月は夜に抱かれて

資料集

人物紹介（ルルエ王国・メイン）

【ルーカス・エイブ・ラドクリフ】
　ルルエ新王。タニス王都で偶然にも変装したユリエルと知り合い、心奪われてしまう。
　元々争い事を好まない性格なのだが、教皇が国民を扇動して争いを起こすと脅しつけて実行に移そうとしたことで動かざるを得なくなってしまう。だがどちらかと言えばこの教皇こそを追い落としたいと考えている。
　最初ユリエルの前では「旅人のエトワール」として会い、逢瀬を重ねていく。その正体を明かせないまま過ぎて行く事が一つの過ちであり、全ての始まりとなる。
　愛情深く大らかで包容力のある人物。少々過激に突き進むユリエルを諫め、落ち着かせ、導く力がある。
　短い黒髪に輝く金の瞳の精悍な人物。背も高く体躯も良いが、筋肉質には見えない美丈夫。


【ジョシュ・ローレンス・アハル】
　ルーカスの従兄弟であり、ルルエ王国騎士団、第一部隊の隊長。
　彼も争いは好まないが、国民とルーカスを思い行動を起こす。それでも出来るだけ穏便で犠牲の少ない方法を選ぶようにしている。
　卑怯を好まず、暴力を好まない。その為彼が指揮する部隊は略奪をしない。捕虜に対しても横柄な態度は取らない。また性格は慎重派。綿密に計画するタイプ。
　妻帯者であり愛妻家。国に妻と1歳になる息子を残して出兵している。
　肩に掛かる程度の鳶色の髪に、同色の瞳。品のある整った顔立ちの青年。