れ、玩具のように弄ぶ感触さえも、どこか遠くの出来事のように感じられました。
「心が壊れましたか。……素晴らしい表情だ」
佐藤が満足げに私の頬を撫でました。
「ですが、まだ終わりじゃありませんよ。次は身体の『中』からも、あなたのプライドを全て絞り出してもらいましょうか」
佐藤の歪んだ微笑みが、私の視界で最後に見えた光景でした。
私は、さらなる絶望の深淵へと、ゆっくりと沈んでいくのを感じていました。
鼻をつくアンモニアの臭いと、冷たい風。そして、自分の太ももを伝い落ちる液体の、不快な温かさ。
かつて「鉄の女」と恐れられた経理部のチーフ、江利の面影は、もはや鏡を覗き込むまでもなく、粉々に砕け散っていました。
「……あ、あぁ……。ひっ、ひぐっ……」
私は自分の汚した教卓の天板に額を擦り付け、子供のように泣きじゃくっていました。
そんな私を、佐藤は容赦なく引きずり起こしました。
「さあ、江利さん。一休みしている暇はありませんよ。まだ『掃除』の途中なんですから」
「もう……もう帰して……。死んじゃう……っ、私が私じゃなくなっちゃう……っ」
「いいえ、これからですよ。あなたが『本当のあなた』に生まれ変わるのは」
佐藤は私の腕を掴み、ふらつく身体を強引に支えながら、教室の隅へと引きずっていきました。
床には、私の身体から滴り落ちた茶色いシミが、点々と汚い道標のように続いています。それは、私の26年間のプライドが引きずり出され、捨てられていく跡のようでした。
連れて行かれた先には、教室の壁際に不自然に立てかけられた、ベニヤ板製のパーティションがありました。
高さは1.5メートルほど。その中央には、大人の腰の高さに合わせて、直径30センチほどの無機質な**「丸い穴」**が開けられていました。
「向こう側へ回ってください。そして、手首をそこに」
壁の裏側には、手首を固定するための金属製のリングが備え付けられていました。
私は抵抗する気力さえ失い、言われるがままに腕を差し出しました。
ギチッ、ギチチッ。
プラスチック製の結束バンドが、私の細い手首に食い込みます。
両腕を頭上に吊るされるような格好になり、私は壁に胸を押し付けられる形で固定されました。
「……っ!? 佐藤君、何をするの……? 顔が……前が見えないわ!」
「見えなくていいんですよ。……さあ、足を広げて。その穴にお尻を突き出すんです」
佐藤の手が、私の腰を強引に後ろへと突き出させました。
私の汚れた下半身が、パーティションに開いた穴を通って、向こう側――照明が明るく焚かれた「展示エリア」へと押し出されました。
こちら側(顔側)は薄暗く、埃っぽい匂いしかしません。
ですが、壁の向こう側からは、男たちの下卑た笑い声と、強烈なストロボの光が穴を通して漏れてくるのです。
「おおっ、出てきたぞ!」「すごい汚れ方だ、期待通りだな!」
壁の向こう側から、会員たちの歓声が上がりました。
顔が見えないという事実は、本来なら救いであるはずでした。しかし、今の私にとっては、それは**「自分という人間が、単なるパーツとして解体された」**という絶望的な宣告に他なりませんでした。
「さあ、皆さん。このままでは汚くて撮影になりません。丁寧に『掃除』してあげてください」
佐藤の号令と共に、地獄が始まりました。
ギュッ、キュッ……。
ゴム手袋をはめる乾いた音が、壁の向こう側で幾重にも重なりました。
直後、私の敏感な肌に、冷たい感触が触れました。
「ひっ!? や、やめて! 触らないでぇ……っ!」
誰のものかも分からない手が、雑巾やスポンジを使い、私の汚れを拭き取り始めました。
それは決して、優しさのある手つきではありませんでした。
モノに付いた汚れを落とすような、無機質で、かつ好奇心に満ちた暴力的な接触。
「まだここが汚れてるぞ」「奥まで拭かないとな」
男たちの声がするたびに、指が、あるいは冷たいスポンジが、私の秘部の奥までこじ開け、蹂躙します。
「あぁっ! 痛い、乱暴にしないで……お願い……っ!」
壁に額を打ち付けながら私は叫びますが、壁の向こうの男たちにとって、それは快楽を増幅させるBGMに過ぎませんでした。
顔の見えない「展示物」となった私に、彼らは一滴の遠慮も持っていませんでした。
清掃という名の蹂躙がひと段落した頃、不気味な静寂が訪れました。
「よし、綺麗になったな」「次は『名札』をつけようじゃないか」
一人の会員が、カチリとキャップを外す音を立てました。
直後、私の太ももの付け根に、鋭く冷たい感触が走りました。
キュッ、キュキュッ……。
油性マジックのペン先が、私の肌を滑る感覚。
私は悲鳴を上げようとしましたが、喉が引き攣って声になりません。
見えない背後で、私の肉体に何かが「刻まれて」いる。
一箇所だけではありませんでした。お尻の膨らみ、太ももの裏、腰のあたり。
複数の男たちが、競い合うようにして私の身体に文字を書き込んでいく。
「な、何を書いているの……? やめて、消してぇ……っ!」
「いいじゃないですか、江利さん。あなたにぴったりの役職ですよ」
佐藤が壁の横から顔を出し、私の目の前に一台のタブレット端末を置きました。
そこには、壁の向こう側に設置されたカメラの、高画質なライブ映像が映し出されていました。
「……っ!! あ、あぁ……っ……」
画面の中に映っていたのは、かつて「鉄の女」と呼ばれた私の、あまりにも無惨な成れの果てでした。
穴から無様に突き出された白すぎるお尻。そこには、太い黒のマジックで、悍ましい言葉が書き殴られていました。
『お漏らしOL』
『だらしない肉便器』
『会員専用』
さらに、私の最も恥ずかしい部分を指し示すように、赤いペンで矢印まで描かれています。
それを数人の男たちが取り囲み、指差して笑い、至近距離からフラッシュを浴びせ続けている。
(あぁ……私は、もう……人間じゃないんだ……)
鏡を見るよりも残酷な形で、自分の「モノ」としての姿を突きつけられた瞬間、私の中で張り詰めていた最後の糸が、音を立てて千切れました。
涙も、怒りも、羞恥心さえも、その光景の前では意味をなしませんでした。
私の脳は、この過剰な屈辱を処理しきれず、自己防衛のために思考を停止させ始めました。
「……あ……ぅ……。私は……汚い……です……」
「そう、あなたは汚い。そして、僕たちのものです。……わかりますか?」
「……はい……。私は……モノ、です……。好きに……して……」
私はガクりと膝を折り、結束バンドで吊るされた腕だけで身体を支える格好になりました。
もう、抵抗する力は残っていませんでした。
壁の向こう側で男たちが私の身体を広げ、指を突き入れ、玩具のように弄ぶ感触さえも、どこか遠くの出来事のように感じられました。
「心が壊れましたか。……素晴らしい表情だ」
佐藤が満足げに私の頬を撫でました。
「ですが、まだ終わりじゃありませんよ。次は身体の『中』からも、あなたのプライドを全て絞り出してもらいましょうか」
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