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Side-Hanada
聞かされていない転職
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人心掌握術で出世に邁進する俺にも友達らしい友達がいた。同僚の榊という男で、入社オリエンで意気投合してから毎日のように飲み歩いては会社での立ち回りを話し込んだ。出世頭の若手2人としてお互いの価値を高め合い社内外で大いにモテた。今考えれば1人で出世するには出る杭を打たれやすく、俺は榊を隠れ蓑にしていた節があったし、もしかしたら榊もそれに気がついていたのかもしれない。ある日社内の掲示板で榊の退職を知る。一度もそんな話題を出さず勝手に会社を去る榊を責める心よりも、自分の行動や態度を省みるくらいには榊を信用していた。しかし俺は榊が去ると聞いてから途端に怖くて連絡をしなくなった。退職後一度だけ榊から連絡があったが、俺は榊に会うことができなかった。
「ご、ごめん、ちょっと一旦家に戻っていいかな? 仕事で思い出したことが……」
そう言っている間に先生は足早に歩き出したのでびっくりして腕を掴んだ。完全なる拒絶で俺の手を振り解いて数歩、歩いた途端、キッチンに走り出す。対面キッチンから先生の姿が見えなくなったと思ったら、嘔吐する音が聞こえてきた。慌てて駆け寄り先生の背中を撫でながら、流しに水を流す。
「ごめ……すごく美味しかったのに……ごめんなさい……」
まだえずきながらそんなどうでもいいことを呟いていた。俺は先生の口の中に指を突っ込み嘔吐を促した。抵抗する態度とは裏腹に素直に吐いて、揺れる薄い肩。
「急に食べるにしては今日の料理は重かったかもしれない。お粥作るから、ちょっと待ってて」
コップの水を差し出して口を濯ぐように指示をする。口を濯いだ後、先生はしばらく俯いたまま謝り続けていた。
「申し訳ないと本当に思うなら、俺の作ったお粥ちゃんと食べてよ?」
「なんで……」
なんでと聞かれて理由をスラスラと言えるほど自分の頭が理路整然とはしていなかった。口を布巾で拭いて抱き寄せた拍子にそのまま担いでソファまで先生を運ぶ。キッチンに戻る時に再生し終わったCDを取り出して、先生に向き直って聞いた。
「先生はどんな音楽が好きなの?」
先生はまたぼんやりして目の焦点が合っていなかった。
「わからない……」
そっか、そう言って適当に選んだ兄貴のCDを突っ込んで再生した。ちょうどソファが定位になるようスピーカーを配置してある。
お粥を作ってソファに戻ってきた頃には、先生はソファでうつらうつらしていた。俺が前に立つと姿勢を戻し申し訳なさそうな顔をする。お粥を少量すくって冷ました後、先生の口に入れようとするが、先生は自分でできると拒絶した。俺は顔を掴んで舌を出すよう命令し、口が開いた隙にレンゲを突っ込んだ。飲み込んだのを確認したら一つ唇にご褒美のキスをする。
「ちゃんと食べたらもっとエロいのしてあげるよ、先生」
俺がこう言うと、先生は素直に舌を出した。一口食べる度に少しずつ濃度をあげてキスをする。お粥を平らげる頃には先生はまるで発情期のように顔を紅潮させて息も荒くなっていた。俺もやりすぎたと思うが、先生のこの顔は俺の下半身を燃やす威力がある。お望み通りこのままめちゃくちゃに犯したかったが、先生の体力的に難しいだろうと思いベッドに運んで一緒に布団を被った。
「先生、そういえば仕事大丈夫?」
「うん……ごめんね……」
あの時腕を引っ張らなかったら、先生は家で吐いて何事もなかったかのようにまたこの部屋に戻ったのだろうか。あまりそんな風には考えられなくて、俺は先生を抱き寄せて目の下にキスをした。
「リョウのお兄ちゃんはどんな人なの?」
唐突な話題に平静を装う演技も忘れて黙ってしまった。
「リョウが話したくないことは、話さなくたっていいんだからね……」
「すごく変わった人。でも俺と同じで顔がいいから昔からすごいモテてた」
「そっか、リョウかっこいいもんね……」
その安心したような声が胸に直接伝わって何故だか胸の奥が震えた。
「先生さ、明日は仕事あるの?」
「締め切りはあるけど……まだ先だから大丈夫」
「明日もちゃんと食べられたらうんと抱いてあげる」
俺の腕の中で丸まっていた先生が急に伸びて顔を覗かせた。ゆっくりゆっくり近づいて、俺の唇の位置を確認するかのように柔らかくキスをした。急なことだったからビックリしたんだと自分に言い聞かせる程、今まで感じたことのない痛みが全身を走り抜けた。驚きで唇を離した先生の綺麗な目を直視できない。
「心配かけてごめんね……仕事もほどほどにするから……そういうのじゃなくて、ちゃんと抱いて……」
急速に体中の血液が腰の裏に集まり、先生とくっついている自身の下半身が熱くなったのが恥ずかしくなった。
「ごめん……先生、明日までちゃんと我慢するから……」
言ってるそばから先生が俺の股間に手を伸ばす。
「口でさせて……リョウ……お願い……」
「明日先生とめちゃくちゃしたいんだ。バナナあるからさ」
唐突なバナナに先生が手を止めて虚をつかれた顔で俺を見る。
「先生も明日の朝まで我慢して、バナナを俺だと思って食べてよ」
我ながら最低だと思ったが、自分の下半身は正直に先生がバナナをしゃぶる絵を想像し暴れていた。先生はその下半身の反応を感じたのか吹き出して爆笑する。
「リョウだと思って……丁寧に舐めて……引き千切って食べるね……ふふっ」
「千切ることはないでしょ。優しくしゃぶってよ」
先生は笑いを堪えながら俺の名前を何度も呼び、電池が切れたようにスッと眠りに落ちた。綺麗な顔に張り付いた髪をどかしてそこにキスをする。さっきのような衝撃はなかったが、唇をつける時鈍い痛みが胸に広がる。俺は今まで一体何をしてきたのだろう、と先生の寝顔を見つめ続けた。
「ご、ごめん、ちょっと一旦家に戻っていいかな? 仕事で思い出したことが……」
そう言っている間に先生は足早に歩き出したのでびっくりして腕を掴んだ。完全なる拒絶で俺の手を振り解いて数歩、歩いた途端、キッチンに走り出す。対面キッチンから先生の姿が見えなくなったと思ったら、嘔吐する音が聞こえてきた。慌てて駆け寄り先生の背中を撫でながら、流しに水を流す。
「ごめ……すごく美味しかったのに……ごめんなさい……」
まだえずきながらそんなどうでもいいことを呟いていた。俺は先生の口の中に指を突っ込み嘔吐を促した。抵抗する態度とは裏腹に素直に吐いて、揺れる薄い肩。
「急に食べるにしては今日の料理は重かったかもしれない。お粥作るから、ちょっと待ってて」
コップの水を差し出して口を濯ぐように指示をする。口を濯いだ後、先生はしばらく俯いたまま謝り続けていた。
「申し訳ないと本当に思うなら、俺の作ったお粥ちゃんと食べてよ?」
「なんで……」
なんでと聞かれて理由をスラスラと言えるほど自分の頭が理路整然とはしていなかった。口を布巾で拭いて抱き寄せた拍子にそのまま担いでソファまで先生を運ぶ。キッチンに戻る時に再生し終わったCDを取り出して、先生に向き直って聞いた。
「先生はどんな音楽が好きなの?」
先生はまたぼんやりして目の焦点が合っていなかった。
「わからない……」
そっか、そう言って適当に選んだ兄貴のCDを突っ込んで再生した。ちょうどソファが定位になるようスピーカーを配置してある。
お粥を作ってソファに戻ってきた頃には、先生はソファでうつらうつらしていた。俺が前に立つと姿勢を戻し申し訳なさそうな顔をする。お粥を少量すくって冷ました後、先生の口に入れようとするが、先生は自分でできると拒絶した。俺は顔を掴んで舌を出すよう命令し、口が開いた隙にレンゲを突っ込んだ。飲み込んだのを確認したら一つ唇にご褒美のキスをする。
「ちゃんと食べたらもっとエロいのしてあげるよ、先生」
俺がこう言うと、先生は素直に舌を出した。一口食べる度に少しずつ濃度をあげてキスをする。お粥を平らげる頃には先生はまるで発情期のように顔を紅潮させて息も荒くなっていた。俺もやりすぎたと思うが、先生のこの顔は俺の下半身を燃やす威力がある。お望み通りこのままめちゃくちゃに犯したかったが、先生の体力的に難しいだろうと思いベッドに運んで一緒に布団を被った。
「先生、そういえば仕事大丈夫?」
「うん……ごめんね……」
あの時腕を引っ張らなかったら、先生は家で吐いて何事もなかったかのようにまたこの部屋に戻ったのだろうか。あまりそんな風には考えられなくて、俺は先生を抱き寄せて目の下にキスをした。
「リョウのお兄ちゃんはどんな人なの?」
唐突な話題に平静を装う演技も忘れて黙ってしまった。
「リョウが話したくないことは、話さなくたっていいんだからね……」
「すごく変わった人。でも俺と同じで顔がいいから昔からすごいモテてた」
「そっか、リョウかっこいいもんね……」
その安心したような声が胸に直接伝わって何故だか胸の奥が震えた。
「先生さ、明日は仕事あるの?」
「締め切りはあるけど……まだ先だから大丈夫」
「明日もちゃんと食べられたらうんと抱いてあげる」
俺の腕の中で丸まっていた先生が急に伸びて顔を覗かせた。ゆっくりゆっくり近づいて、俺の唇の位置を確認するかのように柔らかくキスをした。急なことだったからビックリしたんだと自分に言い聞かせる程、今まで感じたことのない痛みが全身を走り抜けた。驚きで唇を離した先生の綺麗な目を直視できない。
「心配かけてごめんね……仕事もほどほどにするから……そういうのじゃなくて、ちゃんと抱いて……」
急速に体中の血液が腰の裏に集まり、先生とくっついている自身の下半身が熱くなったのが恥ずかしくなった。
「ごめん……先生、明日までちゃんと我慢するから……」
言ってるそばから先生が俺の股間に手を伸ばす。
「口でさせて……リョウ……お願い……」
「明日先生とめちゃくちゃしたいんだ。バナナあるからさ」
唐突なバナナに先生が手を止めて虚をつかれた顔で俺を見る。
「先生も明日の朝まで我慢して、バナナを俺だと思って食べてよ」
我ながら最低だと思ったが、自分の下半身は正直に先生がバナナをしゃぶる絵を想像し暴れていた。先生はその下半身の反応を感じたのか吹き出して爆笑する。
「リョウだと思って……丁寧に舐めて……引き千切って食べるね……ふふっ」
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