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5章:すれ違いもまたスパイス
おまけ:弱虫お兄ちゃんの奮闘記(オルトン)
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煌びやかな衣装と料理、音楽がかかる社交場はやっぱり苦手だ。香水の匂いだけでちょっと具合が悪くなってくる。
それでもオルトンは最近、社交場に顔を出している。弟ボリスを少しでも安心させたいからだ。
ボリスは出来た弟だ。兄として威厳もなく、年下にすら苛められる弱い自分を助けてくれた。小さいのに手を広げて庇ってくれていた。
気も強かった弟は落ち着くのも早かった。勉強もできたが、それ以上に腕っ節が強かった。でも、誰にでも喧嘩をしかけたり、傷つける事はしなかった。
でもそのくらいから、何を考えているのか分からなくなった。
確かに自ら誰かを傷つける事はしなかったが、売られた喧嘩は率先して買っていた。そして綺麗に全てを返り討ちにしていった。
その時のボリスは、どこか楽しげな顔をしていた。本人は気付いていないかもしれないが、見た事がないほど口の端が上がっていた。とても残酷な、綺麗な笑みだった。
怖くなった。けれど、その場を離れれば優しい良く出来た弟だった。
そしてオルトンもまた、ボリスのことが好きだった。
両親には言えない。本人にも確認できない。戸惑いながらも誤魔化して過ごした。そしてボリスが騎士団に行くと言ったとき、どこかホッとしたのはオルトンだったのかもしれない。
寂しいし、不安ではあったけれど、それがボリスの居場所になるならと思っていた。
だから、ボリスが全てを両親に打ち明けたとき、少しほっとしたのかもしれない。
「俺も、勇気を出さないと」
勇気を持って全てを打ち明けたボリスを見ていて、気持ちを確かにして華やかな場所に進み出る。そこに視線が一瞬集まった。
ドキリとして、尻込みしてしまう。視線を集めるなんて慣れていない。見た目も自信がないのだ。
ひょろっと背が高いが、背だけで厚みがあまりない。男にしては丸みのある緑色の目に眼鏡、短いブラウンの髪。顔立ちは男らしくはなく、どちらかと言えば母に似た女顔。
そんな自信のなさが分かるのか、すぐに視線は外れていく。声をかけるタイミングも分からない。
結局独りぼっちで強くない酒を飲んで途方にくれている。音楽がかかるホールでは楽しげな会話と、踊る男女が華やかなのに。
「はぁ……」
どうしよう、やっぱり帰りたい。
そう思って溜息をつき、この場を離れようとした時、誰かが背後からドンッとオルトンにぶつかった。こちらにまったく気付いていないのか、かなり強い当たりでよろけて転んだオルトンにぶつかった男女は一瞬目をくれただけだ。
惨めだ、これは。やっぱりこういう場所は似合わないんだ。華やかな場所に、自分みたいな人はいてはいけないんだ。
転んだ衝撃で落ちた眼鏡を拾おうとした、それより一瞬早くほっそりとした指が拾い上げ、オルトンへと差し出された。
「え?」
「大丈夫、貴方?」
見上げた先の女性の顔はぼやけて見えない。けれどその声音から、気の強い事は伝わった。
「ちょっと貴方達、ぶつかっておいて一言の謝罪もないの?」
オルトンに手を貸しつつ鋭い声で言った女性に、ぶつかった二人は顔を見合わせもの凄く軽く「ごめんなさ~い」と言って行ってしまった。
「ちょっと!」
「あの! もう、いいです」
差し出された眼鏡を受け取り、かける。すると視界がクリアになって、助けてくれた女性をしっかりと見る事ができた。
長い黒髪を丁寧に結った、青い瞳の美しい女性だった。深い青い瞳ははっきりとして大きく、同色のドレスがスレンダーな体にとても似合う。
「いいって……貴方、もう少ししっかりなさい。男でしょ」
「しっかり、か……」
できるものならしたい。けれど、ほど遠い。自分に、ボリスくらいの社交性があればもう少しどうにかなるのに。
女性は項垂れるオルトンを見て溜息をつき、手を差し伸べてくれる。驚いて見れば、気の強い青い瞳が真っ直ぐに見下ろしている。
「まずはお立ちなさい。男がいつまでも床に這いつくばっては格好がつきませんわ」
戸惑いながら、差し伸べられる手を取って立ち上がった。
彼女はパンパンとオルトンの服を叩き、胸元を見てもう一度溜息をつく。
「服、そのままではシミになりますわね」
「あ……」
見れば転んだ拍子に持っていたワインがかかったのだろう。白いシャツに赤いシミがしっかりとついていた。
「こちらに。早めに洗ってしまわないと」
「え? ですが……」
「ちょっと、そこの方。この方にシャツを貸して頂ける? あと、水場はどこかしら」
「え!」
ホール係の男性に声をかけた女性はテキパキとあれこれ整えてくれて、オルトンを引っ張って水場へと向かっていく。強くはないのに振り払えない手に引かれて、オルトンは賑やかな場所から少し離れていった。
水場についたオルトンはジャケットを脱がされ、シャツを脱がされてしまった。そこにホール係の男性がシャツを渡してくれて、今はそれを着ている。
女性はテキパキとシミのついたシャツを濡らし、叩いて色を落としてくれている。
「あの」
「仕立てのいいシャツですわね。このセンス、嫌いじゃありませんわ」
「え?」
女性は視線を上げないままでそんな事を言う。冷たい水に綺麗な手を濡らして、オルトンの為にしてくれる。凛とした横顔はとても美しい。
「それにしても、もう少ししっかりなさいませ。男でしょ」
「しっかり、か……実はこういう場が苦手で、気が引けて……帰ろうかと思っていたのです」
長身を小さくしてオルトンは呟く。青い瞳がチラリと彼を見て、外された。
「苦手なのが分かっていて、なんで来ますの?」
「……弟に、心配ばかりかけてしまって。長男として兄として、少しでも安心させてあげられればと……社交性を身につけたいと思って」
「似合いませんわね」
ズバリと言われて少しへこむ。俯いていると、不意に近づいてくる気配があった。
「女性を探すにしても、場所を間違っていますわ。貴方にはここよりも、もっと落ち着いた場所が似合っていますわよ」
洗い終わったシャツを手にしたまま、女性は笑う。その笑顔は思ったようなきついものではなく、凛と穏やかに思えた。
「シャツはここに預けて、クリーニングに出して貰いましょう。後日取りに来ればいいわ」
テキパキと女性はそう言って、シャツをスタッフに渡している。そしてそのまま離れてしまいそうになる。
『肉体的に強い女性じゃなくて、精神的に強い女性のほうがいい』
ボリスの言葉が不意にして、オルトンは咄嗟に女性に声をかけていた。
「あの!」
「はい?」
女性は呼ばれて立ち止まり、こちらを振り返る。そこへと足早に近づいたオルトンは、勇気を振り絞って言った。
「先程は、有り難うございました。俺は、オルトン・フィッシャーと申します。お名前を、伺ってもよろしいでしょうか?」
問えば女性はキョトッとしながらも、次には綺麗な笑みを浮かべた。
「オーレリア・アベルザードですわ」
「アベルザード!」
目を丸くしてオルトンは驚いた。アベルザード伯爵家と言えば帝国でもしっかりと基盤を持つ家柄で、縫製業では強い家だ。
尻込みしてしまいそうだ。けれど、勇気をもって声をかけたのだ。グッと踏みとどまって、声を振り絞った。
「オーレリアさん、あの……今日のお礼を、させてください。後日、ランチでもいかがですか?」
勇気を振り絞って出た言葉に、オルトンはほっとする。
一方のオーレリアは驚いたように目を丸くして黙ってしまった。
ダメだろうか。こんなパッとしない男では、誘われても迷惑だろうか。そもそも出会いがあまりに情けない。格好がつかない。
けれどオーレリアは悪戯っぽい笑みを浮かべ、少し考えて言った。
「ラセーニョ通りにある、Lienというカフェのランチが美味しいらしいのよ」
「! そこに、是非!」
色よい返事に思わず声を大きくしてしまったオルトンに目を丸くしながらも、オーレリアはクスクス笑い空いている日程を教えてくれた。
その日、送っていった彼女を降ろした後の馬車中でもオルトンは笑っていられた。
何かが始まる、そんな予感に心を移して。
それでもオルトンは最近、社交場に顔を出している。弟ボリスを少しでも安心させたいからだ。
ボリスは出来た弟だ。兄として威厳もなく、年下にすら苛められる弱い自分を助けてくれた。小さいのに手を広げて庇ってくれていた。
気も強かった弟は落ち着くのも早かった。勉強もできたが、それ以上に腕っ節が強かった。でも、誰にでも喧嘩をしかけたり、傷つける事はしなかった。
でもそのくらいから、何を考えているのか分からなくなった。
確かに自ら誰かを傷つける事はしなかったが、売られた喧嘩は率先して買っていた。そして綺麗に全てを返り討ちにしていった。
その時のボリスは、どこか楽しげな顔をしていた。本人は気付いていないかもしれないが、見た事がないほど口の端が上がっていた。とても残酷な、綺麗な笑みだった。
怖くなった。けれど、その場を離れれば優しい良く出来た弟だった。
そしてオルトンもまた、ボリスのことが好きだった。
両親には言えない。本人にも確認できない。戸惑いながらも誤魔化して過ごした。そしてボリスが騎士団に行くと言ったとき、どこかホッとしたのはオルトンだったのかもしれない。
寂しいし、不安ではあったけれど、それがボリスの居場所になるならと思っていた。
だから、ボリスが全てを両親に打ち明けたとき、少しほっとしたのかもしれない。
「俺も、勇気を出さないと」
勇気を持って全てを打ち明けたボリスを見ていて、気持ちを確かにして華やかな場所に進み出る。そこに視線が一瞬集まった。
ドキリとして、尻込みしてしまう。視線を集めるなんて慣れていない。見た目も自信がないのだ。
ひょろっと背が高いが、背だけで厚みがあまりない。男にしては丸みのある緑色の目に眼鏡、短いブラウンの髪。顔立ちは男らしくはなく、どちらかと言えば母に似た女顔。
そんな自信のなさが分かるのか、すぐに視線は外れていく。声をかけるタイミングも分からない。
結局独りぼっちで強くない酒を飲んで途方にくれている。音楽がかかるホールでは楽しげな会話と、踊る男女が華やかなのに。
「はぁ……」
どうしよう、やっぱり帰りたい。
そう思って溜息をつき、この場を離れようとした時、誰かが背後からドンッとオルトンにぶつかった。こちらにまったく気付いていないのか、かなり強い当たりでよろけて転んだオルトンにぶつかった男女は一瞬目をくれただけだ。
惨めだ、これは。やっぱりこういう場所は似合わないんだ。華やかな場所に、自分みたいな人はいてはいけないんだ。
転んだ衝撃で落ちた眼鏡を拾おうとした、それより一瞬早くほっそりとした指が拾い上げ、オルトンへと差し出された。
「え?」
「大丈夫、貴方?」
見上げた先の女性の顔はぼやけて見えない。けれどその声音から、気の強い事は伝わった。
「ちょっと貴方達、ぶつかっておいて一言の謝罪もないの?」
オルトンに手を貸しつつ鋭い声で言った女性に、ぶつかった二人は顔を見合わせもの凄く軽く「ごめんなさ~い」と言って行ってしまった。
「ちょっと!」
「あの! もう、いいです」
差し出された眼鏡を受け取り、かける。すると視界がクリアになって、助けてくれた女性をしっかりと見る事ができた。
長い黒髪を丁寧に結った、青い瞳の美しい女性だった。深い青い瞳ははっきりとして大きく、同色のドレスがスレンダーな体にとても似合う。
「いいって……貴方、もう少ししっかりなさい。男でしょ」
「しっかり、か……」
できるものならしたい。けれど、ほど遠い。自分に、ボリスくらいの社交性があればもう少しどうにかなるのに。
女性は項垂れるオルトンを見て溜息をつき、手を差し伸べてくれる。驚いて見れば、気の強い青い瞳が真っ直ぐに見下ろしている。
「まずはお立ちなさい。男がいつまでも床に這いつくばっては格好がつきませんわ」
戸惑いながら、差し伸べられる手を取って立ち上がった。
彼女はパンパンとオルトンの服を叩き、胸元を見てもう一度溜息をつく。
「服、そのままではシミになりますわね」
「あ……」
見れば転んだ拍子に持っていたワインがかかったのだろう。白いシャツに赤いシミがしっかりとついていた。
「こちらに。早めに洗ってしまわないと」
「え? ですが……」
「ちょっと、そこの方。この方にシャツを貸して頂ける? あと、水場はどこかしら」
「え!」
ホール係の男性に声をかけた女性はテキパキとあれこれ整えてくれて、オルトンを引っ張って水場へと向かっていく。強くはないのに振り払えない手に引かれて、オルトンは賑やかな場所から少し離れていった。
水場についたオルトンはジャケットを脱がされ、シャツを脱がされてしまった。そこにホール係の男性がシャツを渡してくれて、今はそれを着ている。
女性はテキパキとシミのついたシャツを濡らし、叩いて色を落としてくれている。
「あの」
「仕立てのいいシャツですわね。このセンス、嫌いじゃありませんわ」
「え?」
女性は視線を上げないままでそんな事を言う。冷たい水に綺麗な手を濡らして、オルトンの為にしてくれる。凛とした横顔はとても美しい。
「それにしても、もう少ししっかりなさいませ。男でしょ」
「しっかり、か……実はこういう場が苦手で、気が引けて……帰ろうかと思っていたのです」
長身を小さくしてオルトンは呟く。青い瞳がチラリと彼を見て、外された。
「苦手なのが分かっていて、なんで来ますの?」
「……弟に、心配ばかりかけてしまって。長男として兄として、少しでも安心させてあげられればと……社交性を身につけたいと思って」
「似合いませんわね」
ズバリと言われて少しへこむ。俯いていると、不意に近づいてくる気配があった。
「女性を探すにしても、場所を間違っていますわ。貴方にはここよりも、もっと落ち着いた場所が似合っていますわよ」
洗い終わったシャツを手にしたまま、女性は笑う。その笑顔は思ったようなきついものではなく、凛と穏やかに思えた。
「シャツはここに預けて、クリーニングに出して貰いましょう。後日取りに来ればいいわ」
テキパキと女性はそう言って、シャツをスタッフに渡している。そしてそのまま離れてしまいそうになる。
『肉体的に強い女性じゃなくて、精神的に強い女性のほうがいい』
ボリスの言葉が不意にして、オルトンは咄嗟に女性に声をかけていた。
「あの!」
「はい?」
女性は呼ばれて立ち止まり、こちらを振り返る。そこへと足早に近づいたオルトンは、勇気を振り絞って言った。
「先程は、有り難うございました。俺は、オルトン・フィッシャーと申します。お名前を、伺ってもよろしいでしょうか?」
問えば女性はキョトッとしながらも、次には綺麗な笑みを浮かべた。
「オーレリア・アベルザードですわ」
「アベルザード!」
目を丸くしてオルトンは驚いた。アベルザード伯爵家と言えば帝国でもしっかりと基盤を持つ家柄で、縫製業では強い家だ。
尻込みしてしまいそうだ。けれど、勇気をもって声をかけたのだ。グッと踏みとどまって、声を振り絞った。
「オーレリアさん、あの……今日のお礼を、させてください。後日、ランチでもいかがですか?」
勇気を振り絞って出た言葉に、オルトンはほっとする。
一方のオーレリアは驚いたように目を丸くして黙ってしまった。
ダメだろうか。こんなパッとしない男では、誘われても迷惑だろうか。そもそも出会いがあまりに情けない。格好がつかない。
けれどオーレリアは悪戯っぽい笑みを浮かべ、少し考えて言った。
「ラセーニョ通りにある、Lienというカフェのランチが美味しいらしいのよ」
「! そこに、是非!」
色よい返事に思わず声を大きくしてしまったオルトンに目を丸くしながらも、オーレリアはクスクス笑い空いている日程を教えてくれた。
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