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1章
6話:特別な人(5)
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侯爵邸を出て少し歩けば、中心街に出る大きな道にいきつく。少しだけ丘になっていた場所は大きな道から見ると少し下に町並みを見下ろす。
白い壁と、深いダークウッドの屋根が連なる光景は綺麗で……どこか現実味がないように思える。
簡素な白いシャツにスラックス、ベストという格好で表に出ると人目が集まっている気がする。それはクリスにとって好ましいものではなくて、自然と顔を隠してしまう。
けれどルークは手を繋いで、引いてくれた。
「腹、減ってないか?」
「え? あぁ、少し」
「それならいい店がある。少し休憩だな」
朝から馬に乗ってここまで半日。今は昼時を少し過ぎたくらいだ。
ルークは中心街に降りる少し手前で大きな道を外れ、路地を進んでいく。人が二人並べる程度の道は生活道で、少し影になって暗くも感じる。けれどその先に一つ、木製の吊り看板があった。
「猫の額亭?」
随分卑屈な名前だと思っている間に、ルークは入っていってしまう。
店内は落ち着いた深い木調で、日中なのにランプの明かりがついている。確かにこの立地では外光は望めないだろうが、それが逆に秘密基地のような雰囲気を出している。
看板に偽りはなく、店内は狭い。カウンターが六席、二人掛けのテーブル席が二席。その店内を、色ガラスをはめ込んだランプが照らしている。
カウンターの奥では初老の人物がグラスを磨いている。顔を上げても特に言葉はなく、ルークも心得ているのか空いているテーブル席に座って、メモ書きのようなメニュー表を真ん中に置いた。
「何にする?」
「え? えっと」
これでいいんだろうか? 疑問が残るが……どれも美味しそうだ。
デミグラスソースのオムライスも、ゴロゴロ肉のビーフシチューも、茸と肉のグラタンも。どれもが空腹に訴えてくる。
「俺はオムライスにする。ここのソースは長く煮込んでトロトロなんだ」
「うわ、なにそれ美味しそう……俺もそれで」
「よし。親父、デミオムライス二つとコーヒー!」
大きな声でルークが注文をすると、老人はただ頷いてメモを取り、それを奥のキッチンらしい場所に持っていく。そしてまた、グラスを磨き始めた。
改めて店内を見ると、随分古い店だと分かる。使われている木の深みがそう見せている。
それに加えて、店内のあちこちに猫の置物があることに気づいた。陶器で出来た小さな人形はどれも手作りですっとぼけた顔をしていて、それを見ているだけでちょっと笑えた。
「いいだろ、ここ」
「あぁ、うん」
心なしかルークも気の抜けた顔をしている。それに笑い、自分も重たいものが抜けていることに気づく。苦笑して、でも息が吐けた。
「穴場なんだよ、ここ。まず飯が美味い。あと、落ち着く」
「分かるよ」
「ここで生活してる人が通う店はこんなのが多いんだ。俺はこっちの方が好きなんだけど、クリスはどうだ?」
「俺もこっちの方が好きだよ」
何だか懐かしい。学生時代、散々バイトをしていた大衆食堂を思い出す。
「懐かしい感じがする」
「ん?」
「学生時代にバイトしてたって、言っただろ? その時働いてた店も、こんな感じの、普通の人がくるような場所だったんだ」
賑やかを通り越して騒々しくて、気を抜くと酔っ払いが喧嘩なんかを始めて、でも最後には皆笑っている。そういう場所では多少見てくれがよくても皆あまり気にしなくなって、仲間みたいに受け入れてくれる。
まぁ、告白された経験が一番多く、しつこいのをぶん殴った回数も多かったけれど。
そんなことを思いだしていたら、不意に手が伸びてきて前髪に触れた。見たら……なんか不満顔をされていた。
「もっと早く知り合っておけばよかった」
「え?」
「その頃のお前を見てみたかった」
「なっ!」
そんなことで拗ね顔してるのか!
驚いて……少しだけ、恥ずかしくなって、でも嫌だとも思わない。これは相当重症だと思う。浮かれぽっちすぎる。
「心が狭い」
「広くてたまるか。俺は自分のだって思ったものにはとことん執着する」
「マジかよ! うわぁ、早まったかも……」
「おい!」
ムッとした人を見て、思わず笑った。声が出て、そしたら可笑しくて。
この人、案外普通だ。
そんなことをしていると料理が運ばれてきた。
トロトロの卵によく煮込まれたデミグラスソースの茶色が食欲をそそる。ホロッと煮崩れた肉の塊も見えている。
「美味しそう」
思わず腹が鳴ってしまう。笑われて、ちょっと怒って、二人でいただきますをして一口。その美味しさは、きっと今までで一番だ。
「美味しい!」
卵がふんわりしていて、ソースが濃くて、その分中のバターライスはコクはあっても主張が強すぎなくて。
思わすそのまま半分まで食べ進めていると、冷たい水が手渡される。やんわりと笑った人もまた、あっという間に食べている。
「いい食べっぷりだな。そういえば、最近食べる量が急に増えたな」
「腹が減るんだ。そういうあんたもだろ?」
「あぁ。多分だが、魔力量が大きくなった分、何かしら消費が早いんじゃないか?」
それを言われるとそんな気もする。正直あの事件の前後で大きく変わったのがそこだから。
ただ、まあ。起こったことが現実味のないレベルだから、いまいち分からないが当人達の見解でもあるのだ。
そんなことでペロッと食べて、今はコーヒーを飲んでいる。深い味わいで、酸味の少ないコーヒーと焼き菓子が美味しくて息がつける。
そうして、ふとランプに目が向かった。
「綺麗だよな」
今は魔石に自分の魔力を流して明かりを灯す魔道ランプが主流で、クリスもそういうものを使っている。これもそうなのだが、色ガラスの装飾とか、持ち手や台座のデザインが綺麗だと思う。
「ここの名産だ」
「そうなのか?」
クリスの様子を見ていたルークがそう教えてくれる。てっきり温泉ばかりだと思っていたから、知らなかった。
「温泉が出て、色んな職種の人が集まった時にランプ職人がいてな、そいつが広めたんだ。庶民の生活にワクワクと彩りを! がコンセプトらしい」
「へぇ」
それは、いいことだと思う。
クリスが生活していた小屋にもランプはあった。使い古しであまり明るくならなかったし、普通の物だった。それでも食卓が明るければ気持ちも上向く。質素な食事も、母と二人で笑っていた気がする。
そこにこんな綺麗なものがあれば、もっと華やいだ気持ちになったかもしれない。
「見に行くか?」
「え?」
「ランプ」
不意に問われ、驚いた後でクリスは首を横に振った。
「いや、高いし! それにあるし!」
大きさとかにもよるが、安い物でも小銀貨一枚。こんな色つきの綺麗なものだと小金貨一枚はくだらないんじゃないか。それは無駄遣いな気がして遠慮するが、ルークは小さく笑った。
「心配するな、庶民向けの通りならこの大きさで大銀貨一枚だよ」
「え?」
それは……安い。想像の半値だ。
「若い奴等が作ってたり、名が売れてなかったり。材料も安価なものを試行錯誤してたりだ。だからこそ面白い物があったりする。二人で部屋に飾って楽しむなら、それほど高い買い物じゃないさ」
「そう、だな」
騎士の給料は一年目でも金貨十五枚。そこから宿舎や食堂の費用を引かれて手取りで十枚程度ある。贅沢まではできなくても、このくらいの買い物は許されるはずだ。
「旅の記念が欲しい。眺めて、今日を思い出すような」
「……うん」
甘い恋人の目で言われたら、恥ずかしくなる。不意に心臓が音を立てる。今日は気持ちが乱高下して、凄く忙しくて困ってしまう。
「そうなると、梟通りだな。夜の方が綺麗だから、夕飯を早めるように連絡を入れておくか」
「梟通り?」
「ランプやガラス製品を置いている店の通りだ。夜はランプに明かりが灯って綺麗なんだよ。ある種名物だな」
「知らなかった」
「貴族は来ないんだよ、庶民くさいとか言って。バカだろ? 綺麗なものを見るのに、庶民も貴族もないってのに」
その言葉に、クリスはとても救われた気持ちになった。
どうしたって埋まらないものはある。生まれとか、育ちとか……根本的に、どうしようもない部分はある。
さっきまで、それを気にしていた。
でも、この人はそれを超えてくれる。関係ないと普通に言ってくれるし、思っている。劣等感はどうしてもあるし、後ろめたくも思うけれど……この大事な部分を忘れなければきっと大丈夫だって、思えた。
「? どうした?」
「いや」
生まれて初めて好きになった人が貴方で、よかったって思ったんだよ。
白い壁と、深いダークウッドの屋根が連なる光景は綺麗で……どこか現実味がないように思える。
簡素な白いシャツにスラックス、ベストという格好で表に出ると人目が集まっている気がする。それはクリスにとって好ましいものではなくて、自然と顔を隠してしまう。
けれどルークは手を繋いで、引いてくれた。
「腹、減ってないか?」
「え? あぁ、少し」
「それならいい店がある。少し休憩だな」
朝から馬に乗ってここまで半日。今は昼時を少し過ぎたくらいだ。
ルークは中心街に降りる少し手前で大きな道を外れ、路地を進んでいく。人が二人並べる程度の道は生活道で、少し影になって暗くも感じる。けれどその先に一つ、木製の吊り看板があった。
「猫の額亭?」
随分卑屈な名前だと思っている間に、ルークは入っていってしまう。
店内は落ち着いた深い木調で、日中なのにランプの明かりがついている。確かにこの立地では外光は望めないだろうが、それが逆に秘密基地のような雰囲気を出している。
看板に偽りはなく、店内は狭い。カウンターが六席、二人掛けのテーブル席が二席。その店内を、色ガラスをはめ込んだランプが照らしている。
カウンターの奥では初老の人物がグラスを磨いている。顔を上げても特に言葉はなく、ルークも心得ているのか空いているテーブル席に座って、メモ書きのようなメニュー表を真ん中に置いた。
「何にする?」
「え? えっと」
これでいいんだろうか? 疑問が残るが……どれも美味しそうだ。
デミグラスソースのオムライスも、ゴロゴロ肉のビーフシチューも、茸と肉のグラタンも。どれもが空腹に訴えてくる。
「俺はオムライスにする。ここのソースは長く煮込んでトロトロなんだ」
「うわ、なにそれ美味しそう……俺もそれで」
「よし。親父、デミオムライス二つとコーヒー!」
大きな声でルークが注文をすると、老人はただ頷いてメモを取り、それを奥のキッチンらしい場所に持っていく。そしてまた、グラスを磨き始めた。
改めて店内を見ると、随分古い店だと分かる。使われている木の深みがそう見せている。
それに加えて、店内のあちこちに猫の置物があることに気づいた。陶器で出来た小さな人形はどれも手作りですっとぼけた顔をしていて、それを見ているだけでちょっと笑えた。
「いいだろ、ここ」
「あぁ、うん」
心なしかルークも気の抜けた顔をしている。それに笑い、自分も重たいものが抜けていることに気づく。苦笑して、でも息が吐けた。
「穴場なんだよ、ここ。まず飯が美味い。あと、落ち着く」
「分かるよ」
「ここで生活してる人が通う店はこんなのが多いんだ。俺はこっちの方が好きなんだけど、クリスはどうだ?」
「俺もこっちの方が好きだよ」
何だか懐かしい。学生時代、散々バイトをしていた大衆食堂を思い出す。
「懐かしい感じがする」
「ん?」
「学生時代にバイトしてたって、言っただろ? その時働いてた店も、こんな感じの、普通の人がくるような場所だったんだ」
賑やかを通り越して騒々しくて、気を抜くと酔っ払いが喧嘩なんかを始めて、でも最後には皆笑っている。そういう場所では多少見てくれがよくても皆あまり気にしなくなって、仲間みたいに受け入れてくれる。
まぁ、告白された経験が一番多く、しつこいのをぶん殴った回数も多かったけれど。
そんなことを思いだしていたら、不意に手が伸びてきて前髪に触れた。見たら……なんか不満顔をされていた。
「もっと早く知り合っておけばよかった」
「え?」
「その頃のお前を見てみたかった」
「なっ!」
そんなことで拗ね顔してるのか!
驚いて……少しだけ、恥ずかしくなって、でも嫌だとも思わない。これは相当重症だと思う。浮かれぽっちすぎる。
「心が狭い」
「広くてたまるか。俺は自分のだって思ったものにはとことん執着する」
「マジかよ! うわぁ、早まったかも……」
「おい!」
ムッとした人を見て、思わず笑った。声が出て、そしたら可笑しくて。
この人、案外普通だ。
そんなことをしていると料理が運ばれてきた。
トロトロの卵によく煮込まれたデミグラスソースの茶色が食欲をそそる。ホロッと煮崩れた肉の塊も見えている。
「美味しそう」
思わず腹が鳴ってしまう。笑われて、ちょっと怒って、二人でいただきますをして一口。その美味しさは、きっと今までで一番だ。
「美味しい!」
卵がふんわりしていて、ソースが濃くて、その分中のバターライスはコクはあっても主張が強すぎなくて。
思わすそのまま半分まで食べ進めていると、冷たい水が手渡される。やんわりと笑った人もまた、あっという間に食べている。
「いい食べっぷりだな。そういえば、最近食べる量が急に増えたな」
「腹が減るんだ。そういうあんたもだろ?」
「あぁ。多分だが、魔力量が大きくなった分、何かしら消費が早いんじゃないか?」
それを言われるとそんな気もする。正直あの事件の前後で大きく変わったのがそこだから。
ただ、まあ。起こったことが現実味のないレベルだから、いまいち分からないが当人達の見解でもあるのだ。
そんなことでペロッと食べて、今はコーヒーを飲んでいる。深い味わいで、酸味の少ないコーヒーと焼き菓子が美味しくて息がつける。
そうして、ふとランプに目が向かった。
「綺麗だよな」
今は魔石に自分の魔力を流して明かりを灯す魔道ランプが主流で、クリスもそういうものを使っている。これもそうなのだが、色ガラスの装飾とか、持ち手や台座のデザインが綺麗だと思う。
「ここの名産だ」
「そうなのか?」
クリスの様子を見ていたルークがそう教えてくれる。てっきり温泉ばかりだと思っていたから、知らなかった。
「温泉が出て、色んな職種の人が集まった時にランプ職人がいてな、そいつが広めたんだ。庶民の生活にワクワクと彩りを! がコンセプトらしい」
「へぇ」
それは、いいことだと思う。
クリスが生活していた小屋にもランプはあった。使い古しであまり明るくならなかったし、普通の物だった。それでも食卓が明るければ気持ちも上向く。質素な食事も、母と二人で笑っていた気がする。
そこにこんな綺麗なものがあれば、もっと華やいだ気持ちになったかもしれない。
「見に行くか?」
「え?」
「ランプ」
不意に問われ、驚いた後でクリスは首を横に振った。
「いや、高いし! それにあるし!」
大きさとかにもよるが、安い物でも小銀貨一枚。こんな色つきの綺麗なものだと小金貨一枚はくだらないんじゃないか。それは無駄遣いな気がして遠慮するが、ルークは小さく笑った。
「心配するな、庶民向けの通りならこの大きさで大銀貨一枚だよ」
「え?」
それは……安い。想像の半値だ。
「若い奴等が作ってたり、名が売れてなかったり。材料も安価なものを試行錯誤してたりだ。だからこそ面白い物があったりする。二人で部屋に飾って楽しむなら、それほど高い買い物じゃないさ」
「そう、だな」
騎士の給料は一年目でも金貨十五枚。そこから宿舎や食堂の費用を引かれて手取りで十枚程度ある。贅沢まではできなくても、このくらいの買い物は許されるはずだ。
「旅の記念が欲しい。眺めて、今日を思い出すような」
「……うん」
甘い恋人の目で言われたら、恥ずかしくなる。不意に心臓が音を立てる。今日は気持ちが乱高下して、凄く忙しくて困ってしまう。
「そうなると、梟通りだな。夜の方が綺麗だから、夕飯を早めるように連絡を入れておくか」
「梟通り?」
「ランプやガラス製品を置いている店の通りだ。夜はランプに明かりが灯って綺麗なんだよ。ある種名物だな」
「知らなかった」
「貴族は来ないんだよ、庶民くさいとか言って。バカだろ? 綺麗なものを見るのに、庶民も貴族もないってのに」
その言葉に、クリスはとても救われた気持ちになった。
どうしたって埋まらないものはある。生まれとか、育ちとか……根本的に、どうしようもない部分はある。
さっきまで、それを気にしていた。
でも、この人はそれを超えてくれる。関係ないと普通に言ってくれるし、思っている。劣等感はどうしてもあるし、後ろめたくも思うけれど……この大事な部分を忘れなければきっと大丈夫だって、思えた。
「? どうした?」
「いや」
生まれて初めて好きになった人が貴方で、よかったって思ったんだよ。
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