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第1章 ボーイミーツプリンセス
第6話 異世界頭突き
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『勇者様、逃げて――』
ファンローラの声は、確かにそう聞こえた。
自分を召喚したらしいプリンセスがそういうのだから、逃げてもいいはず。
そんな言い訳が、アマトの脳裏に浮かんだ。
今のところ自分にはチートもないし、魔法もない。
向こうが勝手に勇者と呼んだだけで、命がけて助ける必要はないんじゃないか?
他の誰かが転生して勇者となれば、きっとプリンセスも適切に助けてくれるはず。
だけれども――。
ファンローラは、アマトに弱々しく微笑んだ。しかも、逆さにされたまま。
きっとこの子は見捨てても自分のことを恨まない、そんなことを確信させた。
短剣を拾おうとした姿勢のままで、ぐっと拳を握る。そして――。
「は、放してあげてくださ……」
「ああん?」
ギロリと血走ったゴルガスの目が、仮面の下から覗く。
アマトは、短剣を握って立ち上がった。
めちゃくちゃ怖い、不良にすら逆らったことがないのに、バイオレンスな世界に生きる盗賊の親玉に逆らえるわけがなかった。
そのせいで、最後まで言い切れない。
ファンローラを片手で吊ったまま、ずいっとアマトの前に巨体が乗り出した。
圧倒的にでかい、そこらのヤンキーとは圧が段違いである。
動物園で、ライオンや虎の檻の前に近づいたときの恐怖に似ている。
「まずは這いつくばれ。物を頼むときの態度を教えてやる」
「えぇぇぇ……」
勇気を振り絞ると、これだ。
でもまあ、それですむなら。ファンローラが助けられるなら。
絶対に腕力じゃかなわないのだから。
……いや、そんなわけない。絶対に約束を守るような連中じゃない――。
「……わああああああ! 放せ! 放せよおおおおおおおっ!」
こうなりゃ自棄なのだ。武器だってある。
アマトは叫びながら、ぶんぶんと錆びた短剣を振り回す。
怖いから目をつぶる。
死んだってもういい、どうせ死んで転移したのだ。
殺されるくらい、なんだっていうのだ。
「うおっ、こいつおかしくなりやがった!?」
モヒカンたちはちょっと引いた。
ゴルガスはと言うとやれやれとアマトに手を伸ばす。片手でくびり殺すつもりだ。
「ゆ、勇者、様……」
そのとき――。
ファンローラに、復活の兆しがあった。
勇者様が自分のために戦ってくれる、守ろうとしてくれる。嬉しい。
消えかけた意識の中で、高鳴る鼓動を感じた。
気力を振り絞って臍下丹田にMPを送る、呼吸を整える、気を巡らせる。
「発ッ――!!」
逆さに吊るされたままの姿勢で、身体をくの字に曲げて一気に起こす。
頭、首、胸、手、足の五体のうち、鎖で縛られて足が使えぬだけにすぎない。
使える武器は、まだ四つもある。この四つも駄目なら、呪い殺してでも勝つ。
それが“無双烈姫”の二つ名を冠した武侠たるファンローラの覚悟であった。
勢いをつけて跳ね起き、その反動でゴルガスの頭目がけて頭突きを喰らわす。
ゴッ――! と鈍い音がした。岩と岩をぶつけたような音だ。
「ごっ、お、おのれ……」
石をぶつけ合うような重々しい音がして、ゴルガスの巨体がよろめく。
ファンローラの額からも、つっと血が垂れる。
あろうことかファンローラは見出した勝機を前に笑っていた。不敵な笑みである。
勝利のためなら、額が割れる程度のことは、どうということはない。
蹴り技を繰り出すために鍛えに鍛えたファンローラの超人的な撥条は、常人の想像のはるか上をいく瞬発力を生む。そのうえ、脳という人体最重要の器官を守るため、もっとも硬い頭骨を打撃に用いたのだ。
至大至剛の巨漢ゴルガスを地に沈めるためには、なりふり構ってはいられない。可憐なプリンセスであろうと、頭突するのである。
一切の迷いなく叩きつけられた頭突きは、鉄の仮面をかぶっていても目が眩む。
その隙を見逃す“無双烈姫”ではない。
「はあああああああああああっ!!」
ゴルガスの首を起点に、ファンローラはぐるぐる回った。プロレスで言うところの人工衛星式ヘッドシザーズの要領の大技である。
ファンローラがグルグル回るのは先ほどと同じ状態だが、今度は攻守が逆だ。
緩んだ鎖を、回転と脚力でゴルガスの太い首に巻き付け、締め上げる。
首の頸動脈のあたりに絡みついた。さらに回転し、万力のように締め上げる。
狙うのは、窒息ではなく失神だ。
頸動脈を急激に圧迫すると、頚動脈洞反射《けいどうみゃくどうはんしゃ》という身体現象が起こる。
迷走神経が過剰な反応を起こして血圧が低下、脳幹への酸素量が減少して失神状態となる。柔道の裸絞、プロレスのスリーパーホールドも、完全に極まってしまえば約七秒で落ちると言われている。
「お、ご……」
気管を締め上げる窒息と違い、この状態での失神は苦痛はほとんどないともいう。
七秒が経過すると、ゆっくりと眠りの世界へと旅立ち、前のめりに倒れた。
「ま、まさか、“金剛鉄鬼”ゴルガスの親分が……」
「“無双烈姫”の伝説は本当だったんだ……」
ざわめくモヒカンどもである。
ファンローラはゴルガスをきっちり眠らせると、鶴のように片足を上げた。
蹴りの構えは、真剣を抜いたのと同意語の構えだ。つまり動いたら蹴り殺すという威嚇の構えである。
アマトもモヒカンどもが怯んだ隙を見て、ピックアップトラックの荷台に登り、その機関銃を向ける。扱い方はよくわからないが、とにかく銃口を向けるのだ。
「わあああああ! 死にたくなかったらぁ、消えろおおおおおおお!!」
「おい、やめろバカ!?」
この状況でやめろと言われてやめる馬鹿はいない、アマトはモヒカンどもに向かって機関銃を乱射した。
というか、やめ方とか具体的にはわからない。弾が出るから向けるだけだ。
当たってはかなわないと、モヒカンどもは罵声を上げて逃げ回った。
しかし、彼らに真の恐怖を植えつけたのは別物のものである。
「シッ――」
ファンローラは、上げた片足で軽く空を斬ってみせた。
当たったら、首くらい簡単にもげるだろう。
空を斬っただけで、五体満足では返さぬという強烈な意思表示となる。
元々、ゴルガスの暴力に隠れ弱者を虐げるような卑怯な連中である。
モヒカンどもは、一目散で逃げ出していった。
ファンローラの声は、確かにそう聞こえた。
自分を召喚したらしいプリンセスがそういうのだから、逃げてもいいはず。
そんな言い訳が、アマトの脳裏に浮かんだ。
今のところ自分にはチートもないし、魔法もない。
向こうが勝手に勇者と呼んだだけで、命がけて助ける必要はないんじゃないか?
他の誰かが転生して勇者となれば、きっとプリンセスも適切に助けてくれるはず。
だけれども――。
ファンローラは、アマトに弱々しく微笑んだ。しかも、逆さにされたまま。
きっとこの子は見捨てても自分のことを恨まない、そんなことを確信させた。
短剣を拾おうとした姿勢のままで、ぐっと拳を握る。そして――。
「は、放してあげてくださ……」
「ああん?」
ギロリと血走ったゴルガスの目が、仮面の下から覗く。
アマトは、短剣を握って立ち上がった。
めちゃくちゃ怖い、不良にすら逆らったことがないのに、バイオレンスな世界に生きる盗賊の親玉に逆らえるわけがなかった。
そのせいで、最後まで言い切れない。
ファンローラを片手で吊ったまま、ずいっとアマトの前に巨体が乗り出した。
圧倒的にでかい、そこらのヤンキーとは圧が段違いである。
動物園で、ライオンや虎の檻の前に近づいたときの恐怖に似ている。
「まずは這いつくばれ。物を頼むときの態度を教えてやる」
「えぇぇぇ……」
勇気を振り絞ると、これだ。
でもまあ、それですむなら。ファンローラが助けられるなら。
絶対に腕力じゃかなわないのだから。
……いや、そんなわけない。絶対に約束を守るような連中じゃない――。
「……わああああああ! 放せ! 放せよおおおおおおおっ!」
こうなりゃ自棄なのだ。武器だってある。
アマトは叫びながら、ぶんぶんと錆びた短剣を振り回す。
怖いから目をつぶる。
死んだってもういい、どうせ死んで転移したのだ。
殺されるくらい、なんだっていうのだ。
「うおっ、こいつおかしくなりやがった!?」
モヒカンたちはちょっと引いた。
ゴルガスはと言うとやれやれとアマトに手を伸ばす。片手でくびり殺すつもりだ。
「ゆ、勇者、様……」
そのとき――。
ファンローラに、復活の兆しがあった。
勇者様が自分のために戦ってくれる、守ろうとしてくれる。嬉しい。
消えかけた意識の中で、高鳴る鼓動を感じた。
気力を振り絞って臍下丹田にMPを送る、呼吸を整える、気を巡らせる。
「発ッ――!!」
逆さに吊るされたままの姿勢で、身体をくの字に曲げて一気に起こす。
頭、首、胸、手、足の五体のうち、鎖で縛られて足が使えぬだけにすぎない。
使える武器は、まだ四つもある。この四つも駄目なら、呪い殺してでも勝つ。
それが“無双烈姫”の二つ名を冠した武侠たるファンローラの覚悟であった。
勢いをつけて跳ね起き、その反動でゴルガスの頭目がけて頭突きを喰らわす。
ゴッ――! と鈍い音がした。岩と岩をぶつけたような音だ。
「ごっ、お、おのれ……」
石をぶつけ合うような重々しい音がして、ゴルガスの巨体がよろめく。
ファンローラの額からも、つっと血が垂れる。
あろうことかファンローラは見出した勝機を前に笑っていた。不敵な笑みである。
勝利のためなら、額が割れる程度のことは、どうということはない。
蹴り技を繰り出すために鍛えに鍛えたファンローラの超人的な撥条は、常人の想像のはるか上をいく瞬発力を生む。そのうえ、脳という人体最重要の器官を守るため、もっとも硬い頭骨を打撃に用いたのだ。
至大至剛の巨漢ゴルガスを地に沈めるためには、なりふり構ってはいられない。可憐なプリンセスであろうと、頭突するのである。
一切の迷いなく叩きつけられた頭突きは、鉄の仮面をかぶっていても目が眩む。
その隙を見逃す“無双烈姫”ではない。
「はあああああああああああっ!!」
ゴルガスの首を起点に、ファンローラはぐるぐる回った。プロレスで言うところの人工衛星式ヘッドシザーズの要領の大技である。
ファンローラがグルグル回るのは先ほどと同じ状態だが、今度は攻守が逆だ。
緩んだ鎖を、回転と脚力でゴルガスの太い首に巻き付け、締め上げる。
首の頸動脈のあたりに絡みついた。さらに回転し、万力のように締め上げる。
狙うのは、窒息ではなく失神だ。
頸動脈を急激に圧迫すると、頚動脈洞反射《けいどうみゃくどうはんしゃ》という身体現象が起こる。
迷走神経が過剰な反応を起こして血圧が低下、脳幹への酸素量が減少して失神状態となる。柔道の裸絞、プロレスのスリーパーホールドも、完全に極まってしまえば約七秒で落ちると言われている。
「お、ご……」
気管を締め上げる窒息と違い、この状態での失神は苦痛はほとんどないともいう。
七秒が経過すると、ゆっくりと眠りの世界へと旅立ち、前のめりに倒れた。
「ま、まさか、“金剛鉄鬼”ゴルガスの親分が……」
「“無双烈姫”の伝説は本当だったんだ……」
ざわめくモヒカンどもである。
ファンローラはゴルガスをきっちり眠らせると、鶴のように片足を上げた。
蹴りの構えは、真剣を抜いたのと同意語の構えだ。つまり動いたら蹴り殺すという威嚇の構えである。
アマトもモヒカンどもが怯んだ隙を見て、ピックアップトラックの荷台に登り、その機関銃を向ける。扱い方はよくわからないが、とにかく銃口を向けるのだ。
「わあああああ! 死にたくなかったらぁ、消えろおおおおおおお!!」
「おい、やめろバカ!?」
この状況でやめろと言われてやめる馬鹿はいない、アマトはモヒカンどもに向かって機関銃を乱射した。
というか、やめ方とか具体的にはわからない。弾が出るから向けるだけだ。
当たってはかなわないと、モヒカンどもは罵声を上げて逃げ回った。
しかし、彼らに真の恐怖を植えつけたのは別物のものである。
「シッ――」
ファンローラは、上げた片足で軽く空を斬ってみせた。
当たったら、首くらい簡単にもげるだろう。
空を斬っただけで、五体満足では返さぬという強烈な意思表示となる。
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