87 / 457
閑話休題 -マリーブパリア街道-
閑話休題 -20話-[マリーブパリア街道Ⅱ]
しおりを挟む
「どうだ、ニル。認識できるか?」
『うーん・・・さっぱりですわー!』
「そうかぁ・・・はぁ。
やっぱシンクロ出来るようになってからじゃないと無理かなぁ」
マリーブパリアを出発してから4日目。
滞在中にも色々と試していた事も含めて今日で6日目になるのに、
未だにニルは、
俺の期待とは裏腹に上手く事が運んでいなかった。
「お兄さんはニルちゃんに魂を認識させたいんでしたっけ?」
「あぁそうだよ。
前回は無理矢理魔神族の魂相手に対応したけど、
出来れば捕獲まで出来るようになりたいんだ」
「はい、隊長!
そもそも魂とかって意味がよくわからないんですけど?」
ニルとの調整中に背後から、
訓練途中で抜け出してきたアルシェとマリエルが話しかけてきた。
「じゃあ複雑な話だけど説明しようか。
ニルも一緒に聞いておいてくれ、何がきっかけになるかわからんし」
『わかりましたわー!』
魂についてかぁ。
以前アスペラルダ城で報告会を行った際に少しだけ漏らしてしまっていたが、
俺自身の見落としもあるかも知れないし、
口に出して説明するのもありかもしれない。
どこから話し始めるのが正しいんだろうか・・・。
「この世界のことはわからないから、俺の世界の話でいいか?」
「かまいません。お願いします」
「おねがいしまーす」
『ですわー!』
んー、まずは世界の在り方からかな?
木陰に落ちていた小枝を拾って地面にわかりやすく絵を描き出す。
「まずは、ここが俺たちの世界で人間界もしくは下界だ。
そしてその上に天界が広がる。これが世界だ」
「上って事は空にあるんですか?」
「いや、違う。世界には次元と呼ばれる物がある。
それはクーの影だったり亜空間だったりを目にしているからお前達にも分かるだろう?」
「はい」
「俺たちが居る次元、クーの影、浮遊精霊の居る次元、
天界のある次元など世界は常に重なり合っている。
この星の上にいくつも世界という名の次元がある。
天界は下界よりも格の高い生き物・・・、
そうだな、精神生命体が住んでいる世界と思えば良い」
俺たちの世界で言えば浮遊精霊を幽霊と当てはめればわかりやすいかも知れない。
「じゃあ、浮遊精霊が普通の人に見えないのは格が足りていないからですか?」
「そこが難しいところだな。
浮遊精霊は見えようが見えまいが纏えればいいから歩み寄ったりはしないが、
アクアやクーみたいに意思をしっかりと持てば、
人間に歩み寄る為に下界の者にも見えるようになる。
逆に俺やアルシェは元々下界の人間だが、
加護を持つ事で高次元の世界に近づいて認識出来るようになったんだ。
マリエルは精霊と人間のハーフだからどっちにも干渉が出来る。
だから初めから浮遊精霊も見えていたんだ」
「なるほど・・・マリエル、着いてきて来れてます?」
「私が半高次元的な存在と言う事はわかります!」
まぁ、間違っていないからもういいや。
TVなんかで周波数が合えば幽霊が見えるという話がある。
チャンネルなんて呼ばれ方もするソレが歩み寄りなのだ。
他にも疲れがピークに達していると幽霊に会いやすくなるのだが、
それも無意識下のチューニングが原因だ。
「でだ、下界は単純に1つなんだが、
天界はいくつかに分かれている。
まず地獄、別名は色々とあるし種類もかなりあるんだけど、
幽冥界とか呼ばれたりしている。
ここは魂の罪を償う場所だ」
「魂の罪?悪い事が出来るんですか?」
「今回は魔神族の魂の欠片が人を操っていた、それも死体をだ。
魂ってのは死ぬときの状況によっても下界に干渉し続ける奴もいてな、
人を殺す事もあるんだ。
そういう、死んだ後の罪を罰する世界だ。魂の汚れを洗う場所とも言える」
「生前の罪は地獄で償わないんですか?」
「魂というのは輪廻転生、つまり死んでもいずれ生き物として生まれ変わるんだ。
生前の罪は次の生を受けた者に引き継がれて、
これもいつか償うときが来る。大抵は何かの不幸だがな。
通称カルマって言うんだ」
「カルマ・・・」
人間は輪廻転生する限り似た性質の者になるのだが、
流石に同一人物とはいかない。
一瞬の気の迷い、魔が差す事で罪を重ねるので、
自分の人生で不幸があったとしてもいつの人生の跳ねっ返りかわかったもんじゃない。
「この地獄で魂が綺麗になったら、次が天国になる。
ここは高次元体がもっとも安らげる世界だな」
「はい、隊長!魂が罪を犯さなかった場合はどうなるんですか?」
「もちろん地獄はスルー出来る」
「わかりました!」
「この天国ではスピリチュアルファミリーってのがあるんだけど、
それは今回必要ないので省く。
で、輪廻転生の前にやる事があってな・・・集まった経験値を回収される」
「経験値?お兄さんの世界は戦いなどあまりないのでは?」
「俺の世界はいろんな仕事や経験を積む事が出来る。
それらが経験値として蓄積していく。それを徳を積むという。
徳=経験値であり・・・記憶だな」
「・・・・回収とは誰に持って行かれるんですか?」
「ヤハウェ・・・だと思うが、正確な名前は知らない。
俗に言う神様だな。それも星の神様だ」
日本だけでも八百万いる神様方は、
それぞれお仕事がある。
土地神《とちがみ》は名の通りに治める土地の守護だし、
産土神《うぶすながみ》はこちらも名の通りに治める土地で産まれる命の選定を行う。
他の国にも神様は数多に存在する事は知っているが、
星を守護する神の名前は一切耳にしないのだ。
そういった神様の中でも信仰が特に集まり、
星という規模の守護が勤まりそうな神は、
俺には一柱しか思いつけなかった。
「ヤハウェ?」
「こっちでは関係ないけど、
教国に縋る人たちがいるだろう?
そういう人達の信仰が神様の力になるんだ」
年に1度年始に行われる行事がある。
地域中の人間が神様の存在を一番意識するその行事は、
実のところ普段意識されないが為に減っていくだけの信仰を回復させる為の行事だ。
神様のMPとでも考えれば良い。
そのMPを行事で回復させて、
改めて1年間を守護するのが土地神の仕事なのだ。
アニメや漫画でも邪を払ったりするが、そういうのから人々を護る。
だから、ちゃんと理解して神社で神に感謝と今年も護って下さいとお祈りせずに、
お願いをする勘違いをした輩まで護る神様は本当に良い人だと思う。
それよりもちゃんと祈っても差別せず均等に守護される身としては割を食うのがしゃくに障るが。
「ヤハウェの目的は全く分からない。
力を蓄えているのか、各神様に力を配給しているのか・・・。
信仰心とは別に経験値を吸収する意図としては、
己の格を上げようとしているんじゃないかってくらいしか思いつかないが・・・」
「記憶が空になったら消えちゃうんじゃないですか?」
「魂はヤハウェの欠片なんだ。
魔神族とは桁が違うレベルで分割が出来るんだ。
だから最低限魂の体裁が保てる状態にして下界に送る。
これが輪廻転生だな」
言って見れば魂をプリインストール状態にして再出荷しているのだ。
やっと一周回って下界まで話を戻す事が出来た。
そしてここまでは多少魂の話も含まれたが、
大部分は世界の話なんだよなぁ・・・。
『話が長いですわ-!』
「それだけ世の中は複雑って事だ。
お前達はどうだ?」
「完全に理解できているかと聞かれれば理解できていません。
おおよその道筋だけはわかりました」
「世界がいっぱいある!死んでも次の世界がある!」
まぁ、必要になりそうなのは、
序盤の世界が重なって存在しているってところまでで良いし、
事を成すのは俺とニルになるだろうからそこまで重要な話じゃない。
2割か3割理解できていればいい。
『うーん・・・さっぱりですわー!』
「そうかぁ・・・はぁ。
やっぱシンクロ出来るようになってからじゃないと無理かなぁ」
マリーブパリアを出発してから4日目。
滞在中にも色々と試していた事も含めて今日で6日目になるのに、
未だにニルは、
俺の期待とは裏腹に上手く事が運んでいなかった。
「お兄さんはニルちゃんに魂を認識させたいんでしたっけ?」
「あぁそうだよ。
前回は無理矢理魔神族の魂相手に対応したけど、
出来れば捕獲まで出来るようになりたいんだ」
「はい、隊長!
そもそも魂とかって意味がよくわからないんですけど?」
ニルとの調整中に背後から、
訓練途中で抜け出してきたアルシェとマリエルが話しかけてきた。
「じゃあ複雑な話だけど説明しようか。
ニルも一緒に聞いておいてくれ、何がきっかけになるかわからんし」
『わかりましたわー!』
魂についてかぁ。
以前アスペラルダ城で報告会を行った際に少しだけ漏らしてしまっていたが、
俺自身の見落としもあるかも知れないし、
口に出して説明するのもありかもしれない。
どこから話し始めるのが正しいんだろうか・・・。
「この世界のことはわからないから、俺の世界の話でいいか?」
「かまいません。お願いします」
「おねがいしまーす」
『ですわー!』
んー、まずは世界の在り方からかな?
木陰に落ちていた小枝を拾って地面にわかりやすく絵を描き出す。
「まずは、ここが俺たちの世界で人間界もしくは下界だ。
そしてその上に天界が広がる。これが世界だ」
「上って事は空にあるんですか?」
「いや、違う。世界には次元と呼ばれる物がある。
それはクーの影だったり亜空間だったりを目にしているからお前達にも分かるだろう?」
「はい」
「俺たちが居る次元、クーの影、浮遊精霊の居る次元、
天界のある次元など世界は常に重なり合っている。
この星の上にいくつも世界という名の次元がある。
天界は下界よりも格の高い生き物・・・、
そうだな、精神生命体が住んでいる世界と思えば良い」
俺たちの世界で言えば浮遊精霊を幽霊と当てはめればわかりやすいかも知れない。
「じゃあ、浮遊精霊が普通の人に見えないのは格が足りていないからですか?」
「そこが難しいところだな。
浮遊精霊は見えようが見えまいが纏えればいいから歩み寄ったりはしないが、
アクアやクーみたいに意思をしっかりと持てば、
人間に歩み寄る為に下界の者にも見えるようになる。
逆に俺やアルシェは元々下界の人間だが、
加護を持つ事で高次元の世界に近づいて認識出来るようになったんだ。
マリエルは精霊と人間のハーフだからどっちにも干渉が出来る。
だから初めから浮遊精霊も見えていたんだ」
「なるほど・・・マリエル、着いてきて来れてます?」
「私が半高次元的な存在と言う事はわかります!」
まぁ、間違っていないからもういいや。
TVなんかで周波数が合えば幽霊が見えるという話がある。
チャンネルなんて呼ばれ方もするソレが歩み寄りなのだ。
他にも疲れがピークに達していると幽霊に会いやすくなるのだが、
それも無意識下のチューニングが原因だ。
「でだ、下界は単純に1つなんだが、
天界はいくつかに分かれている。
まず地獄、別名は色々とあるし種類もかなりあるんだけど、
幽冥界とか呼ばれたりしている。
ここは魂の罪を償う場所だ」
「魂の罪?悪い事が出来るんですか?」
「今回は魔神族の魂の欠片が人を操っていた、それも死体をだ。
魂ってのは死ぬときの状況によっても下界に干渉し続ける奴もいてな、
人を殺す事もあるんだ。
そういう、死んだ後の罪を罰する世界だ。魂の汚れを洗う場所とも言える」
「生前の罪は地獄で償わないんですか?」
「魂というのは輪廻転生、つまり死んでもいずれ生き物として生まれ変わるんだ。
生前の罪は次の生を受けた者に引き継がれて、
これもいつか償うときが来る。大抵は何かの不幸だがな。
通称カルマって言うんだ」
「カルマ・・・」
人間は輪廻転生する限り似た性質の者になるのだが、
流石に同一人物とはいかない。
一瞬の気の迷い、魔が差す事で罪を重ねるので、
自分の人生で不幸があったとしてもいつの人生の跳ねっ返りかわかったもんじゃない。
「この地獄で魂が綺麗になったら、次が天国になる。
ここは高次元体がもっとも安らげる世界だな」
「はい、隊長!魂が罪を犯さなかった場合はどうなるんですか?」
「もちろん地獄はスルー出来る」
「わかりました!」
「この天国ではスピリチュアルファミリーってのがあるんだけど、
それは今回必要ないので省く。
で、輪廻転生の前にやる事があってな・・・集まった経験値を回収される」
「経験値?お兄さんの世界は戦いなどあまりないのでは?」
「俺の世界はいろんな仕事や経験を積む事が出来る。
それらが経験値として蓄積していく。それを徳を積むという。
徳=経験値であり・・・記憶だな」
「・・・・回収とは誰に持って行かれるんですか?」
「ヤハウェ・・・だと思うが、正確な名前は知らない。
俗に言う神様だな。それも星の神様だ」
日本だけでも八百万いる神様方は、
それぞれお仕事がある。
土地神《とちがみ》は名の通りに治める土地の守護だし、
産土神《うぶすながみ》はこちらも名の通りに治める土地で産まれる命の選定を行う。
他の国にも神様は数多に存在する事は知っているが、
星を守護する神の名前は一切耳にしないのだ。
そういった神様の中でも信仰が特に集まり、
星という規模の守護が勤まりそうな神は、
俺には一柱しか思いつけなかった。
「ヤハウェ?」
「こっちでは関係ないけど、
教国に縋る人たちがいるだろう?
そういう人達の信仰が神様の力になるんだ」
年に1度年始に行われる行事がある。
地域中の人間が神様の存在を一番意識するその行事は、
実のところ普段意識されないが為に減っていくだけの信仰を回復させる為の行事だ。
神様のMPとでも考えれば良い。
そのMPを行事で回復させて、
改めて1年間を守護するのが土地神の仕事なのだ。
アニメや漫画でも邪を払ったりするが、そういうのから人々を護る。
だから、ちゃんと理解して神社で神に感謝と今年も護って下さいとお祈りせずに、
お願いをする勘違いをした輩まで護る神様は本当に良い人だと思う。
それよりもちゃんと祈っても差別せず均等に守護される身としては割を食うのがしゃくに障るが。
「ヤハウェの目的は全く分からない。
力を蓄えているのか、各神様に力を配給しているのか・・・。
信仰心とは別に経験値を吸収する意図としては、
己の格を上げようとしているんじゃないかってくらいしか思いつかないが・・・」
「記憶が空になったら消えちゃうんじゃないですか?」
「魂はヤハウェの欠片なんだ。
魔神族とは桁が違うレベルで分割が出来るんだ。
だから最低限魂の体裁が保てる状態にして下界に送る。
これが輪廻転生だな」
言って見れば魂をプリインストール状態にして再出荷しているのだ。
やっと一周回って下界まで話を戻す事が出来た。
そしてここまでは多少魂の話も含まれたが、
大部分は世界の話なんだよなぁ・・・。
『話が長いですわ-!』
「それだけ世の中は複雑って事だ。
お前達はどうだ?」
「完全に理解できているかと聞かれれば理解できていません。
おおよその道筋だけはわかりました」
「世界がいっぱいある!死んでも次の世界がある!」
まぁ、必要になりそうなのは、
序盤の世界が重なって存在しているってところまでで良いし、
事を成すのは俺とニルになるだろうからそこまで重要な話じゃない。
2割か3割理解できていればいい。
13
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる