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完結お祝い座談会
完結お祝い座談会1
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※以下、名前表記です。
作者=さく・ランバート=ラン・ファウスト=ファ、シウス=シウ・ラウル=ラウ・オスカル=オス・クラウル=クラ・エリオット=エリ・ゼロス=ゼロ
さく
「恋愛騎士物語、無事に完結いたしました!! これも読んで下さる皆様のおかげです。本当に有り難うございます! それでは、キャラ達より感謝の言葉をどうぞ!」
ラン
「皆様、本当に今まで有り難うございました。長かったですね。俺、20代の前半で一生分の苦労とかしてないか?」
さく「気のせいです(遠い目)」
ラン「まぁ、いいけれどね」
ファ
「本当にここまで長かったが、このダメ作者が4年も飽きずに一つの作品を書き続ける事ができたのはひとえに、読者様のおかげだ。お陰で無事にランバートと結婚もできたしな」
ラン「一時は無理かと思ったけれどな」
ファ「リッツの所で進まなくなった時だな」
さく「すみません……」
シウ「まぁ、言うてやるな。きっちり責任は果たしたわけじゃしの」
オス「でもアフター書くんでしょ? 自分で自分の首締めたよね-」
エリ「こらオスカル! 頑張ろうとしている人を貶すような事を言ってはいけませんよ」
クラ「まぁ、頑張ってくれ。俺とゼロスの結婚式はアフターなんだろ?」
ゼロ「それ、本当に書くのか……」
ラン「当然」
ラウ「いいじゃない、素敵な式だったんだから。恥ずかしくないよ、ゼロス」
ゼロ「恥ずかしい……」
さく「まぁ、何にしても完結なんで、ここからちょっと色々話をしましょう!」
◆アフターのネタについて、どうですかね?
ラン「俺達の新婚旅行の話も書くらしいけど」
さく「そのつもりですが?」
ファ「ランバートがカジノで大勝ちしたりしたな」
ラン「そして結局面倒事に巻き込まれるのな」
クラ「そうだったのか? お前達、楽しかったと言ってなかったか?」
シウ「含めて楽しかったじゃよ。まったく、トラブルがついて回る奴らじゃ」
さく「何せ主人公だから!」
ラン「笑い事じゃないぞ作者! お陰で何度死にかけたと思ってるんだ」
さく「面目ない。だって、主人公が動かないと話は動かないんだよ?」
ファ「それもまた道理だからな」
クラ「俺とゼロスの結婚式の話も予定にはあるんだな?」
さく「ありますね。時系列としては一番最初じゃないかな?」
ゼロ「あまり読まれたくない……」
ラン「いい式だったろ? 騙し討ちだったけど」
ゼロ「騙し討ちしたのお前だろ」
ラン「俺は散々やられたからな。あいこだ」
ゼロ「…………」
クラ「反論はできないだろうな」
エリ「でも、本当に良い式でしたよ。素敵でした」
ゼロ「誰か穴掘ってくれ。埋まる(頭を抱えるゼロス氏)」
一同笑いしか起こらずw
オス「第三師団と第四師団合同の遠洋演習とかもあるんだよね?」
シウ「うむ。西の大国が出てくるの。あそこも厄介じゃ」
ラン「トレヴァーもですが、ピアースとクリフがメインになる予定なんですよね?」
ファ「ウルバスもまだ現役の時代だな」
さく「ウルバスと言えば、アリアにプロポーズする話も書くよ。短いけど」
ファ「あの時俺達も一緒にいたのに、知らなかったんだよな」
ラン「うん。ほんとちょっとの間に終わらせて、戻ってきた時には事後報告だったし」
さく「ウルバスって、そういう所あるよね」
ファ・ラン「うんうん」
さく「他にはチェスターとリカルドの結婚前騒動とか」
ラン「あれ、何気に大変だったんだよ? チェスターの奴、突然退団届出すしさ」
ファ「詳細も分からないまま姿を消したからな。あれは焦った」
エリ「あの時はリカルドも大変でしたね。パニックになっていたし」
シウ「とてもそのような突飛なタイプに見えぬのだがの」
ラウ「無事に収まってくれて良かった。今は幸せそうで」
ゼロ「終わりよければと言うしな」
ファ「そのわりに事が大きくて大変だったがな」
さく「リーとユーインのお話も何気に楽しみなんだよね」
ラン「リーの事は一応聞いてたけど、本当に驚くよ」
ファ「これに関してはシウスが文句を聞かなければいけないな」
シウ「仕方がなかったのじゃよ、事情があった。何より国益にもなったろ?」
クラ「確かにそうだが、ユーインが連れて行かれた」
さく「大胆だったよね、彼。そんな行動力のあるタイプには見えなかったのに」
シウ「まぁ、無事に生きておるよ」
さく「他にもカットインする話はあるかもですが、最後はみんなの最後の瞬間」
ラン「やだ。思い出したくない」
ファ「ランバート……」
(ちょっと泣きそうなランバートを連れてファウスト退場です)
シウ「あそこは辛かったろうのぉ」
オス「人ごとみたいに言うけど、シウスもでしょ?」
シウ「まぁ、辛かったが」
ラウ「ごめんなさい」
シウ「其方が悪い事などあるものか! 仕方がなかったのだよ。分かっておる」
(ここも二人で抱きしめ合ってしまった)
オス「覚悟ができないままだからね」
エリ「ごめんなさい、オスカル」
オス「僕は覚悟する時間もあったし、一人じゃなかったから大丈夫」
エリ「貴方を一人にしてしまったと」
オス「一人じゃないよ。ほら、泣かないで。ね?」
エリ「……はい」
ゼロ「俺とクラウルは一緒だったからな」
クラ「あぁ、寂しくはなかったな」
ゼロ「やるだけの事はしたし、後悔もなかった。ずっと一緒だったし」
さく「色んな別れがあったけれど、来世一緒だからさ」
全員「それとこれとは話が別だ!」
さく「ごめんなさい!!」
◆ランバートとファウストへの寄せ書きを自分たちで伝えてみよう!
さく「ってことで、要望がありました。あの寄せ書き一挙公開のコーナーです!」
ゼロ「これ、公開処刑とも言わないか?」
さく「言う。でもやるよ。ちなみに既に書いた人達も特別ゲストで呼んでるから」
ゼロ「最悪だ……」
ラン「これを生で聞かされる俺とファウストも照れるんだが」
ファ「だれ得なんだろうな」
さく「読者さんです」
▼ではまずはランバート同期組からどうぞ!
※以降、コンラッド=コン・ボリス=ボス・チェスター=チェ・トレヴァー=トレ・ピアース=ピア・トビー=トビ・コナン=コナ・ハリー=ハリ・クリフ=クリ・レイバン=レイ・ドゥーガルド=ドゥ
コン「なんか、照れるな」
ラン「俺も照れるよ」
コン「いや、そこは毅然と受けてくれないと困る。まぁ、やるか……」
咳払い一つ
コン
「ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます。
ランバート、お前とも思えば長いな。いい仲間、そして友人を得られて嬉しい。
ハリーとの事でも色々と気を回してもらってすまない。お陰でこちらも少し話が進みそうだ。
これからも良き友人、よき仲間として側にいさせてくれ。そして、時々は俺達とも遊んでくれると嬉しい。愚痴も聞くから、バカをやろう」
コン「……恥ずかしい」
ラン「いや、嬉しいよ普通に。ハリーとも纏まってよかったな」
コン「まったくだよ。でも、本当に有り難う。お前と友達になれて俺は嬉しいよ」
ゼロ「何もなくても恥ずかしよな、こいつ」
さく「では続きましてボリス!」
ボス「ねぇ、少しあっちでお話しない?」
さく「サックリと絞められそうなので遠慮します」
ボス「しかも俺だけボスってなに? ボスになった覚えないけど」
さく「ほら、早くしないと後が支えるから!!」
ボス「チッ」
さく「(後でぜったい絞められる……)」
ボス
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
まさか俺が、天下のヒッテルスバッハのご子息と。なんて、実は最初は思っていたんだ。どうせ次元の違う、話も合わない相手だろうって。
でも、いい意味で裏切られて俺は嬉しいよ。俺がどんなことしても、ランバートは逃げないしね。でも、あまり付き合う必要はないよ。趣味はないでしょ?
俺も、少し自分の未来ってものを考えている。そしてその未来をたぐり寄せる出会いは、きっとランバートと出会った事から始まっているように思う。
有り難う。道や、いる場所は違ってきても俺はランバートを友達だと思っている。ランバートも、そう思っていてくれると嬉しいかな」
ボス「……なんだよ、言いたい事があれば言えばいいだろ」
ラン「ボリスに仲間だって思ってもらえて俺は嬉しいよ」
ボス「仲間だよ、ずっと。試験の時から俺は仲間だと思ってるって。そりゃ、構えたけど」
ファ「普通は構えるだろ。それでもこんなに仲間が出来たのはいいことだ」
ラン「俺もそう思うよ。ボリス、有り難う」
ボス「……だからこういうの、柄じゃないんだよな」
さく「続きましてはチェスター! どうぞ!」
チェ
「ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます!
ランバート、たまには第二の訓練顔見せてくれよ。俺は今でもお前が相棒って思ってるんだからさ。それに、ウェイン様もちょっと寂しそうなんだよな。
お前とは任務で組む事も多かったよな。大変な任務も多かったけど、でも今思えば全部いい思い出というか、忘れられないんだよ。それくらい、俺の騎士人生にはお前は不可欠だってことなんだろうな。
また今度飲みに誘ってくれよ! あっ、でも少し酒を控えろって先生に言われてるんだった。飯ならいいよな! あと、訓練こいよ! 約束だからな!」
ボス「いぬ」
ゼロ「犬だな」
チェ「なんだよ! だってお祝いだぞ、何度伝えたっていいだろ?」
コン「これが擦れていない素直な人間と俺等の違いだよ」
ラン「チェスターはこの感じが俺も好きだよ。俺もお前が相棒だ」
チェ「ランバート!」
ひしと抱き合う二人。友情とは美しいですね、第一師団組?
第一「…………」
さく「続きましてトレヴァー」
トレ
「まぁ、恥ずかしいけれど……
ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、いつも俺の心配してくれて有り難うな。まぁ、何とか毎日頑張ってる。
改めてさ、お前の強さを思い知った感じがする。お前、凄いよ。ファウスト様の右腕なんて俺は絶対務まらない。自信なくて、失敗したらどうしようって不安で、かじり付くように頑張っても空回りしてて。そんな時、お前は凄い奴だって感じる。
誇らしいよな、同期で友達にこんな凄い奴がいるんだって! 俺、そう思うと頑張れる。
これからもお前目標に頑張るから、お前も頑張ってくれよ!」
さく「熱血!」
ボス「暑苦しい」
ゼロ「トレヴァーらしいだろ。こいつが突然洒落た事言ったらどうする」
ボス「偽物だね」
トレ「酷くないか?」
ラン「実は一番伸び代あったのにね、トレヴァー」
ファ「ウルバスのしごきに耐えて第三師団の師団長だからな。正直驚いた」
トレ「死に物狂いっていうか、ゾンビでしたよぉ」
チェ「目の下の隈がヤバい事も何度かあったもんな。リカルド心配してた」
トレ「ご心配おかけしました」
さく「さて、ピアースいける?」
ピア「え! あっ、待って! あの、緊張するんだよこういうの」
トレ「大丈夫か?」
ピア
「うん……。えっと……
ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます。
思えばロッカーナでの出会いが、俺の人生変えたよな。なんて、今改めて思ってるんだ。
最初はさ、王都から来た珍しいお客さんって感じで話が聞きたかったんだけど、あの時の体験とランバートの強さに、俺は濁り始めていた希望ってものがまた透き通っていくのを感じたんだ。
今はまだ、俺は全然頑張れてない。同期のトレヴァーなんて凄いし、トビーも器用で凄い。でも、この間は帆の補正俺が一番だったんだ。
やれる事はまだ少ない。ランバートの所はとても遠い。でも、追いついて見せるから。これからも、よろしくな」
ゼロ「第三は熱血系が多いのか?」
ピア「日頃言えない感謝とかを伝えたつもりなんだけど」
トレ「ピアースは努力が凄いんだぞ。器用だし。こいつが補修した帆は頑丈だ」
ラン「褒める所そこか? でも俺も、ピアースが王都に来て嬉しかったよ」
ピア「へへっ、そう言ってくれると嬉しいかな」
さく「結局素直な子が扱いやすいです。ってことでトビー、行ってきなさい!」
トビ
「ランバート、ファウスト様、おめでとうございます。
なんていうかさ、たまに俺はお前の友達でいいのか? という気がしないでもないんだよな。本当は派手な任務とか参加したいんだけど、第三ってそういうのじゃないだろ?
羨ましいというか。なんか、悔しいと言うかさ。
でも俺、案外海とか船が好きみたいだ。認めたくねーけど、トレヴァーは強くなってるし頑張ってると思うしな。
って、祝いの言葉ってどう書いたらいいんだ? 正直こんな事って今までなかったからさっぱり分からん!
えっと、とにかくだ! 幸せになれよ! お前が笑ってないと隊全体がなんかギクシャクするんだ。だから、お前はとにかくファウスト様に幸せにしてもらって、笑ってればいいと俺は思う!」
ボス「これ、前半いらないよね?」
トビ「(ギクッ)」
トレ「仕方ないだろ、トビー相手もいないから書く事なくて作者も困ったんだし」
ピア「実はほぼ絡み無しなんだよな」
トビ「(ギクギクッ)」
トレ「第三では中核で、後輩を指導するいい奴なんだけれど」
ピア「そもそもお留守番組の俺達が注目浴びる事ってほぼないからさ」
トレ「それな。俺もピアースも相手がいるから注目当ったって感じだし」
ピア「相手のいないトビーは……ほら、遠洋編ではさ!」
トビ「お前等もう止めてくれぇぇ!」
さく「ごめん、トビー。君にもいいお婿さん探すからさ」
トビ「え、そこはお婿さん決定なのか。俺が嫁なのか!」
さく「お前、どう見ても私からは受けに見える」
トビ「マジかよ…………」
さく「さぁ、次は第四! 癒やし部隊だよ。コナン!」
コナ
「はい。
ランバート、ファウスト様。ご結婚、おめでとうございます。
僕はランバートに一生の恩があるよ。君がいなかったら今頃、僕は死んでいたんだと思う。それだけじゃない、ルイーズ様も死んでいたかもしれない。今僕が幸せに笑えるのは、あの時ランバートやファウスト様が助けてくれたからなんだ。
そんな君の幸せを、僕は心から願っている。危険な事も怖がらずに立ち向かえるランバートの強さは凄いと思うけれど、あまり無茶はしないでね」
ラン「コナンは本当にいい子だよな」
一同「うんうん」
コナ「え! あの、そんな。僕は本当にランバートに感謝してるから」
ファ「素直で健気で見た目にも愛らしい。騎士団では間違いなく可愛い枠だな」
コナ「ファウスト様まで……あの、恥ずかしいです」
さく「旦那が今控え室だぞ。睨まれるぞ-」
コナ「ルイーズ様はそんなには心の狭い人じゃない……はずです」
ファ「いや、お前に関しては心が狭いだろう」
一同「うんうん」
さく「続いても第四から、ハリー」
ハリ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、覚えてる? スノーネルで二人で捕まっていた時。あの時本当はとても不安だったんだ。俺の身内が起こしたことで申し訳ないし、ランバートにおかしな事されないかって気が気じゃなかった。
その後の事も、疲れているのに手を回してくれて有り難う。俺がここに居られるのは、ランバートを含めて仲間のお陰なんだ。
今でも大好きだよ。だから、無茶しないでね。これ、勿論友達としての大好きだからファウスト様勘違いしないでください!
たまには一緒にバカやって遊んでね」
コン「ウインク付でノリノリだな」
ハリ「お祝いの言葉は全力で伝えないとさ」
ラン「そういう所がハリーのいいところだよな」
ハリ「可愛い?」
ゼロ「お前、可愛いキャラ目指してるのか?」
ハリ「第四は可愛い部隊なんだぞ。それなら俺も可愛いでしょ」
ファ「率いているのがサキュバス(オリヴァー)だがな」
さく「さて、第四最後は縁の下の力持ち。クリフ!」
クリ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、沢山有り難う。ロッカーナでランバートに出会えなかったら、僕は今も小さく縮こまったまま、怖い事が通り過ぎるのを待つ弱虫のままだった。
貴方に会って、強くなりたいと思った。守る人になりたいと思った。今の僕は、そうなれているかな? 騎士としての強さは今もないけれど、心の強さは手に入れられたと思っているんだよ。
そんなランバートだからこそ、今日の日は僕にとっても嬉しいんだ。幸せになってね。喧嘩しちゃだめだよ? 困った事があったら、こっそり相談に乗るからね」
ラン「クリフには絶対的に頭が上がらないんだよな」
ファ「俺もだ。ロッカーナの頃はこんなふうに成長するとは思いもしなかった」
クリ「えへへ。強くなれたかな?」
ラン「最強だよ」
ファ「あぁ、本当に。お前がいてくれるから俺も戦える。救護班長のお陰だ」
クリ「よかった! もっともっと頑張ります!」
さく「医療の英才教育受けてるからね、クリフ。エリオット、ハム、オリヴァーって」
ボス「俺ならこの三人から指導なんて絶対辛くて逃げたくなる」
クリ「皆さん素晴らしい方達だよ?」
ボス「頭のネジもいい感じに飛んでる人が多いんだよ」
さく「では第五から。レイバン」
レイ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ケーキ、凄かっただろ? お前が驚く顔を想像すると、今からワクワクするんだ。悪戯成功はかならず、嬉しそうなびっくり顔じゃないとさ。
一緒にバカやって、任務もやって。こんなに長く付き合える仲間や友人ができるなんて、俺はここに入った時は想像もしていなかった。そこに大貴族が入ってるなんて、誰が想像できる? 俺の人生の中でも五指に入る驚きだよ!
でもさ、そういうのは関係なくて俺はお前が好きだよ。だからこれからも、一緒にバカやろうな」
さく「登場時は何気にランバート狙ってたの?」
レイ「口だけかな。あと、寂しかったから。ジェイさん相手にしてくれないし」
ラン「俺は間男だったわけ?」
レイ「間男にもなってくれなかっただろ。まぁ、でも仲間としては今も好きだよ」
ゼロ「こいつら二人はとにかく勘が鋭くて困る」
レイ「ゼロスは隠してるつもりでも隠しきれてないよね」
ラン「とくに恋愛関係は直ぐに分かるからな」
ゼロ「もう、いいけれどな。結婚したし、隠す事ないし」
さく「さて、同期組では最後。〆だよ、ドゥー」
ドゥ「うぅ、これで終わりなんて寂しいじゃねーかよぉ」
ゼロ「お前、そのガタイと顔で泣き上戸ってのはどうなんだよ」
ファ「なかなかにインパクトがあるな」
ラン「まぁ、そこも含めてドゥーのいいところだと思うよ」
ドゥ「うおぉぉぉぉっ」
さく「はいはい、いいからいっちゃって!」
ドゥ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございまず!
寂しくなるな、お前も結婚かぁ……。なんか、遠くに行っぢまうようでさぁ。
お、俺、お前にはちょっと感謝してるんだ。昇格試験、俺は正直全員雑魚だと思ってた。上級の先輩やうちの大将には勝てなくても、同期の中では最強だって思ってたんだぁぁ。
だけどお前が俺の、(ぐすん)、そんな鼻っ柱をたたき折ってくれた。悔しかったし、痛いし、訳わかんなかっだぁ。でも俺はあの時、それ以上に嬉しかったんだ! 俺より強い同期がいる。見た目じゃない強い奴がいるんだってさぁ!
お前には情けない姿も見せてるけどよぉ、あんまうかうかしてると追い抜くからな! 訓練サボるなよ。体動かすならいつでも付き合うからな!」
さく「泣きながらってどうなんだよ。ほんと君は外見と中身が一致しないよね」
レイ「泣いたライオン」
コン「いや、それを言うなら赤鬼な」
コナ「大丈夫、ドゥー? ハンカチどうぞ」
ドゥ「うぅ、有り難う(ずびぃぃぃ!)」
ラン「いや、鼻はかむなよ」
コナ「ううん、いいよ! ドゥーは体は大きいけれど気の優しい人だよね」
ドゥ「ゴ~ナ~ン゛~(コナンをぎゅぅぅ!)」
さく「……あ」
ルイ「おい、私の嫁になにしてる(腕を捻り上げるルイーズ氏)」
ドゥ「うんぎゃぁぁぁ!!」
コナ「ルイーズ様、ストップ! 大丈夫ですから!」
さく「あー、はいはい。さて、師団長組がお待ちかねみたいなので切り替えましょう」
ラン「俺達はまだここにいなきゃいけないんだろうか」
ファ「だろうな」
つづきます(笑)
作者=さく・ランバート=ラン・ファウスト=ファ、シウス=シウ・ラウル=ラウ・オスカル=オス・クラウル=クラ・エリオット=エリ・ゼロス=ゼロ
さく
「恋愛騎士物語、無事に完結いたしました!! これも読んで下さる皆様のおかげです。本当に有り難うございます! それでは、キャラ達より感謝の言葉をどうぞ!」
ラン
「皆様、本当に今まで有り難うございました。長かったですね。俺、20代の前半で一生分の苦労とかしてないか?」
さく「気のせいです(遠い目)」
ラン「まぁ、いいけれどね」
ファ
「本当にここまで長かったが、このダメ作者が4年も飽きずに一つの作品を書き続ける事ができたのはひとえに、読者様のおかげだ。お陰で無事にランバートと結婚もできたしな」
ラン「一時は無理かと思ったけれどな」
ファ「リッツの所で進まなくなった時だな」
さく「すみません……」
シウ「まぁ、言うてやるな。きっちり責任は果たしたわけじゃしの」
オス「でもアフター書くんでしょ? 自分で自分の首締めたよね-」
エリ「こらオスカル! 頑張ろうとしている人を貶すような事を言ってはいけませんよ」
クラ「まぁ、頑張ってくれ。俺とゼロスの結婚式はアフターなんだろ?」
ゼロ「それ、本当に書くのか……」
ラン「当然」
ラウ「いいじゃない、素敵な式だったんだから。恥ずかしくないよ、ゼロス」
ゼロ「恥ずかしい……」
さく「まぁ、何にしても完結なんで、ここからちょっと色々話をしましょう!」
◆アフターのネタについて、どうですかね?
ラン「俺達の新婚旅行の話も書くらしいけど」
さく「そのつもりですが?」
ファ「ランバートがカジノで大勝ちしたりしたな」
ラン「そして結局面倒事に巻き込まれるのな」
クラ「そうだったのか? お前達、楽しかったと言ってなかったか?」
シウ「含めて楽しかったじゃよ。まったく、トラブルがついて回る奴らじゃ」
さく「何せ主人公だから!」
ラン「笑い事じゃないぞ作者! お陰で何度死にかけたと思ってるんだ」
さく「面目ない。だって、主人公が動かないと話は動かないんだよ?」
ファ「それもまた道理だからな」
クラ「俺とゼロスの結婚式の話も予定にはあるんだな?」
さく「ありますね。時系列としては一番最初じゃないかな?」
ゼロ「あまり読まれたくない……」
ラン「いい式だったろ? 騙し討ちだったけど」
ゼロ「騙し討ちしたのお前だろ」
ラン「俺は散々やられたからな。あいこだ」
ゼロ「…………」
クラ「反論はできないだろうな」
エリ「でも、本当に良い式でしたよ。素敵でした」
ゼロ「誰か穴掘ってくれ。埋まる(頭を抱えるゼロス氏)」
一同笑いしか起こらずw
オス「第三師団と第四師団合同の遠洋演習とかもあるんだよね?」
シウ「うむ。西の大国が出てくるの。あそこも厄介じゃ」
ラン「トレヴァーもですが、ピアースとクリフがメインになる予定なんですよね?」
ファ「ウルバスもまだ現役の時代だな」
さく「ウルバスと言えば、アリアにプロポーズする話も書くよ。短いけど」
ファ「あの時俺達も一緒にいたのに、知らなかったんだよな」
ラン「うん。ほんとちょっとの間に終わらせて、戻ってきた時には事後報告だったし」
さく「ウルバスって、そういう所あるよね」
ファ・ラン「うんうん」
さく「他にはチェスターとリカルドの結婚前騒動とか」
ラン「あれ、何気に大変だったんだよ? チェスターの奴、突然退団届出すしさ」
ファ「詳細も分からないまま姿を消したからな。あれは焦った」
エリ「あの時はリカルドも大変でしたね。パニックになっていたし」
シウ「とてもそのような突飛なタイプに見えぬのだがの」
ラウ「無事に収まってくれて良かった。今は幸せそうで」
ゼロ「終わりよければと言うしな」
ファ「そのわりに事が大きくて大変だったがな」
さく「リーとユーインのお話も何気に楽しみなんだよね」
ラン「リーの事は一応聞いてたけど、本当に驚くよ」
ファ「これに関してはシウスが文句を聞かなければいけないな」
シウ「仕方がなかったのじゃよ、事情があった。何より国益にもなったろ?」
クラ「確かにそうだが、ユーインが連れて行かれた」
さく「大胆だったよね、彼。そんな行動力のあるタイプには見えなかったのに」
シウ「まぁ、無事に生きておるよ」
さく「他にもカットインする話はあるかもですが、最後はみんなの最後の瞬間」
ラン「やだ。思い出したくない」
ファ「ランバート……」
(ちょっと泣きそうなランバートを連れてファウスト退場です)
シウ「あそこは辛かったろうのぉ」
オス「人ごとみたいに言うけど、シウスもでしょ?」
シウ「まぁ、辛かったが」
ラウ「ごめんなさい」
シウ「其方が悪い事などあるものか! 仕方がなかったのだよ。分かっておる」
(ここも二人で抱きしめ合ってしまった)
オス「覚悟ができないままだからね」
エリ「ごめんなさい、オスカル」
オス「僕は覚悟する時間もあったし、一人じゃなかったから大丈夫」
エリ「貴方を一人にしてしまったと」
オス「一人じゃないよ。ほら、泣かないで。ね?」
エリ「……はい」
ゼロ「俺とクラウルは一緒だったからな」
クラ「あぁ、寂しくはなかったな」
ゼロ「やるだけの事はしたし、後悔もなかった。ずっと一緒だったし」
さく「色んな別れがあったけれど、来世一緒だからさ」
全員「それとこれとは話が別だ!」
さく「ごめんなさい!!」
◆ランバートとファウストへの寄せ書きを自分たちで伝えてみよう!
さく「ってことで、要望がありました。あの寄せ書き一挙公開のコーナーです!」
ゼロ「これ、公開処刑とも言わないか?」
さく「言う。でもやるよ。ちなみに既に書いた人達も特別ゲストで呼んでるから」
ゼロ「最悪だ……」
ラン「これを生で聞かされる俺とファウストも照れるんだが」
ファ「だれ得なんだろうな」
さく「読者さんです」
▼ではまずはランバート同期組からどうぞ!
※以降、コンラッド=コン・ボリス=ボス・チェスター=チェ・トレヴァー=トレ・ピアース=ピア・トビー=トビ・コナン=コナ・ハリー=ハリ・クリフ=クリ・レイバン=レイ・ドゥーガルド=ドゥ
コン「なんか、照れるな」
ラン「俺も照れるよ」
コン「いや、そこは毅然と受けてくれないと困る。まぁ、やるか……」
咳払い一つ
コン
「ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます。
ランバート、お前とも思えば長いな。いい仲間、そして友人を得られて嬉しい。
ハリーとの事でも色々と気を回してもらってすまない。お陰でこちらも少し話が進みそうだ。
これからも良き友人、よき仲間として側にいさせてくれ。そして、時々は俺達とも遊んでくれると嬉しい。愚痴も聞くから、バカをやろう」
コン「……恥ずかしい」
ラン「いや、嬉しいよ普通に。ハリーとも纏まってよかったな」
コン「まったくだよ。でも、本当に有り難う。お前と友達になれて俺は嬉しいよ」
ゼロ「何もなくても恥ずかしよな、こいつ」
さく「では続きましてボリス!」
ボス「ねぇ、少しあっちでお話しない?」
さく「サックリと絞められそうなので遠慮します」
ボス「しかも俺だけボスってなに? ボスになった覚えないけど」
さく「ほら、早くしないと後が支えるから!!」
ボス「チッ」
さく「(後でぜったい絞められる……)」
ボス
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
まさか俺が、天下のヒッテルスバッハのご子息と。なんて、実は最初は思っていたんだ。どうせ次元の違う、話も合わない相手だろうって。
でも、いい意味で裏切られて俺は嬉しいよ。俺がどんなことしても、ランバートは逃げないしね。でも、あまり付き合う必要はないよ。趣味はないでしょ?
俺も、少し自分の未来ってものを考えている。そしてその未来をたぐり寄せる出会いは、きっとランバートと出会った事から始まっているように思う。
有り難う。道や、いる場所は違ってきても俺はランバートを友達だと思っている。ランバートも、そう思っていてくれると嬉しいかな」
ボス「……なんだよ、言いたい事があれば言えばいいだろ」
ラン「ボリスに仲間だって思ってもらえて俺は嬉しいよ」
ボス「仲間だよ、ずっと。試験の時から俺は仲間だと思ってるって。そりゃ、構えたけど」
ファ「普通は構えるだろ。それでもこんなに仲間が出来たのはいいことだ」
ラン「俺もそう思うよ。ボリス、有り難う」
ボス「……だからこういうの、柄じゃないんだよな」
さく「続きましてはチェスター! どうぞ!」
チェ
「ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます!
ランバート、たまには第二の訓練顔見せてくれよ。俺は今でもお前が相棒って思ってるんだからさ。それに、ウェイン様もちょっと寂しそうなんだよな。
お前とは任務で組む事も多かったよな。大変な任務も多かったけど、でも今思えば全部いい思い出というか、忘れられないんだよ。それくらい、俺の騎士人生にはお前は不可欠だってことなんだろうな。
また今度飲みに誘ってくれよ! あっ、でも少し酒を控えろって先生に言われてるんだった。飯ならいいよな! あと、訓練こいよ! 約束だからな!」
ボス「いぬ」
ゼロ「犬だな」
チェ「なんだよ! だってお祝いだぞ、何度伝えたっていいだろ?」
コン「これが擦れていない素直な人間と俺等の違いだよ」
ラン「チェスターはこの感じが俺も好きだよ。俺もお前が相棒だ」
チェ「ランバート!」
ひしと抱き合う二人。友情とは美しいですね、第一師団組?
第一「…………」
さく「続きましてトレヴァー」
トレ
「まぁ、恥ずかしいけれど……
ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、いつも俺の心配してくれて有り難うな。まぁ、何とか毎日頑張ってる。
改めてさ、お前の強さを思い知った感じがする。お前、凄いよ。ファウスト様の右腕なんて俺は絶対務まらない。自信なくて、失敗したらどうしようって不安で、かじり付くように頑張っても空回りしてて。そんな時、お前は凄い奴だって感じる。
誇らしいよな、同期で友達にこんな凄い奴がいるんだって! 俺、そう思うと頑張れる。
これからもお前目標に頑張るから、お前も頑張ってくれよ!」
さく「熱血!」
ボス「暑苦しい」
ゼロ「トレヴァーらしいだろ。こいつが突然洒落た事言ったらどうする」
ボス「偽物だね」
トレ「酷くないか?」
ラン「実は一番伸び代あったのにね、トレヴァー」
ファ「ウルバスのしごきに耐えて第三師団の師団長だからな。正直驚いた」
トレ「死に物狂いっていうか、ゾンビでしたよぉ」
チェ「目の下の隈がヤバい事も何度かあったもんな。リカルド心配してた」
トレ「ご心配おかけしました」
さく「さて、ピアースいける?」
ピア「え! あっ、待って! あの、緊張するんだよこういうの」
トレ「大丈夫か?」
ピア
「うん……。えっと……
ランバート、ファウスト様、結婚おめでとうございます。
思えばロッカーナでの出会いが、俺の人生変えたよな。なんて、今改めて思ってるんだ。
最初はさ、王都から来た珍しいお客さんって感じで話が聞きたかったんだけど、あの時の体験とランバートの強さに、俺は濁り始めていた希望ってものがまた透き通っていくのを感じたんだ。
今はまだ、俺は全然頑張れてない。同期のトレヴァーなんて凄いし、トビーも器用で凄い。でも、この間は帆の補正俺が一番だったんだ。
やれる事はまだ少ない。ランバートの所はとても遠い。でも、追いついて見せるから。これからも、よろしくな」
ゼロ「第三は熱血系が多いのか?」
ピア「日頃言えない感謝とかを伝えたつもりなんだけど」
トレ「ピアースは努力が凄いんだぞ。器用だし。こいつが補修した帆は頑丈だ」
ラン「褒める所そこか? でも俺も、ピアースが王都に来て嬉しかったよ」
ピア「へへっ、そう言ってくれると嬉しいかな」
さく「結局素直な子が扱いやすいです。ってことでトビー、行ってきなさい!」
トビ
「ランバート、ファウスト様、おめでとうございます。
なんていうかさ、たまに俺はお前の友達でいいのか? という気がしないでもないんだよな。本当は派手な任務とか参加したいんだけど、第三ってそういうのじゃないだろ?
羨ましいというか。なんか、悔しいと言うかさ。
でも俺、案外海とか船が好きみたいだ。認めたくねーけど、トレヴァーは強くなってるし頑張ってると思うしな。
って、祝いの言葉ってどう書いたらいいんだ? 正直こんな事って今までなかったからさっぱり分からん!
えっと、とにかくだ! 幸せになれよ! お前が笑ってないと隊全体がなんかギクシャクするんだ。だから、お前はとにかくファウスト様に幸せにしてもらって、笑ってればいいと俺は思う!」
ボス「これ、前半いらないよね?」
トビ「(ギクッ)」
トレ「仕方ないだろ、トビー相手もいないから書く事なくて作者も困ったんだし」
ピア「実はほぼ絡み無しなんだよな」
トビ「(ギクギクッ)」
トレ「第三では中核で、後輩を指導するいい奴なんだけれど」
ピア「そもそもお留守番組の俺達が注目浴びる事ってほぼないからさ」
トレ「それな。俺もピアースも相手がいるから注目当ったって感じだし」
ピア「相手のいないトビーは……ほら、遠洋編ではさ!」
トビ「お前等もう止めてくれぇぇ!」
さく「ごめん、トビー。君にもいいお婿さん探すからさ」
トビ「え、そこはお婿さん決定なのか。俺が嫁なのか!」
さく「お前、どう見ても私からは受けに見える」
トビ「マジかよ…………」
さく「さぁ、次は第四! 癒やし部隊だよ。コナン!」
コナ
「はい。
ランバート、ファウスト様。ご結婚、おめでとうございます。
僕はランバートに一生の恩があるよ。君がいなかったら今頃、僕は死んでいたんだと思う。それだけじゃない、ルイーズ様も死んでいたかもしれない。今僕が幸せに笑えるのは、あの時ランバートやファウスト様が助けてくれたからなんだ。
そんな君の幸せを、僕は心から願っている。危険な事も怖がらずに立ち向かえるランバートの強さは凄いと思うけれど、あまり無茶はしないでね」
ラン「コナンは本当にいい子だよな」
一同「うんうん」
コナ「え! あの、そんな。僕は本当にランバートに感謝してるから」
ファ「素直で健気で見た目にも愛らしい。騎士団では間違いなく可愛い枠だな」
コナ「ファウスト様まで……あの、恥ずかしいです」
さく「旦那が今控え室だぞ。睨まれるぞ-」
コナ「ルイーズ様はそんなには心の狭い人じゃない……はずです」
ファ「いや、お前に関しては心が狭いだろう」
一同「うんうん」
さく「続いても第四から、ハリー」
ハリ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、覚えてる? スノーネルで二人で捕まっていた時。あの時本当はとても不安だったんだ。俺の身内が起こしたことで申し訳ないし、ランバートにおかしな事されないかって気が気じゃなかった。
その後の事も、疲れているのに手を回してくれて有り難う。俺がここに居られるのは、ランバートを含めて仲間のお陰なんだ。
今でも大好きだよ。だから、無茶しないでね。これ、勿論友達としての大好きだからファウスト様勘違いしないでください!
たまには一緒にバカやって遊んでね」
コン「ウインク付でノリノリだな」
ハリ「お祝いの言葉は全力で伝えないとさ」
ラン「そういう所がハリーのいいところだよな」
ハリ「可愛い?」
ゼロ「お前、可愛いキャラ目指してるのか?」
ハリ「第四は可愛い部隊なんだぞ。それなら俺も可愛いでしょ」
ファ「率いているのがサキュバス(オリヴァー)だがな」
さく「さて、第四最後は縁の下の力持ち。クリフ!」
クリ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ランバート、沢山有り難う。ロッカーナでランバートに出会えなかったら、僕は今も小さく縮こまったまま、怖い事が通り過ぎるのを待つ弱虫のままだった。
貴方に会って、強くなりたいと思った。守る人になりたいと思った。今の僕は、そうなれているかな? 騎士としての強さは今もないけれど、心の強さは手に入れられたと思っているんだよ。
そんなランバートだからこそ、今日の日は僕にとっても嬉しいんだ。幸せになってね。喧嘩しちゃだめだよ? 困った事があったら、こっそり相談に乗るからね」
ラン「クリフには絶対的に頭が上がらないんだよな」
ファ「俺もだ。ロッカーナの頃はこんなふうに成長するとは思いもしなかった」
クリ「えへへ。強くなれたかな?」
ラン「最強だよ」
ファ「あぁ、本当に。お前がいてくれるから俺も戦える。救護班長のお陰だ」
クリ「よかった! もっともっと頑張ります!」
さく「医療の英才教育受けてるからね、クリフ。エリオット、ハム、オリヴァーって」
ボス「俺ならこの三人から指導なんて絶対辛くて逃げたくなる」
クリ「皆さん素晴らしい方達だよ?」
ボス「頭のネジもいい感じに飛んでる人が多いんだよ」
さく「では第五から。レイバン」
レイ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございます。
ケーキ、凄かっただろ? お前が驚く顔を想像すると、今からワクワクするんだ。悪戯成功はかならず、嬉しそうなびっくり顔じゃないとさ。
一緒にバカやって、任務もやって。こんなに長く付き合える仲間や友人ができるなんて、俺はここに入った時は想像もしていなかった。そこに大貴族が入ってるなんて、誰が想像できる? 俺の人生の中でも五指に入る驚きだよ!
でもさ、そういうのは関係なくて俺はお前が好きだよ。だからこれからも、一緒にバカやろうな」
さく「登場時は何気にランバート狙ってたの?」
レイ「口だけかな。あと、寂しかったから。ジェイさん相手にしてくれないし」
ラン「俺は間男だったわけ?」
レイ「間男にもなってくれなかっただろ。まぁ、でも仲間としては今も好きだよ」
ゼロ「こいつら二人はとにかく勘が鋭くて困る」
レイ「ゼロスは隠してるつもりでも隠しきれてないよね」
ラン「とくに恋愛関係は直ぐに分かるからな」
ゼロ「もう、いいけれどな。結婚したし、隠す事ないし」
さく「さて、同期組では最後。〆だよ、ドゥー」
ドゥ「うぅ、これで終わりなんて寂しいじゃねーかよぉ」
ゼロ「お前、そのガタイと顔で泣き上戸ってのはどうなんだよ」
ファ「なかなかにインパクトがあるな」
ラン「まぁ、そこも含めてドゥーのいいところだと思うよ」
ドゥ「うおぉぉぉぉっ」
さく「はいはい、いいからいっちゃって!」
ドゥ
「ランバート、ファウスト様、ご結婚おめでとうございまず!
寂しくなるな、お前も結婚かぁ……。なんか、遠くに行っぢまうようでさぁ。
お、俺、お前にはちょっと感謝してるんだ。昇格試験、俺は正直全員雑魚だと思ってた。上級の先輩やうちの大将には勝てなくても、同期の中では最強だって思ってたんだぁぁ。
だけどお前が俺の、(ぐすん)、そんな鼻っ柱をたたき折ってくれた。悔しかったし、痛いし、訳わかんなかっだぁ。でも俺はあの時、それ以上に嬉しかったんだ! 俺より強い同期がいる。見た目じゃない強い奴がいるんだってさぁ!
お前には情けない姿も見せてるけどよぉ、あんまうかうかしてると追い抜くからな! 訓練サボるなよ。体動かすならいつでも付き合うからな!」
さく「泣きながらってどうなんだよ。ほんと君は外見と中身が一致しないよね」
レイ「泣いたライオン」
コン「いや、それを言うなら赤鬼な」
コナ「大丈夫、ドゥー? ハンカチどうぞ」
ドゥ「うぅ、有り難う(ずびぃぃぃ!)」
ラン「いや、鼻はかむなよ」
コナ「ううん、いいよ! ドゥーは体は大きいけれど気の優しい人だよね」
ドゥ「ゴ~ナ~ン゛~(コナンをぎゅぅぅ!)」
さく「……あ」
ルイ「おい、私の嫁になにしてる(腕を捻り上げるルイーズ氏)」
ドゥ「うんぎゃぁぁぁ!!」
コナ「ルイーズ様、ストップ! 大丈夫ですから!」
さく「あー、はいはい。さて、師団長組がお待ちかねみたいなので切り替えましょう」
ラン「俺達はまだここにいなきゃいけないんだろうか」
ファ「だろうな」
つづきます(笑)
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