【R18】閨の指導を異世界で~風俗嬢は王子様の教育係(夜)になりました~

塔野明里

文字の大きさ
11 / 41
1章 春嬢編

第十話*

 第十話*

 「なんでそんなに積極的なんだ?」

 赤い顔をしてベッドに腰掛けたケインは心底不思議そうな顔だ。

「私の国じゃこれくらい普通だよ。」

 普通は大げさかもしれないけど、女からベッドに誘うことだってある。

「嫌ならしないけど…。」

「お前、このタイミングでそれを言うのは卑怯だろ。」

 そんなことを言いながら笑っている彼に、つられて私も笑った。
 彼の瞳がいつのまにか熱っぽくて、それだけで私は嬉しい。

 見つめあったまま唇を重ねる。こないだよりも自然に舌を絡めた。

「…んっ。」

 最近はずっと3日とあけずに仕事をしていたので、誰かに触れられるのがすごく久しぶりに感じる。

「どうかしたか?」

「なんでもない。今日ケインは何もしなくていいよ。私が全部してあげる。」

 すると彼の顔は今日までで一番赤く染まった。

 * * *

 「本気か?」

 ワイシャツだけ脱いだ彼をベッドに寝かせ、その上に跨がる。

「ケイン、すごい聞きづらいこと聞いてもいい?」

「…なんだよ。」

「この国では正常位でしかエッチしないの?」

 ずっと誰かに聞いてみたかった。同僚のリリスに聞いたら、なんかすごい顔をされたからそれ以上聞けなかったのだ。
 案の定、ケインもすごい顔をしている。

「なっ、ばっバカ!なんてこと聞いてんだよ、当たり前だろうが!」

 当たり前なんだ。なんかやっぱり私の常識とは違う。

「それ以外を知らないわけじゃないってことだよね?なんでしないの?」

「知るかそんなこと!考えたこともない!」

 女神アルチェの貞淑さのせいなのか。私にはわからない何かがあるのか。こんなことで異世界を実感するとは思ってなかった。

「じゃあ今日はその考えたこともないことをしてみよう。」

 娼館にやってくるお客さんでさえしようと言われたこともなかった。一体なにが恥ずかしいのだろう。

「何事も一度は経験した方がいいと思うよ。」

 ケインは期待と不安が半々くらいの顔だった。

「嫌ならやめるけど…。」

「だから、この格好で言われても断れないだろ。」

 両手で彼の頬に触れると見た目と同じで熱かった。そのままゆっくりと口づける。舌を吸い上げると、二人の唾液が絡まっていく。

「んん…マリア…苦しい。」

「鼻で息して、相手にかからないように少しずつ。」

 唇を離し、左の耳たぶを咥えた。薄い外耳を舌でなぞる。

「触られたら嫌なところあったら言って?じゃないと全部触るから。」

「んっ、全部っ?」

 そのまま首筋を舌で辿る。汗で少ししょっぱい。今日も緊張してるのかな。

「全部ってどういう…っ!」

 ちゅっと音をたてて、胸の先を咥える。チロチロと愛撫すると先が固くなった。

「全部は、全部だよ。」

「んん……あっ……。」

 片側を指で転がしながら、もう片方を甘噛みする。私の尻の下で、彼のモノが固くなっていた。

 ゆっくりと腰を動かし、足の間に座る。ズボンのベルトかけた手を突然掴まれた。

「マリア…さすがにそれは…。」

 こちらを見つめる恥ずかしそうな彼の瞳は本気で嫌がってはいないように見える。
 かまわずにベルトを外すと彼は観念したように手を離した。

 下穿き一枚になったモノをゆっくりとしごくと、びくりと彼の体が震えた。反応が可愛くてもっとしてあげたくなる。

「あぁ……。んんっん…。」

 下着の上からゆっくりと口にふくむ。くちゅくちゅとわざと音をたてた。

「そんなとこ…汚いだろ。」

「大丈夫だよ。気持ちいいことだけ考えてて。」

 下着を脱がせると、そのまま大きくなったモノを咥えた。

「アァ゛!やっ、ムリ…。」

 奥まで咥えこむのは久しぶりで、さすがに苦しい。それでも彼が感じてくれるのが嬉しい。

「こんなこともできるよ?」

 レースの夜着を脱ぎ、下着も脱ぎ捨てた。胸の間に濡れたそれをぎゅっと挟んだまま、上下に何度も動かす。谷間からはみ出た彼の先っぽを口にふくむと、声がさらに大きくなった。

「マリア…もうダメ…出そう……アッ…ン。」

 私はフィニッシュに向けて、勢いよくしごき続けた。

「アッ…アーッ………イクッ、イクッ!!」

 腰を大きく仰け反らせた彼は、自分のお腹にたくさんの精を吐き出しながら果てた。
 私の胸元にもトロトロと溢れている。指で拭うとそのまま口にふくんだ。

「マリアっ!それは、ダメだっ!」

「なんでもダメダメって。別に悪いことじゃないのに。」

 はぁはぁと荒い息を吐きながら、彼は自分のお腹を丁寧に拭いていく。飲み込んだりしたらまた怒られそう。

 上半身を起こした彼に跨がり、ぎゅっと抱きついた。

「マリア、いまは…。」

「まだ終わりじゃないよ?」

 彼の右手を自分のショーツにあてがった。そこはさっきから自分でわかるほど濡れている。

「ケインにしてたらこんなになっちゃった。私にもしてほしい。」

 そう言って見つめただけで、彼のモノがまた固くなるのがわかった。

「ほんっとに……お前…。」

「お願い。」

 キスしながら押し倒されそうになるのをぐっと押し止める。

「このまま、私がするの。」

 ショーツを下ろし、彼のモノの上にゆっくりと腰を下ろしていく。

「んんっ!ケインの固いっ。」

「だから、そういうことを言うなっ。」

 最後まで入った瞬間、彼のモノが突き上げてくる。

「アァ、ん…、んんっ。深い…。」

 腰をおさえられ、何度も何度も押し込まれる感覚。

「…ンンっ、ダメだ、マリアのなか…。」

「キスして?もっとたくさんしてほしい…。」

 唇を重ねる度、私の中で彼が脈打つのを感じた。

「三日分、ん…ぎゅってしてほしい。」


 そのままその日は何度も彼と体を重ねた。
 こうしてやっと私の教育係の仕事が始まりました。
感想 10

あなたにおすすめの小説

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】嫌われ令嬢、部屋着姿を見せてから、王子に溺愛されてます。

airria
恋愛
グロース王国王太子妃、リリアナ。勝ち気そうなライラックの瞳、濡羽色の豪奢な巻き髪、スレンダーな姿形、知性溢れる社交術。見た目も中身も次期王妃として完璧な令嬢であるが、夫である王太子のセイラムからは忌み嫌われていた。 どうやら、セイラムの美しい乳兄妹、フリージアへのリリアナの態度が気に食わないらしい。 2ヶ月前に婚姻を結びはしたが、初夜もなく冷え切った夫婦関係。結婚も仕事の一環としか思えないリリアナは、セイラムと心が通じ合わなくても仕方ないし、必要ないと思い、王妃の仕事に邁進していた。 ある日、リリアナからのいじめを訴えるフリージアに泣きつかれたセイラムは、リリアナの自室を電撃訪問。 あまりの剣幕に仕方なく、部屋着のままで対応すると、なんだかセイラムの様子がおかしくて… あの、私、自分の時間は大好きな部屋着姿でだらけて過ごしたいのですが、なぜそんな時に限って頻繁に私の部屋にいらっしゃるの?

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。