恋愛騎士物語4~孤独な騎士のヴァージンロード~

凪瀬夜霧

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7章:邪神教連続誘拐殺人事件

10話:家族会

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 事件から一週間後、ランバートは母シルヴィアからキスマーク付きの招待状を貰い、ビクビクしながらヒッテルスバッハ邸へと戻って来た。

「ごめん、ファウスト。母上がどうしてもファウストも一緒にって書いてあったから」

 今回のキスマークは三つ。明らかに無視すると恐ろしいやつだ。
 隣を歩くファウストは苦笑して「お前も大変だな」と言ってくる。どこか楽しげな表情なのが幸いだ。

 そうして通された家族だけの談話室の前。既に中には数人いるのか、とても楽しそうな声が聞こえる。

「ハムくんの伴侶、これって犯罪じゃないのかい?」
「オーウェン、猫くんから離れろ!」
「えー、可愛いのに? この腕の中にピッタリなサイズ感がいいよね」
「オーウェン死ね!」
「あっ、あの、二人とも落ち着いて。そしてオーウェンさんは離して」
「はぁ……」

 賑やかな声にドアを開ける前から逃げたくなる。どうやら兄弟と従兄弟が勢揃いらしい。
 ファウストを見ると彼も苦笑していた。
 その時ドアが開いて、分かっていたようにチェルルがひょこっと顔を出した。

「二人とも、入らないの?」
「なんだか面倒そうだったんだよ」
「分かってるなら助けてよ」

 プッと頬を膨らませてみせるチェルルの後ろから腕が伸びて、当然のようにハムレットが抱き込む。余程嫌だったのか、まだ怒った顔のままだ。

「ランバート、お帰り。ねぇ、聞いてよあいつさぁ」
「ハムくん、あいつはないんじゃない?」
「もぅ……オーウェンやっぱ嫌い! いっつも僕の大事なもの持ってくんだもん! ランバートも!!」
「大げさだ、愚弟」

 アレクシスが大げさに溜息をついている。その隣ではとてもおっとりとした、優しげな女性が面白そうに小さく笑っていた。

「あれ、エレノアさん?」
「ふふっ、ランバートさん、お久しぶりですわ」

 ランバートは彼女に向けて首を傾げる。彼女とは久しぶりに会った。
 腰まである金色の髪に、大きな緑色の瞳の優しげな女性はこの場にあまりそぐわない、可憐で清純な人物である。
 だがどうして、彼女もまた侮れない人物である。

「ところで、お隣にいらっしゃるのはランバートさんの伴侶ですわよね?」
「!」

 おっとりと花のように微笑む人は、そのくせ他人のプライベートを蜂のように刺すのだ。

「ランバート、諦めた方が早いんじゃない? その人、俺のメンタルも穴だらけにしたよ」
「お前、どうして平気な顔してるんだチェルル」
「諦めたら楽になった」

 あっけらかんと宣ったチェルルの潔さはある意味男だろうな。

 溜息をつくランバートの隣に並んだファウストは苦笑し、ポンポンと背中を叩く。そして一歩前に出て、エレノアに深く礼をした。

「ファウストと申します」
「まぁ、素敵な殿方。これで男色なんて、神様は勿体ない事をしますのね」
「別に男色というわけではありませんよ、姫。彼だからです」

 隠し事もない、飾ることもない言葉。それがこんなにもドキドキする。顔が熱くて上げられないでいると、脇をチェルルがつつき、頭をオーウェンがワシワシと撫でた。

「ふふっ、素敵。あっ、お二人の関係に反対とかではありませんのよ!」
「ご理解頂けて嬉しいです」

 ニッコリと返したファウストは、次に側のアレクシスにも礼をする。こちらはまったく問題無いようで、軽い会釈をした。

「ランバートが世話をかける、ファウスト殿」
「世話を焼かれているのはこちらです、アレクシス殿。ランバートはとても優秀です」
「当然だ、私があれこれと仕込んだんだからな。私はあれ以上に有能な補佐を知らないくらいだ。それを貴殿に譲ったんだ、大事にしてくれ」

 チラリとアレクシスがランバートを見る。その視線に、ちょっとドキドキした。反対されるわけはないと思っていたけれど、何処かで理解されないんじゃないかと不安もあったのかもしれない。

 ランバートの隣に戻ってきたファウストが、そっと肩を引き寄せる。その強さに驚くと同時に、強い意志も感じてそっと身を寄せた。

「勿論、大事にします」
「……やや、当てられるな。どいつもこいつも、これ見よがしに」
「素敵だと思いますわよ、アレク」
「君のその大らかな部分を、私は愛しているよ」

 小首を傾げるエレノアに溜息をついたアレクシスはソファーに腰を下ろす。その横には当然のようにエレノアが座った。

「それにしても、今日の集まりはなに? 兄弟ばかりじゃなくて、その伴侶に、オーウェン兄ちゃんまで?」

 食事会の趣旨は書いてなかった。首を傾げたランバートに、ハムレットがクイクイとアレクシスの方をさした。

「あの二人、ようやく結婚する事になったんだって」
「それで!」
「一度家族とその伴侶、そして側にいる親類を集めて食事会っていう流れらしいよ」

 ハムレットのこの言葉に、ランバートは嬉しさ半分呆れ半分に笑った。

 アレクシスとエレノアは随分長く交際していた。父と同じ仕事馬鹿の兄が社交界で唯一見初めたのが、エレノアだったのだ。
 エレノアの家は伯爵家で、彼女は末の娘。その分父の溺愛が過ぎるようで、最初は二人の交際に反対していた。半端な家に娘をやれないと。そこでヒッテルスバッハと言えば今度は「娘が苦労するような家にはやれない!」となったらしい。
 まぁ、後者は当たっているのでなんとも言えないが。

 そこからこの兄は我慢強くエレノアの家族を落としていった。まずは姉や兄達と親交を持って落とし、次に母親を落とした。そうして周囲を埋めていっても父親はなかなか首を縦に振らず、ならばとアレクシスは仕事で地位を確立して、絶対に苦労させないようにと努力した。
 ヒッテルスバッハの嫁は苦労するという意味だって事を、理解していなかったらしい。

「最終的にどうなってOKでたの?」
「エレノア嬢の一発だよ。『このまま私がお婆ちゃんにでもなったら、お父様どう責任とりますの?』だって」
「KOだな」

 ファウストまでもがそんな事を言うが、この人だってその父親になりかねない。男のルカの婚約者に対してもなんだか寂しそうな感じで最初ギクシャクしたのだ。
 これが妹アリアが結婚となった時には、どんな修羅場が待っているのか。万が一「俺より弱い男では妹を守れない!」なんて言い出さないかヒヤヒヤだ。この人より強い男って誰だよ。

「ファウストさんは絶対に親ばかだと思うな、俺」
「溺愛体質だって、ゼロスくんから伺いました。それに、ご兄弟がいるとか? いけませんよ、愛を切り裂くような事をしては」
「お前等、俺の何を知って言ってるんだ」

 チェルルやオーウェンが言うのにファウストは噛みつくが、これに関してはファウストの肩を持てないランバートだった。


 程なくして執事が呼びにきて、家族用の食堂に移動する。そこには既に父ジョシュアと、母シルヴィアがいて、全員を待っていた。

「あぁ、待っていたよお前達」
「いらっしゃい」

 主賓の席についた両親の隣にはアレクシスとエレノアが。両親の向かい側にはハムレットとチェルルが。その隣にランバートとファウストが座り、更に隣にオーウェンが座った。

「まずはそれぞれ、改めてだが名乗ろうか」

 食前酒が運ばれる前にと、ジョシュアがシルヴィアと共に立ち上がる。そして全員を見回した。

「ヒッテルスバッハ当主ジョシュアと、その妻シルヴィアだ。ここに居る者全てを、当主として歓迎する」
「よろしくお願いするわ、みんな。今後もこの家を盛り立てていって下さいね」

 堂々と振る舞う父と、ニコニコと嬉しそうな母。けれど案外重いものもあって、ランバートは隣のファウストを見る。
 これに習って自己紹介となれば、当然ファウストを伴侶として紹介する事になる。異論はないけれど、突然だと緊張するのだ。

 アレクシスとエレノアが立ち上がり、同じく全員を見て軽く会釈をする。それに倣い、エレノアも会釈をした。

「アレクシスと、その妻エレノアだ。この度結婚の運びとなった。今後とも、妻共々よろしく頼む。まだまだ若輩故、皆の力を借りる事になるあろうが、この家を守る者として精一杯努めさせて貰う」
「エレノアです。この度アレクシス様と良き運びとなりましたことを、皆様にご報告させて頂きます。至らない部分が多々あるでしょうが、日々努力して行きますのでどうぞ、ご指導くださいませ」

 新婚もまだの二人の決意を聞き、自然と拍手が起こる。
 そうして次は隣のハムレットが立ち上がったが、チェルルはまだ戸惑い気味で立ち上がれなかった。

「猫くん、立って」
「うっ、ん」

 そろそろっと立ち上がったチェルルの隣りにしっかりと寄り添ったハムレットは、真っ直ぐに両親を見ている。そして、挑むような目で言葉を伝えた。

「次男、ハムレットとその伴侶チェルルです。僕はこの子以外を伴侶とはしないので、この場を借りて堂々宣言いたします。ですので母上、僕の許しなくこの子を街に連れ出して着せ替え人形にするのは止めてもらいたい!」
「あら、可愛いのよチェルルくん? 何を着せても愛らしくて」
「あっ、あの! 奥様その……」
「チェルルは黙ってる!」

 なるほど、こっちはこっちで溜まっているものがあったらしい。怒るハムレットに慌てるチェルル。それを余裕の笑みで返す母はさすがなものだ。

「こらシルヴィア、程々にしてやりなさい。ハムレットも、あまり煩く言うな。いくらなんでも息子の伴侶を奪うような母親ではないだろ?」
「ないけど!」
「では、収めなさい」

 ジョシュアにこう言われては引き下がらざるを得ない。ハムレットは渋々といった様子で引き下がる。
 そして視線はチェルルへと移った。

「あの……」

 言葉が、出ないのだろう。彼は案外色んな事を気にしている。常識もあるのだから。
 そっと、ハムレットがチェルルの手を握った。そして驚く程優しい視線で、チェルルを見るのだ。

 この兄はとても変わった。大事な人を見つけて、本当に。

「……ハムレットさんの伴侶の、チェルルです。俺は貴族でもない、ただの孤児です」

 静かに話し出すチェルルの言葉を、誰も遮ったりはしない。エレノアも静かに受け入れている。ただ、その続きを待っている。

「俺がここにいるのは、場違いなのは分かっています。こんな大貴族、俺みたいな生まれの人間は敷居すら跨げないってのも、分かっています。それでも俺は、ハムレットさんが好きで……ずっと側にいたいと思っています」
「チェルル」
「一生懸命努力して、この人を支えられるようになります。だからどうか! 今後ともよろしくお願いします!」

 思いきり頭を下げたチェルルはなんだか震えていて、可哀想になってくる。誰も彼を拒まない。誰も、二人の仲を引き裂きはしないのに。
 そっとハムレットがチェルルの肩を抱いた。気遣わしい目で見るハムレットなんて、初めてみた。

「チェルル」
「はい!」
「もっと、自信を持ちなさい。君はココに招かれている。私は今日ここに、私の大事な家族を招いたんだよ」
「あ……」

 毒気のない柔らかな笑みを浮かべたジョシュアに、チェルルは今にも泣き出しそうだ。その肩を強く抱いて、ハムレットは誇らしげにする。嫁自慢が始まりそうだ。

「ほら、チェルル大丈夫だったでしょ? もう、泣きそうになって。もしも受け入れないなんて言うなら、僕がこの家捨てるからいいんだよ」
「それがダメだって言ってるじゃないか、先生!」
「え-」

 なんて話になって、一気に空気は軽くなった。
 二人が座って、視線はランバートに。それに緊張して、声がちょっと出ない。
 なんて言って紹介しよう。紹介するのは当然いいんだけれど、言葉に詰まるというか、緊張するというか。そもそも何も用意していない!

「あの、叔父さん」
「どうした、オーウェン」
「先に僕が自己紹介しておくよ。年功序列といやつで」
「……わかった」

 オーウェンがニコッと笑って立ち上がる。ふわっと昔と同じく柔らかく笑う姿は、どこかほっとした。

「オーウェン・アイゼンシュタインです。本当はここの兄弟ではないんだけれど、幼少の頃を沢山ここで過ごさせて貰ったので今日は特別枠です。この度地方の教会から、王都に永住となりました。本日はいませんが、妻と娘がおります。娘が熱を出してしまい、こちらに顔を出せず妻も残念がっておりました。またの機会にお会いしたいと申しておりましたので、その時には仲良くしてやってください」

 にこにこと機嫌良く話し終えたオーウェンが座る。
 アイゼンシュタインの婿養子になったとは言っていたけれど、娘までいるのは知らなかった。それに、王都勤務なんだ。
 事件後の少しの時間では語りきれなくて、今何をしているかよりも、昔こんな事があったという話で盛り上がってしまった。結果、ランバートはオーウェンの今をあまり知らなかったのだ。

「さて」

 ジョシュアの視線がランバートに刺さる。こうなればもう出たとこ勝負だ!

「ランバートと、恋人のファウストです。普段は騎士団にいます。その……後どのくらい恋人として過ごすのか、先に進むのかはわかりません。ですが、進みたいという気持ちはあるので、その時には改めてご報告に伺います」

 緊張と恥ずかしさに心臓バクバクしてる。細かく震えてる。それに、ファウストの了承を得ずに色々言ってしまった。
 隣を見ると、ファウストは嬉しそうな顔をしている。だからこれで間違いないのだと、どこかホッとした。

「紹介に預かりました、ファウスト・シュトライザーです。ランバートとは、公私共に良きパートナーとして今後も過ごしていきたいと思っています。そこで、ジョシュア様にこの場を借りてお願いがございます」
「なんだい?」
「父とちゃんと話をしてからと思っていますが、そう遠くないうちに彼と籍を入れたいと思っています。その時には改めてご挨拶に伺いますが、了承を頂けるでしょうか」

 真っ直ぐな言葉に、ランバートの方が緊張する。正直もう、心臓が痛い。
 ジョシュアは真っ直ぐにこちらを見ている。いいのか悪いのかも分からない様子に、不安が募るばかりだ。

「ファウスト」
「はい」
「アーサーの許可が下りたら、私に否やはない。うちの馬鹿息子を今後もよろしく頼む」
「はい!」

 力をえたようにファウストは返事をして、ランバートを見る。その瞳の深さにドキドキが止まらない。父も不意打ちだが、それ以上にこの人は不意打ちだ。

「いいわね、一気に賑やかになって。そうだ! アレクシスの結婚式の裏でチェルルちゃんも結婚式する? きっと可愛いわよ」
「うぎぃ!」
「母上!」
「あら、いいじゃない。私が飛びきり素敵なドレス仕上げてあ・げ・る」
「俺は男です!!」

 青い顔したチェルルがハムレットにしがみつき、ハムレットは抱きしめて威嚇する。そんな二人をシルヴィアはからかい、アレクシスは溜息、エレノアは微笑ましく見ている。
 隣のファウストがそっと手を握るのを意識したランバートはこの日、煩い心臓の音をなかなか静める事ができなかった。
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