17 / 41
番外編:聖バレンタイン(2)
しおりを挟む
▼お茶会
綺麗にガトーショコラが焼け、紅茶も準備出来た所でドアベルが鳴った。
今日はサロンにお茶の準備をした。母が去り、祖父が亡くなってしばらく開いていなかったサロンは当時の面影が強く少し寂しくなる。
日当たりの良い場所に飾られた絵画や、今も演奏できるピアノ。天井は高く、自慢の庭が見られる場所だ。
やがてカミルに連れられてアーベルが現れ、嬉しそうに微笑んでくれる。綺麗な陶器人形のような人はいつも、ハインツを見てそんな幸せな笑みを浮かべてくれるのだ。
「本日はお招き頂きありがとうございます、ハインツさん」
「こちらこそ、いらして下さりありがとうございます」
互いの空気は柔らかなまま。笑顔で迎えたハインツは彼を席へと案内する。
カミルがお茶の準備で下がった所で、アーベルは手にしていた袋をハインツへと差し出した。
「こちら、バレンタインの贈り物です」
「ありがとうございます!」
ちょっと驚いて、ドキドキしてしまう。受け取って中を見ると、それはとても素敵な贈り物だった。
可愛らしいリボンをかけられた箱は宝石箱のよう。あまりに美しくて手に取るのが少し怖い。アワアワしてしまうハインツに、アーベルは楽しそうに笑った。
「是非、中をみてみてください」
「はい!」
そっと丁寧に取りだし、リボンを解く。箱の蓋、これ本当に宝石なのでは? それに真ん中の一際大きな宝石からは魔力を感じる。もしかして、魔石!
「はわわわわぁ、凄い」
「どうぞ」
ゴクリと喉が鳴る。そっと丁寧に蓋を開けるとヒヤリとした感じが手に伝わって、次には目にも鮮やかなチョコの数々だ。
「ふわぁぁ! 凄い! わっ、可愛い。食べられない!」
「食べていただかなくては」
「でも、でも! 綺麗過ぎて勿体ないです」
凄く高級だ。凄くいい匂いがする。食べてしまうのが勿体なくて困ってしまう。
そんなハインツの隣に移動したアーベルが、箱の中から一つを摘まみ上げる。ハートの形をしたチョコには赤いコーティングがされている。それをツンと、ハインツの唇に押し当てた。
「食べてくれないのですか?」
「頂きます!」
もう、そんな上目遣いで言われたら食べないわけにはいかないでしょう! しかも選んだのハートって、心臓口から出そう!
僅かに開いた唇へと吸い込まれるチョコは、濃厚で滑らかな口当たり。中からはドライフルーツの苺を細かくしたものが入っていて、チョコと合わさって甘酸っぱさが一杯に広がってくる。
「美味しい」
「良かった」
ニッコリと嬉しそうに微笑んだアーベルが箱へと視線を向ける。そして、ツンツンと一つのチョコを指し示した。
「今度はハインツさんが、食べさせてください」
「んぅぅ!」
突然のおねだり(上目遣い)で心臓が爆音を上げた。ドドドドドッとドラムを連打しているような振動が自分の胸からしている。
でも、お願いと言わんばかりの視線に勝てる気がしない。
というか、食べさせて欲しいの! あーんってこと!
震える指で白いチョコレートが掛かったハート型のものを手にする。それをアーベルの口元へと持って行くと、彼は一口にパクリと、ハインツの指も一緒に食べてしまった。
「ひゃぁぁ!」
(舌、今当たった! 指……指が食べられちゃう!)
ドンドコドンドコしている心臓はもうどうする事もできない。褐色肌が赤く染まる。目を回しそうなハインツの指はとっくに解放されているけれど、今もまだ戻ってこられないままだ。
「うん、とても美味しい」
「ひゃい!」
「……ハインツさんも、美味しかったですよ」
「っっ!」
食べられてしまうのぉぉぉぉぉ!
ハインツの頭がボンッ! とい音と共に停止したのは、カミルがお茶とケーキを運んで来る数分前であった。
お茶とケーキを運んできたカミルが見たのは、完全ゆでだこで放心状態のハインツと、そんな彼を楽しそうに見つめるアーベルであった。
「……何をなさったのですか?」
「チョコを食べさせて頂いたのですが」
「乙女にそれは刺激が強すぎますよ」
見た目は二〇〇センチ超えの巨漢。人間に擬態したゴーレムと言われるハインツだが、心の中は花も恥じらう乙女なのである。相応の欲求はあるだろうがなにせこの中身、精神が大人エロスに対応しきれない。
「手を繋ぐのですら心の中は大騒ぎなのですから、お手柔らかに」
「俺としてはもっと大胆に意識していただきたいのですがね」
「まぁ、人様の恋路に何かを言う趣味はありませんので、そこは話し合いの上で好きになさってください」
呆れたカミルはハインツとアーベルの前にお茶とケーキを出す。それを見て、アーベルはスッと柔らかく目を細めた。
「美味しそうなガトーショコラですね」
「ありがとうございます。こちら、ハインツ様の手作りでございます」
「え!」
途端、アーベルの目が明らかに変わった。
「……貴方、少し怖いですね」
「このケーキ、余ったら全て買い取ります」
「差し上げますのでどうぞ」
それだけを伝え、カミルは丁寧に下がっていった。そしてハインツはようやく戻ってきた。
「ハインツさん」
「へあ! あっ、ケーキ」
よしよし、少しの間記憶がなさそうだ。
目の前にはハインツの焼いたケーキがある。温かな紅茶の香りもする。そして、蜂蜜よりも甘いアーベルの幸せそうな笑顔がある。
「これ、ハインツさんが焼いてくださったのですか?」
「はい。あの、お口に合えばいいのですが」
紅茶を一口飲んだアーベルがケーキにフォークを入れる。しっとりと焼けたケーキを口に入れて、彼は嬉しそうに笑った。
「美味しい」
「ありがとうございます」
「いえ、お世辞抜きで美味しいですよ! 料理までできるのですね」
感心した様子でもう一口。美味しそうに食べてくれるのが嬉しくて、ハインツも一口食べた。母と作った時と同じ味がする。懐かしい味だ。
「母と一緒に作っていたのです。祖父の好物でした」
そう言った声は、少し沈んだ。談話室で行う誕生日会やバレンタインには忙しくても三人揃ってケーキを食べて、明るい笑顔が溢れていたのだ。
不意に、ハインツの手にアーベルが触れる。見ると彼は穏やかにこちらを見て頷いている。
「俺程度が、貴方の大切な方々の代わりになれるとは思いませんが。ですがこれからは俺が貴方の作るケーキを食べたい。貴方と一緒に」
「アーベルさん」
ジワッと染みるような嬉しさがある。それは家族が壊れて暫く、埋まらなかった寂しさをゆっくりと満たしていくようにも感じる。
胸の奥がジンジンする。嬉しいという気持ちが溢れて痺れている。
「はい、是非!」
子供のような笑顔を浮かべたハインツにアーベルも穏やかな笑みを浮かべる。
幸せなお茶会はまだ暫く、続くのであった。
Happy Valentine
綺麗にガトーショコラが焼け、紅茶も準備出来た所でドアベルが鳴った。
今日はサロンにお茶の準備をした。母が去り、祖父が亡くなってしばらく開いていなかったサロンは当時の面影が強く少し寂しくなる。
日当たりの良い場所に飾られた絵画や、今も演奏できるピアノ。天井は高く、自慢の庭が見られる場所だ。
やがてカミルに連れられてアーベルが現れ、嬉しそうに微笑んでくれる。綺麗な陶器人形のような人はいつも、ハインツを見てそんな幸せな笑みを浮かべてくれるのだ。
「本日はお招き頂きありがとうございます、ハインツさん」
「こちらこそ、いらして下さりありがとうございます」
互いの空気は柔らかなまま。笑顔で迎えたハインツは彼を席へと案内する。
カミルがお茶の準備で下がった所で、アーベルは手にしていた袋をハインツへと差し出した。
「こちら、バレンタインの贈り物です」
「ありがとうございます!」
ちょっと驚いて、ドキドキしてしまう。受け取って中を見ると、それはとても素敵な贈り物だった。
可愛らしいリボンをかけられた箱は宝石箱のよう。あまりに美しくて手に取るのが少し怖い。アワアワしてしまうハインツに、アーベルは楽しそうに笑った。
「是非、中をみてみてください」
「はい!」
そっと丁寧に取りだし、リボンを解く。箱の蓋、これ本当に宝石なのでは? それに真ん中の一際大きな宝石からは魔力を感じる。もしかして、魔石!
「はわわわわぁ、凄い」
「どうぞ」
ゴクリと喉が鳴る。そっと丁寧に蓋を開けるとヒヤリとした感じが手に伝わって、次には目にも鮮やかなチョコの数々だ。
「ふわぁぁ! 凄い! わっ、可愛い。食べられない!」
「食べていただかなくては」
「でも、でも! 綺麗過ぎて勿体ないです」
凄く高級だ。凄くいい匂いがする。食べてしまうのが勿体なくて困ってしまう。
そんなハインツの隣に移動したアーベルが、箱の中から一つを摘まみ上げる。ハートの形をしたチョコには赤いコーティングがされている。それをツンと、ハインツの唇に押し当てた。
「食べてくれないのですか?」
「頂きます!」
もう、そんな上目遣いで言われたら食べないわけにはいかないでしょう! しかも選んだのハートって、心臓口から出そう!
僅かに開いた唇へと吸い込まれるチョコは、濃厚で滑らかな口当たり。中からはドライフルーツの苺を細かくしたものが入っていて、チョコと合わさって甘酸っぱさが一杯に広がってくる。
「美味しい」
「良かった」
ニッコリと嬉しそうに微笑んだアーベルが箱へと視線を向ける。そして、ツンツンと一つのチョコを指し示した。
「今度はハインツさんが、食べさせてください」
「んぅぅ!」
突然のおねだり(上目遣い)で心臓が爆音を上げた。ドドドドドッとドラムを連打しているような振動が自分の胸からしている。
でも、お願いと言わんばかりの視線に勝てる気がしない。
というか、食べさせて欲しいの! あーんってこと!
震える指で白いチョコレートが掛かったハート型のものを手にする。それをアーベルの口元へと持って行くと、彼は一口にパクリと、ハインツの指も一緒に食べてしまった。
「ひゃぁぁ!」
(舌、今当たった! 指……指が食べられちゃう!)
ドンドコドンドコしている心臓はもうどうする事もできない。褐色肌が赤く染まる。目を回しそうなハインツの指はとっくに解放されているけれど、今もまだ戻ってこられないままだ。
「うん、とても美味しい」
「ひゃい!」
「……ハインツさんも、美味しかったですよ」
「っっ!」
食べられてしまうのぉぉぉぉぉ!
ハインツの頭がボンッ! とい音と共に停止したのは、カミルがお茶とケーキを運んで来る数分前であった。
お茶とケーキを運んできたカミルが見たのは、完全ゆでだこで放心状態のハインツと、そんな彼を楽しそうに見つめるアーベルであった。
「……何をなさったのですか?」
「チョコを食べさせて頂いたのですが」
「乙女にそれは刺激が強すぎますよ」
見た目は二〇〇センチ超えの巨漢。人間に擬態したゴーレムと言われるハインツだが、心の中は花も恥じらう乙女なのである。相応の欲求はあるだろうがなにせこの中身、精神が大人エロスに対応しきれない。
「手を繋ぐのですら心の中は大騒ぎなのですから、お手柔らかに」
「俺としてはもっと大胆に意識していただきたいのですがね」
「まぁ、人様の恋路に何かを言う趣味はありませんので、そこは話し合いの上で好きになさってください」
呆れたカミルはハインツとアーベルの前にお茶とケーキを出す。それを見て、アーベルはスッと柔らかく目を細めた。
「美味しそうなガトーショコラですね」
「ありがとうございます。こちら、ハインツ様の手作りでございます」
「え!」
途端、アーベルの目が明らかに変わった。
「……貴方、少し怖いですね」
「このケーキ、余ったら全て買い取ります」
「差し上げますのでどうぞ」
それだけを伝え、カミルは丁寧に下がっていった。そしてハインツはようやく戻ってきた。
「ハインツさん」
「へあ! あっ、ケーキ」
よしよし、少しの間記憶がなさそうだ。
目の前にはハインツの焼いたケーキがある。温かな紅茶の香りもする。そして、蜂蜜よりも甘いアーベルの幸せそうな笑顔がある。
「これ、ハインツさんが焼いてくださったのですか?」
「はい。あの、お口に合えばいいのですが」
紅茶を一口飲んだアーベルがケーキにフォークを入れる。しっとりと焼けたケーキを口に入れて、彼は嬉しそうに笑った。
「美味しい」
「ありがとうございます」
「いえ、お世辞抜きで美味しいですよ! 料理までできるのですね」
感心した様子でもう一口。美味しそうに食べてくれるのが嬉しくて、ハインツも一口食べた。母と作った時と同じ味がする。懐かしい味だ。
「母と一緒に作っていたのです。祖父の好物でした」
そう言った声は、少し沈んだ。談話室で行う誕生日会やバレンタインには忙しくても三人揃ってケーキを食べて、明るい笑顔が溢れていたのだ。
不意に、ハインツの手にアーベルが触れる。見ると彼は穏やかにこちらを見て頷いている。
「俺程度が、貴方の大切な方々の代わりになれるとは思いませんが。ですがこれからは俺が貴方の作るケーキを食べたい。貴方と一緒に」
「アーベルさん」
ジワッと染みるような嬉しさがある。それは家族が壊れて暫く、埋まらなかった寂しさをゆっくりと満たしていくようにも感じる。
胸の奥がジンジンする。嬉しいという気持ちが溢れて痺れている。
「はい、是非!」
子供のような笑顔を浮かべたハインツにアーベルも穏やかな笑みを浮かべる。
幸せなお茶会はまだ暫く、続くのであった。
Happy Valentine
29
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
最愛の番になる話
屑籠
BL
坂牧というアルファの名家に生まれたベータの咲也。
色々あって、坂牧の家から逃げ出そうとしたら、運命の番に捕まった話。
誤字脱字とうとう、あるとは思いますが脳内補完でお願いします。
久しぶりに書いてます。長い。
完結させるぞって意気込んで、書いた所まで。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
【Amazonベストセラー入りしました】僕の処刑はいつですか?欲しがり義弟に王位を追われ身代わりの花嫁になったら溺愛王が待っていました。
美咲アリス
BL
「国王陛下!僕は偽者の花嫁です!どうぞ、どうぞ僕を、処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(笑)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王子のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?(Amazonベストセラー入りしました。1位。1/24,2024)
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる