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1章 春嬢編
第二十一話
第二十一話
「ふっ…んっ…。」
ケインの手が、唇が、触れたところが熱い。お願いだから、優しくしないで。
「好きだ、マリア。」
彼の腕の中で泣きながら何度も好きと囁く。抱き締められながら、いつの間にか眠るように目を閉じた。
彼の寝息が聞こえてきた頃、私は息を殺しゆっくりと目を開けた。
ずっと側に居られたら、彼の隣で笑っていたい。でもそれがケインのためにならないことくらい分かっている。
絶対に彼を起こさないように…、そっと起き上がった。
もうここには戻らない。遠くへ行こう。絶対に彼が追いかけて来られない所まで。
「…っ……。」
寝言を言っているのかな。彼の寝顔を見るのもきっと今日が最後だ。
大好き。すぐに赤くなるその顔も、口ではうるさいと言いながら私の話を聞いてくれるところも、たまに見せる子どもみたいな笑顔も。
貴方を好きになって良かった。ここに来なければ、私は私の人生を見つめ直すこともきっとなかった。
「ありがとう…。」
ゆっくりベッドを降りると、手早く身支度を整える。
この豪華な部屋に私のものは何一つない。いまはその身軽さが有り難かった。
「バイバイ。」
ドアノブに手をかけ、扉を開ける。その瞬間―――
リーン、リーン………リーン…!
部屋中に鈴の音が鳴り響いた。高く澄んだ音。驚きで体が止まった。
「やっぱりな。」
ビクッと体が跳ねる。
「俺はもう離さないって決めたんだ。簡単に逃げられると思うなよ。」
リン、リンと鳴りやまない鈴の音。ケインが自分の右耳に触れると、スッと音が止んだ。
「これは護身用の魔法具だ。誰かが部屋に侵入すればすぐに分かる。逆に出ていくやつもな。」
彼がいつもしているピアスがそんな魔法具だなんて知らなかった。
「ケイン、私は…。」
「こないだは変装用の魔法具だったから気にしてなかっただろ?俺の作戦勝ちだな。」
扉を背にした私は、ケインの腕に阻まれ退路を断たれた。口調は軽いのに彼の目はまったく笑ってない。
「おかしいと思った。俺のことが好きだって言いながら全然納得してない顔して、まったく別のこと考えてただろ?」
何も言い返せなかった。全部、図星だったから。
「俺は馬鹿だけどな、惚れた女の気持ちに気づけないほどバカじゃないつもりだ。」
優しく頬を撫でられるとまた涙が出そうになる。
「頼むから逃げないでくれ。時間がほしい。お前を説得する時間を。」
* * *
「今日はどうしたのかな?皆揃って。」
私の赤く腫らした瞳に国王陛下は気づかないフリをしている。陛下の執務室には、ケイン、アルセイン様、執事のクリスさん、そして国王陛下。
「先日の件は私からも謝罪しよう。貴女が無事で何よりだ。」
「ありがとうございます…。」
私が勝手に城下へ行ったことも特に気にされている様子はない。
「契約期間も残り一週間か。そろそろ…。」
「俺はマリアが好きだ。」
そこにいる誰も驚いた素振りを見せない。重い沈黙が落ちる。
「それで?だから何だと言うんだ?」
冷えきった陛下の声。今まで聞いたこともない声色に身がすくむ。
「彼女を俺の妻にしたい。」
「いい加減にしろ!」
震える私の手にケインの手が重なった。
「マリアが平民だからか?」
「決まっているだろう!お前は自分の立場が分かっているのか!」
ただの平民なら、まだ良かったのかもしれない。それでも春嬢である私を後悔なんてしたくなかった。
「好きな女と一緒にいられないなら立場なんていらない。俺は王位継承権を放棄する。」
バンっ!と大きな音をたて、陛下が立ち上がる。握っていた万年筆が真っ二つに折れていた。
「お前、いい加減に…!」
「いい加減にして!!!」
思っていた以上に大きな声が出た。それでも言葉が止まらなかった。
「なんでそんなこと簡単に言うの?私はそうなるのが嫌だから出ていこうとしたの!そうすれば私が喜ぶと思ったら大間違いだよ!」
私の剣幕に誰一人口を挟まない。
「家族を捨てるようなこと簡単に言わないで!私はケインが好き。でも家族から引き離してまで一緒にいるなんて嫌なの!」
怒りながらまた涙が出た。最近、わたしの涙腺は壊れているらしい。
「私はもう二度と家族に会えない。好きな人にそんな思いさせたくないの。お願いだから、馬鹿な事言わないで…。」
わぁっと声をあげて泣いた。日本で死んで突然異世界にやってきた。色んなものが込み上げてくる。
毎日嗅いでいた潮のにおい。私が上京するのを最後まで反対していた父と母。海辺の町を出たあの日から一度も会わないまま、私はここにいる。過去のことで後悔していることは、ただそれだけ。
手で涙を拭いグスグスとしゃくりあげる。泣いて少しだけスッキリした。
気持ちが落ち着いてくると、ものすごい勢いで後悔に襲われる。こんな場で大声をあげて泣くなんて。顔をあげるのが怖い。
「マリアさんのご両親は亡くなられているのですか?」
アルセイン様の優しい声。なんと答えようか迷った。
「多分、生きていると思います。でももう会うことはできません。」
特別仲が良い家族ではなかった。それでも最後に一度でも会っておけばよかった。
「ごめん。俺マリアを泣かせてばっかりだ。」
「本当だよ。ケインはもっと反省して。」
ふふふっと吹き出したのはアルセイン様だった。
「父上。私からもお願いします。きっとケインをこんなに思ってくれる女性はマリアさんしかいません。私は弟にしあわせになってほしい。」
すると今まで気配を消していたクリスさんがハンカチを差し出してくれた。
「こんなに涙を流していらっしゃる女性にハンカチも差し出せないケイニアス様を想ってくださる方なんて他にはきっとおりません。」
真っ白なハンカチからは香水の微かな香りがする。
「それに陛下はこうなることが分かっていらっしゃった。違いますか?」
見ると国王陛下はバツが悪そうな顔をして、後ろを向いた。
「条件は二つだ。」
その声は私の知っている陛下の声だ。
「まずアルセイン。元はと言えばお前にも責任がある。年内に王太子妃を決め、王位を継ぐ準備を始めろ。」
「かしこまりました。」
今度は私からケインの手を握った。
「ケイニアス。お前はあまりにも未熟だ。彼女がお前に頼らないのも当然。
私にお前が成長した証を見せろ。騎士として男として、この国のためになると証明するんだ。そうすれば方法を考えてやる。」
「わかっ……。かしこまりました。父上。」
振り返った陛下は私を見つめていた。
「年内だ。あと8ヶ月で結果を出せ。でなければこの話は無しだ。
それまで彼女には侍女として働いてもらう。いいな?」
「ふっ…んっ…。」
ケインの手が、唇が、触れたところが熱い。お願いだから、優しくしないで。
「好きだ、マリア。」
彼の腕の中で泣きながら何度も好きと囁く。抱き締められながら、いつの間にか眠るように目を閉じた。
彼の寝息が聞こえてきた頃、私は息を殺しゆっくりと目を開けた。
ずっと側に居られたら、彼の隣で笑っていたい。でもそれがケインのためにならないことくらい分かっている。
絶対に彼を起こさないように…、そっと起き上がった。
もうここには戻らない。遠くへ行こう。絶対に彼が追いかけて来られない所まで。
「…っ……。」
寝言を言っているのかな。彼の寝顔を見るのもきっと今日が最後だ。
大好き。すぐに赤くなるその顔も、口ではうるさいと言いながら私の話を聞いてくれるところも、たまに見せる子どもみたいな笑顔も。
貴方を好きになって良かった。ここに来なければ、私は私の人生を見つめ直すこともきっとなかった。
「ありがとう…。」
ゆっくりベッドを降りると、手早く身支度を整える。
この豪華な部屋に私のものは何一つない。いまはその身軽さが有り難かった。
「バイバイ。」
ドアノブに手をかけ、扉を開ける。その瞬間―――
リーン、リーン………リーン…!
部屋中に鈴の音が鳴り響いた。高く澄んだ音。驚きで体が止まった。
「やっぱりな。」
ビクッと体が跳ねる。
「俺はもう離さないって決めたんだ。簡単に逃げられると思うなよ。」
リン、リンと鳴りやまない鈴の音。ケインが自分の右耳に触れると、スッと音が止んだ。
「これは護身用の魔法具だ。誰かが部屋に侵入すればすぐに分かる。逆に出ていくやつもな。」
彼がいつもしているピアスがそんな魔法具だなんて知らなかった。
「ケイン、私は…。」
「こないだは変装用の魔法具だったから気にしてなかっただろ?俺の作戦勝ちだな。」
扉を背にした私は、ケインの腕に阻まれ退路を断たれた。口調は軽いのに彼の目はまったく笑ってない。
「おかしいと思った。俺のことが好きだって言いながら全然納得してない顔して、まったく別のこと考えてただろ?」
何も言い返せなかった。全部、図星だったから。
「俺は馬鹿だけどな、惚れた女の気持ちに気づけないほどバカじゃないつもりだ。」
優しく頬を撫でられるとまた涙が出そうになる。
「頼むから逃げないでくれ。時間がほしい。お前を説得する時間を。」
* * *
「今日はどうしたのかな?皆揃って。」
私の赤く腫らした瞳に国王陛下は気づかないフリをしている。陛下の執務室には、ケイン、アルセイン様、執事のクリスさん、そして国王陛下。
「先日の件は私からも謝罪しよう。貴女が無事で何よりだ。」
「ありがとうございます…。」
私が勝手に城下へ行ったことも特に気にされている様子はない。
「契約期間も残り一週間か。そろそろ…。」
「俺はマリアが好きだ。」
そこにいる誰も驚いた素振りを見せない。重い沈黙が落ちる。
「それで?だから何だと言うんだ?」
冷えきった陛下の声。今まで聞いたこともない声色に身がすくむ。
「彼女を俺の妻にしたい。」
「いい加減にしろ!」
震える私の手にケインの手が重なった。
「マリアが平民だからか?」
「決まっているだろう!お前は自分の立場が分かっているのか!」
ただの平民なら、まだ良かったのかもしれない。それでも春嬢である私を後悔なんてしたくなかった。
「好きな女と一緒にいられないなら立場なんていらない。俺は王位継承権を放棄する。」
バンっ!と大きな音をたて、陛下が立ち上がる。握っていた万年筆が真っ二つに折れていた。
「お前、いい加減に…!」
「いい加減にして!!!」
思っていた以上に大きな声が出た。それでも言葉が止まらなかった。
「なんでそんなこと簡単に言うの?私はそうなるのが嫌だから出ていこうとしたの!そうすれば私が喜ぶと思ったら大間違いだよ!」
私の剣幕に誰一人口を挟まない。
「家族を捨てるようなこと簡単に言わないで!私はケインが好き。でも家族から引き離してまで一緒にいるなんて嫌なの!」
怒りながらまた涙が出た。最近、わたしの涙腺は壊れているらしい。
「私はもう二度と家族に会えない。好きな人にそんな思いさせたくないの。お願いだから、馬鹿な事言わないで…。」
わぁっと声をあげて泣いた。日本で死んで突然異世界にやってきた。色んなものが込み上げてくる。
毎日嗅いでいた潮のにおい。私が上京するのを最後まで反対していた父と母。海辺の町を出たあの日から一度も会わないまま、私はここにいる。過去のことで後悔していることは、ただそれだけ。
手で涙を拭いグスグスとしゃくりあげる。泣いて少しだけスッキリした。
気持ちが落ち着いてくると、ものすごい勢いで後悔に襲われる。こんな場で大声をあげて泣くなんて。顔をあげるのが怖い。
「マリアさんのご両親は亡くなられているのですか?」
アルセイン様の優しい声。なんと答えようか迷った。
「多分、生きていると思います。でももう会うことはできません。」
特別仲が良い家族ではなかった。それでも最後に一度でも会っておけばよかった。
「ごめん。俺マリアを泣かせてばっかりだ。」
「本当だよ。ケインはもっと反省して。」
ふふふっと吹き出したのはアルセイン様だった。
「父上。私からもお願いします。きっとケインをこんなに思ってくれる女性はマリアさんしかいません。私は弟にしあわせになってほしい。」
すると今まで気配を消していたクリスさんがハンカチを差し出してくれた。
「こんなに涙を流していらっしゃる女性にハンカチも差し出せないケイニアス様を想ってくださる方なんて他にはきっとおりません。」
真っ白なハンカチからは香水の微かな香りがする。
「それに陛下はこうなることが分かっていらっしゃった。違いますか?」
見ると国王陛下はバツが悪そうな顔をして、後ろを向いた。
「条件は二つだ。」
その声は私の知っている陛下の声だ。
「まずアルセイン。元はと言えばお前にも責任がある。年内に王太子妃を決め、王位を継ぐ準備を始めろ。」
「かしこまりました。」
今度は私からケインの手を握った。
「ケイニアス。お前はあまりにも未熟だ。彼女がお前に頼らないのも当然。
私にお前が成長した証を見せろ。騎士として男として、この国のためになると証明するんだ。そうすれば方法を考えてやる。」
「わかっ……。かしこまりました。父上。」
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