447 / 458
第16章 -勇者 VS 魔王-
†第16章† -39話-[大魔王城前:後編]
しおりを挟む
「盟主、今回は何か言葉はないんですか?」
全員が配置に着いた時点で魔法使いアネスが宗八に問いかけた。
宗八達が介入する際に宗八はそれなりに気合いの入る号令を掛けていたのだが、今回は流れで作戦が開始されそうだったので、アネスは代表して問い掛けたのだった。
「いや……、俺もあんまり号令が得意という訳じゃないから……」
宗八の言い訳に皆が不満の視線を浴びせた。
大魔王戦の主役が勇者プルメリオだとしても、自分達【七精の門】が動くからにはそれなりのスタートを切りたいわけで……。
「……わかったよ」
期待が込められた嫁や弟子や仲間の視線を一身に受けた宗八は、ついに白旗を上げた。
元の世界でオタクであったからと言って、恰好付けた恥ずかしい言葉を素面で言えるかと言えばそんなことは無い。
出来れば言いたくは無いのだが、立場上組織のトップが宗八なのだ。仲間が期待するなら言わざるを得ないだろう。
「———諸君!勇者プルメリオが人の世を救うまで間近に迫った!我ら七精の門はそのサポートとはいえ、魔神族由来のオベリスクと瘴気を相手にするところは変わらないっ!勇者を五体満足で送り届けろっ!オベリスクは全て砕き、瘴気の敵は根絶やしにしろ!それが貴様らが生きる理由だっ!使命と知れっ!清浄なるその手で大魔王を勇者の前に引き摺り出せ!各々の精霊樹武器に誓い、この世界に穢れた手で介入して来た奴らに制裁を下せっ!さぁ……、出陣だっ‼」
* * * * *
各々の身体が光を纏って、五人は大魔王城に続く道に並んでいた。
宗八の模索した神力の運用が結実した結果、彼らの精霊の胸の収まる精霊核は神霊核へ進化し、少量ではあるが神力を扱える様になっていた。
その中でも宗八だけが別格だった。四人は縁をなぞる光であるのに対し、その総量の差が如実に表れ炎のように大きく揺れ動いている。
「「≪———明星ノ輝清祓光≫」」
二人の光精使いが空に双子の清浄成る惑星を打ち上げた。
巨大光球を中心に、周囲をぐるりと囲う十枚の三角板が光を透過し全方位に満遍なく浄化の帳を垂れ下げる。
「まずはっ!」
「城までの通路を確保しますっ!」
同じ動作で二人が天へと伸ばした腕を振り下ろすと、カシャカシャと三角板が向きを変え全方位だった浄化の光は収束して大魔王城の前広場を強く照らし出す。
二つの天体が放つ強力な浄化の光は、見る間に高濃度瘴気を干上がらせていく。
視界が開けた先からは、無数のオベリスクが林立した現れた。
「行きますっ!」
魔法戦よりも近接戦を得意とするディテウスは、自身の役割を相違なく理解していた。
真っ直ぐに駆け出したディテウスとは裏腹に後方から大弓を構えるトワインが弦に指を掛けた。
「≪フラッシュ・モーメント≫!」
番えた矢は、魔法で生み出した巨大な鋼の矢だった。
オベリスクの魔力減退を無視する為、魔力を抜いて質量物質を飛ばす物理攻撃を実行する。
放たれた矢は数十を超え、先を走るディテウスを光の速度で追い抜きオベリスクへ逸早く着弾した。
鈍重な衝突音が低く響く。
一本の矢が超速で衝突したにも関わらず、オベリスクは折れるに至らず円形の細かいヒビが走る。
続けて二本目の矢が間髪入れず一本目を押し込む形で着弾し、その衝撃は一部の隙も無くオベリスクに伝えられ、へし折られた半分が宙を舞う。それも複数がほぼ同時に折られて、その効果を無効化した。
その脇を駆け上って来るディテウスが、トワインが狙った対象以外のオベリスクに六尺棒で一突きする。
「はああああああっ!」
トワインとは正反対に甲高い音が響き、折れたオベリスクが舞った。
が、それが落下する間に次のオベリスクへの攻撃に動いたディテウスは、結局一本目が地面に落ちるまでの間に三本を砕く成果を上げる。
「旦那様、私も行ってきます」
後方に残ったままだった集団からサーニャが宗八に一言掛け走り出そうとした時だった。
宗八の索敵に不気味な感があり、彼女の腕を咄嗟に掴んで動きを止めた。
「旦那様?」
「サーニャの明星を右に傾けてくれ」
宗八の視線の先には、まだ濃い瘴気が漂い視界を塞いでいた。
指示に従い明星が傾くと、更に広範囲の瘴気が干上がり——瘴気に隠れていた”異形の化け物”の姿が暴かれる。
身体を引き摺り、どこからか呻く声を発しながらディテウスに向かっている姿に名状しがたい怖気がサーニャの背筋を撫でた。
「あれは……禍津屍の異形種でしょうか?」
確かに全身に黒い皮膜が広がっている。しかし、異形が過ぎた。
巨大な肉塊でありながら———各所に人間の部位が生えている。
大きな口が二つ付いているのに———複数の小さな口がずっと何かを呻いている。
立派なドレイクの尻尾———だけでなく、アナコンダのような長い尻尾も蠢いている。
「心臓核が見当たらない……。ちっ、ここに来て新種か……。まず俺が当たるからサーニャはディテウスの下へ行け」
オベリスクと瘴気の影から、次々と姿を現す瘴気が関わる魔物がディテウスを囲いつつある状況を打開する一手として、サーニャは遅れて戦場に向かう。
「≪光駆疾走≫」
途端に光の繭に包まれたサーニャは、ディテウスの側に一瞬で現れ瘴気モンスターを斬り伏せた。
「お前らは継続して周辺警戒と後方支援だ」
魔法使いアネスと弓使いトワインは後方が仕事場だ。
宗八の命令に重なる返事は力強かった。
「「ッ了解!」」
その瞬間、魔力縮地で一気に前線に飛び出した宗八は、宙を流れながらも【竜眼】を発動して驚異的な動体視力から改めて異形の化け物を眺めた。
「(溢れんばかりの肉塊に核が飲まれてやがる!傾向を探さねぇと他の奴が遭遇した時に面倒すぎるっ!)」
竜眼のおかげで核の位置は特定できた。
「ぜあっ!」
着地と同時に接近し蹴り上げる。
通常主の黒い皮膜は強固な防御力を有していた為、隙間から心臓核を破壊する事が推奨されていた。
しかし、今しがた空へ蹴り上げた異形種の黒い皮膜は柔軟性を有しており、くの字に曲がったというのに肉塊の柔らかさも相まってか宗八のSTRでも弾け死ぬことは無い。
それだけに留まらず、二つの大きい口から人らしい悲鳴が上がる事の方が精神的にはキツかった。
彼方へ消えた異形種を追って宗八も高高度へ飛び上がる。
当然、いつもの追い越してから高速回転させた肉体から放たれる……。
「せやっ!」
蹴り落としである。
蹴り上がるよりも更に加速した落下はさながら隕石のようであった。
地面には、異形種を中心にクレーターが出来上がっており、潰れた肉塊が周囲にばら撒かれ黒い皮膜と心臓核だけが転がっている。
皮膜と肉塊の二種の柔軟性が点の攻撃を防いでしまうのだが、有効打のひとつは全身に及ぶ面の攻撃が有効と判明した。
「この瘴気の海に何匹か混ざっているはずだ。他の攻撃も試してもみよるからサーニャ、アネス!炙り出せ!」
揺蕩う唄から聞こえた指示に従い、二人は明星で残る瘴気を晴らしていく。
すると、宗八の予想通りに普通の瘴気モンスターと禍津核モンスターの他に異形種禍津屍も複数個体が暴かれた。
『(生きているかもわからないよねぇ。呼び方は”カバネ”で良いのかなぁ?)』
水精アクアーリィが宗八の内で疑問を抱く。
これには姉弟達も反応する。
まずは、光精ベルトロープと火精フラムキエだ。
『(あの奇妙な姿で生き物と呼ぶのは抵抗がありまぁぁす!)』
『(疑似的な魂を入れられている、とか?)』
見た目は肉塊。しかし、人がアレになったとして口の数が合わない。
続けて、地精ノイティミルと風精ニルチッイが意見を交わす。
『(複数人を混ぜたのではないのです?)』
『(それは気持ちが悪くて外れて欲しい可能性ですわー!)』
口以外に見受けられる人らしい部分は、四肢がそれぞれ一本ずつ散り散りに生えている点だけだ。
ニルチッイの願いに沿う結果になるかは、これから解明していく必要があるのだろう。
残る闇精クーデルカと無精アニマは、呼び方は父である宗八が決めるなら何でもいいと考え言葉を控えた。
「そういうのはあとあと。今は勇者が大魔王城に辿り着くまでの露払いが仕事だから、達成してから考察しよう」
二体目の異形種を輪切りにした宗八は、三体目に向ける準備をしながら子供達へ語り掛けた。
宗八は実行できる攻撃を異形種へ次々と試しつつ、仲間達は残りの瘴気の浄化とオベリスクの破壊に敵の掃討、と各々の仕事を全うした。
結果———早々に大魔王城前面の道は開かれた。
「行けっ!勇者メリオっ!———お前の物語を完結させて来いっ!」
宗八の言葉が勇者PT全員の耳に届いた瞬間、全員が駆け出した。
示し合わせたわけではない。身体が一斉に動き、同じように駆け出してしまった。
勇者プルメリオと仲間達の物語———最終章。
その幕引きが、もう間近に迫っている事を全員が感じ取ると同時に心を引き締めて、大魔王城の大扉から城内に突入した。
勇者たちの背中が闇に消えた瞬間、宗八は意識を切り替えて異形種の解析に取り掛かるのであった。
全員が配置に着いた時点で魔法使いアネスが宗八に問いかけた。
宗八達が介入する際に宗八はそれなりに気合いの入る号令を掛けていたのだが、今回は流れで作戦が開始されそうだったので、アネスは代表して問い掛けたのだった。
「いや……、俺もあんまり号令が得意という訳じゃないから……」
宗八の言い訳に皆が不満の視線を浴びせた。
大魔王戦の主役が勇者プルメリオだとしても、自分達【七精の門】が動くからにはそれなりのスタートを切りたいわけで……。
「……わかったよ」
期待が込められた嫁や弟子や仲間の視線を一身に受けた宗八は、ついに白旗を上げた。
元の世界でオタクであったからと言って、恰好付けた恥ずかしい言葉を素面で言えるかと言えばそんなことは無い。
出来れば言いたくは無いのだが、立場上組織のトップが宗八なのだ。仲間が期待するなら言わざるを得ないだろう。
「———諸君!勇者プルメリオが人の世を救うまで間近に迫った!我ら七精の門はそのサポートとはいえ、魔神族由来のオベリスクと瘴気を相手にするところは変わらないっ!勇者を五体満足で送り届けろっ!オベリスクは全て砕き、瘴気の敵は根絶やしにしろ!それが貴様らが生きる理由だっ!使命と知れっ!清浄なるその手で大魔王を勇者の前に引き摺り出せ!各々の精霊樹武器に誓い、この世界に穢れた手で介入して来た奴らに制裁を下せっ!さぁ……、出陣だっ‼」
* * * * *
各々の身体が光を纏って、五人は大魔王城に続く道に並んでいた。
宗八の模索した神力の運用が結実した結果、彼らの精霊の胸の収まる精霊核は神霊核へ進化し、少量ではあるが神力を扱える様になっていた。
その中でも宗八だけが別格だった。四人は縁をなぞる光であるのに対し、その総量の差が如実に表れ炎のように大きく揺れ動いている。
「「≪———明星ノ輝清祓光≫」」
二人の光精使いが空に双子の清浄成る惑星を打ち上げた。
巨大光球を中心に、周囲をぐるりと囲う十枚の三角板が光を透過し全方位に満遍なく浄化の帳を垂れ下げる。
「まずはっ!」
「城までの通路を確保しますっ!」
同じ動作で二人が天へと伸ばした腕を振り下ろすと、カシャカシャと三角板が向きを変え全方位だった浄化の光は収束して大魔王城の前広場を強く照らし出す。
二つの天体が放つ強力な浄化の光は、見る間に高濃度瘴気を干上がらせていく。
視界が開けた先からは、無数のオベリスクが林立した現れた。
「行きますっ!」
魔法戦よりも近接戦を得意とするディテウスは、自身の役割を相違なく理解していた。
真っ直ぐに駆け出したディテウスとは裏腹に後方から大弓を構えるトワインが弦に指を掛けた。
「≪フラッシュ・モーメント≫!」
番えた矢は、魔法で生み出した巨大な鋼の矢だった。
オベリスクの魔力減退を無視する為、魔力を抜いて質量物質を飛ばす物理攻撃を実行する。
放たれた矢は数十を超え、先を走るディテウスを光の速度で追い抜きオベリスクへ逸早く着弾した。
鈍重な衝突音が低く響く。
一本の矢が超速で衝突したにも関わらず、オベリスクは折れるに至らず円形の細かいヒビが走る。
続けて二本目の矢が間髪入れず一本目を押し込む形で着弾し、その衝撃は一部の隙も無くオベリスクに伝えられ、へし折られた半分が宙を舞う。それも複数がほぼ同時に折られて、その効果を無効化した。
その脇を駆け上って来るディテウスが、トワインが狙った対象以外のオベリスクに六尺棒で一突きする。
「はああああああっ!」
トワインとは正反対に甲高い音が響き、折れたオベリスクが舞った。
が、それが落下する間に次のオベリスクへの攻撃に動いたディテウスは、結局一本目が地面に落ちるまでの間に三本を砕く成果を上げる。
「旦那様、私も行ってきます」
後方に残ったままだった集団からサーニャが宗八に一言掛け走り出そうとした時だった。
宗八の索敵に不気味な感があり、彼女の腕を咄嗟に掴んで動きを止めた。
「旦那様?」
「サーニャの明星を右に傾けてくれ」
宗八の視線の先には、まだ濃い瘴気が漂い視界を塞いでいた。
指示に従い明星が傾くと、更に広範囲の瘴気が干上がり——瘴気に隠れていた”異形の化け物”の姿が暴かれる。
身体を引き摺り、どこからか呻く声を発しながらディテウスに向かっている姿に名状しがたい怖気がサーニャの背筋を撫でた。
「あれは……禍津屍の異形種でしょうか?」
確かに全身に黒い皮膜が広がっている。しかし、異形が過ぎた。
巨大な肉塊でありながら———各所に人間の部位が生えている。
大きな口が二つ付いているのに———複数の小さな口がずっと何かを呻いている。
立派なドレイクの尻尾———だけでなく、アナコンダのような長い尻尾も蠢いている。
「心臓核が見当たらない……。ちっ、ここに来て新種か……。まず俺が当たるからサーニャはディテウスの下へ行け」
オベリスクと瘴気の影から、次々と姿を現す瘴気が関わる魔物がディテウスを囲いつつある状況を打開する一手として、サーニャは遅れて戦場に向かう。
「≪光駆疾走≫」
途端に光の繭に包まれたサーニャは、ディテウスの側に一瞬で現れ瘴気モンスターを斬り伏せた。
「お前らは継続して周辺警戒と後方支援だ」
魔法使いアネスと弓使いトワインは後方が仕事場だ。
宗八の命令に重なる返事は力強かった。
「「ッ了解!」」
その瞬間、魔力縮地で一気に前線に飛び出した宗八は、宙を流れながらも【竜眼】を発動して驚異的な動体視力から改めて異形の化け物を眺めた。
「(溢れんばかりの肉塊に核が飲まれてやがる!傾向を探さねぇと他の奴が遭遇した時に面倒すぎるっ!)」
竜眼のおかげで核の位置は特定できた。
「ぜあっ!」
着地と同時に接近し蹴り上げる。
通常主の黒い皮膜は強固な防御力を有していた為、隙間から心臓核を破壊する事が推奨されていた。
しかし、今しがた空へ蹴り上げた異形種の黒い皮膜は柔軟性を有しており、くの字に曲がったというのに肉塊の柔らかさも相まってか宗八のSTRでも弾け死ぬことは無い。
それだけに留まらず、二つの大きい口から人らしい悲鳴が上がる事の方が精神的にはキツかった。
彼方へ消えた異形種を追って宗八も高高度へ飛び上がる。
当然、いつもの追い越してから高速回転させた肉体から放たれる……。
「せやっ!」
蹴り落としである。
蹴り上がるよりも更に加速した落下はさながら隕石のようであった。
地面には、異形種を中心にクレーターが出来上がっており、潰れた肉塊が周囲にばら撒かれ黒い皮膜と心臓核だけが転がっている。
皮膜と肉塊の二種の柔軟性が点の攻撃を防いでしまうのだが、有効打のひとつは全身に及ぶ面の攻撃が有効と判明した。
「この瘴気の海に何匹か混ざっているはずだ。他の攻撃も試してもみよるからサーニャ、アネス!炙り出せ!」
揺蕩う唄から聞こえた指示に従い、二人は明星で残る瘴気を晴らしていく。
すると、宗八の予想通りに普通の瘴気モンスターと禍津核モンスターの他に異形種禍津屍も複数個体が暴かれた。
『(生きているかもわからないよねぇ。呼び方は”カバネ”で良いのかなぁ?)』
水精アクアーリィが宗八の内で疑問を抱く。
これには姉弟達も反応する。
まずは、光精ベルトロープと火精フラムキエだ。
『(あの奇妙な姿で生き物と呼ぶのは抵抗がありまぁぁす!)』
『(疑似的な魂を入れられている、とか?)』
見た目は肉塊。しかし、人がアレになったとして口の数が合わない。
続けて、地精ノイティミルと風精ニルチッイが意見を交わす。
『(複数人を混ぜたのではないのです?)』
『(それは気持ちが悪くて外れて欲しい可能性ですわー!)』
口以外に見受けられる人らしい部分は、四肢がそれぞれ一本ずつ散り散りに生えている点だけだ。
ニルチッイの願いに沿う結果になるかは、これから解明していく必要があるのだろう。
残る闇精クーデルカと無精アニマは、呼び方は父である宗八が決めるなら何でもいいと考え言葉を控えた。
「そういうのはあとあと。今は勇者が大魔王城に辿り着くまでの露払いが仕事だから、達成してから考察しよう」
二体目の異形種を輪切りにした宗八は、三体目に向ける準備をしながら子供達へ語り掛けた。
宗八は実行できる攻撃を異形種へ次々と試しつつ、仲間達は残りの瘴気の浄化とオベリスクの破壊に敵の掃討、と各々の仕事を全うした。
結果———早々に大魔王城前面の道は開かれた。
「行けっ!勇者メリオっ!———お前の物語を完結させて来いっ!」
宗八の言葉が勇者PT全員の耳に届いた瞬間、全員が駆け出した。
示し合わせたわけではない。身体が一斉に動き、同じように駆け出してしまった。
勇者プルメリオと仲間達の物語———最終章。
その幕引きが、もう間近に迫っている事を全員が感じ取ると同時に心を引き締めて、大魔王城の大扉から城内に突入した。
勇者たちの背中が闇に消えた瞬間、宗八は意識を切り替えて異形種の解析に取り掛かるのであった。
11
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる