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1章 春嬢編
第四話*
第四話*
「ん、アァんんっ、……。」
胸の先が痛いほど固くなった。私が止めないといつまでも舐めているかも。
「ケイン、もっと他のところも触ってほしい。」
彼の体が離れ、私の脇腹を大きな手がなぞる。
「ひゃぁっ…くすぐったい。」
「細いな…。」
その手がショーツにかかり、ゆっくりと脱がされていった。
「アァんんっ、…ん、んんっ。」
ゴツゴツした指が中を掻き回す感覚。くちゅくちゅといやらしい音が聞こえる。
「スゴい…こんなに濡れるのか。」
「ふぁっ、気持ちいいっ。」
ズルりと指が引き抜かれると、見えなくても分かってしまうほど愛液が溢れた。
「ケイン、見てる?」
さすがに恥ずかしいけれど、教えるなんて言った手前やめるわけにもいかない。
「ここ、固くなってるとこ…。ココがね気持ちいいの…。舐めて?」
ぬるぬると濡れた蕾を見つめる視線を感じる。自分で足を開くのは、私でも恥ずかしい。
「ひゃぁん、アア、んんっ、やんっ!」
丁寧な舌使いで蕾を愛撫されると自然と腰が浮いた。彼の舌にそのまま中までゆっくりと舐められてしまう。
「んんっ、ダメっ…アァんんっ。」
見えないせいなのか、彼の分厚い舌の感覚がとても気持ちいい。ジュルっと音をたてて、彼の唇が離れた。
「マリア、もう限界だ。」
濡れたソコに彼の熱いモノが触れる。本当ならもっといろいろしてあげたいけど、初めてで我慢は難しいかな。
「いいよ、きて。」
中を押し広げられる感覚が快感に変わっていく。彼はひどく熱くて、そして…。
「んんっ、ケインの長いっ…。」
たった一突きで奥のおくまで入ってくる。ダメ、気持ちいい場所が全部擦られる。
「アア゛っ!んんっ、ケインだめ、いきなり激しくしないで!」
「無理言わないでくれ…。こんなに気持ちよくて我慢できるわけないだろ。」
抱き合いながら、ズンズンと突かれるたびに嬌声が漏れる。腰を押さえつけられ、快感の逃げ場がない。
「アアん、んんっ、はぁ…んんっ、ダメ気持ちいいっ!」
「マリアっ、マリア!」
熱い声で名前を呼ばないで。顔も見えないのにたまらない気持ちになった。
「んんっ、…んっんっ。」
貪るように唇を重ねる。その間も彼のピストンは止まらない。
「ダメだ、もうっ。」
「んんっ、いっぱい出してっ、全部受け止めてあげる。」
パンっパンっと腰を打ち付ける音が部屋中に響いた。
「アァアァ……!イクっイク!」
体の中に熱いものが流れ込んでくる。ドクドクと脈打つように彼のモノを感じた。
「んんっ。」
彼に抱きしめられながら、また唇を合わせる。それは甘くて恋人同士のキスみたいだった。
* * *
「ケイン?そろそろ起きて。」
この国で、男は夜明け前に自宅に帰るのがマナーとされている。恋人の家や婚約者の家、娼館であっても例外はない。不自由な慣習ばかりだ。
果てたあと、彼は私を抱きしめたまま眠ってしまった。
目隠しを外してしまおうかと思ったけれど、そこまでして隠したい素顔を見るのはどうしても気が引けた。
目隠し越しに空の明るさを感じる。そろそろ限界だ。
「んんっ……。」
「ケイン?起きないと目隠し外しちゃうよ?」
言った瞬間、彼が飛び起きて辺りを見回した。
「みっ見てないよな?」
「見てないよ。多分見ても分からないけど?」
私の言葉を無視してガサゴソと身支度を始めた。結局最後まで素顔は分からないまま。
「もう取っていいぞ。」
目隠しを外すと目がチカチカする。外はまだうっすらと明るくなり始めたばかりだ。
「天国には行けた?」
「ん………まだ言うのか、それ。」
ふふんと笑うと、彼がこちらを見つめていた。
「マリアはいつ寝るんだ?」
「このあとすぐ寝るよ、心配してくれるの?」
ありがとうと言い終わる前に、優しく抱きしめられた。
「またいつでも来て。きっとその格好で店に入れてくれるの、うちくらいしかないよ。」
「ありがとな。こんな胡散臭いやつ。」
白い頬に口づけた。もうキスくらいで顔を赤くはしないだろう。
「見送りはいい。もう寝ろ。」
小さく手を振ると、彼は静かに部屋を出ていった。
私はそのままベッドに倒れ込んだ。
きっと彼は二度と来ない。身分を明かしたくないなら尚更。
たまにそういうお客さんが来るとき、この勘は当たる。
「もっといろいろしてあげれば良かった。」
見るとテーブルに金貨が積まれていた。私の一晩の代金の倍以上はある。
一度にくれないで何回も会いに来てくれたほうがずっと嬉しいのに。
彼の温もりを思いだしながら、そのまま眠ってしまった。
* * *
ドンドンドンっ!
激しいノックの音で目が覚めた。外はもう眩しいくらいに明るい。
「マリア?マリア!」
次の瞬間ドアが勢いよく開いた。
「あぁ良かった。寝ていたんだね。」
女将の見たこともないような笑顔に面食らった。寝起きの頭で必死に考えるけど、理由が思い浮かばない。
「女将?どうかしましたか…?」
「大変なんだよ!あんたに迎えが来てるんだ!さぁ早く着替えて!」
訳も分からないまま、身支度をさせられる。本当にどうしたの?
「迎え?迎えって誰がですか?」
「国王陛下だよ!表に馬車が止まってるんだ!早くはやく!」
・・・?聞き間違い?いま国王陛下って言った?
「なにかの間違いじゃ…?」
「黒髪黒目のマリアなんて名前の娘、他にいるわけないだろう。ほら行くよ!」
「ん、アァんんっ、……。」
胸の先が痛いほど固くなった。私が止めないといつまでも舐めているかも。
「ケイン、もっと他のところも触ってほしい。」
彼の体が離れ、私の脇腹を大きな手がなぞる。
「ひゃぁっ…くすぐったい。」
「細いな…。」
その手がショーツにかかり、ゆっくりと脱がされていった。
「アァんんっ、…ん、んんっ。」
ゴツゴツした指が中を掻き回す感覚。くちゅくちゅといやらしい音が聞こえる。
「スゴい…こんなに濡れるのか。」
「ふぁっ、気持ちいいっ。」
ズルりと指が引き抜かれると、見えなくても分かってしまうほど愛液が溢れた。
「ケイン、見てる?」
さすがに恥ずかしいけれど、教えるなんて言った手前やめるわけにもいかない。
「ここ、固くなってるとこ…。ココがね気持ちいいの…。舐めて?」
ぬるぬると濡れた蕾を見つめる視線を感じる。自分で足を開くのは、私でも恥ずかしい。
「ひゃぁん、アア、んんっ、やんっ!」
丁寧な舌使いで蕾を愛撫されると自然と腰が浮いた。彼の舌にそのまま中までゆっくりと舐められてしまう。
「んんっ、ダメっ…アァんんっ。」
見えないせいなのか、彼の分厚い舌の感覚がとても気持ちいい。ジュルっと音をたてて、彼の唇が離れた。
「マリア、もう限界だ。」
濡れたソコに彼の熱いモノが触れる。本当ならもっといろいろしてあげたいけど、初めてで我慢は難しいかな。
「いいよ、きて。」
中を押し広げられる感覚が快感に変わっていく。彼はひどく熱くて、そして…。
「んんっ、ケインの長いっ…。」
たった一突きで奥のおくまで入ってくる。ダメ、気持ちいい場所が全部擦られる。
「アア゛っ!んんっ、ケインだめ、いきなり激しくしないで!」
「無理言わないでくれ…。こんなに気持ちよくて我慢できるわけないだろ。」
抱き合いながら、ズンズンと突かれるたびに嬌声が漏れる。腰を押さえつけられ、快感の逃げ場がない。
「アアん、んんっ、はぁ…んんっ、ダメ気持ちいいっ!」
「マリアっ、マリア!」
熱い声で名前を呼ばないで。顔も見えないのにたまらない気持ちになった。
「んんっ、…んっんっ。」
貪るように唇を重ねる。その間も彼のピストンは止まらない。
「ダメだ、もうっ。」
「んんっ、いっぱい出してっ、全部受け止めてあげる。」
パンっパンっと腰を打ち付ける音が部屋中に響いた。
「アァアァ……!イクっイク!」
体の中に熱いものが流れ込んでくる。ドクドクと脈打つように彼のモノを感じた。
「んんっ。」
彼に抱きしめられながら、また唇を合わせる。それは甘くて恋人同士のキスみたいだった。
* * *
「ケイン?そろそろ起きて。」
この国で、男は夜明け前に自宅に帰るのがマナーとされている。恋人の家や婚約者の家、娼館であっても例外はない。不自由な慣習ばかりだ。
果てたあと、彼は私を抱きしめたまま眠ってしまった。
目隠しを外してしまおうかと思ったけれど、そこまでして隠したい素顔を見るのはどうしても気が引けた。
目隠し越しに空の明るさを感じる。そろそろ限界だ。
「んんっ……。」
「ケイン?起きないと目隠し外しちゃうよ?」
言った瞬間、彼が飛び起きて辺りを見回した。
「みっ見てないよな?」
「見てないよ。多分見ても分からないけど?」
私の言葉を無視してガサゴソと身支度を始めた。結局最後まで素顔は分からないまま。
「もう取っていいぞ。」
目隠しを外すと目がチカチカする。外はまだうっすらと明るくなり始めたばかりだ。
「天国には行けた?」
「ん………まだ言うのか、それ。」
ふふんと笑うと、彼がこちらを見つめていた。
「マリアはいつ寝るんだ?」
「このあとすぐ寝るよ、心配してくれるの?」
ありがとうと言い終わる前に、優しく抱きしめられた。
「またいつでも来て。きっとその格好で店に入れてくれるの、うちくらいしかないよ。」
「ありがとな。こんな胡散臭いやつ。」
白い頬に口づけた。もうキスくらいで顔を赤くはしないだろう。
「見送りはいい。もう寝ろ。」
小さく手を振ると、彼は静かに部屋を出ていった。
私はそのままベッドに倒れ込んだ。
きっと彼は二度と来ない。身分を明かしたくないなら尚更。
たまにそういうお客さんが来るとき、この勘は当たる。
「もっといろいろしてあげれば良かった。」
見るとテーブルに金貨が積まれていた。私の一晩の代金の倍以上はある。
一度にくれないで何回も会いに来てくれたほうがずっと嬉しいのに。
彼の温もりを思いだしながら、そのまま眠ってしまった。
* * *
ドンドンドンっ!
激しいノックの音で目が覚めた。外はもう眩しいくらいに明るい。
「マリア?マリア!」
次の瞬間ドアが勢いよく開いた。
「あぁ良かった。寝ていたんだね。」
女将の見たこともないような笑顔に面食らった。寝起きの頭で必死に考えるけど、理由が思い浮かばない。
「女将?どうかしましたか…?」
「大変なんだよ!あんたに迎えが来てるんだ!さぁ早く着替えて!」
訳も分からないまま、身支度をさせられる。本当にどうしたの?
「迎え?迎えって誰がですか?」
「国王陛下だよ!表に馬車が止まってるんだ!早くはやく!」
・・・?聞き間違い?いま国王陛下って言った?
「なにかの間違いじゃ…?」
「黒髪黒目のマリアなんて名前の娘、他にいるわけないだろう。ほら行くよ!」
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