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第4部 手負いの獣に蝶と花
第17話 ノアの機嫌(アシュレイ視点)※
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さまざまな言い逃れをしたが、功を奏すことなく、こうやって一定の距離を保ち湯溜まりに浸かっている。ノアはすっかり元気がなくなった、というよりも、傷ついていると言った方が正しかろう。そんな折、ダメだと分かっているのに俺は湯の際に腰掛けた。
「ノア、今日はしてくれないか?」
ノアは眩しい笑顔で俺の股間に顔を埋め、陰茎を頬張る。今日もやりたい放題で、すぐに限界が訪れそうだ。
「ノア……」
俺自身を咥えて膨れた頬をそっと撫でる。すると急激に下半身に血が集まり慌てて彼を抱き上げた。
膝の上に乗せるとノアは残念そうに笑う。我慢がならずに腰を抱き寄せ、自分自身をノアの腹に押し当てた。
「ノアを抱きたいと一旦思うと、頭にモヤがかかったようになって……全てのことがどうでもよくなってしまうのだ。さっきノアの純粋な気持ちを踏みにじったというのに、今だって……はやくノアの機嫌がなおればいいと思っている……」
「アシュレイ……そ、その……痛くならない準備があるので……」
ノアは俺の謝罪など聞いていないかのように通常運転で事を進める。きっとノアから見れば俺もこんな感じなのだろう、と少しの胸の痛みとともに風呂を後にした。
このままいつものようにノアを思う存分抱いて、2人で幸福な眠りにつく、俺はそんな風に考えていた節があった。昨日の日常はそのまま続くと思うものだ。
しかしノアは俺が思っている以上に怒っていたのだ。ノアは準備をして戻ってくるなり、王も使っていたあの魔法で俺の体を拘束し、俺の上に跨った。それから長い時間俺が達するか達しないかのところでずっと腰を振り下ろし続けている。
俺はともかく、ノアも汗だくだった。額から滴る汗が月明かりに反射して、ノアの金のまつ毛がわずかに光る。
「ノア……」
震えて俯いていたノアの瞳がゆっくりと開く。あどけなさが残る真剣なその眼差しが、俺の胸を押しつぶした。
「綺麗だ……」
ノアは更に目を見開く。俺が抱く時にこんなノアの顔を見たことがなかった。
「頬に……触りたい……」
ノアは俺の左手の自由だけを返して、その手を自分の頬に押し当てた。さっきからその一挙一動で自分の限界が差し迫ることを感じる。
「ゆっくりで優しい、ノアの愛を感じる。俺の愛とは大違いだ……」
ノアは俺の限界を正確に把握している。だから感覚が麻痺するほど、限界スレスレのところで揺蕩っていられる。ノアは俺に合わせてずっと愛してくれているのだ。
「なんでアシュレイは……」
ノアが再び俯く。頬に当てた俺の手になにかが伝った。
「ノア……泣かないでくれ……愛していると、そう言ってくれ」
「アシュレイ、アシュレイ! 愛しています! もうこれ以上僕が嬉しくなることを言わないでください!」
「あぁ……ノア……ずっとこうしていたい……俺はノアをこんな風に愛せるか?」
「愛されています! 今日は僕に委ねて愛されてください!」
ノアが再び律動をはじめる。俺は左手だけに与えられた自由で、ノアの頬と唇の輪郭を確かめ続ける。時々我慢がならずに声を漏らせばノアは優しく笑い、不安から手に力を入れればそれを優しく撫でてくれる。
ノアとともにゆっくり階段を登り、頂上にたどり着いた時、俺は意識まで手放してしまうほどの快感に包まれた。
「ノア、今日はしてくれないか?」
ノアは眩しい笑顔で俺の股間に顔を埋め、陰茎を頬張る。今日もやりたい放題で、すぐに限界が訪れそうだ。
「ノア……」
俺自身を咥えて膨れた頬をそっと撫でる。すると急激に下半身に血が集まり慌てて彼を抱き上げた。
膝の上に乗せるとノアは残念そうに笑う。我慢がならずに腰を抱き寄せ、自分自身をノアの腹に押し当てた。
「ノアを抱きたいと一旦思うと、頭にモヤがかかったようになって……全てのことがどうでもよくなってしまうのだ。さっきノアの純粋な気持ちを踏みにじったというのに、今だって……はやくノアの機嫌がなおればいいと思っている……」
「アシュレイ……そ、その……痛くならない準備があるので……」
ノアは俺の謝罪など聞いていないかのように通常運転で事を進める。きっとノアから見れば俺もこんな感じなのだろう、と少しの胸の痛みとともに風呂を後にした。
このままいつものようにノアを思う存分抱いて、2人で幸福な眠りにつく、俺はそんな風に考えていた節があった。昨日の日常はそのまま続くと思うものだ。
しかしノアは俺が思っている以上に怒っていたのだ。ノアは準備をして戻ってくるなり、王も使っていたあの魔法で俺の体を拘束し、俺の上に跨った。それから長い時間俺が達するか達しないかのところでずっと腰を振り下ろし続けている。
俺はともかく、ノアも汗だくだった。額から滴る汗が月明かりに反射して、ノアの金のまつ毛がわずかに光る。
「ノア……」
震えて俯いていたノアの瞳がゆっくりと開く。あどけなさが残る真剣なその眼差しが、俺の胸を押しつぶした。
「綺麗だ……」
ノアは更に目を見開く。俺が抱く時にこんなノアの顔を見たことがなかった。
「頬に……触りたい……」
ノアは俺の左手の自由だけを返して、その手を自分の頬に押し当てた。さっきからその一挙一動で自分の限界が差し迫ることを感じる。
「ゆっくりで優しい、ノアの愛を感じる。俺の愛とは大違いだ……」
ノアは俺の限界を正確に把握している。だから感覚が麻痺するほど、限界スレスレのところで揺蕩っていられる。ノアは俺に合わせてずっと愛してくれているのだ。
「なんでアシュレイは……」
ノアが再び俯く。頬に当てた俺の手になにかが伝った。
「ノア……泣かないでくれ……愛していると、そう言ってくれ」
「アシュレイ、アシュレイ! 愛しています! もうこれ以上僕が嬉しくなることを言わないでください!」
「あぁ……ノア……ずっとこうしていたい……俺はノアをこんな風に愛せるか?」
「愛されています! 今日は僕に委ねて愛されてください!」
ノアが再び律動をはじめる。俺は左手だけに与えられた自由で、ノアの頬と唇の輪郭を確かめ続ける。時々我慢がならずに声を漏らせばノアは優しく笑い、不安から手に力を入れればそれを優しく撫でてくれる。
ノアとともにゆっくり階段を登り、頂上にたどり着いた時、俺は意識まで手放してしまうほどの快感に包まれた。
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