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閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -69話-[瘴気の亜空間⑥]
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「世界樹は危機度合いの指標になりますが、
破滅に特化しているわけではなく単純な人口減少であれば理由を問わず出現します。
なので理としては星の人類が自力で解決することを望んでいるとのことです」
「それで抑止力としてのメンタルモデルかね?
生贄を捧げることで強力な戦士を作り出し問題解決の手伝いはするが、
最終的には人類で解決を望む…か……」
「失礼、精霊使い殿。
このメンタルモデルが今回の件にどのように関わるのでしょうか?」
ギュンター王が資料を睨みながら難しい表情を浮かべ言葉を漏らす中、
教皇様がメンタルモデルの先を促す。
「ここからは推測になりますが、
結論から言うと、このメンタルモデルが魔神族の正体だと思われます。
彼らの世界が破滅に支配されて世界樹を取り込まれた結果、
世界の防衛力たるメンタルモデルは魔神族へと変化したのではと推察しました」
「強さという意味合いでは納得出来る話ですね。
あの強さの持ち主が全力を出しても破滅を退けることが出来なかったという事ですか?」
「聖女様、これは魔神族が口にしていたことですが、
あくまで起こった問題の解決は人類が行う必要があり、彼らの星に破滅への対抗手段を持つ者が現れなかったそうです」
「それが精霊使いということでしょうか?」
「精霊使いだけがその手段ではないとは思います。
現状高濃度魔力を扱えれば攻撃が通るのですから、
魔法使いでも魔剣士でも魔力の扱いに長ける者が出てくればその限りでは無いでしょうが、
私も精霊に力を借りているだけなのでそこまで手段があるわけでは無いと思います」
それこそ異世界テンプレの女神さまからチート能力付与とかあれば話は変わるだろうけど、
この世界は神様を通さずに勇者に相応しい者を召喚しただけだ。
つまりメリオが覚醒でもして真の勇者にならないと戦力には数えられないだろう。
「この星は精霊使い殿が魔神族と相対したことで対抗手段を持つと考え先の話を伝えたというわけですか…。
筋は通っていますが、その魔神族は何故破滅を裏切るようなことをするのでしょうか?
また、出来る理由に考えはありますか?」
「そこに関わるのが[世界]の大きさと考えております、教皇様。
世界の大きさは世界の成熟度合を表し、世界の成熟度合は世界樹の成長度合に影響しているのではないかと。
つまり、世界の小さな魔神族は破滅に完全支配されていますが、
世界の大きな魔神族は抵抗力があり完全支配されていないと思われます」
「完全に支配されていないなら戦力としても寝返る事は出来ないのか?」
「残念ながらラフィート王子。
彼らの本体が眠る世界樹が破滅に掌握されている時点で奴隷契約のような状態なのではないでしょうか。
ある程度の自由は残っているから今回の情報提供に繋がりましたが、
基本的に破滅陣営であることに変わりはなく、彼らの世界を開放しない限り寝返りはないかと…」
「では、魔神族と直接戦わずとも無力化出来るのか?」
「フォレストトーレ王都どころではない瘴気に包まれた異世界の星のどこぞにある世界樹をどうにかすればですが……」
ちょっと希望的観測をするラフィート王子だったが、
続く俺の発言で現実的じゃない内容とすぐに理解したらしく黙り込む。
「ですが、早いうちに魔神族の異世界へ乗り込み滅亡させる必要はあると考えています。
今は破滅の将が動いているだけですが、破滅本体はまだ姿を現していません。
まだ時期ではないのか、先に手下だけ送り込んで悠々とこれから乗り込んでくるのかは不明ですが、
本体が姿を現す前に戦力は削るべきでしょう」
「確かに手足となり動く魔神族は討伐しておいた方が我々も有利に事を運べるというもの。
破滅の正体も分からない以上出来得る限りの準備は整えるべきだな」
ギュンター様が肯定した内容はこの場の皆も納得してくれた。
とはいえ、未知の異世界に突入とかすべてが襲い掛かって来る世界へ飛び込むとか正気の沙汰じゃない。
「そうなると事前準備はしっかりしないといけません。
異世界への入り口は接続と切断を繰り返しているようなので、
あちらに取り残されないように手を打つべきでしょうし、何度か調査をして戦力も確認する必要があります」
『空間の接続延長はあちし達闇精が担当するデスカラ!
戦力とかはアニキが調整するデショ?』
「皆様、耳汚し失礼します。カティナ、お偉方の前でお前は魔法ギルドの代表としての立場でもこの場に来ているのだろう。
あちしもアニキも禁止だし、言葉遣いもそれっぽくしてくれ」
『Oh、失礼シマシタ。
空間の安定化は闇精の仕事デスカラお任せクダサイ。
戦力は出せませんデスケド、セイレイ使い殿に協力デキマス!』
……まぁいいか。
俺も人の事言えないわけだし。
「えー、闇精の協力は得られました。
戦力の選択基準は特に定まっていませんが我がアスペラルダだけで進められる程規模が小さな話でもありません」
「そうだね。もちろんアスペラルダはアルシェを中心に[七精の門]に一任するよ」
「フォレストトーレは未だ国の現状把握を進めている状態だ。
出すとしても冒険者となるだろう」
「私たちはどうしますか?」
「あくまで私たちの教徒は教国を支える為の協力者です。
希望者を募ってから返答としましょう」
〔こちらもファグス達遠征部隊が戻り次第話をまとめて返答としたい〕
サッと返答できるのはうちくらいなもんだ。
何といっても破滅対策部隊がすでに動き出しているんだもの。
一般兵でもポルトーに俺が手ずから教えた方法で汎用精霊使いの数は増えているし、
その中でも才能がある奴は一閃も使えると報告は聞いている。
「旅をしていて精霊使いや加護はあまり一般人に浸透していない様に感じました。
加護持ちが居るなら是が非でも確保してもらえると助かります。
精霊の方は基本的に無精と契約していただき、
方向性が見えた方から精霊の変質と祝福を頂けるように交渉を致します」
「「「「「………」」」」」
何ですかその目は。
アスペラルダ陣営以外の眼が何かを語っている。
流石にわかりますよ? 精霊にどれだけ人の身で踏み込んでるんだって言いたいんでしょ?
この世界は精霊信仰が根付いている為、精霊を見れたことに感動し喋れたことに感動し、
お前は一体何なんだと名状しがたい感情が蠢いているのだろう。
でも必要な事だって分かるでしょ?
だからその眼はやめて。
俺自身、自分の立ち位置を決めかねているくらいなんだから。
「ひとまず資料に書かれている情報の補足は宗八から聞くことが出来たね。
世界樹、異世界のメンタルモデル=魔神族はかなり踏み込んだ有用な情報であった様に感じている」
「情報源の苛刻のシュティーナは今まで煮え湯を飲まされた敵だ。
どこまで信用できると貴様は思っているのだ?」
「今まで相対した魔神族を参考にすれば明らかに格が違う事は認識していました。
戦い始めこそ手を抜く事は全員共通していますが、
シュティーナとマティアスは明らかに余裕がありました。
なので、彼ら2人はかなり成長した世界出身者であると……、情報とも合致していると思いました」
霹靂のナユタや氷垢のステルシャトーはすぐに感情的になるし、
瘴気のオーラもすぐに漏らすし大技もすぐに使用する。
そういう細かな部分を見てもやはりまともな話が出来るだけでも別格だと感じていた。
それに合わせて今回もたらされた情報に信憑性はあるとすんなり思えた。
「それに苛刻のシュティーナも自意識はあっても破滅に世界樹が捕らわれている以上、
敵対行為は止めることは出来ない様子でしたが最後に情報を漏らしました。
今回接触してきている異世界はおそらく霹靂のナユタの世界です。
彼の世界に乗り込んで世界樹を浄化…は流石に現実的ではないので破壊をしてみれば真実かどうかは見えてくると思います」
世界樹を浄化出来たとしても星全体が瘴気に侵されている状態でその行為にどんな意味があるというのか。
もしかしたら生贄にされた本人だけでも救える可能性はあるかもしれないけれど、
メンタルモデルの力を上書きされていない素人が仲間に加わったところでって話でもある。
いずれにしろ仮定の範囲から出ることはないのだ。
「今回入手した情報は以上になります。
しばらくは黄竜に用もありますので島に残って様子を見てみます。
時間が空く時があればアーグエングリンの王都へ進んでおきますので」
「それはよろしくお願いします」
最後にファグス将軍に向けてちゃんと予定通りにゲートを繋げられるように頑張るからねと伝える。
そろそろ寝たいし俺からは以上である旨を締めに皆様一通り見まわし、
俺は早々にこの場を立ち去り黄竜の島へと戻らせてもらった。
破滅に特化しているわけではなく単純な人口減少であれば理由を問わず出現します。
なので理としては星の人類が自力で解決することを望んでいるとのことです」
「それで抑止力としてのメンタルモデルかね?
生贄を捧げることで強力な戦士を作り出し問題解決の手伝いはするが、
最終的には人類で解決を望む…か……」
「失礼、精霊使い殿。
このメンタルモデルが今回の件にどのように関わるのでしょうか?」
ギュンター王が資料を睨みながら難しい表情を浮かべ言葉を漏らす中、
教皇様がメンタルモデルの先を促す。
「ここからは推測になりますが、
結論から言うと、このメンタルモデルが魔神族の正体だと思われます。
彼らの世界が破滅に支配されて世界樹を取り込まれた結果、
世界の防衛力たるメンタルモデルは魔神族へと変化したのではと推察しました」
「強さという意味合いでは納得出来る話ですね。
あの強さの持ち主が全力を出しても破滅を退けることが出来なかったという事ですか?」
「聖女様、これは魔神族が口にしていたことですが、
あくまで起こった問題の解決は人類が行う必要があり、彼らの星に破滅への対抗手段を持つ者が現れなかったそうです」
「それが精霊使いということでしょうか?」
「精霊使いだけがその手段ではないとは思います。
現状高濃度魔力を扱えれば攻撃が通るのですから、
魔法使いでも魔剣士でも魔力の扱いに長ける者が出てくればその限りでは無いでしょうが、
私も精霊に力を借りているだけなのでそこまで手段があるわけでは無いと思います」
それこそ異世界テンプレの女神さまからチート能力付与とかあれば話は変わるだろうけど、
この世界は神様を通さずに勇者に相応しい者を召喚しただけだ。
つまりメリオが覚醒でもして真の勇者にならないと戦力には数えられないだろう。
「この星は精霊使い殿が魔神族と相対したことで対抗手段を持つと考え先の話を伝えたというわけですか…。
筋は通っていますが、その魔神族は何故破滅を裏切るようなことをするのでしょうか?
また、出来る理由に考えはありますか?」
「そこに関わるのが[世界]の大きさと考えております、教皇様。
世界の大きさは世界の成熟度合を表し、世界の成熟度合は世界樹の成長度合に影響しているのではないかと。
つまり、世界の小さな魔神族は破滅に完全支配されていますが、
世界の大きな魔神族は抵抗力があり完全支配されていないと思われます」
「完全に支配されていないなら戦力としても寝返る事は出来ないのか?」
「残念ながらラフィート王子。
彼らの本体が眠る世界樹が破滅に掌握されている時点で奴隷契約のような状態なのではないでしょうか。
ある程度の自由は残っているから今回の情報提供に繋がりましたが、
基本的に破滅陣営であることに変わりはなく、彼らの世界を開放しない限り寝返りはないかと…」
「では、魔神族と直接戦わずとも無力化出来るのか?」
「フォレストトーレ王都どころではない瘴気に包まれた異世界の星のどこぞにある世界樹をどうにかすればですが……」
ちょっと希望的観測をするラフィート王子だったが、
続く俺の発言で現実的じゃない内容とすぐに理解したらしく黙り込む。
「ですが、早いうちに魔神族の異世界へ乗り込み滅亡させる必要はあると考えています。
今は破滅の将が動いているだけですが、破滅本体はまだ姿を現していません。
まだ時期ではないのか、先に手下だけ送り込んで悠々とこれから乗り込んでくるのかは不明ですが、
本体が姿を現す前に戦力は削るべきでしょう」
「確かに手足となり動く魔神族は討伐しておいた方が我々も有利に事を運べるというもの。
破滅の正体も分からない以上出来得る限りの準備は整えるべきだな」
ギュンター様が肯定した内容はこの場の皆も納得してくれた。
とはいえ、未知の異世界に突入とかすべてが襲い掛かって来る世界へ飛び込むとか正気の沙汰じゃない。
「そうなると事前準備はしっかりしないといけません。
異世界への入り口は接続と切断を繰り返しているようなので、
あちらに取り残されないように手を打つべきでしょうし、何度か調査をして戦力も確認する必要があります」
『空間の接続延長はあちし達闇精が担当するデスカラ!
戦力とかはアニキが調整するデショ?』
「皆様、耳汚し失礼します。カティナ、お偉方の前でお前は魔法ギルドの代表としての立場でもこの場に来ているのだろう。
あちしもアニキも禁止だし、言葉遣いもそれっぽくしてくれ」
『Oh、失礼シマシタ。
空間の安定化は闇精の仕事デスカラお任せクダサイ。
戦力は出せませんデスケド、セイレイ使い殿に協力デキマス!』
……まぁいいか。
俺も人の事言えないわけだし。
「えー、闇精の協力は得られました。
戦力の選択基準は特に定まっていませんが我がアスペラルダだけで進められる程規模が小さな話でもありません」
「そうだね。もちろんアスペラルダはアルシェを中心に[七精の門]に一任するよ」
「フォレストトーレは未だ国の現状把握を進めている状態だ。
出すとしても冒険者となるだろう」
「私たちはどうしますか?」
「あくまで私たちの教徒は教国を支える為の協力者です。
希望者を募ってから返答としましょう」
〔こちらもファグス達遠征部隊が戻り次第話をまとめて返答としたい〕
サッと返答できるのはうちくらいなもんだ。
何といっても破滅対策部隊がすでに動き出しているんだもの。
一般兵でもポルトーに俺が手ずから教えた方法で汎用精霊使いの数は増えているし、
その中でも才能がある奴は一閃も使えると報告は聞いている。
「旅をしていて精霊使いや加護はあまり一般人に浸透していない様に感じました。
加護持ちが居るなら是が非でも確保してもらえると助かります。
精霊の方は基本的に無精と契約していただき、
方向性が見えた方から精霊の変質と祝福を頂けるように交渉を致します」
「「「「「………」」」」」
何ですかその目は。
アスペラルダ陣営以外の眼が何かを語っている。
流石にわかりますよ? 精霊にどれだけ人の身で踏み込んでるんだって言いたいんでしょ?
この世界は精霊信仰が根付いている為、精霊を見れたことに感動し喋れたことに感動し、
お前は一体何なんだと名状しがたい感情が蠢いているのだろう。
でも必要な事だって分かるでしょ?
だからその眼はやめて。
俺自身、自分の立ち位置を決めかねているくらいなんだから。
「ひとまず資料に書かれている情報の補足は宗八から聞くことが出来たね。
世界樹、異世界のメンタルモデル=魔神族はかなり踏み込んだ有用な情報であった様に感じている」
「情報源の苛刻のシュティーナは今まで煮え湯を飲まされた敵だ。
どこまで信用できると貴様は思っているのだ?」
「今まで相対した魔神族を参考にすれば明らかに格が違う事は認識していました。
戦い始めこそ手を抜く事は全員共通していますが、
シュティーナとマティアスは明らかに余裕がありました。
なので、彼ら2人はかなり成長した世界出身者であると……、情報とも合致していると思いました」
霹靂のナユタや氷垢のステルシャトーはすぐに感情的になるし、
瘴気のオーラもすぐに漏らすし大技もすぐに使用する。
そういう細かな部分を見てもやはりまともな話が出来るだけでも別格だと感じていた。
それに合わせて今回もたらされた情報に信憑性はあるとすんなり思えた。
「それに苛刻のシュティーナも自意識はあっても破滅に世界樹が捕らわれている以上、
敵対行為は止めることは出来ない様子でしたが最後に情報を漏らしました。
今回接触してきている異世界はおそらく霹靂のナユタの世界です。
彼の世界に乗り込んで世界樹を浄化…は流石に現実的ではないので破壊をしてみれば真実かどうかは見えてくると思います」
世界樹を浄化出来たとしても星全体が瘴気に侵されている状態でその行為にどんな意味があるというのか。
もしかしたら生贄にされた本人だけでも救える可能性はあるかもしれないけれど、
メンタルモデルの力を上書きされていない素人が仲間に加わったところでって話でもある。
いずれにしろ仮定の範囲から出ることはないのだ。
「今回入手した情報は以上になります。
しばらくは黄竜に用もありますので島に残って様子を見てみます。
時間が空く時があればアーグエングリンの王都へ進んでおきますので」
「それはよろしくお願いします」
最後にファグス将軍に向けてちゃんと予定通りにゲートを繋げられるように頑張るからねと伝える。
そろそろ寝たいし俺からは以上である旨を締めに皆様一通り見まわし、
俺は早々にこの場を立ち去り黄竜の島へと戻らせてもらった。
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