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第6話 リハビリ (※)
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あれから1ヶ月、僕は時間を厳格に守るようになったし、来客があって席を外すように言われた時には事務所に近寄らなくなった。ただ、そうした特別な来客が帰ったあとには、必ず真下さんは甘えるように僕の性器を貪った。
「学校はどうだ? 友達はできたか?」
真下さんは僕の股の間にしなだれて、服の上から僕のそれを撫でながら聞く。この事務所に勤めるようになってから僕は会社の収支管理や調査の補佐など、事務仕事をすることになった。鉄工所勤務や日雇いのバイトしかやったことのない僕にとって慣れないことばかりだったが、たまに来る会計士はとても優しく帳簿管理などを教えてくれ、僕もそれに報いたいと勉強にのめり込んだ。
そして初めての給料日に、簿記の資格でもとったらどうかと勧められ、現在会社のお金で学校に通わせてもらっている。学校を勧められた時、これ以上迷惑をかけることはできないと辞退したが、節税対策なんだから遠慮をするくらいなら仕事に精を出せ、と真下さんに押し切られたのだ。
「学生時代もあまり友達はいなかったので」
「学校は男子校だったのか?」
「工業高校でしたが、一応共学でした。極端に女性は少なかったですけど」
真下さんは僕の股ぐらでふふっと笑う。
「ノブの学生時代が目に浮かぶ。かわいいんだろうなぁ。もし時間が戻るなら学生時代のノブに私の処女を捧げるぞ」
処女と言っても男性ですけど、そう思って何か違和感を覚えた。
「ノブも最初に比べたら、随分色気のある男になった。彼女ができても報告しなくていいからな」
そう言いながら真下さんは僕の性器を取り出す。今日もさっきまで男を抱いていた彼女は、ふんわりとしたスカートを穿いていてもわかるくらい股間が膨れている。気がつかずにはいられないくらい、いつも違和感があった。
「真下さんはどうしていつも最後までしないんですか?」
それは素朴な疑問だった。男を抱くのならば最後まですればいいし、その後僕を咥える理由もわからなかった。真下さんは僕の精液を飲むだけで、自分のそれには一切触れないのだ。
その問いに真下さんは動かなくなった。僕の性器からそっと手を引く。
「いったあとは痛いらしいから……」
空虚な目でそう呟いた。まるで痛めつけるかのように男に激しい快感を与える真下さんが相手のことを思い遣っていることに、なぜだか苛立ちを覚える。以前彼女が言っていた言葉を、ふと思い出して溢す。
「リハビリって……」
「ノブが嫌ならもうしないよ」
今の流れでなぜそうなるのか、真下さんの思考回路が全くわからなかった。そして自分もなぜこんなに不安になるのかがわからない。
「魔女は僕の考えてることわかるんじゃないんですか?」
「魔法に読心術などない」
「僕も真下さんがいくところ見たいです」
遮るように言い、そして何を言い出したのだろうと、自分自身驚いた顔をしているのがわかる。真下さんは僕の顔を見て吹き出した。
「童貞の陰茎は大好物だ。確かにそれを食べながらだったら気持ちいいだろうな」
魔女には似つかわしくないかわいい笑顔で、その笑顔に似つかわしくないことを言い放つ。真下さんは椅子の下でガサゴソしだして、いつものように僕を咥えようと口を開くが、その顔はなんだか嬉しそうだった。
自身をさする手で真下さんの肩が揺れる。僕を咥えた口から吐息が漏れ、その頬は紅潮していた。いつものような丁寧さがなくとも、震える真下さんの顔を見ているだけで腰の奥から快感が這い上がってくる。
息苦しさからか、真下さんは咥えていた僕の性器を吐き出し、その側面に口をつけて喘いでいる。横顔に髪の毛が張り付いていたので、それをそっとすくうと呼吸はさらに乱れ、僕の名前を小さく呼んで顔を埋めた。
真下さんは華奢な肩を震わせ快感に打ちひしがれる。絶頂に達し定期的に痙攣する彼女を見て、安堵に似た感情が溢れ出した。
「お気に入りのスカートを汚してしまった」
「洗えば大丈夫ですよ」
真下さんは僕の股間から顔を上げる。そのまま性器を咥えようとしたので、肩を掴んで制止させた。
「なんで真下さんが今まで平気だったのかわかりました。僕のはもう大丈夫です」
相手が快感を得た充足感で、自分の欲望など霞んでしまった。きっと真下さんも今の僕と同じ気持ちだったのだろう。
「なんでわかったのに止めるんだ。自分だけずるいぞ」
その幼稚な言い回しがかわいくて、僕は真下さんのことが、そう思いかけて思考を止めた。そこに性器を咥え込む真下さんの舌から快感が流れ込んでくる。もうこの快楽に身を任せて何もかも忘れたい、そう思えば思うほど考えられずにはいられなくなる。執行猶予中の犯罪者が何を考えているんだ。戸惑い恐れながらも真下さんの口に精液を吐き出し、それを吐き出した分だけ心に暗雲が立ち込めた。
「学校はどうだ? 友達はできたか?」
真下さんは僕の股の間にしなだれて、服の上から僕のそれを撫でながら聞く。この事務所に勤めるようになってから僕は会社の収支管理や調査の補佐など、事務仕事をすることになった。鉄工所勤務や日雇いのバイトしかやったことのない僕にとって慣れないことばかりだったが、たまに来る会計士はとても優しく帳簿管理などを教えてくれ、僕もそれに報いたいと勉強にのめり込んだ。
そして初めての給料日に、簿記の資格でもとったらどうかと勧められ、現在会社のお金で学校に通わせてもらっている。学校を勧められた時、これ以上迷惑をかけることはできないと辞退したが、節税対策なんだから遠慮をするくらいなら仕事に精を出せ、と真下さんに押し切られたのだ。
「学生時代もあまり友達はいなかったので」
「学校は男子校だったのか?」
「工業高校でしたが、一応共学でした。極端に女性は少なかったですけど」
真下さんは僕の股ぐらでふふっと笑う。
「ノブの学生時代が目に浮かぶ。かわいいんだろうなぁ。もし時間が戻るなら学生時代のノブに私の処女を捧げるぞ」
処女と言っても男性ですけど、そう思って何か違和感を覚えた。
「ノブも最初に比べたら、随分色気のある男になった。彼女ができても報告しなくていいからな」
そう言いながら真下さんは僕の性器を取り出す。今日もさっきまで男を抱いていた彼女は、ふんわりとしたスカートを穿いていてもわかるくらい股間が膨れている。気がつかずにはいられないくらい、いつも違和感があった。
「真下さんはどうしていつも最後までしないんですか?」
それは素朴な疑問だった。男を抱くのならば最後まですればいいし、その後僕を咥える理由もわからなかった。真下さんは僕の精液を飲むだけで、自分のそれには一切触れないのだ。
その問いに真下さんは動かなくなった。僕の性器からそっと手を引く。
「いったあとは痛いらしいから……」
空虚な目でそう呟いた。まるで痛めつけるかのように男に激しい快感を与える真下さんが相手のことを思い遣っていることに、なぜだか苛立ちを覚える。以前彼女が言っていた言葉を、ふと思い出して溢す。
「リハビリって……」
「ノブが嫌ならもうしないよ」
今の流れでなぜそうなるのか、真下さんの思考回路が全くわからなかった。そして自分もなぜこんなに不安になるのかがわからない。
「魔女は僕の考えてることわかるんじゃないんですか?」
「魔法に読心術などない」
「僕も真下さんがいくところ見たいです」
遮るように言い、そして何を言い出したのだろうと、自分自身驚いた顔をしているのがわかる。真下さんは僕の顔を見て吹き出した。
「童貞の陰茎は大好物だ。確かにそれを食べながらだったら気持ちいいだろうな」
魔女には似つかわしくないかわいい笑顔で、その笑顔に似つかわしくないことを言い放つ。真下さんは椅子の下でガサゴソしだして、いつものように僕を咥えようと口を開くが、その顔はなんだか嬉しそうだった。
自身をさする手で真下さんの肩が揺れる。僕を咥えた口から吐息が漏れ、その頬は紅潮していた。いつものような丁寧さがなくとも、震える真下さんの顔を見ているだけで腰の奥から快感が這い上がってくる。
息苦しさからか、真下さんは咥えていた僕の性器を吐き出し、その側面に口をつけて喘いでいる。横顔に髪の毛が張り付いていたので、それをそっとすくうと呼吸はさらに乱れ、僕の名前を小さく呼んで顔を埋めた。
真下さんは華奢な肩を震わせ快感に打ちひしがれる。絶頂に達し定期的に痙攣する彼女を見て、安堵に似た感情が溢れ出した。
「お気に入りのスカートを汚してしまった」
「洗えば大丈夫ですよ」
真下さんは僕の股間から顔を上げる。そのまま性器を咥えようとしたので、肩を掴んで制止させた。
「なんで真下さんが今まで平気だったのかわかりました。僕のはもう大丈夫です」
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「なんでわかったのに止めるんだ。自分だけずるいぞ」
その幼稚な言い回しがかわいくて、僕は真下さんのことが、そう思いかけて思考を止めた。そこに性器を咥え込む真下さんの舌から快感が流れ込んでくる。もうこの快楽に身を任せて何もかも忘れたい、そう思えば思うほど考えられずにはいられなくなる。執行猶予中の犯罪者が何を考えているんだ。戸惑い恐れながらも真下さんの口に精液を吐き出し、それを吐き出した分だけ心に暗雲が立ち込めた。
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