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二章
31話 防衛戦③
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セリアと風の魔法使いが起こした爆風は一人残らず防壁の上から吹き飛ばし、敵も味方も誰も残らなかった。
防壁の上にいた全員が雪面へと着地する。
セツ達の目的は防壁を死守し、地の利を維持して有利に叩く事である。
敵も味方も全員雪面に落とされた今、戦況は数の上で優る盗賊側に大きく傾いた。
セツ達の防壁をめぐる戦いは敗北である。
シオは至近距離で魔法の余波を受けたためか、立ち上がろうにも体に力が入らず再び崩れ落ち、セリアはそんなシオの前に立って、風の魔法使いと対峙する。
暗い夜の中、セリアは炸裂魔法を宿した光の玉を浮かばせながら風の魔法使から視線を外さずに口を開いた。
「セツちゃん、そっちは頼みましたぁ」
「くそっ……」
セリアの声が聞こえたセツはハッと意識を取り戻すと悪態をついて立ち上がった。
揺れる視界を頭を振って戻そうとすると、セツの白い頭髪からハラハラと雪がこぼれ落ちる。
炎の魔法使いもダメージを受けているのか、セツ同様立ち上がるのが遅い。
セツは体中に走る鈍い痛みを無視して先制攻撃を加えるため走り出した。
セツが剣の間合いに炎の魔法使いを収めるが、残念ながら既にあちらも立ち上がっている。
再びセツの剣と炎の魔法使いの拳が火花を散らせた。
剣を受け止められたセツはその攻撃に固執せず、すぐに剣を引き戻して次の斬撃を放つ。
セツの剣は太ももを狙った横薙ぎだ。
炎の魔法使いはそれを膝を上げて金属製の脛当てで防御すると、そのまま軸足で地面を蹴って後ろに跳ぶ。
距離を離して魔法を使うつもりだと察知したセツは、炎の魔法使いと全く同じだけの距離を前方に移動すると剣を振り下ろす。
セツの斬撃は再び小手に阻まれるが魔法の使用を止める事に成功した。
魔法を止められた炎の魔法使いはさっきとは逆に、両腕で体の前で防御を固め、踏み込んで距離を詰めにかかってくる。
セツはそれを迎え撃つのではなく、再び炎の魔法使いと同じ速度、同じ距離だけバックステップを踏む。
結果、炎の魔法使いが距離を詰めてきたが、間合いは相変わらず剣の間合いだ。
そんな打ち合いと駆け引きが一合、二合と続いていく。
一手間違えれば終わりの戦い。
両者は自分が生き残るための最適解を模索し続ける。
「くそっ!」
そして数える事13合、先ほど立ち上がる時にセツが吐いた悪態と同様の言葉を炎の魔法使いが吐いた。
徹底的に距離を支配しようとするセツに苛立っているようだ。
時間は炎の魔法使いの味方である。
盗賊の方が数で優るため、狩猟衆達がやられるのは時間の問題だ。
今、セツ達が他の盗賊に襲われていないのは時折飛んでくるジークの矢の援護があるため、狩猟衆達が決定的な敗北をしていないためである。
そのため、セツのこの決定打のない戦いは炎の魔法使いの圧倒的有利である。
炎の魔法使いもそれは理解しているが、生来の気性の粗さが理屈ではなく怒りを優先させていた。
そうなれば冷静に隙を伺うセツに勝機が訪れる……はずだった。
セツの背中側から突風が吹いた。
セリアと風の魔法使いの魔法のぶつかり合いがたまたまセツの近くで起こったのだ。
セツが戦っている間も二人の魔法はぶつかり合っていたが、セツの戦いに影響のない範囲だった。
だが、常に移動しながら戦っていたため、いつのまにか魔法合戦で巻き起こる突風で体勢を崩すほど近くに来てしまっていたらしい。
背中から不意に突風を受けたセツはバランスを崩してしまう。
「うううぅるぅあああ!」
「うぐっ!」
そこに炎の魔法使いが雄たけびを上げながらセツの顔面めがけて殴りかかってきた。
咄嗟にセツは左腕で受け止める。
重い金属製の小手をつけた拳はセツの腕を骨まで軋ませ、防御した腕そのものにダメージを与えた。
ギチチ!
セツは歯を食いしばる。
痛みをこらえるためではない、反撃の為だ。
セツはの右手には剣がある。
吹き飛ばされながらも決して手放すことのなかった剣だ。
厳しい鍛錬の果てに体の髄まで染みついた剣への執着がそこには現れていた。
「ふッ!」
炎の魔法使いの第二の拳がすぐそばまで迫っている。
セツはその拳に剣をぶち込むと拳と剣は拮抗した。
力勝負の結果は防壁の上で行った一合の打ち合いと同じ。
ダメージを受け、不完全な体勢での一撃にも拘らず同じだった。
セツは呼吸を止め、さらなる連撃を狙う。
まずは剣を引き戻すのと同時に足を一歩後ろに下げ間合いを開ける。
拳が届くということは剣にとって近すぎるということだ。
そのためセツは自分の間合いを取ろうとする。
熟練の格闘家でもある炎の魔法使いの最も苦手とするのは、拳が届かず、魔法を使う暇のない剣の間合いである。
当然、炎の魔法使いは踏み込んでくる。
力は同等、速度は炎の魔法使いが上、魔法の破壊力など比べ物にならない。
片腕はしばらく使えない。
突風にバランスを崩されるという運も悪い事が起こった。
(そういえばあの時も腕潰されたっけ)
セツの脳裏に浮かぶのは赤い猩々との戦い。
あの時はどうしようもなかった。
ありとあらゆる面でセツは劣っており、有利に戦いを進めることが出来る要素が皆無だった。
暫くの間、あの時の恐怖が蘇って一人では寝られなかった。
まだ14歳の少女なのだ
徹底的なまでの理不尽、どうしようもなく突き付けられた死が恐怖を植え付けた。
だがそれは恐怖を乗り越えたセツに強さも与えていた。
繰り返すが、炎の魔法使いとセツの能力は力は同等、速度は炎の魔法使いが上、魔法の破壊力など比べ物にならない。
その上、片腕はしばらく使えない。
そして魔法の応用力は明確に勝っている。
勝ってる要素があるのなら問題ない。
「?!」
炎の魔法使いは踏み込んだ足を滑らせた。
炎の魔法使いが踏み込んだ場所はセツがいた場所。
そこは雪面ではなく、氷となっていた。
驚愕する炎の魔法使いに対して、セツは引き戻していた剣を鎖骨の間から突き入れ心臓を貫いた。
炎の魔法使いは一瞬抵抗のそぶりを見せるが、直ぐに絶命した。
「ふぅ……」
セツは息を吐いて一息つく。
セツはこの一息の間、この一瞬だけ休むことにした。
セツは雪が積もるようなこの極寒の夜に汗だくになるほど疲弊している。
まだまだ戦いは続くため、一瞬でもいいから呼吸を整え、他の者の援軍に向かおうとしたのだ。
そうやって勝利を確信したセツだが、自分の失態を悟った。
セツが振り向いてセリアの援護に向かおうと振り向いたその時、視界の端に背後から迫る盗賊の姿が見えたのだ。
セツは見えた。自分の身に迫る盗賊の剣が、だが避けるすべがない。
(本当に嫌になる)
セツは自分の弱さに今度は心の中でため息を吐いた。
(今日は何度負けたんだろう)
だが同時にセツは自分が非常に運がよく、このまま避ける必要の無いことも理解した。
セツと盗賊の間に一人の人物が割って入ったのだ。
(本当に嫌だ)
その人物はセツに迫る斬撃を正面から剣で受け止め、それどころかそのまま盗賊の剣を弾き飛ばすとと、盗賊を切り伏せた。
(私はこいつより強いのに……)
ミナトと背中合わせになったセツは剣を構えながら表情を変えない。
(ずっと長く剣に生きてきたのにな……)
セツはいつものように。
「生きてたんだ」
「当然」
本音を言う。
防壁の上にいた全員が雪面へと着地する。
セツ達の目的は防壁を死守し、地の利を維持して有利に叩く事である。
敵も味方も全員雪面に落とされた今、戦況は数の上で優る盗賊側に大きく傾いた。
セツ達の防壁をめぐる戦いは敗北である。
シオは至近距離で魔法の余波を受けたためか、立ち上がろうにも体に力が入らず再び崩れ落ち、セリアはそんなシオの前に立って、風の魔法使いと対峙する。
暗い夜の中、セリアは炸裂魔法を宿した光の玉を浮かばせながら風の魔法使から視線を外さずに口を開いた。
「セツちゃん、そっちは頼みましたぁ」
「くそっ……」
セリアの声が聞こえたセツはハッと意識を取り戻すと悪態をついて立ち上がった。
揺れる視界を頭を振って戻そうとすると、セツの白い頭髪からハラハラと雪がこぼれ落ちる。
炎の魔法使いもダメージを受けているのか、セツ同様立ち上がるのが遅い。
セツは体中に走る鈍い痛みを無視して先制攻撃を加えるため走り出した。
セツが剣の間合いに炎の魔法使いを収めるが、残念ながら既にあちらも立ち上がっている。
再びセツの剣と炎の魔法使いの拳が火花を散らせた。
剣を受け止められたセツはその攻撃に固執せず、すぐに剣を引き戻して次の斬撃を放つ。
セツの剣は太ももを狙った横薙ぎだ。
炎の魔法使いはそれを膝を上げて金属製の脛当てで防御すると、そのまま軸足で地面を蹴って後ろに跳ぶ。
距離を離して魔法を使うつもりだと察知したセツは、炎の魔法使いと全く同じだけの距離を前方に移動すると剣を振り下ろす。
セツの斬撃は再び小手に阻まれるが魔法の使用を止める事に成功した。
魔法を止められた炎の魔法使いはさっきとは逆に、両腕で体の前で防御を固め、踏み込んで距離を詰めにかかってくる。
セツはそれを迎え撃つのではなく、再び炎の魔法使いと同じ速度、同じ距離だけバックステップを踏む。
結果、炎の魔法使いが距離を詰めてきたが、間合いは相変わらず剣の間合いだ。
そんな打ち合いと駆け引きが一合、二合と続いていく。
一手間違えれば終わりの戦い。
両者は自分が生き残るための最適解を模索し続ける。
「くそっ!」
そして数える事13合、先ほど立ち上がる時にセツが吐いた悪態と同様の言葉を炎の魔法使いが吐いた。
徹底的に距離を支配しようとするセツに苛立っているようだ。
時間は炎の魔法使いの味方である。
盗賊の方が数で優るため、狩猟衆達がやられるのは時間の問題だ。
今、セツ達が他の盗賊に襲われていないのは時折飛んでくるジークの矢の援護があるため、狩猟衆達が決定的な敗北をしていないためである。
そのため、セツのこの決定打のない戦いは炎の魔法使いの圧倒的有利である。
炎の魔法使いもそれは理解しているが、生来の気性の粗さが理屈ではなく怒りを優先させていた。
そうなれば冷静に隙を伺うセツに勝機が訪れる……はずだった。
セツの背中側から突風が吹いた。
セリアと風の魔法使いの魔法のぶつかり合いがたまたまセツの近くで起こったのだ。
セツが戦っている間も二人の魔法はぶつかり合っていたが、セツの戦いに影響のない範囲だった。
だが、常に移動しながら戦っていたため、いつのまにか魔法合戦で巻き起こる突風で体勢を崩すほど近くに来てしまっていたらしい。
背中から不意に突風を受けたセツはバランスを崩してしまう。
「うううぅるぅあああ!」
「うぐっ!」
そこに炎の魔法使いが雄たけびを上げながらセツの顔面めがけて殴りかかってきた。
咄嗟にセツは左腕で受け止める。
重い金属製の小手をつけた拳はセツの腕を骨まで軋ませ、防御した腕そのものにダメージを与えた。
ギチチ!
セツは歯を食いしばる。
痛みをこらえるためではない、反撃の為だ。
セツはの右手には剣がある。
吹き飛ばされながらも決して手放すことのなかった剣だ。
厳しい鍛錬の果てに体の髄まで染みついた剣への執着がそこには現れていた。
「ふッ!」
炎の魔法使いの第二の拳がすぐそばまで迫っている。
セツはその拳に剣をぶち込むと拳と剣は拮抗した。
力勝負の結果は防壁の上で行った一合の打ち合いと同じ。
ダメージを受け、不完全な体勢での一撃にも拘らず同じだった。
セツは呼吸を止め、さらなる連撃を狙う。
まずは剣を引き戻すのと同時に足を一歩後ろに下げ間合いを開ける。
拳が届くということは剣にとって近すぎるということだ。
そのためセツは自分の間合いを取ろうとする。
熟練の格闘家でもある炎の魔法使いの最も苦手とするのは、拳が届かず、魔法を使う暇のない剣の間合いである。
当然、炎の魔法使いは踏み込んでくる。
力は同等、速度は炎の魔法使いが上、魔法の破壊力など比べ物にならない。
片腕はしばらく使えない。
突風にバランスを崩されるという運も悪い事が起こった。
(そういえばあの時も腕潰されたっけ)
セツの脳裏に浮かぶのは赤い猩々との戦い。
あの時はどうしようもなかった。
ありとあらゆる面でセツは劣っており、有利に戦いを進めることが出来る要素が皆無だった。
暫くの間、あの時の恐怖が蘇って一人では寝られなかった。
まだ14歳の少女なのだ
徹底的なまでの理不尽、どうしようもなく突き付けられた死が恐怖を植え付けた。
だがそれは恐怖を乗り越えたセツに強さも与えていた。
繰り返すが、炎の魔法使いとセツの能力は力は同等、速度は炎の魔法使いが上、魔法の破壊力など比べ物にならない。
その上、片腕はしばらく使えない。
そして魔法の応用力は明確に勝っている。
勝ってる要素があるのなら問題ない。
「?!」
炎の魔法使いは踏み込んだ足を滑らせた。
炎の魔法使いが踏み込んだ場所はセツがいた場所。
そこは雪面ではなく、氷となっていた。
驚愕する炎の魔法使いに対して、セツは引き戻していた剣を鎖骨の間から突き入れ心臓を貫いた。
炎の魔法使いは一瞬抵抗のそぶりを見せるが、直ぐに絶命した。
「ふぅ……」
セツは息を吐いて一息つく。
セツはこの一息の間、この一瞬だけ休むことにした。
セツは雪が積もるようなこの極寒の夜に汗だくになるほど疲弊している。
まだまだ戦いは続くため、一瞬でもいいから呼吸を整え、他の者の援軍に向かおうとしたのだ。
そうやって勝利を確信したセツだが、自分の失態を悟った。
セツが振り向いてセリアの援護に向かおうと振り向いたその時、視界の端に背後から迫る盗賊の姿が見えたのだ。
セツは見えた。自分の身に迫る盗賊の剣が、だが避けるすべがない。
(本当に嫌になる)
セツは自分の弱さに今度は心の中でため息を吐いた。
(今日は何度負けたんだろう)
だが同時にセツは自分が非常に運がよく、このまま避ける必要の無いことも理解した。
セツと盗賊の間に一人の人物が割って入ったのだ。
(本当に嫌だ)
その人物はセツに迫る斬撃を正面から剣で受け止め、それどころかそのまま盗賊の剣を弾き飛ばすとと、盗賊を切り伏せた。
(私はこいつより強いのに……)
ミナトと背中合わせになったセツは剣を構えながら表情を変えない。
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