実話ホラー集

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肩を叩くモノ

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これは、私が友達(A子)の姉が経営するお店でカラオケを楽しんでいた時の話です。
A子とふたりきりで遊ぶのは初めてで、それに加えテスト終わりにカラオケに行くというなんともJKらしいことに二人とも興奮していました。
「何歌うー?」
「キューティハニー歌おw」
お店につくなりそんなふざけた選曲ばかりしてはしゃいでいました。

この時、確かに私とA子の距離はだいぶ離れていたはずだったんです。



私が歌うことに疲れたのでA子は1人で歌い、私は椅子に座りその光景を見ていました。
すると、肩をつつかれた様な感じがしたんです。
(気のせいかな?)とその時は気に止めなかったんですが、その直後、明らかに肩をぽん…と叩かれました。
人の手です。
びっくりして辺りを見廻したのですが、誰もいません。
A子は遠くで歌っていました。
私はA子をずっと見ていました。でも、A子はその場から少しも動いていないんです。
流石に怖くなり、私はA子のそばにいきました。
その瞬間、机においてある電話が鳴り始めたんです。
「…出た方がいいのかな」
するとA子が怖い顔で
「出ないで!絶対出たらダメだから!」
と怒鳴りました。

長い間、電話は鳴りやみませんでした。

「A子、もう帰った方がいいよ。帰ろ?」
怖かった私はそう提案しました。
するとA子は恐ろしいことを言ったのです。
「やだ。なんであんなやつのために私達が帰らんと悪いん?」
なんとA子には、霊が最初から見えていたらしいのです。
私達が歌う時は必ず耳を塞ぎ、私達が歌い終わると口パクで「へたくそ。かえれ」などと言っていたらしいです。
A子はどうせ浮遊霊だから何も出来ないだろうと踏んでいたらしいですが、私の肩を霊が叩いた時に自分たちに危害を加えようとしていると気づいたそうです。
A子はどこか一点を見つめながら
「なんであんたここにおるん?さっきから耳塞いで何?聞きたくないならここにおらんやったらいいやろ?はよ成仏しろや!」などとまくし立てていました。

その後の事はもう朦朧としていたのであまり覚えていませんが、空に向かって文句を言い続けるA子を引きずって外に出たことは覚えています。

私はあれから怖くてカラオケに行けてません。
皆さんも、カラオケに行く際は気をつけてくださいね…

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