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第6章
サンサク
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この世界の衣装を着こなす江原は制服の時とは違った雰囲気だった。
制服を着ている時はいかにも「優等生でクール」な感じだった。
しかし、今は、何でも知りたがる少女のようだ。
朝から服装に注意され、あまりいい気分とは言い難かった。
「とりあえず今日は街を歩いてみよう。観光がてら、バイト先とか探さないと。」
「そうだね。」
「朝食も街で済まそう。」
結局俺はジャージから部屋にあった服に着替え、待たせている江原の元へ向かった。
「なんだ、似合うじゃん。良いよ」
「ハイハイ。どーもどーも。」
江原の言葉をサラッと受け流し、先に家の外へ出た。
街は、朝から賑やかだった。食事ができそうな場所を探していると、
昨日色々と教えてくれたおっちゃんの果物屋を通りがかった。
「よォおっちゃん。昨日ぶり。」
「お!兄ちゃん!今日は何を買いにー…ってやっぱりその姉ちゃん知り合いだったのか!?」
「知り合いではなかったんだけど、同じ街からやってきた人だったよ。
この先どう行動すればいいかわからないから、とりあえず、当面は一緒に行動しようかなって。
後で果物は買いに来るよ。今、飯食える所探しているんだけど、ここら辺にない?後、金稼げる所」
おっちゃんは少し考えた素振りを見せ、
「だったら、ガルーの店に行って来な。そこだったら、飯も食えるし、求人屋もやってる。」
「求人屋?」初めて聞いた名前だ。
「ああ。この街じゃ、みんなで助け合って共に生きていこう、ってのがモットーなんだ。
何か困ったことがあれば、その求人屋に行って依頼をする。そして、店に来た客が
その依頼を受けるって感じだ。もちろん依頼によっちゃあいい金もあると思うぞ。」
身体を張ったクエストではないのか。
「結構面白そうだな。とりあえず行ってみるよ。場所教えてくれ。後おっちゃんの名前も。」
「俺はウルブスだ。この通りを右にまっすぐ進んで、2つ目の角を曲がればすぐみえてくるはずさ。」
「了解サンキューウルブス。俺は裕也だ。」
「よろしくな、裕也の兄ちゃん。」
制服を着ている時はいかにも「優等生でクール」な感じだった。
しかし、今は、何でも知りたがる少女のようだ。
朝から服装に注意され、あまりいい気分とは言い難かった。
「とりあえず今日は街を歩いてみよう。観光がてら、バイト先とか探さないと。」
「そうだね。」
「朝食も街で済まそう。」
結局俺はジャージから部屋にあった服に着替え、待たせている江原の元へ向かった。
「なんだ、似合うじゃん。良いよ」
「ハイハイ。どーもどーも。」
江原の言葉をサラッと受け流し、先に家の外へ出た。
街は、朝から賑やかだった。食事ができそうな場所を探していると、
昨日色々と教えてくれたおっちゃんの果物屋を通りがかった。
「よォおっちゃん。昨日ぶり。」
「お!兄ちゃん!今日は何を買いにー…ってやっぱりその姉ちゃん知り合いだったのか!?」
「知り合いではなかったんだけど、同じ街からやってきた人だったよ。
この先どう行動すればいいかわからないから、とりあえず、当面は一緒に行動しようかなって。
後で果物は買いに来るよ。今、飯食える所探しているんだけど、ここら辺にない?後、金稼げる所」
おっちゃんは少し考えた素振りを見せ、
「だったら、ガルーの店に行って来な。そこだったら、飯も食えるし、求人屋もやってる。」
「求人屋?」初めて聞いた名前だ。
「ああ。この街じゃ、みんなで助け合って共に生きていこう、ってのがモットーなんだ。
何か困ったことがあれば、その求人屋に行って依頼をする。そして、店に来た客が
その依頼を受けるって感じだ。もちろん依頼によっちゃあいい金もあると思うぞ。」
身体を張ったクエストではないのか。
「結構面白そうだな。とりあえず行ってみるよ。場所教えてくれ。後おっちゃんの名前も。」
「俺はウルブスだ。この通りを右にまっすぐ進んで、2つ目の角を曲がればすぐみえてくるはずさ。」
「了解サンキューウルブス。俺は裕也だ。」
「よろしくな、裕也の兄ちゃん。」
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