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王都デート(2)
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老舗なのだろうと分かる外観の店は入る者を選ぶ。少なくともハインツは尻込みして入る気になれない。
出窓から見える店内はシックな色合いの木の色で、棚には多くの布がある。奥にはカウンターと言うには広いどっしりとした机とメジャー。だが、吊しの服は一切なかった。
「ここです」
「あぁああ、あの! 本当にここですか!」
「ここですよ」
おかしそうに笑うアーベルはドアを押し開けてしまう。チリンチリンというドアベルの音に顔を上げた細身の老紳士はアーベルを見て、ニッコリと笑い丁寧に頭を下げた。
「シュタール様、ようこそお越し下さいました」
「クリストフさん、お久しぶりです」
穏やかに声を掛けるアーベルの後ろに隠れるようにしてハインツもついていく。当然この長身巨体がアーベルの背に隠れられるわけもなく、直ぐに老紳士の目に留まってしまった。
「おや、そちらは」
「あぁ、あにょ」
「俺の婚約者でケンプフェルト侯爵家のハインツさんです」
にこやかに紹介されたハインツが前に出される。場違い極まりない状態にオドオドしてしまう彼に、クリストフは目尻を下げて穏やかに笑みを浮かべた。
「ケンプフェルト侯爵家とは、前大臣であらせられたエッカルト様の時に服をお仕立ていたしました」
「お祖父様の?」
問うと、クリストフは笑い皺のある目元を下げて穏やかに頷いている。その表情に嘘はないように思えた。
「クリストフ、彼に服を仕立てて欲しいのです。一つは急ぎでドレススーツを。もう一つは登城用に」
「畏まりました。それではハインツ様、まずは採寸をさせてください。アーベル様はその間に生地など見ていてくださいませ。おーい! 誰か手伝っておくれ!」
まだ戸惑っているハインツの手をやんわりと取ったクリストフが奥へと促していく。アーベルはその背を見送って、棚の生地をあれこれ見始めた。
奥は採寸の為の場所のようで、数人の職人が出てきてハインツを見て「大きい!」と目を丸くしていた。
何となく恥ずかしく小さくなっていると、予想外にも彼らは「作りがいがある!」と息巻いて直ぐにハインツを脱がせ、手早く採寸を始めた。
「素晴らしい体ですね! この胸筋、オーガ族のようだ」
「腹筋だって凄いですよ! 腹斜筋がこんなに浮き彫りに」
「肩幅も広くて背中の筋肉も綺麗ですね。これは是非ともこの体型に似合うものを仕立てたい」
複数人がメジャーを手にあれこれ測るだけではなく、直に体に触れたりもして何やら書き込んでいく。
「ドレススーツは派手さよりもシックな物が良さそうですね。あえて流行よりも伝統的な感じで」
「この筋肉でジャケットの前を締めるのは窮屈だな。最初から開ける事を前提にして、その分ベストはきっちりと」
「肩周りの形は工夫したいわ。可動を邪魔せず、でも形は綺麗に出したいもの」
と、凄い勢いで真白な紙にデザイン画が出来上がっていく。それを見てハインツは胸が高鳴っていく。何故なら女性物の服を彼も作るからだ。
「教えて欲しいくらい凄い」
「侯爵様が服をお作りになるの?」
「女性物の可愛らしい服を作るのが好きなのです。今はぬいぐるみを作って、それに着せる服を……」
言って、注目されている事にハッとして小さくなった。こんな体の大きな男がチマチマとぬいぐるみを作り、更にそれに服も作るなんて。ちょっと、気持ち悪いと言われかねない。
けれど返ってきたのは職人達からの謎の握手だった。
「素晴らしい趣味ですわ。是非とも今度見せて頂きたい」
「手芸を愛する者に悪い人はいないと思っております」
「ケンプフェルト様はきっと穏やかで繊細な心を持っているのですね」
思いもよらない言葉が徐々にジワジワ染みてきて、ちょっと泣きたくなる。その背をポンポンとクリストフが叩いて、ハインツは目元をグシグシと拭って笑みを浮かべた。
服を着直したが、ここでも物言いがついた。ベストのボタンが泣いていると言われて付け直され、ジャケットの前は開けろと言われ。
そうして出てくるとアーベルは笑ってくれた。
「素敵な服が仕上がりそうですか?」
「はい。それに……ちょっと嬉しい事もありました」
こんなデカい男の乙女趣味を笑わずに受け入れてくれた事が嬉しくて笑うと、アーベルも頷いて微笑んでくれた。
「それでは、生地はいかがいたしましょう?」
「この辺りがいいと思うのですが」
アーベルは色々と選んでくれていたらしい。そのどれもが落ち着いた中にもオシャレな生地だった。
「ハインツの褐色の肌をより素敵に見せるなら、暗い色は避けるのが良いかと思いまして。でも、白はまだ」
「まだ?」
「結婚式の色ですからな」
「!」
結婚式!
思いも寄らない言葉に驚きとドキドキが重なるハインツ。これにアーベルも頷いて、「いずれは」と言ってくれる。本当に結婚してくれるつもりなんだ。嬉しい。
「ハインツ様は、希望はございますか?」
「え? えっと……グレーばかりなのですよね」
幾つか仕立ててもらった服はグレーが圧倒的に多い。もっと言えば黒があまり似合わなかったのだ。
「では、グレー以外がよいですな」
そう言ってクリストフが持ってきたのは、髪の色に近いシックな茶の生地であった。
ベージュのような柔らかな色合いではなく、チョコレートブラウンのような深みのある色合い。それを肩にかけて色味を見せられて、とても落ち着いているように思えた。
「中のベストをオフホワイトにすると、肌の色も綺麗に出るように思います。シャツはウィングカラーにアスコットタイなどいかがでしょう?」
「そうですね。ハインツさんはどうでしょう?」
「へ? あの、はい! いいと思います!」
実際はほぼ分かっていない状態である。
「裏地は出来れば俺の目の色を入れて欲しいのだけれど」
「アーベルさんの目の色?」
こちらを見上げる彼の瞳は明るく綺麗な緑色をしている。この色の裏地。こうしたスーツは表も勿論だが、裏地がオシャレだと良い物とされている。
「それなら、こちらなどいかがでしょう?」
クリストフが持ってきたのはバーバリーチェックの裏地だった。白地だが、そこにアーベルの瞳に似たフォレストグリーンが入っている。
「綺麗ですね」
思わず言うとアーベルはニンマリと笑い、「これで」と言ってしまう。
「アスコットタイも同じ色のもので。そうだ、そちらは俺も新調しましょうか。ハインツさんの目の色で」
「うえ!」
「お持ちいたしますね」
すかさず奥からタイが持ち込まれる。生地はハインツのが綺麗なグリーン。アーベルのは薄い青色に決まった。
「出来れば三日。遅くとも五日でドレススーツの方をお願いしたいのですが」
「畏まりました」
「では、そのくらいにまた寄らせてもらう」
王城に行くための儀礼服は色々と決まりがあるらしく。色合いや形もお任せとなった。
一通りが終わり、まだぼんやりと店を出る。そんなハインツを見てアーベルは笑い、腕を引いた。
「これから食事をと思うのですが、ハインツさんは何か希望はありますか?」
「へ? いえ、とくには。何でも食べます」
「それはいい。では、お勧めの店があるのでそこへ。焼きたてのパンを複数選んで注文できます。しっかりと煮込まれたシチューが特に美味しいのですが」
「行きたいです!」
聞いているだけで美味しそう。
ハインツの反応にアーベルも笑って頷き、ここからは歩いてということで二人並んでショーウインドウを冷やかしながら目的地へと向かうのであった。
出窓から見える店内はシックな色合いの木の色で、棚には多くの布がある。奥にはカウンターと言うには広いどっしりとした机とメジャー。だが、吊しの服は一切なかった。
「ここです」
「あぁああ、あの! 本当にここですか!」
「ここですよ」
おかしそうに笑うアーベルはドアを押し開けてしまう。チリンチリンというドアベルの音に顔を上げた細身の老紳士はアーベルを見て、ニッコリと笑い丁寧に頭を下げた。
「シュタール様、ようこそお越し下さいました」
「クリストフさん、お久しぶりです」
穏やかに声を掛けるアーベルの後ろに隠れるようにしてハインツもついていく。当然この長身巨体がアーベルの背に隠れられるわけもなく、直ぐに老紳士の目に留まってしまった。
「おや、そちらは」
「あぁ、あにょ」
「俺の婚約者でケンプフェルト侯爵家のハインツさんです」
にこやかに紹介されたハインツが前に出される。場違い極まりない状態にオドオドしてしまう彼に、クリストフは目尻を下げて穏やかに笑みを浮かべた。
「ケンプフェルト侯爵家とは、前大臣であらせられたエッカルト様の時に服をお仕立ていたしました」
「お祖父様の?」
問うと、クリストフは笑い皺のある目元を下げて穏やかに頷いている。その表情に嘘はないように思えた。
「クリストフ、彼に服を仕立てて欲しいのです。一つは急ぎでドレススーツを。もう一つは登城用に」
「畏まりました。それではハインツ様、まずは採寸をさせてください。アーベル様はその間に生地など見ていてくださいませ。おーい! 誰か手伝っておくれ!」
まだ戸惑っているハインツの手をやんわりと取ったクリストフが奥へと促していく。アーベルはその背を見送って、棚の生地をあれこれ見始めた。
奥は採寸の為の場所のようで、数人の職人が出てきてハインツを見て「大きい!」と目を丸くしていた。
何となく恥ずかしく小さくなっていると、予想外にも彼らは「作りがいがある!」と息巻いて直ぐにハインツを脱がせ、手早く採寸を始めた。
「素晴らしい体ですね! この胸筋、オーガ族のようだ」
「腹筋だって凄いですよ! 腹斜筋がこんなに浮き彫りに」
「肩幅も広くて背中の筋肉も綺麗ですね。これは是非ともこの体型に似合うものを仕立てたい」
複数人がメジャーを手にあれこれ測るだけではなく、直に体に触れたりもして何やら書き込んでいく。
「ドレススーツは派手さよりもシックな物が良さそうですね。あえて流行よりも伝統的な感じで」
「この筋肉でジャケットの前を締めるのは窮屈だな。最初から開ける事を前提にして、その分ベストはきっちりと」
「肩周りの形は工夫したいわ。可動を邪魔せず、でも形は綺麗に出したいもの」
と、凄い勢いで真白な紙にデザイン画が出来上がっていく。それを見てハインツは胸が高鳴っていく。何故なら女性物の服を彼も作るからだ。
「教えて欲しいくらい凄い」
「侯爵様が服をお作りになるの?」
「女性物の可愛らしい服を作るのが好きなのです。今はぬいぐるみを作って、それに着せる服を……」
言って、注目されている事にハッとして小さくなった。こんな体の大きな男がチマチマとぬいぐるみを作り、更にそれに服も作るなんて。ちょっと、気持ち悪いと言われかねない。
けれど返ってきたのは職人達からの謎の握手だった。
「素晴らしい趣味ですわ。是非とも今度見せて頂きたい」
「手芸を愛する者に悪い人はいないと思っております」
「ケンプフェルト様はきっと穏やかで繊細な心を持っているのですね」
思いもよらない言葉が徐々にジワジワ染みてきて、ちょっと泣きたくなる。その背をポンポンとクリストフが叩いて、ハインツは目元をグシグシと拭って笑みを浮かべた。
服を着直したが、ここでも物言いがついた。ベストのボタンが泣いていると言われて付け直され、ジャケットの前は開けろと言われ。
そうして出てくるとアーベルは笑ってくれた。
「素敵な服が仕上がりそうですか?」
「はい。それに……ちょっと嬉しい事もありました」
こんなデカい男の乙女趣味を笑わずに受け入れてくれた事が嬉しくて笑うと、アーベルも頷いて微笑んでくれた。
「それでは、生地はいかがいたしましょう?」
「この辺りがいいと思うのですが」
アーベルは色々と選んでくれていたらしい。そのどれもが落ち着いた中にもオシャレな生地だった。
「ハインツの褐色の肌をより素敵に見せるなら、暗い色は避けるのが良いかと思いまして。でも、白はまだ」
「まだ?」
「結婚式の色ですからな」
「!」
結婚式!
思いも寄らない言葉に驚きとドキドキが重なるハインツ。これにアーベルも頷いて、「いずれは」と言ってくれる。本当に結婚してくれるつもりなんだ。嬉しい。
「ハインツ様は、希望はございますか?」
「え? えっと……グレーばかりなのですよね」
幾つか仕立ててもらった服はグレーが圧倒的に多い。もっと言えば黒があまり似合わなかったのだ。
「では、グレー以外がよいですな」
そう言ってクリストフが持ってきたのは、髪の色に近いシックな茶の生地であった。
ベージュのような柔らかな色合いではなく、チョコレートブラウンのような深みのある色合い。それを肩にかけて色味を見せられて、とても落ち着いているように思えた。
「中のベストをオフホワイトにすると、肌の色も綺麗に出るように思います。シャツはウィングカラーにアスコットタイなどいかがでしょう?」
「そうですね。ハインツさんはどうでしょう?」
「へ? あの、はい! いいと思います!」
実際はほぼ分かっていない状態である。
「裏地は出来れば俺の目の色を入れて欲しいのだけれど」
「アーベルさんの目の色?」
こちらを見上げる彼の瞳は明るく綺麗な緑色をしている。この色の裏地。こうしたスーツは表も勿論だが、裏地がオシャレだと良い物とされている。
「それなら、こちらなどいかがでしょう?」
クリストフが持ってきたのはバーバリーチェックの裏地だった。白地だが、そこにアーベルの瞳に似たフォレストグリーンが入っている。
「綺麗ですね」
思わず言うとアーベルはニンマリと笑い、「これで」と言ってしまう。
「アスコットタイも同じ色のもので。そうだ、そちらは俺も新調しましょうか。ハインツさんの目の色で」
「うえ!」
「お持ちいたしますね」
すかさず奥からタイが持ち込まれる。生地はハインツのが綺麗なグリーン。アーベルのは薄い青色に決まった。
「出来れば三日。遅くとも五日でドレススーツの方をお願いしたいのですが」
「畏まりました」
「では、そのくらいにまた寄らせてもらう」
王城に行くための儀礼服は色々と決まりがあるらしく。色合いや形もお任せとなった。
一通りが終わり、まだぼんやりと店を出る。そんなハインツを見てアーベルは笑い、腕を引いた。
「これから食事をと思うのですが、ハインツさんは何か希望はありますか?」
「へ? いえ、とくには。何でも食べます」
「それはいい。では、お勧めの店があるのでそこへ。焼きたてのパンを複数選んで注文できます。しっかりと煮込まれたシチューが特に美味しいのですが」
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