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5章:締めは楽しく恥ずかしく
1話:年末パーティー
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建国祭での襲撃から一週間以上。大変な事があったからこそ平時は賑やかに。そんな感じになっていた。
「年末のパーティー、ですか?」
ウキウキとするウェインにランバートは問い返す。思えば去年はこの時期に熱を出して出られなかった。だからこそ、その実態を知らないままだ。
一方のウェインはとても楽しそうにしている。いつも楽しそうではあるのだが、いつもより多少上乗せで。
「今年は来るでしょ?」
「えぇ、そのつもりです」
建国祭の事件でオスカルが負傷したことで、年末の遠出はお預けとなった。かなりしょぼくれたファウストを前にすると少し可哀想ではあって、その代わり王都の近辺に場所はないかと考えているが。
「あのね、年末パーティーはラウンジなんだけど、余興が楽しいんだよ」
「余興ですか?」
何をするのか。嫌な予感しかしない。
「えっと、入り口でカードが渡されるんだ。入って来た順でね。それで、色々とやることになる。歌を歌うとか、一発芸とか。それはね、カードを引いてお題を決めて、手持ちのカードで披露する奴を決める。これがまたね」
「あ……」
ある意味罰ゲーム。いや、酒の席だとよくあることだ。
「ちなみに、拒否権ありますか?」
「ない。って言いたいけれど、公開告白か公開キスで免除になる」
「ただの地獄じゃないですか!」
それなら歌でもなんでも歌うほうがましだ。まだやらされてる感があって救いがある。公開告白か公開キスって、それこそ地獄だ。
「……いかなきゃダメですか?」
「用事あるか、病欠じゃないと無理。帰省しないんでしょ?」
「……しません」
いや、いっそするのが賢いのか? でも、ファウストは動けないから、そうなると自分だけ。弱ってるっぽいファウストを置いて帰省したら、きっとションボリするだろう。
「まぁ、絶対に当たるとは限らないからね。そういうドキドキもあって楽しいよ」
「当たって後悔しませんか?」
「酒の席での事だもん、大した事ないよ」
あっけらかんと言ったウェインに、ランバートは重く溜息をついた。
その夜、ランバートはファウストの部屋で過ごしていた。年末の緩い運転に移行してきたとはいえ、先の事件もあって少し疲れた様子のファウストはランバートの問いに眉根を寄せた。
「お前、年末パーティーに出るのか?」
「ダメなのか?」
問えばなんとも言えない顔をする。つまり、快くはないということだ。
「無礼講もいいところだからな、できれば避けてもらいたい」
「じゃあ、実家帰ったほうがいい? ファウストは出られないだろ?」
言えば更に眉根に皺が寄った。ただ、意味合いは違うだろう。とても寂しそうに見るのだ。いうなれば、大型犬が留守番を言い渡されてションボリするような。
思わず頭を撫でてしまった。そして当然、嫌そうな顔をされた。
「お前な」
「ファウストが出ないなら、俺も残るよ。実家帰っても来客だパーティーだサロンだと落ち着かないし」
両親の客人がわんさかときて、ついでにアレクシスの客もそれに混じってとにかく落ち着かない。昼食会、終わるとサロン、夜はパーティー。そんなものに付き合わされ、顔を合わせては意味のない社交辞令だ。仕事でも辟易する。
「毎年の事だが、参加者が一番多いのが騎兵府だからな。最初の挨拶は俺の仕事だ」
「他の兵府は?」
「近衛府は年末パーティー後に休みを取って出る奴が多い。宰相府は元々ここに参加したくないからやはり帰省だ。暗府はそもそも年末もなく外に出払っている。結果、騎兵府が多いんだ」
「なるほど」
お祭り好きでノリがいい。これが騎兵府の特徴のようなものだ。だから、こうしたイベント事は特にその気になっているだろう。
「ファウストは余興に当たった事はあるのか?」
「一応立場というものを考慮してくれるらしくてな、俺はない。そもそものカードを渡されないんだ。最初の挨拶と乾杯の音頭が、ある意味俺の余興だな」
そう言いながらファウストの手がランバートの頭を撫で、髪に触れていく。最近こうした触れ合いが多くなった。関係に慣れたからというだけではないだろう。不安や疲れを感じる時にこうなるように思う。
「疲れてる?」
問えば困った様に目尻が下がる。隣に座り、その膝に寝転がる。普段はファウストがする事をランバートがやってみた。男の膝枕は硬いだろうと思ったが、まさにその通り。特に弾力が凄いから面白くなって笑った。
「寝心地悪いぞ」
「ほんとだね」
見上げれば溜息をつくファウストが見下ろしている。目尻が下がり、嬉しそうに困った顔をする。大きな手が額の髪を払って撫でてくるのは心地よい。
「休みの間に、出かけない?」
「オスカルも動けないし、シウスもいない。泊まりはできないぞ」
「いいよ、それで。買い物とか、お昼食べに行くとかしよう。しばらくなかったし」
どうものんびり過ごす事ができなかったから、そういう時間もいい。
「あ、教会行こうか」
「新年の祈りか?」
「うん」
言えば、ファウストは少し嬉しそうにする。その理由はよくわかる。
新年に教会に行き祈りを捧げるのは普通なのだが、大抵が家族と行く。もしくは、家族になる予定の人と行くのだ。
「騎士団の聖堂でもやれるけどさ、どうせなら」
「変な目で見られるぞ」
「いいよ、気にならない。むしろ見せびらかす」
笑って言えば嬉しそうに目を細め、屈むように口づけが降る。心地よく任せて、軽く舌を絡めて離れる柔らかな触れ合いに、ランバートも心地よく身を任せた。
「ルカの所にも行くか」
「新年の挨拶? それなら、ジンの所にも行ってみるか」
「あぁ、いいぞ」
「約束な」
「あぁ」
ようやく嬉しそうに笑うファウストを見上げて、ランバートも落ち着く。やっぱり、ファウストにはこうした顔をしてもらいたい。気難しい顔を部屋でまでしてもらいたくない。
本当を言えば、何か手伝えないかと思うのだ。心が軽くなるような、そんな存在になりたい。プライベートではなれているだろう。けれど問題は仕事のほうだ。そっちでも、信頼して任せてくれるほどに力が欲しい。
力が欲しいなんて初めて思った。そんな自分に笑えば、ファウストは首を傾げた。
「どうした?」
「ん? ううん、なんでもないよ」
キスでごまかしたランバートは、密かに来年の目標を決めたのだ。
少しでも先へ、少しでも隣へ。ファウストへと近づく事を。
「年末のパーティー、ですか?」
ウキウキとするウェインにランバートは問い返す。思えば去年はこの時期に熱を出して出られなかった。だからこそ、その実態を知らないままだ。
一方のウェインはとても楽しそうにしている。いつも楽しそうではあるのだが、いつもより多少上乗せで。
「今年は来るでしょ?」
「えぇ、そのつもりです」
建国祭の事件でオスカルが負傷したことで、年末の遠出はお預けとなった。かなりしょぼくれたファウストを前にすると少し可哀想ではあって、その代わり王都の近辺に場所はないかと考えているが。
「あのね、年末パーティーはラウンジなんだけど、余興が楽しいんだよ」
「余興ですか?」
何をするのか。嫌な予感しかしない。
「えっと、入り口でカードが渡されるんだ。入って来た順でね。それで、色々とやることになる。歌を歌うとか、一発芸とか。それはね、カードを引いてお題を決めて、手持ちのカードで披露する奴を決める。これがまたね」
「あ……」
ある意味罰ゲーム。いや、酒の席だとよくあることだ。
「ちなみに、拒否権ありますか?」
「ない。って言いたいけれど、公開告白か公開キスで免除になる」
「ただの地獄じゃないですか!」
それなら歌でもなんでも歌うほうがましだ。まだやらされてる感があって救いがある。公開告白か公開キスって、それこそ地獄だ。
「……いかなきゃダメですか?」
「用事あるか、病欠じゃないと無理。帰省しないんでしょ?」
「……しません」
いや、いっそするのが賢いのか? でも、ファウストは動けないから、そうなると自分だけ。弱ってるっぽいファウストを置いて帰省したら、きっとションボリするだろう。
「まぁ、絶対に当たるとは限らないからね。そういうドキドキもあって楽しいよ」
「当たって後悔しませんか?」
「酒の席での事だもん、大した事ないよ」
あっけらかんと言ったウェインに、ランバートは重く溜息をついた。
その夜、ランバートはファウストの部屋で過ごしていた。年末の緩い運転に移行してきたとはいえ、先の事件もあって少し疲れた様子のファウストはランバートの問いに眉根を寄せた。
「お前、年末パーティーに出るのか?」
「ダメなのか?」
問えばなんとも言えない顔をする。つまり、快くはないということだ。
「無礼講もいいところだからな、できれば避けてもらいたい」
「じゃあ、実家帰ったほうがいい? ファウストは出られないだろ?」
言えば更に眉根に皺が寄った。ただ、意味合いは違うだろう。とても寂しそうに見るのだ。いうなれば、大型犬が留守番を言い渡されてションボリするような。
思わず頭を撫でてしまった。そして当然、嫌そうな顔をされた。
「お前な」
「ファウストが出ないなら、俺も残るよ。実家帰っても来客だパーティーだサロンだと落ち着かないし」
両親の客人がわんさかときて、ついでにアレクシスの客もそれに混じってとにかく落ち着かない。昼食会、終わるとサロン、夜はパーティー。そんなものに付き合わされ、顔を合わせては意味のない社交辞令だ。仕事でも辟易する。
「毎年の事だが、参加者が一番多いのが騎兵府だからな。最初の挨拶は俺の仕事だ」
「他の兵府は?」
「近衛府は年末パーティー後に休みを取って出る奴が多い。宰相府は元々ここに参加したくないからやはり帰省だ。暗府はそもそも年末もなく外に出払っている。結果、騎兵府が多いんだ」
「なるほど」
お祭り好きでノリがいい。これが騎兵府の特徴のようなものだ。だから、こうしたイベント事は特にその気になっているだろう。
「ファウストは余興に当たった事はあるのか?」
「一応立場というものを考慮してくれるらしくてな、俺はない。そもそものカードを渡されないんだ。最初の挨拶と乾杯の音頭が、ある意味俺の余興だな」
そう言いながらファウストの手がランバートの頭を撫で、髪に触れていく。最近こうした触れ合いが多くなった。関係に慣れたからというだけではないだろう。不安や疲れを感じる時にこうなるように思う。
「疲れてる?」
問えば困った様に目尻が下がる。隣に座り、その膝に寝転がる。普段はファウストがする事をランバートがやってみた。男の膝枕は硬いだろうと思ったが、まさにその通り。特に弾力が凄いから面白くなって笑った。
「寝心地悪いぞ」
「ほんとだね」
見上げれば溜息をつくファウストが見下ろしている。目尻が下がり、嬉しそうに困った顔をする。大きな手が額の髪を払って撫でてくるのは心地よい。
「休みの間に、出かけない?」
「オスカルも動けないし、シウスもいない。泊まりはできないぞ」
「いいよ、それで。買い物とか、お昼食べに行くとかしよう。しばらくなかったし」
どうものんびり過ごす事ができなかったから、そういう時間もいい。
「あ、教会行こうか」
「新年の祈りか?」
「うん」
言えば、ファウストは少し嬉しそうにする。その理由はよくわかる。
新年に教会に行き祈りを捧げるのは普通なのだが、大抵が家族と行く。もしくは、家族になる予定の人と行くのだ。
「騎士団の聖堂でもやれるけどさ、どうせなら」
「変な目で見られるぞ」
「いいよ、気にならない。むしろ見せびらかす」
笑って言えば嬉しそうに目を細め、屈むように口づけが降る。心地よく任せて、軽く舌を絡めて離れる柔らかな触れ合いに、ランバートも心地よく身を任せた。
「ルカの所にも行くか」
「新年の挨拶? それなら、ジンの所にも行ってみるか」
「あぁ、いいぞ」
「約束な」
「あぁ」
ようやく嬉しそうに笑うファウストを見上げて、ランバートも落ち着く。やっぱり、ファウストにはこうした顔をしてもらいたい。気難しい顔を部屋でまでしてもらいたくない。
本当を言えば、何か手伝えないかと思うのだ。心が軽くなるような、そんな存在になりたい。プライベートではなれているだろう。けれど問題は仕事のほうだ。そっちでも、信頼して任せてくれるほどに力が欲しい。
力が欲しいなんて初めて思った。そんな自分に笑えば、ファウストは首を傾げた。
「どうした?」
「ん? ううん、なんでもないよ」
キスでごまかしたランバートは、密かに来年の目標を決めたのだ。
少しでも先へ、少しでも隣へ。ファウストへと近づく事を。
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