290 / 457
第13章 -1st_Wナユタの世界-
†第13章† -06話-[逸る拳聖①]
しおりを挟む
翌日。目の前で里帰りから帰ってきてリフレッシュしたマリエルが敬礼しながら報告に現れた。
「姫様の一の戦士。マリエル=テンペスト=ネシンフラ、ただいまを持って復帰します!」
「応、お帰り。ってか、一の戦士……?
まぁ好きに名乗るといいよ。アルシェには挨拶して来たんだろうな」
「やだなぁ~、姫様より先に隊長の所に来るわけないじゃないですかぁ~(笑)」
一の戦士うんぬんはタルの影響かな?
アルシェの配下としてちゃんとアルシェを一番に考えているところはマリエルらしいな。
出会ってからも変わらない多少俺を舐めた態度も信頼あっての物だし俺は気にしないぞ。だから俺以外にはするんじゃないぞ?
「アルシェには先に伝えてるけど今日からはナユタの世界に入るメンバーで連携を重点的に訓練するからな。
セーバーとはお前もタイプが違うしちゃんと手札を覚えろよ」
「姫様と隊長と私とメリーさん、そこにセーバーさんですよね。了解でっす!
でも、せっかくフラム君と契約したリッカさんは連れて行かないんですか? ノイちゃんとタルちゃんペアも」
「ユニゾンが出来ないと瘴気精霊に飲まれる可能性があるからな……。
なるべく早めに瘴気を散らす魔法の開発はするけど万が一を考えると四人のうち誰が瘴気に飲まれても面倒になることは確実だからさ。
四人はゼノウPTやセーバーPTと組ませて異世界から侵入して来る奴らの掃討を担当させる。こっちの方が飲まれる確率は低いだろう」
「それはそうですけどねぇ……」
ピリリリリリリリ!ピリリリリリリリ!
[リリトーナ=イブニクスから入電。繋げますか?][Y/N]
「ありゃ? ちょっとコール入ったから先にアルシェのところ行ってろ。
ニルもこの数日で魔法式の整理をしたらしいからその辺も確認しとけ」
「りょうか~い! 《エアライド》」
YESっと…、あれ?今マリエルが俺の知らない魔法を発動させてホバーしながら飛んでいったように見えたんだが!?
空じゃなくて地面を飛びながら移動出来る簡易的な飛行魔法を知らない内にニルと一緒に造っていたんだ!格好良いからあとで俺も教えてもらおう!
〔鎮魂式以来です、水無月様。少々お時間宜しいでしょうか〕
「ご無沙汰です。時間なら大丈夫ですよ、アーグエングリンのギルマスが朝からどうしました?」
〔ありがとうございます。実は……今、ギルドにエゥグーリア拳聖がいらっしゃっておりまして……〕
「は?」
〔水無月様達はいつ手合わせに来るのか…と……〕
そういえば徒手空拳の心得があるエゥグーリアにマリエルを中心に俺たちにも教えて欲しいと教練のお願いをしていたが、優先すべき事が重なって後回しにしていたな。そんなに楽しみだったのかエゥグーリアよ…。
こっちも楽しみにはしているけど、目下ナユタの世界との戦闘を控える身としてはちょっとタイミングが悪い。
「あー……、そうですね……。わざわざギルドまで押しかけてこちらに連絡を入れるほど楽しみにしてもらっていて申し訳ないのですが、魔神族関連で現場を動く事が難しいので数か月待ってもらう事になりそう。と、伝えてもらえます?」
〔伝えてはみます……、少々お待ちください〕
そう言い残すとリリアーナさんはコールをミュートにして説得に当たったようだ。
それから2分も待たずにミュートは解除され、リリアーナさんの疲れた声が流れて来た。
〔説得失敗しました……。水無月様方に合流するそうです…〕
「は? 合流って……エゥグーリアはアーグエングリンの客将ですよね?
勝手に軍を離れる事も勝手な行動も絶対ダメでしょう?」
〔そこもご説明したのですが、ならば王に直談判する!……と、飛び出してしまって……。
もし本当に合流の許可が下りましたら水無月様は受け入れる事は可能ですか?〕
「まぁ戦力としては申し分ないし訓練してほしい俺たちの所に来てくれるなら喜んで受け入れますけど……」
メインはマリエルとタルテューフォが相手をする事になるだろう。あとは面白がってセプテマ剣聖が混ざるかもしれないが、俺は俺で気の使い方とか気に関する知識をエゥグーリアには教えてもらいたい。
他国の者だから継続してPTを組む事は出来なくとも一時的にでも力を借りられるのは願っても無いことだ。
〔出来得る限り思い止まって頂けるよう王とも協力して尽くしてみますが、もしもの時は大義名分を用意して合流する運びとなると思います〕
「わかりました。その際は迎えを寄こすのでまた連絡ください」
〔はい、ご配慮感謝します。それでは〕
切断が切れる音を聞きながら思う。面倒な事になったな…。
* * * * *
猪突猛進に迫るお馬鹿のストレートパンチを捌き顎に掌底を食らわせてやれば「ぎゃん!」と悲鳴を上げて空に打ち上げられるタルテューフォに追撃を加えようと後を追って空へ自身を魔力縮地で弾き飛ばす。
「なんでにーにぃは避けるのだ!」
「お前が単調にしか攻撃しないからだろっ!ほら隙有り!」
「痛~いぃ!何でにーにぃの攻撃は痛いのだ!」
「肉弾戦の時は[波動]を使う様に普段から訓練してるからだよ!
人間よりステータスが種族的有利だからって考えなしに突っ込んでくるなっ!バカタレ!」
俺の追い打ちに落下しながらもブー垂れるタルヘおしおきの再追撃を行おうとしたがここでマリエルが死角からエントリーしてきた。
マリエルは跳ねて同じ高度に来ただけで[エアライド]は継続したまま打ち合いに発展する。
「お前、帰省している間に練習してただろ!明らかに慣れ過ぎだぞ!」
「隊長がこんな体にしたんでしょ!族業の手伝いしてもすぐに終わっちゃって暇だったんですよ!」
俺も[エアライド]を試してみた所、地形が凸凹しているルートを通る際は確かに有効だと思ったけれど戦闘には向かないという感想だった。やはり空中に浮かんだままなので踏ん張りが効かず腕の振りや足蹴りなどが全て肉体だけでなんとかしなけりゃならなくなって威力が出なかった。
「ところがぎっちょん!部分的に[ソニックブースト]を使いこなせば威力と姿勢制御は賄えるんです!」
「クソッ!真なる加護で増強した制御力をこれでもかと活用しやがって!ぐあっ!」
「タルちゃん、今!」
「【猪獅子流/セカンドフィスト!】」
「ところがぎっちょん!」
マリエルの激しい攻撃と[エアライド]の熟練差によって押し負けた俺に再びタルテューフォの拳が目の前に迫る中、短い間に俺の頭に並ぶ手札は回避(体術)・反射(光魔法)・置換(闇魔法)の3つだった。俺の防御力をタルが抜けるとは思っていないが俺の中では論外の選択で回避も一般的過ぎるから今回は置換で対処しよう。
「《空間接続!》」
「うぉぶっ!」
「タルちゃーーーーん」
タルテューフォの突き出した拳は俺に触れる直前で消え失せ、繋げた空間から生えたタルの拳は自分自身の腹部へと深々と刺さり息が止まった声が耳元で聞こえた。そのまま凄い勢いで地面を転がっていくタルにマリエルの声が響くが声音的に心配する気持ちが全く篭っていない事は明白だった。
「お前なぁ……」
「タイミングはばっちりだったでしょう?
でも、置換はメリーさんが出来るからやるなら反射をして欲しかったんですけど」
「誰の影響だ、そのスパルタ思考は」
「隊長に決まってるじゃないですか」
マリエルも猪突猛進で一辺倒なタルテューフォを心配してわざと俺に絶妙なタイミングでけしかけたらしい。
それも俺の手札も考慮した上で彼女の戦力向上に役立てようと俺を利用して、タルテューフォが地面を転がるところまで織り込み済みだったようだ。予想通りの展開とはいえマリねぇと慕うタルに酷な事をする。
ピリリリリリリリ!ピリリリリリリリ!
[アインス=ヴォロートから入電。繋げますか?][Y/N]
うわ……、リリトーナさんの連絡から二時間くらい経ったところで今度はアスペラルダのギルマスからだと!?
絶対エゥグーリアの件でしょコレ。出たら面倒になること確実だろう……出たくねぇ。
けど、出ないわけにもいかないよな。はぁ。
「はぁーい、お疲れ様ですアインスさん」
〔お疲れ様です水無月様。予想も付いておられると思いますがエゥグーリア拳聖の件でご連絡しました〕
でしょうね。二時間の間に何があったのか大人しく聞きますよ。
「姫様の一の戦士。マリエル=テンペスト=ネシンフラ、ただいまを持って復帰します!」
「応、お帰り。ってか、一の戦士……?
まぁ好きに名乗るといいよ。アルシェには挨拶して来たんだろうな」
「やだなぁ~、姫様より先に隊長の所に来るわけないじゃないですかぁ~(笑)」
一の戦士うんぬんはタルの影響かな?
アルシェの配下としてちゃんとアルシェを一番に考えているところはマリエルらしいな。
出会ってからも変わらない多少俺を舐めた態度も信頼あっての物だし俺は気にしないぞ。だから俺以外にはするんじゃないぞ?
「アルシェには先に伝えてるけど今日からはナユタの世界に入るメンバーで連携を重点的に訓練するからな。
セーバーとはお前もタイプが違うしちゃんと手札を覚えろよ」
「姫様と隊長と私とメリーさん、そこにセーバーさんですよね。了解でっす!
でも、せっかくフラム君と契約したリッカさんは連れて行かないんですか? ノイちゃんとタルちゃんペアも」
「ユニゾンが出来ないと瘴気精霊に飲まれる可能性があるからな……。
なるべく早めに瘴気を散らす魔法の開発はするけど万が一を考えると四人のうち誰が瘴気に飲まれても面倒になることは確実だからさ。
四人はゼノウPTやセーバーPTと組ませて異世界から侵入して来る奴らの掃討を担当させる。こっちの方が飲まれる確率は低いだろう」
「それはそうですけどねぇ……」
ピリリリリリリリ!ピリリリリリリリ!
[リリトーナ=イブニクスから入電。繋げますか?][Y/N]
「ありゃ? ちょっとコール入ったから先にアルシェのところ行ってろ。
ニルもこの数日で魔法式の整理をしたらしいからその辺も確認しとけ」
「りょうか~い! 《エアライド》」
YESっと…、あれ?今マリエルが俺の知らない魔法を発動させてホバーしながら飛んでいったように見えたんだが!?
空じゃなくて地面を飛びながら移動出来る簡易的な飛行魔法を知らない内にニルと一緒に造っていたんだ!格好良いからあとで俺も教えてもらおう!
〔鎮魂式以来です、水無月様。少々お時間宜しいでしょうか〕
「ご無沙汰です。時間なら大丈夫ですよ、アーグエングリンのギルマスが朝からどうしました?」
〔ありがとうございます。実は……今、ギルドにエゥグーリア拳聖がいらっしゃっておりまして……〕
「は?」
〔水無月様達はいつ手合わせに来るのか…と……〕
そういえば徒手空拳の心得があるエゥグーリアにマリエルを中心に俺たちにも教えて欲しいと教練のお願いをしていたが、優先すべき事が重なって後回しにしていたな。そんなに楽しみだったのかエゥグーリアよ…。
こっちも楽しみにはしているけど、目下ナユタの世界との戦闘を控える身としてはちょっとタイミングが悪い。
「あー……、そうですね……。わざわざギルドまで押しかけてこちらに連絡を入れるほど楽しみにしてもらっていて申し訳ないのですが、魔神族関連で現場を動く事が難しいので数か月待ってもらう事になりそう。と、伝えてもらえます?」
〔伝えてはみます……、少々お待ちください〕
そう言い残すとリリアーナさんはコールをミュートにして説得に当たったようだ。
それから2分も待たずにミュートは解除され、リリアーナさんの疲れた声が流れて来た。
〔説得失敗しました……。水無月様方に合流するそうです…〕
「は? 合流って……エゥグーリアはアーグエングリンの客将ですよね?
勝手に軍を離れる事も勝手な行動も絶対ダメでしょう?」
〔そこもご説明したのですが、ならば王に直談判する!……と、飛び出してしまって……。
もし本当に合流の許可が下りましたら水無月様は受け入れる事は可能ですか?〕
「まぁ戦力としては申し分ないし訓練してほしい俺たちの所に来てくれるなら喜んで受け入れますけど……」
メインはマリエルとタルテューフォが相手をする事になるだろう。あとは面白がってセプテマ剣聖が混ざるかもしれないが、俺は俺で気の使い方とか気に関する知識をエゥグーリアには教えてもらいたい。
他国の者だから継続してPTを組む事は出来なくとも一時的にでも力を借りられるのは願っても無いことだ。
〔出来得る限り思い止まって頂けるよう王とも協力して尽くしてみますが、もしもの時は大義名分を用意して合流する運びとなると思います〕
「わかりました。その際は迎えを寄こすのでまた連絡ください」
〔はい、ご配慮感謝します。それでは〕
切断が切れる音を聞きながら思う。面倒な事になったな…。
* * * * *
猪突猛進に迫るお馬鹿のストレートパンチを捌き顎に掌底を食らわせてやれば「ぎゃん!」と悲鳴を上げて空に打ち上げられるタルテューフォに追撃を加えようと後を追って空へ自身を魔力縮地で弾き飛ばす。
「なんでにーにぃは避けるのだ!」
「お前が単調にしか攻撃しないからだろっ!ほら隙有り!」
「痛~いぃ!何でにーにぃの攻撃は痛いのだ!」
「肉弾戦の時は[波動]を使う様に普段から訓練してるからだよ!
人間よりステータスが種族的有利だからって考えなしに突っ込んでくるなっ!バカタレ!」
俺の追い打ちに落下しながらもブー垂れるタルヘおしおきの再追撃を行おうとしたがここでマリエルが死角からエントリーしてきた。
マリエルは跳ねて同じ高度に来ただけで[エアライド]は継続したまま打ち合いに発展する。
「お前、帰省している間に練習してただろ!明らかに慣れ過ぎだぞ!」
「隊長がこんな体にしたんでしょ!族業の手伝いしてもすぐに終わっちゃって暇だったんですよ!」
俺も[エアライド]を試してみた所、地形が凸凹しているルートを通る際は確かに有効だと思ったけれど戦闘には向かないという感想だった。やはり空中に浮かんだままなので踏ん張りが効かず腕の振りや足蹴りなどが全て肉体だけでなんとかしなけりゃならなくなって威力が出なかった。
「ところがぎっちょん!部分的に[ソニックブースト]を使いこなせば威力と姿勢制御は賄えるんです!」
「クソッ!真なる加護で増強した制御力をこれでもかと活用しやがって!ぐあっ!」
「タルちゃん、今!」
「【猪獅子流/セカンドフィスト!】」
「ところがぎっちょん!」
マリエルの激しい攻撃と[エアライド]の熟練差によって押し負けた俺に再びタルテューフォの拳が目の前に迫る中、短い間に俺の頭に並ぶ手札は回避(体術)・反射(光魔法)・置換(闇魔法)の3つだった。俺の防御力をタルが抜けるとは思っていないが俺の中では論外の選択で回避も一般的過ぎるから今回は置換で対処しよう。
「《空間接続!》」
「うぉぶっ!」
「タルちゃーーーーん」
タルテューフォの突き出した拳は俺に触れる直前で消え失せ、繋げた空間から生えたタルの拳は自分自身の腹部へと深々と刺さり息が止まった声が耳元で聞こえた。そのまま凄い勢いで地面を転がっていくタルにマリエルの声が響くが声音的に心配する気持ちが全く篭っていない事は明白だった。
「お前なぁ……」
「タイミングはばっちりだったでしょう?
でも、置換はメリーさんが出来るからやるなら反射をして欲しかったんですけど」
「誰の影響だ、そのスパルタ思考は」
「隊長に決まってるじゃないですか」
マリエルも猪突猛進で一辺倒なタルテューフォを心配してわざと俺に絶妙なタイミングでけしかけたらしい。
それも俺の手札も考慮した上で彼女の戦力向上に役立てようと俺を利用して、タルテューフォが地面を転がるところまで織り込み済みだったようだ。予想通りの展開とはいえマリねぇと慕うタルに酷な事をする。
ピリリリリリリリ!ピリリリリリリリ!
[アインス=ヴォロートから入電。繋げますか?][Y/N]
うわ……、リリトーナさんの連絡から二時間くらい経ったところで今度はアスペラルダのギルマスからだと!?
絶対エゥグーリアの件でしょコレ。出たら面倒になること確実だろう……出たくねぇ。
けど、出ないわけにもいかないよな。はぁ。
「はぁーい、お疲れ様ですアインスさん」
〔お疲れ様です水無月様。予想も付いておられると思いますがエゥグーリア拳聖の件でご連絡しました〕
でしょうね。二時間の間に何があったのか大人しく聞きますよ。
10
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
剣の世界のβテスター~異世界に転生し、力をつけて気ままに生きる~
島津穂高
ファンタジー
社畜だった俺が、βテスターとして異世界に転生することに!!
神様から授かったユニークスキルを軸に努力し、弱肉強食の異世界ヒエラルキー頂点を目指す!?
これは神様から頼まれたβテスターの仕事をしながら、第二の人生を謳歌する物語。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる