妖精王の双剣－愛する兄弟のために身売りした呪われは妖精王に溺愛される

登場人物紹介（随時更新）

【ネタバレ有】忙しい人向け作品概要

長いお話なので概要を以下にまとめました！
なにか感じる部分がありましたら是非、本編もお楽しみください♪

＜物語概要＞

家族という虚像を、他者への攻撃や暴力で守り抜いてきた、リノールの異母兄弟アンドリュー。

自らの生きる時間を削ってでも、リノールを愛する次期国王シーバル（シルヴァル皇）。

そんな２人から激しく渇望されるリノールは、自らの運命を切り開くことができるのか？

＜おまけの相関図＞

＜あらすじ＞
※最後まで書いてあります！ネタバレ注意！

想いを寄せる異母兄弟と再び暮らすことを夢見て、領地を切り盛りしていた辺境の領主リノール・シュトラウス。ある日、他の領地で従騎士として支えていた異母兄弟アンドリューを帰省させる。

リノールは領地の借金や因縁を精算すべく、大金と引き換えに国の招集要請に応え、アンドリューに領地を明け渡すこと決意していた。

リノールの決意も知らず、辛辣な態度で接するアンドリュー。国の招集要請が婚姻と知らされないまま、彼と破れた夢に後ろ髪を引かれながら領地を後にするリノール。

王宮で待ち構えていたのは、かつての幼馴染みで——。

アンドリューはシュトラウス家の血が流れていない。それを隠しながらも呪いからリノを守るため、アンドリューは暴力的に接していた。その真実をシーバルの口から知るリノール。

しかし自分の気持ちを押し殺し、呪いを引き受けてくれるというシーバルに、リノールは徐々に絆されていく。

一方リノールと決別したアンドリューは、自らの愛のあり方に絶望し、同時に一縷の望みを抱くことになる。自分の気持ちに正直に生き、その上でリノールに選ばれる男になりたいと願い、国営試合に向け、各地の馬上槍試合に出場する。

３人の因縁が絡み合う、国営試合。厄災の冬に備えた騎士選抜のための試合の勝利で、リノールの面会を約束されたアンドリューは、順当に勝ち上がっていく。

しかし最終決戦にて非道な手段で怪我を負わされたアンドリューは、唯一の機会であるリノールとの再会を断念せざるを得ない事態に追い込まれる。

重傷を負いながらも人生最後の面会を求めるアンドリューに胸を打たれるリノールとシーバル。

シーバルは独自の死生観で、人生で優先すべきことはなにか、リノールの幸せは一体どんな状態なのかを考え抜き、３人で家族になることを提案した。