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2章 侍女編
第二十四話*
第二十四話*
くちゅくちゅと水音が部屋に響く。
今の私たちの関係は一体なんて名前がつくのだろう。恋人?婚約者?どちらもきっと正解じゃない、人に言えない関係。
それでも好きでたまらなくて、この時間が愛おしい。
「んっ、そこ…っ。」
彼の指が私のナカを掻き回すたびに、恥ずかしい音が鳴る。私の反応する場所を執拗に擦られた。
「おんなじ、とこばっか…んんっ。」
「いつまでもやられてばっかじゃないからな。」
同じ部屋、同じベッド。でも春嬢としてここに居たときとは違う。
ケインは私の体を少しずつ覚えていく。弱いところを撫でられるたび、体が跳ねた。
「あぁ…んんっ。ダメっ…。」
分厚い舌が花蕾をなぞる。それだけで快感が走った。ナカを弄られながら、同時に舌で濡らされていく。
「すご…びちゃびちゃだな。」
「もう、入れて?切ないよ…。」
ずるりと指が引き抜かれると自分でもわかるほどトロトロと蜜が溢れた。それを見てゴクリと彼の喉が鳴る。
「ケインのちょうだい。」
さっきまで私を舐めていた舌が唇に触れた。私に覆い被さり、ゆっくりと彼が入ってくる。
「んんっ。」
「…マリアっ!」
腰が打ちつけられる度に、声が大きくなっていく。気持ちが抑えられない。
「あぁ…あぁん!ケインすき、すきなの!」
熱を帯びた青い瞳と目が合う。私はきっと恥ずかしいくらい蕩けた顔をしてる。その顔を隠すように彼の首もとにしがみついた。
「ふっ、んんっ、アァんんっ、ケインっ!」
「好きだ、マリアっ…んんっ。」
腰を支えられ、さらに奥を擦られる。ピンとたった胸の先を彼の歯が軽く噛んだ。
「あぁん、んんっ。かんじゃヤダっ…。」
パンっパンっと彼の腰が早くなる。私のナカで感じてくれていると思うだけで嬉しい。
「もうっダメっ、ソコやぁっ…!」
ゴリゴリと最奥を突かれ、快感が体を貫く。
「ぁああ゛!だめっいく、イッちゃう!」
「アアっ!」
体の奥に彼が吐き出されていく。熱くて熱くて、その温度をずっと感じていたい。
* * *
「んんっ。ケイン、跡つけないで。」
私の胸元に顔を埋め、その唇が谷間に赤い跡をつけた。やめてと言っても全然聞いてくれない。
「服着てたら見えないだろ?」
「そういう問題じゃないよ。あぁ…ん。」
2つ、3つ…彼の印が増えていく。胸元から離れた唇が私のそれと重なった。
「…ん。…なんでそんなに不機嫌なの?」
「デートって何だよ?俺だってしたことないのに。」
昼間のロベルト卿との会話。なぜかいつもタイミング悪く、一緒にいるところを見られる。
ロベルト卿の軽口にいちいち反応を返していたら仕事ならない。女性になら誰にでも同じことを言ってる人なんだからと言っても、ケインの機嫌は直らなかった。
「もう話すな。」
「ケイン、無理言わないで。無視はできないよ。」
他の騎士団と違い、赤と青の騎士団はそのほとんどが貴族出身の騎士たちだ。ロベルト卿だって伯爵家の三男だと聞いている。軽口をあしらうことはできても、無視はできない。
そもそもあんな風に冗談を言い合うのも本当なら許されないはずだ。気位の高い騎士も多いなか、ロベルト卿はいろんな意味で変わっている。
「せっかく一緒にいられるのにそんな話しかしてくれないの?」
「…ごめん。嫌なんだ、マリアを他のやつに渡したくない。」
柔らかな金髪を撫でると、ふと表情が和らいだ。そんな心配しなくていいのに。
「私が好きなのはケインだけだよ。」
甘い口づけ。この時間があるから私は頑張れる。いくら伝えてもいまいち伝わってなくて悲しい。
「アルセイン様の好きな人はまだ来てないの?」
「あぁ、明後日のはずだ。俺も早く見てみたいのに兄貴が名前も教えてくれない。」
恥ずかしそうにはにかむアルセイン様の顔が目に浮かんだ。一体どんな女性なんだろう。
私はもちろん舞踏会には参加できないし、どこかで覗き見でもできたらいいんだけど。
「上手くいくといいね。」
「そうだな。」
アルセイン様の王太子妃決めは私たちのためにも大切なことだ。しかしそれ以上に、どうか好きな人と結ばれてほしい。
王城の隣、離宮と呼ばれる場所に貴族たちは滞在する。いわゆるゲストハウスだ。
そこに行く機会でもあれば、チラッとでもお相手を見ることができるかもしれない。
「アゼルが褒めてた。マリアは仕事を覚えるのが早いし、丁寧だって。」
「本当に?!嬉しい!」
全てを完璧にこなすアゼルさんに褒められるのは、お世辞だとしても嬉しかった。ぎゅっと彼の胸に顔を埋める。
「明日は休みなのか?」
「うん、城下に買い物に行こうと思って。」
仕事のこと、手荒れのこと。ケインの仕事、王城での話。彼の背中に腕を回し抱き合ったまま他愛のない話をしていると時間はすぐに過ぎてしまう。
使用人たちの朝は早い。みんなが起き出す前に部屋に戻らなければ。
「ずっとこうしていたい。」
「私もだよ。大丈夫、またすぐに会えるから。」
夜が明ける前に私たちの逢瀬は終わる。最後の言葉は自分に言い聞かせるように呟いた。
くちゅくちゅと水音が部屋に響く。
今の私たちの関係は一体なんて名前がつくのだろう。恋人?婚約者?どちらもきっと正解じゃない、人に言えない関係。
それでも好きでたまらなくて、この時間が愛おしい。
「んっ、そこ…っ。」
彼の指が私のナカを掻き回すたびに、恥ずかしい音が鳴る。私の反応する場所を執拗に擦られた。
「おんなじ、とこばっか…んんっ。」
「いつまでもやられてばっかじゃないからな。」
同じ部屋、同じベッド。でも春嬢としてここに居たときとは違う。
ケインは私の体を少しずつ覚えていく。弱いところを撫でられるたび、体が跳ねた。
「あぁ…んんっ。ダメっ…。」
分厚い舌が花蕾をなぞる。それだけで快感が走った。ナカを弄られながら、同時に舌で濡らされていく。
「すご…びちゃびちゃだな。」
「もう、入れて?切ないよ…。」
ずるりと指が引き抜かれると自分でもわかるほどトロトロと蜜が溢れた。それを見てゴクリと彼の喉が鳴る。
「ケインのちょうだい。」
さっきまで私を舐めていた舌が唇に触れた。私に覆い被さり、ゆっくりと彼が入ってくる。
「んんっ。」
「…マリアっ!」
腰が打ちつけられる度に、声が大きくなっていく。気持ちが抑えられない。
「あぁ…あぁん!ケインすき、すきなの!」
熱を帯びた青い瞳と目が合う。私はきっと恥ずかしいくらい蕩けた顔をしてる。その顔を隠すように彼の首もとにしがみついた。
「ふっ、んんっ、アァんんっ、ケインっ!」
「好きだ、マリアっ…んんっ。」
腰を支えられ、さらに奥を擦られる。ピンとたった胸の先を彼の歯が軽く噛んだ。
「あぁん、んんっ。かんじゃヤダっ…。」
パンっパンっと彼の腰が早くなる。私のナカで感じてくれていると思うだけで嬉しい。
「もうっダメっ、ソコやぁっ…!」
ゴリゴリと最奥を突かれ、快感が体を貫く。
「ぁああ゛!だめっいく、イッちゃう!」
「アアっ!」
体の奥に彼が吐き出されていく。熱くて熱くて、その温度をずっと感じていたい。
* * *
「んんっ。ケイン、跡つけないで。」
私の胸元に顔を埋め、その唇が谷間に赤い跡をつけた。やめてと言っても全然聞いてくれない。
「服着てたら見えないだろ?」
「そういう問題じゃないよ。あぁ…ん。」
2つ、3つ…彼の印が増えていく。胸元から離れた唇が私のそれと重なった。
「…ん。…なんでそんなに不機嫌なの?」
「デートって何だよ?俺だってしたことないのに。」
昼間のロベルト卿との会話。なぜかいつもタイミング悪く、一緒にいるところを見られる。
ロベルト卿の軽口にいちいち反応を返していたら仕事ならない。女性になら誰にでも同じことを言ってる人なんだからと言っても、ケインの機嫌は直らなかった。
「もう話すな。」
「ケイン、無理言わないで。無視はできないよ。」
他の騎士団と違い、赤と青の騎士団はそのほとんどが貴族出身の騎士たちだ。ロベルト卿だって伯爵家の三男だと聞いている。軽口をあしらうことはできても、無視はできない。
そもそもあんな風に冗談を言い合うのも本当なら許されないはずだ。気位の高い騎士も多いなか、ロベルト卿はいろんな意味で変わっている。
「せっかく一緒にいられるのにそんな話しかしてくれないの?」
「…ごめん。嫌なんだ、マリアを他のやつに渡したくない。」
柔らかな金髪を撫でると、ふと表情が和らいだ。そんな心配しなくていいのに。
「私が好きなのはケインだけだよ。」
甘い口づけ。この時間があるから私は頑張れる。いくら伝えてもいまいち伝わってなくて悲しい。
「アルセイン様の好きな人はまだ来てないの?」
「あぁ、明後日のはずだ。俺も早く見てみたいのに兄貴が名前も教えてくれない。」
恥ずかしそうにはにかむアルセイン様の顔が目に浮かんだ。一体どんな女性なんだろう。
私はもちろん舞踏会には参加できないし、どこかで覗き見でもできたらいいんだけど。
「上手くいくといいね。」
「そうだな。」
アルセイン様の王太子妃決めは私たちのためにも大切なことだ。しかしそれ以上に、どうか好きな人と結ばれてほしい。
王城の隣、離宮と呼ばれる場所に貴族たちは滞在する。いわゆるゲストハウスだ。
そこに行く機会でもあれば、チラッとでもお相手を見ることができるかもしれない。
「アゼルが褒めてた。マリアは仕事を覚えるのが早いし、丁寧だって。」
「本当に?!嬉しい!」
全てを完璧にこなすアゼルさんに褒められるのは、お世辞だとしても嬉しかった。ぎゅっと彼の胸に顔を埋める。
「明日は休みなのか?」
「うん、城下に買い物に行こうと思って。」
仕事のこと、手荒れのこと。ケインの仕事、王城での話。彼の背中に腕を回し抱き合ったまま他愛のない話をしていると時間はすぐに過ぎてしまう。
使用人たちの朝は早い。みんなが起き出す前に部屋に戻らなければ。
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