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ハネムーン編
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しおりを挟む「暑い……」
新婚旅行2日目。
今日俺たちはホテルから少し離れたビーチにやってきていた。
なんでかって?それは昨日のリベンジのためだ。
「翔、それ絶対脱ぐなよ」
蘭は、鋭い目つきで俺を牽制した。
俺は今、このくっそ暑いビーチでなぜか、水着の上に長袖の上着を着せられているのだ。
「でも……これじゃ泳げないです」
「大丈夫、それも一応水着だから」
「なんで俺だけ長袖なんですか!」
今日はプライベートビーチではなく、観光客や現地の人間で賑わう有名なビーチへとやって来ていた。
「翔の肌は、他の誰にも見せちゃいけないの。襲われたら大変でしょ?だから翔は脱いじゃダメ」
蓮は、少し開いている上着のジッパーを一番上まであげながら、そう念を押した。
蓮は昨日と同じく下に水着を履いているだけで、蘭は水着の上に涼しそうな半袖のパーカーを羽織り、開放感のある格好をしている。なのに俺だけ、長袖。
「俺を襲う人なんていませんってば」
「いるだろ。ここに」
「蘭くん……それは二人だけでしょ……」
「脱ぐな、離れるな、勝手な行動をするな」
「なんて圧の強い三拍子だ……」
完全に場違いな格好を俺に強要しておいて、蘭は悪びれる様子もなく意地悪く笑った。
元はと言えば、今日別のビーチに来たのは二人のせいなのに。
昨日、結局昼間から明るい砂浜の上で二人に身体を好きにされ、何度もイかされた俺はヘトヘトになって海で泳ぐどころじゃなくなってしまった。
だから今日は、観光地のビーチに行きたいと自分からお願いをしたんだ。
だって人が大勢いる所だったら、さすがに俺に手を出したり出来ないと思って。
なのに、結果はこれだ。
「翔様、暑そー。なんですかぁ、その格好」
ハルがそんな俺を怪訝そうに見つめた。
「ハルさんだって、それ水着じゃなくて普通の服じゃないですか」
「だって、私~泳げないんですもん」
今日は安藤夫妻も一緒だった。
なにせ人が多い場所なので、万が一不測の事態が起こった時、即座に対応できるように、と二人も自ら付いてきてくれたのだ。
二人もせっかくの新婚旅行なのに、なんだか付き合わせてしまって申し訳ない。
「でも泳げなくたって、私たちは翔様や双子さんと一緒にいるのがただ、好きなんですよ」
「ハルさん……俺も、みんなといると楽しいです」
俺のそんな心中を察知してか、ハルは心の底から楽しそうに笑いかけてくれる。
俺もつられて、頬が緩んだ。
「あれ?そういえば、澪さんはどこに?」
「あー、澪ちゃんと双子さんたちなら、あそこですねぇ」
そう言って、呑気にハルが指をさした先には、ビーチで現地のブロンド水着美女やスタイルのいいイケメン達大勢に囲まれている双子と澪の姿があった。
周りに人が集まりすぎて、ついさっきまでは隣にいたはずの二人が小さくなるくらい、遠くに離れてしまっていた。
「えっ!何この状況!」
「あはは、三人ともすごい困った顔してる~」
「た、助けなくていいんですか!?」
「まあ、取って食われるわけじゃないからヘーキですって」
自分の夫が異国の地でモテまくっているというのに、ハルは全く動じず笑っていた。
肝が座っているというか、呑気というか。まあ俺の旦那さんも囲まれてるわけなんだけど。
でも確かに、常日頃からみんなと一緒にいるから感覚が麻痺してしまっていたが、双子も澪も、背が高くて程よく筋肉がついて、スタイルも良くて申し分なさすぎるほどの美形なんだ。そりゃあもうどこにいても目立つくらいに。
ハルはハルで女の子みたいに細くて小さくて白くて可愛いし。この中で俺だけが、普通なんだよな。
「さすが、美形は万国共通……」
「海外は私たちの国に比べてみんな積極的ですからね~。ほら、蘭さんめっちゃキレてますよ、顔やばいですね~!」
ケラケラと無邪気に笑うハルの目線の先には、巨乳美女に無理やり腕を組まれて顔が引きつっている蓮と、もはやもう顔に怒りが出まくっている蘭の姿があった。
その光景を目の当たりにすると、心に少しだけもやがかかったように、重たく感じた。
(そのベタベタ触ってんの、俺の旦那さんなんだけど……)
なんて思っても、英語もわかんないし、近寄れないから何も出来ないんだけどね。
ほとぼりが冷めるまで、少し待っている他なさそうだった。
こんなことなら、人のいるビーチに来るんじゃなかったかな。
「翔様、喉乾きませんか?三人が解放されるの待つ間トロピカルジュースでも飲みましょうよ」
そんな俺を見かねてか、ハルは俺にナイスな提案を持ちかけた。
「いいですね。俺、めちゃくちゃ水分欲してます」
「決まりですねっ。じゃあ、すぐ買ってきますから、ここにいてくださいね」
ハルは例の魔法のカードをチャキ、とこれ見よがしに取り出すと、売店まで小走りで向かっていった。
旅行はトラブルもイレギュラーも含めて楽しむもんだなんてどっかの誰かが言ってた気もするし、これはこれで悪くないのかもな。
気持ちを切り替えて、とりあえずその場に腰掛けようとしたその時、
「――……きゃあっ!」
後方から小さく、女の人の悲鳴のようなものが聞こえた。
俺はとっさに振り返り周りを見渡すが、変わった様子はない。気のせいか、と再度視線を逸らすと、また、「やめて」という声が聞こえた。小さいけれど、確かに。
もう一度目を凝らしてあたりを見回すと、ビーチの奥、大きな木が何本か生い茂る人気のないエリアに、小柄な女性と大きなガタイの良い外国人男性がいるのを見つけた。
木の陰に隠れてよく見えないが、確かに、男性は嫌がる女性の腕を掴んでいる。
俺は周りを見やるが、誰も気づいている様子がない。
(大変だ……助けないと!)
あのまま林の奥の方まで連れていかれると、見失ってしまうかもしれない。
そう思った俺はとっさに、単身で現場に走った。
近づいていくと、男性の身体の大きさが俺の倍くらいあることがわかって、ほんの少し躊躇する。
英語もわからないし、ひょろひょろして力も無い俺が行ってどうにかなるだろうか。
わからないけど、今あの女の人を助けてあげられるのは、俺しかいないことは確かだった。
「ちょ、ちょっと待って!ストップ!プリーズ!」
現場まで到着すると、俺はとりあえず知っている英語を口にしながら、二人の間に割って入った。
よく見ると女性は俺と同じ国の人だった。
助けが来たと知ってか、安堵して涙を流している。よっぽど怖かったのだろう。
「ノー!ダメ!引っ張らないで、離してあげて!り、リリース?」
「オー、ボーイ。ドシタノ。ユー、ベリーキュートね」
「へっ?もしかして言葉通じるの?」
ガタイの良い外人の彼はカタコトで、なんと俺たちの国の言葉を話し始めた。
「ボーイの国、オトコドーシ、OK、シッテル。ボーイもマざりたい、ダネ」
「ノー!違うよ、離して!困ってるから!」
依然として女性の腕を強く掴んだままの男の腕を力任せに引っ張ると、彼は女性からは手を離し、解放した。
「オー!キュートボーイ、セッキョクテキ!」
「うわっ」
だが、安心したのもつかの間。今度は俺の肩を強く掴んだかと思うと、そのままひょい、と自身の肩にかけるようにして俺の身体を持ち上げた。
後方から、「いやぁ!」と女性の驚く声が聞こえる。
「離して!俺、結婚してるの!あんたとは何もしない!」
「カワイイネ、イイトコアル。まっててネ」
「待って、全っ然通じてないんだけど!」
抵抗する俺にお構いなしに、男はズンズンと林の奥へと進んでいく。
俺はただ、目一杯声を張り上げた。
「ハルさん!ハルさんッ!助けて!ハルさん!」
約束の場所にいない俺のことを、きっと今頃必死に探しているであろうハルの名を大声で呼ぶ。
だが、俺の声は虚しく木々の中に消えていくだけ。
(やばい、これやばい。どこ連れてく気なんだ。怖い、怖い……!)
身体を捩って、大声を出しても、状況は全く変わらない。
異国の地で、言葉もわからず、一人ぼっちで。恐怖におののき、これから起こりうる最悪の事態を想像して、次第に身体は小刻みに震えだした。
しばらく歩くと、外人の彼の足は止まり、俺の体は静かに地面へ降ろされた。
俺たちが今いる場所は、薄暗くて少し埃っぽい、古くなった小屋のようなところだった。
そのまま走って逃げようと思ったのだが、依然、両肩を強く掴まれたままで、かなわない。
男はにっこりと笑ったかと思うと、突然、俺の着ていた長袖の上着を乱暴に引き裂く。
ビリィ!と音を立て、旦那様が着せてくれた衣服は一瞬にして只の布切れに成り果てた。
「ッひ……」
「you、so キュート」
恐怖で膝が震え、俺はその場に座り込んだ。ただただ、頭の中は恐怖で支配される。
そんな俺の様子を見た男は、俺の露わになった上半身をいやらしく撫で始めた。
腹の奥底から、ぞわぞわとした不快感が全身を駆け巡る。二人に触れられた時とは大違いだ。
「I want to make love with you.」
英語でねっとりと囁かれた言葉。意味はわからないはずなのに、犯される。そうはっきりと理解した。
男はおもむろに自身の水着を下げ、現れたのは、見たこともないくらい大きくて、太くて、赤黒いグロテスクなそれだった。
「い、や……蓮く…蘭くん……」
恐怖に震える身体で、やっとの思いで絞り出したのは、最愛の二人の名。
俺は、間違っていたのかもしれない。
昨日だって、二人と触れ合って、キスをして。それだけで幸せで、満たされるから、最後までしなくたっていいと。
今のままでも十分だから、と。そう思っていた。でも、今はっきりとわかった。
二人以外の誰かに身体を晒して、触れられるのがこんなにも辛いことなんだと。こんな風に、好きでもない男に身体を好きにされるくらいなら、二人と繋がっておけばよかった。
初めてがこんなの、辛すぎる。
俺は、二人じゃないと嫌なんだ。
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